FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13) レビュー(評価)

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FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13) レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/12/17
価格	9,240円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：ロールプレイングゲーム【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/21 ■ 価格：3,990円

スコアボード

中央値: 60
難易度: 3.10
レビュー数: 450

スコアチャート

FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13)レビューチャート

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【60点以上】
51.1%
【標準偏差】
21.8

ユーザーレビュー

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　541人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	4pt	3pt	2pt	3pt	3pt

総合点
59pt

GOOD!

■圧倒的なグラフィック。
　リアルタイムもプリレンダも、さすがはFF！なハイレベルのCGを見せ付けてくれます。
　細かな表情の動き、布の動き、水や光など自然物の表現、全てにおいて美しく、プレイの手を止めてぼーっと背景に見入ってしまうことも。
　中途半端にリアルなので、更なるリアリティを求める方がいるようですが（鉄製の素材についたサビなど年季の表現）ファンタジーなのでFFはこれで良いと思います。

■緊張感のあるバトルシステム。
　RPGでだれがちなバトルですが、今作はザコ戦１回にも頭を使うので集中して出来ます。
　ほんの数秒目を離すと即ゲームオーバーという難易度も緊張感が増します。
　操作できるのはリーダーのみ、リーダーが死ぬと終了というルールも、あのスピーディーなバトルを考えると納得です。
　いかに敵を弱らせ、味方を強化し、どのタイミングで攻めるか。
　回復もヒーラー１人で良いのか、２人投入したほうがいいのか…
　何度も死にながら試行錯誤して挑むバトルは、勝った時に達成感や満足感があってとても良かったです。

■音楽。
　場面に合っていてどれも良かったです。
　サンレス水郷のボーカル付きの静かな曲や、オーケストラの壮大な曲など、聴いていて耳に心地よかったです。

■快適プレイ。
　あれだけ広大なマップなのに、ロード無しで動き回れるのはさすがです。
　フリーズもありませんし、ロードが入ってもあまり時間を感じさせません。
　また、ナビマップには情報量が多く、セーブポイントの配置数なども親切です。

BAD/REQUEST

■やり込み要素がミッションしかない。
　せっかくノーチラスという面白そうな場所があるのに、ミニゲームが一つも無い事に驚きました。
　遊園地だなんてミニゲームの宝庫になりそうですが…

■休んだり探索できたりする街が無い。
　逃亡者という設定上仕方が無い事だとは思います。
　思いますが、コクーン内ではそういった事情で無理でも、パルスには小さい集落くらい残ってても良かったのでは。

■人との会話。
　○ボタンで話し掛ける訳ではなく、人の傍を通るとオートで音声が再生される、という方式は面白い試みだと思いました。
　…が、人が密集している場所では任意の人物がなかなか喋ってくれなかったり、傍を通る度に毎回同じ台詞を強制で聞かされて、少し鬱陶しい気も。
　そもそも人と話す機会がイベントシーンしかなく、マップ移動中は常に「他のキャラが勝手に話し掛けてくるだけ」という状態は味気ない気がします。
　任意で色々話を聞いて回るのは、RPGの醍醐味だと思うのですが…

■ストーリーまわり色々。
　逃走劇なので常に追われている＝前述の通り落ち着けるような街が無い＝普段の平和な街の様子がわからない。
　さらにパルスのヲルバ郷も、以前の活気ある様子が結局不明（花と緑が溢れる地だった事は話の中から分かるものの）
　なので、崩壊していたり、目の前で壊れたりしても「ふーん…」や「あーあ…」程度で、「あんなに素敵な場所があああ！！」というような衝撃が特に無い（FFXだとシン到来前の平和な町→シン通過後の悲惨な状況、序盤のザナルカンド→実際のザナルカンド、のような“壊れてしまってショック”と思わせる前後感）
　主人公達が平和に過ごしているシーンがイベントシーンのみで、プレイヤーが実際に体験できる場面が無い為（あってもほんの一瞬）キャラたちが盛り上がって故郷を守る！と熱くなっても「なるほど、そう思うのは至極当然だよね」程度の感想ですんでしまい、キャラと一緒に「よし！頑張るぞ！」という気持ちにまでいきませんでした。

　専門用語は進めていくうちに分かるようになるので気になりませんでしたが、キャラたちが知っている事とプレイヤーが知っている事が違うので、序盤いきなり「ラグナロク…」と呟かれた時は置いてけぼり感をくらいました。
　皆が言った＝ラグナロクとは皆知ってて当たり前の生き物＝しかも危ないもの。
　こうして連想していけば問題無いとは言え、唐突感は拭えません。
　専門用語周りも、前述の通りもっと人々との会話を任意に行えたら、その中で頻繁に“それ”に対しての話が出てくれば、より分かりやすかったと思います。
　情報収集できる会話って大事ですよ…

■飛空艇が無い。
　広大な大地を飛空艇で飛びまわれるかと思いきや、ムービーシーンでしか登場しなかったのは残念です。
　ヴェルサスはワールドマップを飛空艇で飛び回れるらしいので、そちらに期待します。

■サブキャラの扱い。
　重要そうだと思っていたサブキャラたちが、ほんの数回出てきて喋っただけであっさり退場していくのには拍子抜けしました。
　本当に主人公６人以外は「その他」扱いです。
　魅力的なサブキャラが多いだけに残念過ぎます。

■etc...
　後は大体他の方が書いてる事と一緒ですが、
　ギルが入手し辛過ぎる。
　改造に広がりが無い（この素材を入れれば属性が付く、とかではなく、素材の違いは経験値のみ…）
　マップが物理的に一本道。
　その狭い一本道で通せんぼしている数多くの敵。
　バトルはリスタート出来るが逃げるとはまた違うので、結果片っ端から倒していく事に＝いくら面白いバトルでもさすがに後半面倒になってくる。
　雑魚なのに異常な体力値の敵（＝ボス１匹より雑魚数匹のほうが強い）
　折角の美麗ムービーを再度見れる場所が無い。
　序盤〜中盤のマップには終盤戻ることが出来ない。
　クリア後にやれる事がミッションしか無い。

COMMENT

BADが多くなってしまいましたが、普通に楽しめました。
「FF」という名が付いていなければ、もっとBAD項目は減ったと思います。
例えば街が無い事や、飛空艇を操作できない事など。
「FFだからこそ」という思いが評価をからくしてしまいましたが、FFと思わなければ普通です。
思い返すと最初から最後まで戦いっぱなしで、バトルの印象しか残っていないので（苦笑）このバトルシステムに大ハマリ出来るなら問題無いと思います。
イベントシーンより、移動時間より、バトル時間が圧倒的に多い作品でした。
戦う→イベント→戦う→イベント…その間の移動は一本道をひたすら走る作業。
果たしてこれはRPGというのか？と言うと、新しいRPGの形として有りだとは思います。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
花手毬さん [2010/01/05 掲載]

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　580人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	2pt	2pt	1pt	2pt	3pt

総合点
41pt

GOOD!

・グラフィック、ムービー

ここは流石といって良いほど。
自分はブラウン管でのプレイですが、それでもかなり綺麗に見えました。
特にムービーが素晴らしい。
結構長いムービーが多く、どれも綺麗で迫力があります。
アクションシーンも派手で格好良いし、パルスの大草原には感動しました。

・戦闘

戦闘は良い点も悪い点もありましたが、戦略性があり面白かったです。
オプティマを組み合わせて戦うわけですが、
これの組み合わせ次第で同じ相手でも難易度が全然変わります。
苦戦しても戦い方を変えてみたら意外とラクに倒せます。

戦闘中の魔法の演出もFF12よりは良かったです。
物理攻撃と魔法のコンボはかっこいいです。

敵のグラフィックの種類も他のRPGと比べると結構多いほうだと思うので良。

・ロードの短さ
グラフィックも綺麗で、ムービーも多いだろうからロード時間は覚悟していました。
しかし、実際は最初に長い読み込みがあるだけで、プレイ中はさくさく進みます。

・セーブポイント
セーブポイントの配置が結構多く親切です。
あまり長時間できないため助かりました。

BAD/REQUEST

・ストーリー、キャラクター、召喚獣

一番残念だと思ったのがストーリー。
中盤、謎が解けてからは面白くはなりますが、序盤は見てて苦痛です。

キャラクターの目的が不明、『なんで？』と思うような行動ばかり起こす。
おまけに突然世界の敵になる。
そのような疑問も勝手に流してみんな納得して進んでしまう。

召喚獣の役割はもっと早く示すべきだったと思います。
召喚獣が出てくるシーンはどれもシリアスな場面ばかりなので、
戦闘後に乗る演出はいらないと思いました。雰囲気ぶち壊しです。
その後の展開も、召喚獣戦の前後で若干途切れてる気がします。
特にサッズのときは酷い。
最後の３人までは何で？何で出てきたの？って感じです。

中盤からキャラの関係性や謎が解決していきますが、
心情変化が激しくストーリーの展開が早い。これは中盤以降も変わりません。
無理矢理な展開も多いように感じました。
クリスタル化の条件は最後まで納得できず。

あと敵キャラの扱いが酷い。
何回か出てきてはいるが名前が不明。
一度しか名乗らなかったり、名乗った途端退場だったり。
・・・というかあっさり消えてしまいます。
もう少し活躍させて欲しかった。

ちなみに２週目をやると矛盾していて余計わけ分からなくなります。
ある程度引継いでプレイは出来ますが、やはり序盤は苦痛でした。

・戦闘

オプティマ変更の最中の演出はいらなかったのではないでしょうか。
頻繁に変えるため、テンポが悪くなるうえ、演出中にも攻撃されます。
それにメンバーが変わるたびに設定がリセットされます。
今作では頻繁にメンバーチェンジがあるのでその度セットし直すのは苦痛でした。

それと敵が硬すぎます。
ボスならまだしも、雑魚にえらく時間を食わされます。
せっかく『たたかう』が連撃で爽快な演出になったのに、
ガチッ！ガチッ！とかいって全然体力減らないので台無し。

それとシンボルエンカウントなのに道を封鎖している敵が多い。
敵をスルーしたくても出来ない状態が多いので、雑魚戦でかなり時間使います。

・音楽

自分はFFの曲が大好きですが、今作はあまり印象に残る曲がありませんでした。
強いて言うなら通常戦闘くらい。

・やりこみ要素

今作ではキャラ強化の他は装備品の改造とミッションくらいしかありません。
ブリッツやカードゲームなどのような他のやりこみ要素が欲しかった。
あと、装備品が固定なのでアイテム収集も少ないです。

COMMENT

ブラウン管でプレイしています。
プレイ状況は１週目クリア。
２週目はほとんど進めていません。

FFは3〜12(11含まず)までプレイ済み。

FF10-2でガッカリし、FF12もあまり好きになれませんでした。
今までのFFとは違う雰囲気の作品でしたが、FF13もそうでした。

なので昔のFFが好きな人にはオススメできないかと。
上手くいえませんが、これからも新しい路線でいくでしょうね。

個人的な理由なのでBADには書きませんでしたが、
キャラクターデザインが好きになれませんでした。

FFほどのリアルなグラフィックで桃髪や青髪は無いだろうと・・・。
ライトニングは薄いのでまだ良いですが、
ヴァニラは違和感ありまくりです。

それと召喚獣のドライビングモード。
もはや獣じゃない。トランスフォーマー。
敵も強いのはみんな機械っぽいデザインで個人的に好きではないです。

ストーリーで置いてけぼりになったのは設定のせいかもしれませんね。
少し前まで普通に暮らしていたのに、一瞬で世界が敵になる。
この感覚が理解できれば多少はついていけます。矛盾ばかりですが。
それにしてももう少し演出の工夫があれば・・・。

批判点が多くなってしまいましたが、
ムービーは本当に綺麗です。
ブラウン管なのが本当に悔しい。
いつかHD画質で見てみたいものです。

総合すると満足度はかなり低いです。
FF10-2、FF12とガッカリし、今度こそ・・・とかなり期待していたせいでしょうか。
ただ、FF初プレイの友人は凄く面白いと絶賛していたので、
初めてやる人は良いかもしれません。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
RYOさん [2010/01/05 掲載]

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　566人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	4pt	4pt	2pt	2pt	3pt

総合点
59pt

GOOD!

・細かい部分でどこが良いというよりも、全体的な雰囲気が、さすがFFという感じ。作りが細かく、金のかかっているゲームはやはり違う。遊んでいること、そのものに興奮出来る、数少ないゲーム。

・操作説明しながら進めていくのは、とても親切で良いつくり。

・下界。恐ろしく巨大な亀がノッシノッシと歩いている、その姿は、感動的ですらある。

・サッズ。彼がいなかったら、かなりお寒い感じになってたと思う。このゲームの格を上げるのに貢献した。

BAD/REQUEST

・字が小さすぎる。
　目の悪い人、目の弱い人、テレビが古い人、テレビが小さい人、にとっては、最低のゲームになるかもしれない。おもちゃとしては、失格だと思う。

・途中、息抜き出来るところがまったくない。
　街で休憩できないということが、どれほど辛いか、このゲームで分った。

・主人公が空気化している。
　各キャラを均等に描こうとしたせいか、全体的に物語が散漫となってしまってる印象。そのわりに、各キャラに魅力が足りない。どのキャラクターにも、今ひとつ、感情移入できない。

・後半、盛り上がり不足。
　この物語、そもそも、なぜ戦っているのか、いまいち、よく分らない。設定そのものは、良かったと思うけども、その設定を生かせてない感じがした。

COMMENT

かつての、世界中を歩き回り、飛び回り、最果ての孤島で何かを見つける、と言うRPG的な楽しみは、一体、どこにいったのだろう。船に乗って海を渡り、飛行機や鳥などに乗って空を駆け巡り、今まで行けなかった場所に行ってみて、色んな発見をする。あの冒険こそが、RPGの最高の楽しみではないだろうか。
　このFFにも、そういう楽しみがまったくないわけではない。
　色んな場所に、歩いていける。歩いていった場所には、テレポでもいける。その歩いていける広さは、半端ではない。
　ただ、所詮は歩き回れる範囲での世界だ。果てしない地平の彼方へ向かって飛んでいく、という快感はない。
　冒険と呼ぶには、世界が狭すぎる。
　確かに、冒険のための世界を、出来るだけリアルに細かく作りこんでいこうとすると、あまりにも巨大な世界をつくるのが困難になるだろう。
　ただ、だったら、そんなに細かく作りこまなくても良いのではないだろうか。
　世界の広さを削ってまで、リアルな空間を求めるのは、RPGとしては、本末転倒ではないのか。
　リアルな世界を楽しめるという意味では、素晴らしいが、かつてのRPGの、壮大なスケール感が失われてしまったことに寂しさを覚える、そんなゲームだった。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
JBさん [2010/01/05 掲載]

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　600人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	1pt	1pt	1pt	3pt

総合点
33pt

GOOD!

・遥か彼方まで描写された大自然の光景や、スターウォーズにも引けをとらない未来都市等、映像は圧巻でした。初めてその地方を訪れるたびに、よくこんなものつくったなあと感心しました。

・ロードの短さ。ほとんどロードはありません。ムービーが始まる前ですら一瞬で済みます。「ロードにおいて」のみ快適さは満点です。

・戦闘システムも賛否両論あると思いますが、大局を見極めて大まかな指示を出す今回のシステムは、私個人は挑戦的で面白いと感じました。オプティマ変更の時の若干の間や、味方のHPが半分を切っているのに、暢気にステータス異常回復をしている仲間はどうかとは思いましたが・・・。もう少し作りこんでくれれば本当に良いものができたのにと残念です。
ただ、それまで硬かった相手をブレイクさせてから何十万とダメージを与える瞬間は気分爽快です。

BAD/REQUEST

・ストーリーがよくわかりません。皆さんが仰っている様に専門用語が多いためストーリーが分かり難くなっていることも挙げられますが、何を目的に主人公達が冒険をしているのかがさっぱりわかりません。特に終盤の　「俺達はもう助からないぜ」→「でも故郷がピンチだし、助けに行くぜ。もしかしたら奇跡が起きるかもしれないしな」→「奇跡が起きて助かったぜ！」という一連の流れは度肝を抜かれました。
スノウとホープ、サッズとヴァニラなど一対一の人間同士の話が良かったのに、集団で集まるとなぜあそこまで意味不明な行動を取れるのかわかりません。それと一番の問題点を全て人に丸投げしている主人公にだけは、たとえ地球が危機に陥っても絶対に助けてもらいたくないと思いました。
あと敵の親玉の台詞「これからはクリスタルの時代が始まるのだ」という類のものがありますが、クリスタルって何百年も生物を保存できる便利なジップロックのような物と思っていたので、こいつ何言ってんだと思いました。

・雑魚が強すぎます。終盤は硬く、いやらしいスキルを使ってくる敵が多くウンザリしました。勝利しても微々たる経験値しかもらえず、完全に作業でした。せめて雑魚戦は２分程度で終わるようにして欲しかった。

・町がなく、起伏のない道を淡々と進むだけというのはどうかと思います。仮にも人間達を救う話なんですから、もう少し人間の生活をピックアップするべきと思います。

・終盤になると、一部のロールが完全に役立たずです。ラストダンジョンでどうしても行き詰まり、仕方なくお気に入りのキャラを一人入れ換えるとあっさりクリアできました。私の作戦が悪いといえばそれまでですが、もう少し使い道の多いロールに出来なかったのか？と残念です。

・文字が小さくて読めません。デジタルテレビ推奨ならパッケージにでも書いといて下さい。○○○○○を手に入れた。と出ても分かりません。

COMMENT

どうしてもやりたくて発売初日に本体ごと購入しましたが、非常に残念な出来でした。良いところより、悪いところの方が多い。特にストーリーが酷すぎます。ウィザードリィーの様にRPGは戦闘だけあればいいんだ、という方には問題ないでしょうが、FFはストーリーだと思っている私にはがっかりでした。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ようじろうさん [2010/01/05 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　564人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	4pt	3pt	3pt	4pt	4pt

総合点
71pt

GOOD!

■グラフィック
　グラフィックはさすがに綺麗。
　フルＨＤ環境ですが、肌の質感やら唇の皺までも分かる。
　ムービー時と通常時の違和感がないことも凄い。
　このグラフィックでRPGを作ることだけでも評価に値する。

■戦闘システム
　戦闘終了後全回復、操作キャラ死亡でゲームオーバーなど
　賛否両論あるだろうが、バランスは取れている。
　確かに雑魚戦での爽快感はもっとあってほしいが、
　戦略を練らなければやられるといった緊張感は良い面。
　普通に発売しても黙っても売れるタイトルで、よくこれだけ尖ったシステムを
　乗っけたと思う。

■サウンド
　総じてレベルは高い。
　３Ｄ描写になってからのＦＦでは最高レベルだと思う。

■難易度
　雑魚戦含めてボタン連打では勝てない。
　序盤〜中盤に至っては満足にレベル上げもできないし、
　章ごとにレベル制限もある。
　そのため頻繁に戦略を練る必要に駆られる。
　個人的に私はwiz系や女神転生などの難易度高めのRPGが好きなので、
　考えながら戦闘する事は慣れているが、
　そういった事が苦手な人は駄目かもしれない。

■ロード時間
　プレイ中はいつロードしているか分からないくらい早い。
　これだけのグラフィックでよくここまで仕上げたものだと思う。

BAD/REQUEST

■演出面、キャラクター
　キャラの台詞、仕草が総じて寒い。
　大の男が「ヒーロー登場だ！」言って、格好いいとでも思うのだろうか。
　かっこよさ、かわいらしさの表現の仕方にセンスがまるでない。
　それ故、容姿は綺麗だけどキャラの人間味や躍動感はまるでなし。
　このライターは書いていて恥ずかしくないのだろうか。
　今時、恥ずかしげもなくこんな演出見せるなんてある意味感心である。

■バランス
　戦闘バランスについては、雑魚でも気が抜けないと思えるので個人的には良い。
　ただ中盤までの世界観と難易度のバランスが悪い。
　ボスや１１章からの敵については、異様にでかいのもいるし、固いのも頷ける。
　だが中盤までの兵士のような敵についても何十回も攻撃しなければ死なないし、
　攻撃も痛い。
　これでは世界観の説得力がない。
　１１章まではどうせ一本道なのだから、もっとサクサク進めるようにすべきであった
　と思う。

■一本道
　個人的にはオブリビオンやFall outのような広大なフィールドを歩き回る
　ＲＰＧは面倒と思ってしまう質なので、一本道でも構わない。
　ただもう少し表現の仕方は工夫した方が良いとは思った。

■オプティマ
　キャラ変更でオプティマリセットはさすがに面倒。
　登録できれば良かったのに・・。

■召喚獣
　いつから召喚獣は変形ロボになったのだろう。
　変形シーンがシュール過ぎて泣けてきました。
　召喚シーンはＦＦの一つの見せ場だと思うが、失笑してしまったのは初めて。
　そして弱い。雑魚くらい一掃してほしいものである。

COMMENT

■32型液晶：HDMI端子接続

　世にも珍しいライトユーザー向けでないＦＦ。
　これ多分、ゲーマーの方が評価高い。理由は二つ。

　・ゲーマーはＦＦに期待を抱かない。
　・戦略を練らねば進めない戦闘バランス。

　町がない、ムービーが多い、一本道などの不満点が多く見られるが、
　町があっても、ムービーが少なめでも、一本道じゃなくても
　多分評価は大して変わらない。
　サクサク進めないイライラがこういった部分で暴発しているんじゃないかなぁ。

　好きなＲＰＧはと聞かれて、ドラクエ、ＦＦ、ＫＨなんかが
　真っ先に上がってくるような人は購入を注意した方が良い。
　だってすんなり進めないもの。
　あとＦＦファンも注意が必要。グラフィック、演出やらはＦＦだが、
　システムは従来のＦＦとはかなり落差がある。
　それ程尖ったバランスになっている。
　ライトユーザーが憤慨するのも分かる気はする。なんかＦＦらしくない。
　ただ、その「らしくない」部分がゲーマーとして高評価に繋がる部分も多いと
　個人的には思う。

　ゲーマー視点から言うと、章ごとにレベルアップ制限がある中で、
　レベル上げて勇者プレイもできないし、ボスは初見ではまず殺される。
　しかしちょっと戦略を考えることで突破できる難易度バランスは
　お見事と言わざるを得ない。
　出せば売れると分かっているビックタイトルで、
　よくぞこれだけ思い切ったことをやったなと感心する。

　ただキャラクター、演出面はなんとかならんものか。
　これでキャラ、台詞周りが硬派で、キャラの格好がＴシャツにジーンズとかだったら
　次回作も間違いなく買うわ。
　まあ好みもありますがね・・・。

　最後に、ドラクエ、ＦＦ＝ＲＰＧだと思っている人、
　ＲＰＧのスタイルにこだわりのある人なんかは、
　イライラすると思うので買わん方がいい。
　逆に色々なゲームに手を出していて間口の広い人なんかは、
　システム面は気に入る可能性が高いと思う。

　「ＦＦなのに結構やるなあ」
　私は最初にこう思った。
　アンチではありませんが、全く期待がなかったために、
　逆に良い部分が目に付いた例だと思います。
　購入動機はゲーマーとしての義務感のようなものです。
　逆に期待していた人にとっては全く逆の評価となるでしょう。
　レビュー見てもそう言った意見多いですしね。
　
　ＲＰＧ、アドベンチャーなどゲームの区切りは多々ありますが、
　ゲームとして面白いと感じるなら、区切りなんて何でもいいじゃないか。
　私は一つのゲームとしての完成度は高いと思ったし、
　難易度も含めてシステム面は面白いと感じた。
　キャラ、演出面はまるっきり合わなかったが。

　次回作はキャラクター周りも尖ってくれることに期待したい。
　
　駄文、長文失礼いたしました。