【PS4】The Order: 1886 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-02-20 |
価格 | 6372円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 70
- (難易度)
- 1.71
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
75pt
GOOD!
[グラフィック]5pt
とにかく美しいの一言。
細かい服装の素材やしわ、装飾品。
そして部屋の調度品や調査アイテム一つ一つきちんと作り込まれており、
手抜きがない。
古きヨーロッパの街中を、もう少しゆっくり探索してみたかったと思わせる素晴らしい出来でした。
ムービーとゲーム操作中の差も感じさせず、そのまま操作出来るのは良い。
とにかくここ最近プレイしたゲームでは比較のない出来でした。
[サウンド]
弦楽器を中心にしたクラシック調の音楽は、ゲームの雰囲気によく合っていました。
グラフィックが良いだけに、音楽が寂しいとガッカリしていた所です。
音楽は素晴らしいですが、効果音などはもう少し物足りないかなと思う所もあり、
満点とはいきませんが……。
ゲームミュージックは心地よい曲が多かったです。
[世界観とキャラクター]
アーサー王の物語を軸にした騎士団(order)と彼らの使命は謎が多く、
興味をそそられる。
それらについて説明が少ないのは非常に残念だが、今後シリーズが続くのであればそれも解明されるのでしょう。
1800年代のロンドンと半獣と騎士、その組み合わせが面白い。
キャラクターは分かりやすい性格設定が多く、円卓騎士になぞらえて設定してあるのだと思う。
ストーリーを含めて、シンプルな王道ものだと感じました。
それ故、ストーリーの好みは分かれる。
BAD/REQUEST
[戦闘]
操作も簡単なので一概に悪いとは言えませんが、全体的にあまり変化のない戦闘シーンが続きます。
やたら増援が決まったポイントから来たり、一定の防衛戦を護るだけで攻め込んでこなかったり、こつが掴めればあまり苦戦する事がなさそうだし、飽きが来るのも早そう。
おまけにco-opもない。
武器は強力なものがあり、またorderの特殊能力で一掃出来るのでやたら簡単です。
[短い]
いってみれば、メインだけを速攻クリアした、ような早さです。
これはサブミッションが無く、ムービー以外は戦闘ミッションしか無いからです。
町を歩く事が出来ないので、そのような無駄と判断したシーンや操作が一切ありません。
メインだけやるのだから、そりゃ10時間前後あれば終わります。
これだけ世界設定を作ってあるのだから、他の騎士やキャラクターを掘り下げて欲しかった。
[データアーカイブがない]
騎士団が出来た経緯、アーサー王物語に関する説明、
キャラクターの本名と称号、現在のロンドンの説明、
そしてそれだけでなく所有アイテムやトロフィーに関わる所得物も全く分からない。
とにかくシステム画面にあるアーカイブは所得アイテムのうち音声データを収録したものを再生させるもので、ゲームのデータアーカイブではありませんでした。
操作に関してもps4の画面で電子マニュアルを確認する必要があるし、
もう少し説明を増やしても良かったのでは?
COMMENT
グラフィックは綺麗。
全体的に満足はしましたが、戦闘やシステム面はもうちょっと物足りなかった。
二週しようにもやり込みがほぼゼロだし、ストーリーや世界観を堪能する以外で何度もプレイする事は無さそうです。
ゲーム性メインの人はオススメ出来ないが、グラフィックを堪能したい人には買って損は無い。
とはいえ世界観は良いし、今後の展開に期待したい作品。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt |
72pt
GOOD!
■次世代機らしい、こだわったグラフィック
直近で発売されたソフトでは『ファークライ4』が一番次世代機の
性能を上手く引き出した出来かと思いますが、私個人の意見では
それの上をいく出来かと。
グラフィックに関してはPS4ソフトの中で1番といっても
過言ではないのでしょうか。
何が良いって、その細部にまで至るこだわりと、その質感・
生々しさです。
表情によるしわや毛の動きから人肌の質感は勿論、衣類や
各オブジェ等々、実写と言っても言い過ぎではないほど美麗かと。
今までの作品の中では当時PS3なのに圧倒的な質感で驚かせた
『ラスト・オブ・アス』が一番今作に似ているかと思われますが、
リアル路線のグラフィックに重点をおくユーザーにはひじょうに
嬉しい点です。
製作者インタビューでもグラフィックはイチオシと言ってましたが、
正に偽りなし。
ひじょうに見事な仕事ぶりなので、久々5点。
■全体的に分かりやすい内容とシステム
最近のFPS系はこだわり=操作ボタン設定がやや難解な所が
多いですが、近作はその点も比較的シンプル。
若干ストーリー中のオブジェクト操作が説明不足で分かりにくい
箇所はありましたが、まぁそれでも十分及第点かと思われます。
ストーリーの内容も某映画にかなり似ている感はありましたが、
パクリではないので十分楽しめます。
個人的には、こういったホラー的な内容は好きなので特に
不満なしの3点。
不満がないのに3点という理由はBADに掲載。
■ひじょうに獲得しやすいトロコン様
この箇所も今ではオンラインでのマルチやCo-opが絶対条件
だったり、何度も難易度変更して周回プレイしないと獲得
出来ないという半ばあこぎなトロフィー設定が増えてきましたが、
今作品はそれが一切ありません。
トロフィー内容は良くも悪くもありがちでしたが、YouTubeや
各攻略サイトで要所をちゃんとチェックしておけば周回せず、
しかも難易度を問わずにトロフィーコンプが可能です。
最近のゲームは質が良くても無駄に引き伸ばして無理矢理
プレイを引き伸ばす様なトロフィーが当たり前の様になって
きているので、この潔さはかなり好感が持てました。
■しっかりした作りで安心プレー
私はここ数ヶ月でPS3&4作品を複数購入しましたが、
どれも共通してるのが『少なからずとも最低1回は必ず何らかの
不具合が出た』という事。
もはやプレステソフト定番の恒例行事ともなりつつある不具合・
バグが、今回は1度も出ませんでした。
まぁプレイ時間が短かったりオフラインのみだったり等色々理由は
あるでしょうが、快適にプレー出来たというのもまた事実。
BAD/REQUEST
これはちょっと問題だといった箇所が珍しくない作品でしたが、
それだけにこの箇所だけは最後まで引っかかりました・・・。
■とにもかくにも、驚く程のボリューム不足。
これは製作側インタビューでも『量より質におもむきをおいた』と
自信満々におっしゃってたのが妙に気になっていたのですが、
まさかここまでシンプルとは・・・。
マルチプレイなし。Co-opプレイなし。おまけ要素なし。
周回プレイ特典なし。やりこみ要素一切なし。
ただただひたすらにシングルプレイのみに重点を置く潔さ。
まるで身を削りに削って、純粋に闘うという事だけに身体を
作り上げるボクサーみたいなゲーム。
ただ、個人的に削りに削りすぎて、ボクサーをはるかに通り越し
ただの虚弱体質にまでなってしまったというくらいの絞込み感は
賛否両論あるかと思われます。
だって、私が今作を買ったのが発売日当日の朝9時半。
プレー始めたのが10時頃。間に食事や用事で未プレーな時間が
あったにも関わらず、日が替わった翌日午前2時には全クリア。
トロフィー含め、総合計プレイ時間がたったの12時間。
・・・早すぎです。早すぎにも程があります。
最近ファークライ4やシャドウオブモルドール等オープンワールド
100時間超え当たり前の長編作をプレイしてたせいというのも
ありますが、それでもたったの12時間です。
早すぎです。
短すぎです。
こんなに早く短いと、何だか他人事のように思えず、
妙に切なくなってしまいます。
オンラインやCo-opは特にいらないとしても、ユーザーとしては
もう少し長く・深くプレー出来る何らかの要素はほしい所。
まぁシンプルイズベスト、古き良き時代のシステムにこだわったと
いう事にしておきましょう。
これで中身がしょぼかったら大減点ですが、中身は良いので
さほど減点なし。
でもさすがにシンプル過ぎてすぐにやる事がなくなるので、
かなり飽きがきやすいという理由からマイナス1点。
COMMENT
ゲームとしての出来は、グラフィック・サウンド・
システム・ストーリー等総合でもかなり高く、個人的に大変
満足いく作品でした。
ただ、それだけにBAD欄に書いた他作品よりも圧倒的に
ボリュームのない仕上がりは、ひじょうに勿体無い。
まぁウルフェンシュタインやメトロも同じ様なシングルメイン
なので、そういった量より質が大前提の方なら迷わず買えよと
言える作品です。
あくまで私的ではありますが、PS4の作品の中では数少ない
良作の1つであるのは間違いないと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-12
GOOD!
こだわられたグラフィック。
架空の19世紀を描いた今作だが、スチームパンク風ヴィクトリア朝大英帝国というわけのわからない世界観を丁寧に描いている。
また、昨今のゲームにしてはある程度ゴア表現に力が入っており、破壊力の高い兵器で雑兵どもをぼろ雑巾の様に吹き飛ばし、頭や腸をもぐのはそれなりに楽しい。
ただ、本来それは当たり前のことというか、ゴア表現のあるゲームを規制して日本版を出さないことがそもそもおかしな話なわけで、規制あんまなしで出しましたというかくも当然のことをGOODに挙げるのは少々間違っているのかもしれない。
魅力的な架空兵器の数々。
たいていの兵器はデザインがアメリカ西部時代~第二次大戦時を基調としているが、テルミットを散布する火炎放射器や、タイタンフォールのようなアーク銃、モーゼルにしか見えないマシンピストル、ノーガンズライフじみた二連式リボルバーなど奇妙かつ眩惑的なものが多く、使っていて楽しい。
とりわけサーマイトライフルは使っていて本当に楽しい。敵が悲鳴を上げながら炎上するのを見るのはこの上ない楽しみだ。
新しい銃器を見つけるたびに試射してみたい衝動に駆られる反面、その新兵器がたいしたことないと幾分悲しい気持ちになるのも事実だ。
日本語吹き替えのクオリティは高い。声優といえば玄田哲章と銀河万丈くらいしか認識できない私だが、どこかで聞いたような声も多く、それらはおおむねキャラクターに合っているし、プロの声優を多用しているのか演技も悪くない。
とはいえ、昨今の洋ゲーは吹き替えに力を入れることも珍しくないのでそれほど褒められる点ではない。
BAD/REQUEST
驚くほど一本道なゲーム進行。
30年以上昔のマリオですらもっとたくさんの分岐や探索要素があったはずだ。
このゲームは本当にとりあえず歩いていればクリアできてしまうといっても過言ではないほどルートもクリア方法も一元的であり、プレイヤーによって経験することに差異の出る昨今の自由度を売りにするゲーム群の中において、ある意味異色を放っている。
驚くほど微妙なグラフィック。
グラフィックにこだわっているし、丁寧に作り上げようとしているのは認める。背景のライティングやテクスチャは非常にきれいと言って差し支えないが、まるで「すごいグラフィック!」を売りにできるようほどには感じられない。
それはおそらくキャラクターのせいだ。肌や髪、髭も丁寧なテクスチャだし、歯や爪が汚いというほかのゲームではあまり見られないような細やかなこだわりんも感じられる。
しかし、登場人物に存在感がないというか、重みが感じられない。
敵は片手だけ出して無反動でマシンピストルを連射してくるわ、拳銃弾くらってもひるまないわで、なんだか義肢でもつけてるの? という感じだし、主人公は思った以上にトットットッと軽やかに走り、とりあえず△を押せばスルーッと敵を近接キルする。それはムービー中においても同様で、主人公にしろ仲間にしろ敵にしろ、とにかく登場人物がそこにいるという実在感を抱かせないのだ。
本来それはグラフィックとは別の問題なのかもしれないが、背景の物々しさとスカスカなキャラクターがかみ合ってない時点でグラフィックを売りにできるとは思えない。
また、そのゲーム性からムービーとプレイ中のクオリティを同様に保つためなのだろうか、画面の上下に入る黒帯も目障りでならないという点も挙げられる。
ムービー中やQTE中、アクティブさのないときはグラフィックを美麗に感じられなくもないのだが、いかんせん銃撃戦など画面に動性がでるとそのクオリティがさほどではないことを思い知らされることになるだろう。なんというか、雰囲気でごまかそうとしている感が否めないのだ。
驚くほど既視感のあるゲーム性。
基本操作はギアーズオブウォー、画面表記やデスエフェクトはラストオブアス、そこにメタルギアのくどいムービーQTE、ヘビーレインのインタラクティブ操作を組み込むことで、肝をつぶすほどくだらないゲームが出来上がってしまった。中途半端すぎるアサクリ要素もただただ面倒くさい。
一応スチームパンク感やジャックザリパーの逸話を挿入する、伝統的な獣人族が登場するなどオリジナリティを出そうと腐心しているようだが、それらすべてが根幹となるゲーム性の蛇足に過ぎず、何の魅力をも育めていない。
驚くほどやることのないプレイタイム。
開幕からしばらくプレイヤーは□、○、△、×のボタンをぽちぽち押すくらいしかやることがない。しかも物語に全く説明がなく、登場人物にしろ専門用語にしろ、よくわからないものが多いままゲームが進行していくので、圧倒的置いてきぼりを食らわせられることになる。
実際ゲームが始まってもその感覚は変わることなく、ただひたすらにムービーとQTEの繰り返し、定点で流動性のないのつまらない銃撃戦、もはやクリエイターの自慰としか思えない安っぽい演出と物語に付き合わされることとなるのだ。
驚くほどつまらない銃撃戦。
GOODの項目でゴアと兵器について前述したが、だからといってこのゲームの銃撃戦が優れているかというとまったくそんなことはない。
見た目にギアーズオブウォーだからと言って騙されてはいけない。このゲームに漫然と漂うチープさは薄れていないし、それどころか銃撃戦のときがなかんずく、すべてのマイナスが露呈し、集約し、プレイヤーが一番楽しいはずの撃ち合いがただのストレス元と化しているのだ。
先に軽く触れたが、一言でいうと、射的である。
ひたすら出てくる敵を、定点でひたすら殲滅するだけ。
基本正面対正面での戦闘が多いため、回り込んで裏をかくといったようなことがほぼできない。
ショットガンを持って突っ込んでくる兵もいるにはいるがこれはただウザったいだけであって、銃撃戦に何のひねりも加えていない。とりあえずプレイヤーも敵もカバーからほとんど動くことなく(ひどい場合敵は戦場のど真ん中で棒立ちになっているのだ!)、とりあえずL2とR2を交互に押す、それをこのゲームでは銃撃戦と呼ぶ、そのことに気付いたとき私は腰を抜かすほどに慄然した。
主人公の特殊能力も大して使い勝手がよくはなく、ダウン中に薬を飲む必然性もよく分からず、とにかく戦場に動きがなく、数多あるTPSのなかで随一完成度の低い射的ゲーがここに爆誕してしまったのだ。
とりわけひどいのが半獣戦、敵の攻撃がとにかく先制的にはいるので、プレイヤーは能動的に攻撃できない。それだけならまだよいのだが、対処法はとにかく銃を構えて敵の襲撃を待ち、突っ込んで来たら掃射、ある程度距離が縮まったら×ボタンで回避、それを延々と繰り返しさせられる。この世の終わりが来るのかと思うほど延々と。
ていうか、そもそもこの戦闘DEAD SPACEのStalker戦で見た! という感じである。もちろん大幅な劣化が加味されているが。
COMMENT
奇妙なゲームである。
まず開幕ムービーが長い。とはいえそれについてはプレ情報があったので責める気にはなれなかった。ある程度プロローグが進み、初の銃撃戦が始まったところで、私は小首をかしげた。あれ? いや、まさか。という気持である。
続く半獣の登場で少しずつ私は汗をかき始め、その連中との戦闘においてこのゲームのすべてを悟ってしまったような気がして憔悴した。中盤からは無意味な消化試合をやっている気にすらなった。
SCEが販売するということもあってか割と日本国内でも、『圧倒的な世界観』『魅力の塊みたいな登場人物』『美麗なグラフィック』『唯一無二のオリジナリティ』などなど、ここら辺の使い古された大言壮語を駆使して、大々的にプロモートされてきた本作品。
たしかにテーザーサイトやプロモーション用動画を観るかぎりこのゲームは魅力的に見える。開発陣の熱とこだわりを感じられるメイキングや、いかにも面白そげなトレイラーは本当に本作をすごいゲームに感じさせる。
しかしその実蓋を開けると、BADの項目で述べたありとあらゆる負の要素が結集し、横溢し、パンドラの箱のごとく最後に希望が残っているかと思いきや、物語は何ら解決せず、途中で作るの飽きちゃったのかな? と思うくらい唐突なエンディングに打ちのめされることとなる。
奇妙といったのはようはプロモーションと中身の食い違いがひどいというところに起因する。ましでやSCEが販売する作品んが中身こんなんでいいのか、とおかしな気分になってくる。
ヘビーレインやラストオブアスのようにインタラクティブでほぼ一本道なゲームに今後SCEは注力していくつもりなのかもしれないが、本来一本道ゲーはそのほかいわゆるサンドボックス、自由度の高いといわれるゲームに比して、その描写力、演出力、物語性が強く問われるはずなのだ。
ラストオブアスもステルスやアクション自体はさほど魅力的ではないが、それを補って余りある物語性や演出があったから売れたし、プレイヤーの心に強く残る名作となった。
基本的にSCE絡みとなれば盲目的に出来の良いゲームだと思ってしまうのは私の過ちだが、このような駄作を世に出してしまったことはSCEの過ちだろう。
ともすれば開発陣もコートの質感やはためきに力を入れましたなどと寝言を言わずに、もっと根本的な部分、ゲームプレイに心血を注いていただきたい。グラフィックがそれほどでなくともゲーム自体が優れていれば充分魅力的なのは、昨今のチープだが面白い数々の作品が証明しているのだから。
ゲームをクリアしてしばらくしてから不意に痛感したのは、The Order 1886はもしかするとゲームではなかったのかもしれないという思いだ。
バイオのアレやFFのアレみたいに私が購入したのは単なる3DCG映画のソフトであったのはないかと。
この映画のすごいところは、映像に視聴者がインタラクトできるところなのではないかと。
一度その思いにとらわれると、上記に挙げたマイナスを許そうという気にもなる。そう、ラファイエットがガラハッドを許し、見逃したように。
なので、今後はパッケージ裏に『アクション・アドベンチャー』などと書かずに、『視聴者参加型映画!』とでも書いておいていただきたい。
(あと、ピッキングチュートリアル。振動が弱まるところまでスティックを回すって書いてあるけど、実際は強まるところじゃないの? これは、誤訳? なのか? なお字幕を出すと『恩に切る』など明らかな誤訳が出てくる模様)