FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13) レビュー(評価)

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FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13) レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/12/17
価格	9,240円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：ロールプレイングゲーム【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/21 ■ 価格：3,990円

スコアボード

中央値: 60
難易度: 3.10
レビュー数: 450

スコアチャート

FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13)レビューチャート

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51.1%
【標準偏差】
21.8

ユーザーレビュー

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　600人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	5pt	3pt	1pt	1pt	2pt	3pt

総合点
36pt

GOOD!

■グラフィック
グラフィックは間違いなく現状最高峰
イベントムービーと移動中の差が髪質程度しか気にならないような出来
ただ、イベントシーン専用に描かれているムービーの疾走感と表現力は目も見張るものがある

BAD/REQUEST

■キャラクター
美形シリーズ、アフロが個性としてはいいが美形しかいないので絵的に浮きすぎている

■ストーリー
造語で成り立っているため理解し難いところが多々ある
終盤に入る辺りまで状況に対するただのキャラクターの身辺整理のため単調

■システム
オプティマで職を設定してパーティが自動攻撃するため基本的にボタン連打

オプティマ変更の際初回カットインが入るのテンポを悪くしてが非常にストレスが溜まる

パーティーがオプティマで職設定されているが、非常に使いづらい
しかも、支援系にSETしていると一人に全部かけ終わるまで次に回らさないという頭の悪さ
ヘイストだけ欲しい時などは自分で操作するキャラで支援するしかない
職特有で行動が決っているため、全支援をかけた後はオプティマチェンジしない限り効果が切れるまで棒立ちなど戦闘に対する汎用性がほぼない

成長システムはクリスタリウムという、以前スフィア盤に似たシステム
ストーリー道中では成長に上限が入ってるため思うように成長させられない

■戦闘
戦闘評価（目標タイム）によりドロップ判定が良くなるが、実質戦闘のタイムアタックのためじっくりと考える余裕すらない
しかも武器を強化すると目標タイムが短くなるため、１キャラだけ武器を強くしようとするとその後の目標タイムが短くなり戦闘後得るものが極端に減る結果になるキャラ育成を放棄した仕様
如何に早く戦闘を終わらせるかにしか重点が置かれないためじっくり型にはなんの面白みもない

主人公が死ぬとゲームオーバーで蘇生さえできないという理不尽な仕様
道中即死級のダメージを出す雑魚や、ボスによっては攻撃を耐えて勝とうとしても主人公に死の宣告をかけ強制的に時間が制限されるなど戦闘に対する戦略性は殲滅速度以外全て廃棄されている全滅を前提としたよなバランス

致命的なのは狩りをする場がほぼ決っていること
FF13は通常の戦闘ではほぼ儲からないが、強化やアイテムに対して要求される値段が異常に高い
故に稼ごうと思った場合は、特性の箇所、特定の敵を延々と往復する稼ぐための場所で反復するしかない
戦闘に対する楽しみはなく、儲からない上に強い敵は存在すら邪魔なだけ

召喚獣も手に入れたはいいがまず使うことがない
演出時間が長い（一部ｶｯﾄ可能）、操作が数種類に分かれていてめんどくさい、テンポが悪いの理由からタイムロスもあるため正直使った方が邪魔
そして存在がゴテゴテしているだけで乗り物に変形するという安っぽい感じになってしまっていて残念気分

■MAP
中盤に入るまでただの一本道であり冒険心も何もない、探索する楽しみすらない非常に単調な状態
セーブ＞走る＞ムービ＞走る＞数回戦闘＞走る＞セ−ブの繰り返し
この間、数箇所こういうやり方でないと普通にプレイしていては勝てないボスがいたりする
中盤までがオプティマの回し方の基礎応用のチュートリアルのままで終わる
中盤以降、自由度が上がると言えば聞こえは良いが、ただのだだっ広い１枚MAPを走りまわされるだけ
このMAPに入った時点で武器強化など済ませてない場合、当たり前の戦闘すら難しくなる
ロクなものを落とさない強敵に追われ、良レアを持った敵にはまず勝てない
ストーリーを進めるならここも真ん中を突っ切るための一本道

■ミッション
ストーリーとは別の付加要素ではあるが、基本的に雑魚の焼き増しを倒しにMAPの端から端まで走らされるだけの作業
ミッション対象に特定のボス等がほとんどいないため次を求める楽しみもなく、ただ従来の雑魚戦にイベントを付けただけの作業を消化していくことになる
12でヤズマットを見上げた時のような感動はないし、そこに至る楽しみもない
所々完全に詰んだと思うようなバランスブレイカーがいるが、それに対抗しようとする武器を手に入れる金はその頃にはまず貯まっていない

■サウンド
可もなく不可もなく
聞き流して違和感はないが、この曲は！というインパウトもない

COMMENT

■総評
野村特有の「僕の考えた一番かっこいい武器・ガンブレードを操る美形キャラが美形の仲間達とFFの世界を縦横無尽に陵辱する」会社の金を使った壮大な同人ゲー
RPGと冠するにはおこがましいほど探究心の煽らなさ、キャラ育成放棄、武器強化の楽しみ等のゲーム性の欠如が目立つ
そして、最終的なやりこみですら、その準備のために延々と同じ敵を倒すだけになる

FFでRPGじゃないならジャンルは何かと聞かれたら
「美形キャラが亀を殴り倒せるまでを記録した手動じゃないと進まない映像記録」としか言えない

グラフィックが見せたいだけのFF史上稀に見る駄作、もはやゲームである必要すらない
あえてゲームと付けるなら「手動ムービー+ゲーム要素付」
0点でないのはこれ以下を知っているからだけだという話で点変に並ぶに近いソフトになる
ただの野村ファンでゲームが好きな人は買って楽しみながらストーリーを放棄すればよい

このエンジンでFF4を忠実リメイクしてくれたらどれだけ楽しいだろうかと

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
雛さん [2010/01/05 掲載]

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　593人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	5pt	4pt	5pt	5pt	4pt	4pt

総合点
95pt

GOOD!

■オリジナリティ
何といっても戦闘だろう。
何百、何千とリリースされてきたコマンドRPG。
このジャンルでこれだけ新しいシステムを作り上げたのは凄いと思う。

■グラフィック
ムービー、プレイアブルシーン共に、和ゲー最高峰。
これより綺麗な和ゲーなんて、片手で数えられるくらいだと思う。

■音楽
グランパルスの音楽はどれも印象的。
系統的にはFF12に近い音楽のように感じるが、どれもこれも居心地の良さを感じさせる。
エンディングテーマもかなり良かったと思います。

■熱中度・満足度
戦闘の面白さが全てではなかろうか。
ロールを瞬時に切り替えて戦闘を進めていくというシステムが面白かった。
組み合わせや、変更のタイミング次第で状況が大きく変わるため、
戦闘に常に緊張感があって良かった。
戦闘自体も、システムを理解し、そこそこ武器を育てていれば、
数秒から1分くらいで終わらせる事ができるため、サクサクと快適に遊べて良かった。

アクセサリーには、連鎖効果などもあって、
単純な防具としてでなく、
組み合わせや、パーティーのバランスを考えて、
装備を作り上げるのが楽しかった。

11章に入った瞬間に、改造や育成、
ミッションのやりこみ要素が一気に開放されて、
自分で好きなように遊べるようになるのも良かった。
11章でかなり長い時間を遊んでいた。

クリア後も強敵が揃っているため、武器を育てながらずっと遊んでいる。

■敵がギルを落とさない
個人的にこれが、大ヒットでした。
自発的に金策というものを考えて行わないとギルがたまらない。
高価なドロップアイテムを探したり、
ようやくたまったギルで頭を悩ませながら、武器やアイテムを買ったり。
ギルのやりくり自体が面白く、
戦闘にも常に目的意識が出て緊張感もあってよかった。

■快適さ
ロードの速さは凄まじいものがある。
戦闘へのロードは０と言っても良いくらいのレベル。

BAD/REQUEST

■戦闘
上で戦闘がサクサクだと言いましたが、
それは、慣れとシステムやロールの理解が、前提の話・・・。
戦闘システムが新しいものであって、
序盤は特に戦闘に長い時間がかかってしまう事が多く、結構苦痛に感じていた。

■一本道
11章に入るまでの道のりが長い。
初プレーなら20時間はかかるであろう長い道のりがずっと一本道。
上で言ったように、戦闘システムの理解度が低い序盤では、
戦闘がダラダラと長くなりがち。
しかも、道は一本道。
ちょっと移動したら、ムービー。また、ムービー。
そして、用語が特殊すぎて、意味不明という・・・。
言葉の意味を理解した上で見ると、面白いのですが、
序中盤が、初プレー時は、かなり退屈な感じでした。

■キャラの強さのバランスが悪い
個人的にゲームの発売前から一番気になっていたキャラがサッズ。
シナリオを見ても、その思いは変わらなかった。
しかし、如何せん、弱い・・。
なんでこの人だけこんなに弱いのだろうと・・。
どう考えても使い道がない・・・。
これはちょっと主観入りすぎかもしれないが、
全体的に見ても、
ファングとヴァニラだけが突出して強く、
それに次いで、ホープが強い。
その次にライトニング。
とある武器を持たせれば個性は出るが、
主人公なのに、はっきり言って、趣味レベル以外での使い道がない。
サッズやスノウもそうなのだが、
あまりに優劣を付け過ぎると、やはり好きでも使用を戸惑う。
結構、敵の強いゲームだし、
初期所有のロールの関係で、
バトルメンバーにかなり強い縛りが発生してしまう。

COMMENT

かなり面白いRPGでした。
次世代機のRPGでは、一番面白かったと思います。
一番、新鮮だったとも言えるかもしれません。

戦闘に関しては特に、
やり込むほどに、どんどん面白さを増す感じがしました。
ゲームの作り的には、MMOやMOで、
自分のやりたい事をどんどん決められる人には、面白いゲームだと思います。
シナリオを追い求めるだけの人には、あまり面白くないかもしれません。
シナリオ面に関しては、10や7の方が面白かったと感じているからです。

ここでの評価が低いのは凄く残念な感じがします。
賛否が分かれる程に新しいタイプの戦闘だと言えるのかもしれません。

戦闘のテンポに関しての不満が多いような気がしましたが、
武器をしっかり育てて、
アタッカーとブラスターの使い分けをしっかりするだけで、戦闘スピードは激変します。

そういう自分自身もそこを理解するのにかなり時間がかかって、
結構、ゲーム的にしんどいな・・・という時間を長く過ごしました(汗)
気が付くと一変してしまうのですが、そこまでの道のりが険しい・・。
その点を考慮して、難易度4にしてみました。

途中で投げた人や、これからFF13を初めてプレーする人は、
その辺りを中心に意識を変えると、面白くなるんじゃないかな？と思いました。
武器の改造ひとつとっても、後悔したくがないために、
なかなか手を出せず、難しいのですけどね・・。
そこもこのゲームの面白さという事で（笑）

しかし、まぁ、
毎度毎度、新しいタイプの戦闘を作ってしまうスクエニには驚きですね。
発売からの一週間はほとんど寝ずにプレーし続けました。
発表から発売まで、随分と長く待ちましたが、
待ってて良かったと思いましたし、買って良かったと思いました。
とても満足しています。オススメのゲームです！

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
ウォーレンさん [2010/01/05 掲載]

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　555人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	3pt	2pt	1pt	1pt	2pt	1pt

総合点
29pt

GOOD!

RPGのよくある行く場所が分らない、謎解きが分らない、がないところが良かった。
コンテニュー後、ムービースキップ出来るところは親切に感じました。
あとは、ステータス画面が分りやすいのはRPGとしては絶対に欠かせない部分なので、そこはうれしいところでした。

BAD/REQUEST

まずムービーが綺麗と言う言葉を聞きすぎたのか、期待しすぎたのか…他にこれより良いグラフィックのゲームはいくらでもあるっと言う印象を受けました。特にキャラクターの周りを光源処理でボヤけさせて誤魔化しているなど…FF13より良いグラの例で言えば、バイオ5、アサクリ2など
また、RPGなのに、どうもアクションゲームをやっているような感覚になるため、メインのストーリーが肌に合わなければ時間の無駄とすら感じてしまうのはどうかと思いました。当然ゲームをしていると言った感覚ではないので、熱中度は言うまでもありません。

COMMENT

FFファンとしてはとにかく残念と感じます…合う合わないがものすごくでるゲームだと思います。
何処にでもあるような意見で申し訳ないですが、少しでも参考になれば幸いです。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(未クリア)
サンダラさん [2010/01/05 掲載]

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　569人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	0pt	1pt	0pt	1pt	3pt

総合点
24pt

GOOD!

・ムービーだけでなく、全体的に作りこまれたグラフィック
　ファンタジーの名前の通りに幻想的で、透き通った空気や水までを
　意識させられるような映像は感動さえ覚えました
　ムービーとイベントの区別をつけるのも難しい場合があり
　この部分だけに関しては他の追随を許さないといっても過言ではないと思う

・オプティマシステムが画期的
　戦闘中いつでも瞬時に役割を変更し
　それに応じて各キャラがすぐに行動を開始するので
　ストレスがたまらず、スピーディな戦闘が出来る
　味方のＡＩも一部を除き優秀なためあまり不満を感じなかった

・ＨＤＤへのインストール非対応にも関わらず、ロードが短い

・戦闘でゲームオーバーになっても直前からすぐリスタートできる

BAD/REQUEST

こちらが圧倒的に多くなります
・ストーリー、舞台背景などが薄っぺらくて安っぽい
　ＢＧＭも合わせて無理矢理壮大にしようとしているだけな感じ
　最初から専門用語があふれ、キャラクターが口先だけで熱く語り
　プレイヤーを置き去りにして勝手に盛り上がってる感が否めない
　特にスノウは最後まで安っぽい言動ばかりで嫌悪感しか感じなかったし
　エンディングは感動ではなく、「何これ？」としか思わなかった

・すでに出尽くされた不満点だが、とにかく一本道過ぎて自由度がない
　終盤近くまでバトルメンバーすら自由に変更出来ず
　町みたいな施設もなく、延々と文字通り一本道を進まされるため
　いつまでもチュートリアルをさせられているように感じた
　後半もある程度自由になるとはいえ、少し広いフィールドで
　無数にある敵討伐ミッションをするか、ストーリー進めるか程度の
　自由度しかなく、冒険する楽しみというのがほとんどない

・キャラクターを育成させるための要素すら一本道
　わざわざ手動で行わされる理由がわかりません、ただただ面倒
　ＦＦ１０のスフィア盤の方が完成度高いと思う

・後半になればなるほど戦闘がつまらなくなる
　敵はひたすら堅くなって時間がかかるようになるし
　即死級の攻撃を連発してくるし…これらの調整が極端過ぎる上に
　同じような敵の色違いばかり出るため飽きてくる
　挙句に、操作キャラ死亡＝ゲームオーバーはやめてほしい
　他に難易度を上げる方法が思いつかなかったのか疑問

・戦闘時のＡＩで回復や補助の際に不満
　操作キャラ死亡＝ゲームオーバーなのに回復や補助が後回しにされたり
　敵の攻撃が厳しいのに攻撃系補助から行いはじめたり…
　しかも、そのあたりの指示などは一切行えないため
　ボス時は攻撃を味方に任せ、自分は回復や補助ばかりしていた

・お金や素材がなかなか手に入らないため
　武器やアクセサリーなどを気軽に改造できない
　素材＝経験値なだけで奥深さもなく、せっかくのカスタマイズ要素なのに
　全く生かされていないし、おかげで一本道感に拍車がかかる
　思う存分改造を楽しむためには単調なミッションを繰り返したり
　セーブ＆ロードでザコ戦を繰り返さなければいけない

・カメラワークが悪い
　操作しようとしても動きが遅い上に可動領域が狭く
　しかも、いたる所で変な位置で固定されるため周囲を確認しづらい
　また、数少ない素晴らしい点である美しいグラフィックが堪能出来ない

・ＢＧＭが耳に残るような曲がない
　各シリーズの定番の曲もなくなったり、改悪されていて不満
　無理矢理荘厳な感じを出そうとしてる感が漂い
　各シーンにミスマッチになっている事が多いと感じた
　実際、長時間プレイはしたが、思い出せる曲が１つもない
　よって、サウンドは０点とさせていただきました
　
・戦闘中もカメラワークが悪いのにエフェクトだけが派手
　おかげで何が起こっているのかとにかくわかりづらい
　結局画面をみないで、ステータスバー付近ばかり見ていて面白くない

・ムービーシアターがない、せっかくの素晴らしい出来なのに…

・相変わらず高い、ブランド品みたいに勘違いしてるとしか思えない
　単純に比較できないけど、同じくらい作りこんでいるように感じた
　某海外アドベンチャーゲームは６０００円未満
　正直、９０００円以上の価値はある！とは思えないため満足度は０点
　
・同じメーカーだから仕方ないかもしれないが
　キングダムハーツや他のＦＦ作品などとキャラクターの外見が
　似通ってるように感じ、服装が違うくらいしか外見的個性が感じない

COMMENT

３２型ＨＤＴＶ　ＨＤＭＩ接続

もはやＦＦシリーズの悪い伝統となった
グラフィックやムービーだけな内容に拍車がかかった最新作
その部分だけをみたら文句のつけようのない素晴らしい出来なんですが
代わりにゲームとしての面白さという点からは離れていってる気が…

プレイヤーが自由に楽しめる部分が非常に少なく
様々な面で制限をかけられているため
プレイしていて「すごい技術力をみろ！」というメッセージを
延々と押しつけられている感じがして不愉快になった
これなら素直にＦＦＡＣみたいなムービー作品作ったらいいのでは？

映像美などに関してだけの技術力だけは本当に素晴らしいと思うけど
ゲームとして肝心な部分はどんどん疎かになっていってると感じました
いい加減、自己満足だけのゲーム制作はやめて
なぜＦＦシリーズが多くの人に認められるようになったか省みて欲しい

ついつい勢いとノリで購入してしまったが
正直ＦＦ１０ぐらいから後悔しかしてません、もう期待するのも疲れました

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ヨウさん [2010/01/05 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　571人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	4pt	2pt	3pt	4pt	4pt

総合点
62pt

GOOD!

[グラフィックス]4点
３年以上前から作り始めているので正直、期待していませんでしたが…
一見の価値ありだと思います。
プリレンダリングムービー時の髪の毛の描写は素晴らしい。
表情に関してはフェイス（顔）のキャプチャーを使用していないのか？
ボーン（骨）が少く感じ、リアルという程ではなかったと思う。
クールなキャラクターが多いということと、ファンタジーという設定があるのでそこまで気にしなくてもいいのかもしれない。

[世界観]
とにかく独特な世界観を構築しているだけあって、専門用語が沢山。
最初は混乱するかもしれません。
しかし物語を進行させていく中で理解は可能。メニューの中に解説がある部分も親切。

[ストーリー]
主要キャラクター達が次々に理不尽な設定に追い込まれていくのには、ゲームを忘れて同情した。何が正解なのかが分からない立場で、不安を抱きながらも突き進んでいくという物語には自然と感情移入ができました。

[サウンド]4点
耳に残る楽曲というのはなかったが、あくまでもＢＧＭに徹していたと思う。
雰囲気をぶち壊すような場違いな曲もなかった。
あくまでも物語やシチュエーションを盛り上げる影の立役者だったと思う。

[快適さ]4点
全てシームレスという訳にはいかなかったものの、このロード時間の短さは素晴らしい。
ストレスは全くありませんでした。
メディアインストールもなしに、このロード時間の短さは最高！
今作品はマップの上下差をかなり利用しているので、簡易マップの表示が非常に見難くかった。
エリアマップの表示時に自動的に北側が上にできるような設定があって欲しかった。
回転さえできないので、しばしば自分の向かうべき方向を見失った。

BAD/REQUEST

[オリジナリティー]3点
前作 ”FF12”でコマンドバトルという旧来のシステムから不完全ながらも進化したと解釈していたのですが、唯一操作できる先頭キャラクターにATBバーを分割して用意し、コマンドラインに必要数を割り振ったという出来。前作からそれほど進化があったとは思えませんでした。
仲間もガンビットシステムという完成度の高いシステムから、やや不自由なオプティマシステムに切り替えたのも疑問が残るところ。
プレイヤー側に自由度を与えようとするならば、行動設定を細かくできるような戦略性まで追求して欲しい。
中途半端は良くなかったと思います。
スコアという概念もそれほど必要性を感じませんでした。
それでもFFというブランドがあったからこそ、最後まで遊べたのではないかと…

[熱中度]2点
ムービーの合間にゲーム、セーブポイントがあったらセーブしてムービー鑑賞。そして戦闘。
この繰り返し。
どのタイミングでムービーイベントがあるかというのがみえみえ。
個人的にゲームのテンポが嫌いでした。
これだけムービーに力を入れているならば、長くじっくり見せて欲しかった。
（どうせキャンセルの設定はあるのだし）
あれだけ細かくイベントムービーが区切られてしまうと、せっかくのクオリティーが台無しだと感じました。
正直、「またムービーか…」と感じることがしばしばでした。
そして皆さんが指摘している自由度のなさ。
これはキャラクターのレベリングにあたる、CPポイント、所持金に大きく影響を与えていたと思います。
所持金の少なさは前半にかなり負担となり、集中的な所持金集めを余儀なくされます。
所持金のインフレもいかがなものかと思いますが、今回は非常にバランスが悪かったと思います。数少ない”稼ぎポイント”での作業的な操作はうんざりさせられました。
しかしクリア後の”やり込み要素”などがあるので、熱中度を支える要素が皆無なわけではないようです。

[満足感]3点
ゲームの中身だけどうしても不満が残っています。
映像、音楽、物語、これだけ素晴らしい材料があったにも関わらず、この出来。
悲しいです。
一つ一つの素材は美味しいのに”不味いカレー”といったところでしょうか…
RPGというジャンル、行きついた先の”墓場”を見た思いでした。

COMMENT

長い開発期間をかけて発売された今作品。
製作費も恐ろしくかかっていると思う。
それをお手軽な値段で楽しめるというのは嬉しい。
短所も多く見える作品ではあると思うが、時間とお金が許すならば購入をお勧めしたい。
繰り返すが「惜しい作品」。
私はFFというブランド名になんとか支えられてエンディングまで辿り着けました。

23インチ液晶ディスプレイ使用（HDMI接続）