【PS3】UFC UNDISPUTED 3(アンディスピューテッド3) レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-03-01 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:総合格闘技 ■ プレイ人数:1〜2人 ■ 限定版:9,240円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt | 0pt | 2pt |
45pt
GOOD!
・グラフィック、システム、格闘技ゲームとしてはすばらしい出来!
・相手の攻撃を読みながらタックルに入る、等、リアルな格闘技の駆け引きが楽しめる。
・賛否両論あるサブミッションシステムだが、個々の選手の技術を考えると現時点ではベターな表現と思います。
・エディットが前作に比べ自由度が増えた。
・PRIDEモードがある!
格闘ゲームには必須の「殴ってる感」が表現されている。
BAD/REQUEST
・THQのゲーム全般に言えることだが、とにかくロードが長い(異常)。ファミコンのディスクシステム以上。
・エディットで作成したキャラが実際に試合を始めると、かなりエディット時と違いがある。
・ゲームなんでフリープレイでは階級を無視した試合が組めるとよかった。
・すぐに出血する。
COMMENT
とにかくロードが長い。大概のロード時間を認める私でも許せない長さ。
参考までに、PS3電源立ち上げから、ゲーム開始まで2分40秒。しかも途中途中で○ボタンを押さないといけないシステムなので、電源入れてから何か(たとえば食事・風呂)をやる暇なし。
ストリートファイターや鉄拳とちがい、このゲームをやる人は、格闘技を理解している人だと思うので、むやみにエディットの限界を設定する必要はないと思う。
リアルな格闘技としては文句ないだけに、ロードの長さが許せない。手軽に「寝る前に一試合」ができない。
あとトレーニングモードの説明が少なすぎる。
格闘技ゲームとしてのリアルティがよく出来ていて本当に最高峰の格闘ゲームと思う。
ロードを直せば、格闘技ファンにとっての神げーになれる可能性のあるゲームです。
ロード時間が気にならない、格闘技をこよなく愛する人にはおすすめです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-03-03
ミルコ使うの楽しすぎる。サブミッションに関しては前作が鬼畜なので今回は良。ただゲージがでかい。オプションで調整出来るようにしてほしかった。
その他は最高だと思います。
キャリアでファイターコピーが出来たら間違いなく神ゲーだった。
そこだけが残念。
★4,5だけどミルコとごみたかのりそっくりなのでおまけで★5。
GOOD!
BRAVIA 32インチ HDMI
50時間ほどプレイ。
★リアルな表現力
このゲームを語る際にはこの部分が一番上に来るかと思います。
何の前情報もなく、試合中の画面だけを遠目に見ると「あれ?今総合格闘技ってTVでやってんの?」と思えるほど、リアルな挙動、グラフィック、実況が用意されています。
UFCだけでなく、PRIDEが好きだった方も、この辺はかなり喜べる部分ではないでしょうか。
★良好なプレイ感
詳しくはBADに書きますが、ロードが長いものの、一度ロードが終わってしまえば非常に快適な試合ができます。
選手の挙動に「無理」とか「変」な事がまず無いので、試合中はものすごく没頭して遊べ、盛り上がれます。
★選手の網羅数
この手のゲームはプレイできるキャラ(このゲームでは選手ですが)の過多が、ある程度ゲームそのものの評価につながりますが、本作についてその心配をする必要はひとつもありません。
メジャーな選手からマイナーな選手まで、100人を超える選手を使うことができます。
もしそれでも足りなかったら?
その点はご心配なく!自分で好きな選手を作ればいいのです。
★選手育成モード
というわけで、前述の通り、既存選手でお気に入りの選手がいなかったり、自分をそのまま投影して総合格闘技の世界に参加してみたいという場合、オリジナルの選手を作ることが可能です。
このエディットモードが大変よくできており、大体の場合納得できる「分身」を作ることができるはずです。
育成要素自体はありきたりなミニゲーム集ではありますが、育てていく楽しみは十分に味わえます。
★さまざまな格闘技ファンを唸らせる仕掛け
格闘技ファンであれば、大体の方が喜べるような「インタビュー」や「特別なパフォーマンス」、「ムーブ」などがちりばめられています。
特にインタビューは日本ではあまり日の目を見ない、海外の(本物の!)選手の話がたくさん聞けるため、好きな人にはたまりません。
またそのインタビューも、重要な試合の前に挿入されたり、演出の場所をはずしていないため、雰囲気作りには大いに役立っています。
BAD/REQUEST
■とにかくロードの長さ!!!
起動→ 60秒
試合セッティング
試合前アオリPV→30秒
会場風景→20秒
試合
試合後→20秒
リザルト
終了→20秒
と大変ロードが多い&長いのが一番の問題です。
特にパッチなどがあるわけでもないので、我慢するしかないようですが、これが無かったらもっと大化けしてたかと思うと、本当に残念です。
本作はグラフィックに大変力を入れているため、都度メモリ領域にローディングをする必要があるのかも知れませんが、もう少しタイミングを考えてもよかったのでは、と思わざるを得ません。
■エディットモードの飽き
前述の通り、選手育成にはミニゲームをこなす必要があるのですが、これが種類が少ないうえに単調なものが多く、最初は楽しいのですがだんだん苦痛になってきます。
選手が育っていくのは楽しいのですが、スキップすると成長値が半分になるので、ここはもう少し何とかしてほしかった。
育成モード入るのにも10秒はロードするので、テンポは悪いです。
また選手としての寿命が「10年」と限られているため、どれだけ若くても強制引退になるのはちょっと残念でした。16歳デビューで45歳くらいまで現役とかやりたかった。残念。
■オンラインモードの重さ
オフラインでは非常にサクサク動き、大変軽快にプレイできるのですが、オンラインだと全体的なスピードが3分の1くらいになります。
同期を取るのが難しいのかとは思うのですが、それにしてもあんまりすぎる残念仕様です。
■一部動作の理不尽さ
このゲームは「クリンチ無双」です。
前作はCPUによるサブミッション無双だったようですが、本作ではサブミッションはCPUが強くても何とかできる余地があるのですが、代わりにクリンチからの打撃がものすごく強くなっています。
オンラインでもそうなのですが、クリンチに持ち込めば大体は勝てるため、オンラインでもクリンチ打撃ばかりの塩試合ばかりです。
どうしてこう、どこかがよくなると別が悪くなるのでしょうか。
■多すぎる収集要素
単純に「特殊な技」をもらえるようなアチーブメントシステムならよかったのですが、スポンサーロゴやTシャツなど、人によっては正直「どうでもいい」収集要素が多すぎます。
一覧を見るだけでもロードが発生するため、ここは私にとってはストレスにしかなりませんでした。
COMMENT
<総評>
総合格闘技を題材としたゲームの中では群を抜いて非常に完成度が高く、かつて大晦日に格闘技を見ていた方であれば、必ず2、3人は知っている選手がいるかと思うので、その辺を入り口にすればスムーズに楽しめると思います。
とにかくロードが大変長いため、そこだけが改善されれば本当に優秀なゲームだと思いますが、その時間を耐えて、一度ロードされてしまえばスリリングで本格的な格闘技を味わえます。
いくつかゲーム内の挙動で荒はあるものの、開幕10秒でOKができたり、玄人好みのグラップリング合戦を展開できたり、ローキックで相手の足をへし折ったりなど、総合格闘技でできる事は大体ができます。
これって何気にすごいことですよ、ただでさえ生きている人間がするスポーツをシミュレートするというのは、もうそれだけで難しいのに、それをここまで高いレベルでゲームにしているわけですから。
前作のCPUの理不尽なグラップリングに悩まされることもありません!
ロード時間さえ気にならなければ最高にオススメできる1本です。