【PS3】スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ INTERNATIONAL レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-02-04 |
価格 | 8190円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2011/04/21 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 0pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt |
24pt
GOOD!
思いついた事を箇条書きにしてみます。
・HD機で大作が出た
・人気作の続編が出た
・改造やクエストなど、他のRPGにあるようなシステムはある
・キャラクターの原画は格好良くもあり、かわいい
頑張っても、これくらいしか思いつきません。
BAD/REQUEST
■視点
一番苦痛なのがこの視点でした。
広い場所を移動している時はまだ我慢できるのですが、
ダンジョンなどのそこそこ狭い場所を動く時に視点が異様に悪く、
上部にマップが出ているにも関わらず、自キャラの向きが分からなくなります。
■ダッシュ
何故、ボタンを押さないとダッシュできないのか。
スティック倒すだけでダッシュで良いじゃない・・。
しかも、走り続ける事が出来ない。
■キャラクター
デザイナーさんが描いた絵は非常に魅力的です。
上にも書いたように、格好良いし、かわいいです。
が・・・・、なんですがこの3Dキャラは・・・。
別人です。しかも、インアンと同じで、目が死んでいます。
雑誌の静止画を見ている時はさほど気にならなかったが、
ムービーを何度も見ているうちに、気持ち悪くなってきました。
メガネの人ももちろん。
■グラフィック
かなり解像度が低いと思う。
特に戦闘は、SDじゃないの・・?と思える程に汚い。
正直、マルチレイドのような性能の低いハードから移植された
ゲームの方がグラフィックが綺麗だと思う。
そして、異常に眩しい。
■戦闘
戦闘のターゲットが上手く切り替わりません。
サイトアウトはシステム的に面白いかも?と思える事もありましたが、
結局、移動が、かなり自由なのもあって、
敵の周りをクルクル回るだけでほぼ全ての近接攻撃をアクション的に回避できます。
立ち上がりを連続で攻撃されてハメられる事も多々ありますが、
基本的には、走ればok・・・・です。
反面、クルクル逃げ回れない味方AIキャラはボッコボコにされます。
ちなみに、AIも非常のおバカで敵の群れに突っ込んで魔法詠唱する事もザラ。
さらには、防御が完全オートなのもあって、
やばい時ほど、クルクル回って走って逃げる必要があります。
運まかせの防御なんか、期待していられません。
移動中とも同じなのですが、戦闘時も視点が悪く、誰がどこで何をしているのか。
状況を把握するのが難しく、ゲームの戦略性を著しく損なっていると感じます。
攻撃もただボタン連打をしているだけ。
しかも、動いている敵にはまともに攻撃が当たらない。
操作キャラ以外をターゲットにしている敵(特に飛行系)には、
アクション的な意味で、攻撃スッカスカ。
それなのに、ターゲット切り替えは・・・
また、敵のHPは常に多めで数も多く、
戦闘のテンポが非常に悪いのも気になる。
戦闘に入るたびに、ため息がでる。
単純な走り逃げと、攻撃の単調さと防御がない事で、
アクション戦闘として成立していない気がする。
今、レビューを書いている時点でも次から次へと不満がわき出てくる。
■マップ
マップがスクロールできない。限られた一部しか見えない。
視点の悪さも相まって、全体像をつかむのが大変。
■シナリオ
展開自体は凄くオーソドックス。
なのだが、ノリが軽い・・というより悪ノリシーンが気になる。
何の変哲もない普通のシナリオの中にそういったシーンがポツポツ挿入される。
このシーンは、特別面白くも無く、
作った人のセンスの無さを感じさせられる。
センスのある人が作れば、面白くなるのだろうが・・。そういうゲームもありますしね。
■ロード
ロードはそこそこ早いのでが、
変に1マップが小さい所があったり、ムービーの中でもちょこちょこロードが入る。
スピードは早くても、不快に思わせるロードが非常に多いと思う。
■宝箱
箱を開ける度に経験値が入る。
宝箱が多いのもあって、何度も繰り返すうちにかなり苦痛を感じた。
■セーブポイント
現代RPGにおいて、これはないだろう・・という程にセーブポイントが少ない。
やめたいと思った時にゲームをやめられず、ゲームを起動を躊躇する。
また、いちいちシステムセーブもされる上に、
セーブ後に毎回、「セーブを続けますか?」という確認画面が出る。
タイトル画面のカーソルが常にニューゲームに合っている事にも言えるのだが、
ここまで気の利かない仕様というのは・・・・
COMMENT
何から何まで、作り込みの甘さを感じる。
このゲームを楽しむためには、数多くの駄目な要素に目を瞑らなくてはならない。
自分自身、そんなに長く遊んでいないのに、
このゲームはもう二度とやらない!と先ほど思ったので、
その時点でレビューを書いています。
長くプレーすれば、もっと山のように不満が沸いて出てくるのではないでしょうか?
トライエースと言えば、
このメーカーのRPGの戦闘は間違いなく面白い!
と、購入前から確信できるほどのメーカーだと思っていたが・・・。
ここまでつまらないRPGは久しぶりに触った。
ゲームを買ってここまで後悔するのは本当に久しぶりだ。
買ってすぐ売るなんて事は、そうしないが、明日、ゲーム屋に行ってきます。
そこまで言いたくなるほどのゲーム。
ほんと、シリーズ作だとは思えませんね・・・。
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-02-26
・プライベートアクションは町中で起こって欲しい!
4ではカルナス内でのワープ時しか起きないのでまとめて見ることになり、しかもムービーが多いので、かなりだるいです。
町で仲間を探す楽しさが無かった。
・アイテムクリエイションをもっとやりやすく!
これもカルナス内でしか出来ないので何度も往復することになります。
アイテム収集もかなりめんどくさくクリエイションを諦めてしまうことに…。
・セーブポイントがもっと欲しい!
ラストダンジョンは最後までセーブポイントが無いのでかなり焦りました。時間に余裕があるときにしか出来ません。
・ムービーが長い!
一時停止出来ないところもあり…エンディングは一時間以上あるため、トイレにも行けず苦しみました…。
・技を出すときのセリフがもっと欲しい!
技名ともう一種類しか無いため、連発すると同じことばかり言うのでちょっと寒い(笑)
戦闘後のセリフももっとあると良い。
<気に入った点>
・戦闘が楽しい!
スターオーシャンの魅力はこれに尽きると思います!
今回ラッシュモードがあるため、かなり燃えます。サイトアウトを狙うのも楽しい。
・音楽が良い!
ダンジョンの曲や戦闘曲がカッコイイです。
1と2のアレンジ曲が聴けるのもファンには嬉しい!
・レイミが可愛い!
ポニーテールに弓使いという私好みのビジュアルも可愛いですが、福圓さんの声がとても合ってます。この声じゃなかったらこんなに好きにならなかったかも。
特に戦闘終了時のセリフがどれも可愛くて、毎回レイミでとどめを刺したいくらい(笑)
「撃退完了!~」が特に大好き!
歴代ヒロインで一番好きかも。
不満点はいっぱいありますが、SOシリーズは好きなので星5つです。
5は出ないのかなあ?
GOOD!
□戦闘
ほとんどこれを目当てに買った訳ですが、期待以上の出来でした。
サイトアウト、ラッシュモード、ラッシュコンボ、オーバーリミットリンクコンボ、ジャンプ攻撃、密着攻撃、背後攻撃、ダウン攻撃、起き上がり攻撃、自由にカメラ操作可能に、操作キャラが3人から4人へ、リザーブメンバーとも交代可能に・・・
ざっと挙げてもこれだけの要素が前作から新たに追加・ブラッシュアップされおり、シリーズ最新作の名に恥じない完成度でした。
特にサイトアウトは決まると非常に爽快、かつ演出も派手なので、一度やるとハマってしまう、中毒性が高いシステム。
敵もラッシュモードになるので、一方的な展開にならず、雑魚戦でも気が抜けず、常にアグレッシブな戦いが出来てマンネリ化しません。
リンクコンボも派手で爽快な技が多く、ただ連発してるだけでも楽しかったです。
他にも出来る事が多く戦術の幅も広いので、飽きずに長くプレイ出来ます。
□グラフィックス
綺麗の一言。
ある星の海岸、ある星の雪原、ある星のアスファルトと平野、ある母艦の内部などは感動さえ覚えました。
広大なフィールド、木々や遠くの地平線、砂の一粒まで精密に作り込まれています。
またムービーも高品質で、SF映画のワンシーンを見てるようで魅入りました。
□サウンド
シリーズお馴染みの作曲家による安定感あるBGMは、様々な場面でゲームを盛り上げてくれていました。
また戦闘中のSEも迫力があり、クリティカルヒット時の音などは何度聴いても気持ち良い音でした。
メニュー選択時の音が前作と同じなのも個人的に嬉しかったです。
ボイスは英語音声があり、切り替えるとまた違った気持ちになり、新鮮です。
□ストーリー、キャラクター
“宇宙開拓” “文明との遭遇” このキーワードに反応してしまうような宇宙好き、SF好きにとってはゾクゾクするような展開ばかりです。
シリーズの中で一番宇宙を旅してる感が強いので、探究心がかき立てられ、集大成のようで非常に良かったです。
また各イベントは面白くも仲間の絆が深まり共闘感が増すものが多いので、その影響でまた戦闘が楽しくなったり。
キャラクターはどれも個性豊かで、PAなどは笑わせてくれるものばかりです。
さらに今作もマルチエンディングが採用されてるので、人それぞれのエンディングが見られるのもGood。
□やり込み
アイテムクリエーション、サブクエスト、闘技場、バーニィレース、封印宝箱、ピックポケット、コレクション(スペースシップ・アーツ・ウェポン・モンスター)などのお楽しみ、やり込み要素が用意されてるのでやる事がなかなか尽きません。
モンスターコレクションからはアクセサリも作成出来るので実用性もあり、さらに隠しダンジョンやクリア後の難易度変更まであります。
またイベントが進む度に全惑星の全住人の会話が細かく変化していくので、話かけるだけでも時間が過ぎ楽しいです。
□快適さ
ロードはほとんどなく、フィールドではダッシュが出来るので非常に快適です。
アイテムクリエーションの仕様が前作から変わり、作れるのをひたすら待つという作業が解消されました。
メニュー画面のレスポンスも良くサクサク操作出来ます。
□その他5点の項目
熱中度…とにかく戦闘が楽しいので、それをやってるだけで時間が忘れられ、ずっと続けられます。雑魚戦では爽快かつ気が抜けない、ボス戦では準備をしないと苦戦するというバランスも見事です。
満足感…目当ての戦闘が予想以上に楽しく、それ以外の要素も高水準にまとまっており、全体を通して非常に楽しめました。
BAD/REQUEST
□アイテムが各20個までしか持てないので、アイテムクリエーションの素材集めの時に不便。
□調べると無駄情報が出るオブジェクトが前作より大幅に少なくなっている。
□一部のキャラクターはクセが強いので、好みが分かれる。
□前作にあったカップルエンディングがないので寂しい。
□部屋の中などで視点を壁際に回すと妙に寄った視点になる。モンハンのアレです。
COMMENT
(26型液晶TV使用/純粋に面白そうだったので購入しました)
戦闘の面白さに定評のあるスターオーシャンシリーズですが、
4はその最高傑作と言っても過言ではないです。
中でも戦闘とグラフィックは特筆もので、次世代のRPGをやっているという実感が湧きました。
宇宙モノ、SFモノが好きな方、RPGはやっぱり戦闘も楽しみたいって方には特にお勧めです。
時系列はSOシリーズの幕開けを描いているので、シリーズ初めての方でも大丈夫です。