【PS3】アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-10-15 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人(オンライン時:最大10人) 【廉価版】 ■ 発売日:2011/08/25 ■ 価格:2,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 2pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
90pt
GOOD!
前作プレイ済み
■グラフィックの向上
目覚ましいです。もともと綺麗でしたが、ますます肌の質感や背景などがリアルになり、見惚れてしまうレベルだと思います。本当に遺跡を探検しているかのような錯覚を覚えます。
これ以上のグラフィックのゲームも存在しますが、それに匹敵するレベルだと。
■ストーリーの面白さ
前作以上です。冒頭のシーンから惹き込まれました。最近のハリウッド映画は『つかみ』というものを忘れてしまっていますが、この作品にはそれが存在します。古き良き時代のハリウッド大作映画(ちょっとB級感漂う感じ)が戻ってきたような感じがしました。それを自分で操作できるんですから最高です。止め時を見失う程だったと思います。
■キャラクターの魅力
前作から登場しているキャラはもちろん個性的で素晴らしいですが、今作から登場した女性が良かった。まあ顔はラテン系と東洋系が混ざったような感じで美人じゃないですが、不二子ちゅわーんというルパンの声が聞こえてきそうな男勝りの色っぽいキャラでした。悪役もちょっとバカっぽくていかにもな感じで面白い。ホントキャラに恵まれたゲームですね。下手にカマトトぶったぶりっ子キャラが出てこないってこんなに素晴らしいんだと、洋ゲーをやるたび思います。日本のゲームも見習ってほしいもんだ。
■アクション
もう今作はこれに尽きると思います。アクションが目覚ましく向上している。ぶら下がったら折れて落ちそうになったり、凄まじく高いとこで雲梯してみたり、いきなり○○が落ちてきたりと手に汗握ります。そんなシーンは前作でもありましたが、演出や迫力や規模が向上しているので、前作以上に怖いし、ホントここぞ!というところでそういった演出が入るので痒いところに手が届いているというか。本当によくこんなアイデアが思いつくなと唸らされました。
敵を素手で倒す行動もバリエーションが増え、隠れて不意打ちに首を折ったりなど、バトル方面でも進化していると思います。
BAD/REQUEST
■ボイスが聞こえない
まあ私の環境もあると思います。でも一部の音声が聞こえずらすぎる。イベントの音声に合わせると銃声とか爆発で耳が痛くなるほどだし、かといって小さくすると、移動中のお遊びボイスがまったく聞こえない。そこは何とかしてほしかった。日本語でしかプレイしていないので、英語だと違うんでしょうか。ヘッドホンだとまた違うかもしれません。
■BGMが聞き取りずらい
上に同じです。なんて言うか音のバランスが悪いです。前作はもう少し鳥のせせらぎやらが聞こえたと思うんですが…。今作はそこが微妙ですね。日本語版だけこうなんでしょうか?
■バグが多い
ハマって動けなくなったり、高いところから落ちたのに死ななくて彷徨えてしまったりと、多々見受けられました。致命的なバグではないですし、やり直せば済むことですが、これだけ完成度が高いのでそこは少し残念。
COMMENT
とにかくアクションアドベンチャー好きは一度プレイした方がいい。前作はB級映画でしたが、今作は大作映画(ちょいB級)に進化していました。もともと評判が良かった作品ですが、その口コミ通りの誰もが楽しめる素晴らしい作品だったと思います。映画を自分で操作して、冒険している感覚は本当に凄い。一本道ゲームでもこういった作品なら大歓迎です。続編が出たら迷わず初日に買いに行くか予約します。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
92pt
GOOD!
・前作を越えるグラフィック!
前作も驚かされましたが、本作のグラフィックはそれを凌駕していて、現時点のゲームでは間違いなくトップクラスと言えるでしょう。山や森などの自然描写はもちろん、前作には無かった町並みも非常に細かく作っています。高いところに登る度に足を止めて、周りの景色に見入ってしまいました。近くの物も、大抵の人が通り過ぎるだけの場所の小物まで手抜きなく、丁寧に贅沢に作ってあります。
・やめどきの見えない展開
最初のロードがかなり長いのですが、それ以降は全くロードしないままにどんどんチャプターが進んでいき、いつの間にか物語に引き込まれてしまいます。メディアインストール無しでここまでシームレスに進むのはすごいことです。随所でオートセーブされるので、死んでもすぐにやり直しができるのも○。
・バラエティに富んだステージ
いきなりの宙吊り列車にまずビックリ。その後も、警戒厳重な美術館、内戦で荒れ果てた町、どこまでも続く暴走特急、息つく間もないカーチェイス、そして謎に包まれた理想郷…と様々なステージが続き、プレイヤーを飽きさせません。
・ネイトメモ
物語が進むに従って増えていきます。すべて英語なのは仕方ないですが、よく読んでみると面白いことがたくさん書かれています。「ゾンビよりも雪男よりもコワイのは、サリーのヒゲ!」
BAD/REQUEST
・壮大な一本道
「プレイする映画」がコンセプトのようなので的外れな指摘ではありますが、高所から見える作りこまれた町並みに実際に行くことはできません。ビルひとつにしても、どこのドアから入ってどこのドアに出るまで決まっていて、そこに一切の自由度はありません。そのせいか、初プレイはとても面白いのですが、2回目をやる気が出てきません。
・敵多すぎ&タフすぎ
よく考えたらネイトさん、ラスボスのなんとかさんなど比較にならないほどの大殺人者じゃないですか(笑) 前作もそうでしたが、撃っても撃っても沸いてくる敵にいい加減ウンザリ。まして今回は、小銃では非常に倒すのが難しい盾持ちの敵や、何発撃ち込んでもなかなか倒れてくれない重装歩兵など、戦って疲れる敵が多かったです。
・新キャラのクロエさん
お色気を売りにしている割に、よく見るとそれほど美人でもないですね(お尻はセクシーだと思いますが…)。長生き出来なさそうな立ち位置ながら、最後は意外な展開に。その一方で、いかにも小悪党といった感じのアイツや、まるでオーラを感じなかったカメラマンのあの人は、会った途端にその最期を予感しました(笑)
・お宝がショボイような…
やりこみ要素のひとつであるお宝集めですが、前作はエル・ドラドというだけあって黄金がたんまりありましたが、今回はいいとこ銀で、ほとんどは銅製品やよく分からないものばかり。もっと素人にもわかりやすいお宝がある方がよかったかな?
COMMENT
前作がここのレビューで高評価だったのを見て、買ってみて大満足。続編が出ると聞いて大いに期待しましたが、期待を裏切らないどころか遥かに越えていて、またも大満足です。
前作もそのスケールや臨場感、話の展開のうまさに驚きましたが、本作はまさにその正当進化版と言えます。お値段も手頃だし、PS3を持ってる人ならやらなきゃ絶対に損です。惜しむらくは洋ゲーなため、ゲーマーや事情通など「知る人ぞ知る名作」に留まっているところ。海外では大絶賛のようですが、日本では知名度が低くてあまり売れないんでしょうね。FFやMGS、龍が如くのためにPS3を買ったという人にこそ、ぜひプレイして欲しい作品です。迷っている人は動画サイトでプレイ動画だけでも見て欲しい。本当にすごいゲームですから。
同時に、洋ゲーに押され気味な日本のメーカーにとっても励みになってくれればと思います。
40インチフルHD液晶。HDMI接続。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
アンチャーテッドエルドラドの秘宝クリア済み。
・オリジナリティー これは前作でも感じたことだが今作ではさらにいい味だしてる。
木曜洋画劇場風のアクションと軽いジョークが入った壮大なゲームなんて見たことがあるだろうか? ゲームデザインは天才的によくできており、熱中する。
・ グラフィックス これは文句なしにPS3ではトップの出来でしょう。
ただきれいなだけではなく色味やコントラスト、自然描写やほこり、演出などすべてが
トップです。
これによって生み出される迫力は自分が必死に冒険しているようです。
これを超える作品はもうしばらくでないでしょう。
・サウンド 音質はもちろん、キャラクターの声、空気感など圧倒的です。
これもまさに自分が冒険している感覚に陥ってしまいます。
銃声もまさに「洋画劇場」風に出来ていて
面白い。
・熱中度 これほどまでに熱中して一日半でクリアしてしまうゲームはやったことがありません。
いったんはじめるとあっという間にネイト達のはちゃめちゃな冒険に吸い込まれてしまいます。
気がつくと6時間ぐらいやってました。
またオンラインもよくできており協力プレイは繰り返し何度もプレイしてます。
・満足感 素晴らしい冒険体験とデザイン、オンライン対戦、協力もついているので満足感は相当なものです。
・快適さ 死んでもすぐ手前のポイントからリスタート出来ます。
ロード時間も短く、モード選択時の読み込み以外はロードがありません。
メニュー画面も操作しやすくまとまっています。
すばらしいデザインですね。
BAD/REQUEST
特に見当たらないです。
あえてあげるとするなら回線の問題で
多少繋がりにくいときがあることかな。
ほんとにそれぐらい。
COMMENT
素直にこんなに面白いゲームは初めてやりました。
すべてが完璧でデザインがとても秀才です。やっぱりこの開発会社は半端じゃないです。
まさに100点。いや120点をあげたいゲーム。
すでにゲームオブザイヤーを総なめにしており このゲームを超えることができるのは
アンチャーテッド3ぐらいじゃないでしょうか。
ほんとに最高のゲーム、体験をありがとうございました。
・環境 HDTV 27型 5.1chサラウンド オンライン接続環境
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-10
現在シリーズは4まで出ていますが、やはり2が一番の名作ですね
1は開発者も新エンジンのテストが目的だったと言ってるように、雰囲気は良いものの未完成な部分を感じます
3はマルチは高い評価を受けているものの、ストーリーは劣化CODなどと揶揄されてました
4は3とは真逆でアドベンチャー要素を強くし過ぎて、アクションゲームとしてはテンポが悪くウケなかった印象です
2はまずストーリーが王道でありながらキャラクター描写など丁寧に描かれています、クスッとするシーンも多いです
また戦闘面ではステルスと銃撃戦のバランスがよく、自分で戦い方を選べる場面が多いので何周しても新しい発見があったりします
グラフィックも整っていて、また演出の魅せ方がシリーズの中でも抜群に上手いので、いまだに2が一番魅力的に感じます
PS4でコレクション的な作品が出ていますが、ストーリー目的で買うならこの2だけで十分かなと思います、今ならかなり安いでしょうし
洋ゲーシューターの全盛期を象徴する作品であり、初代ヘイロー並みにシューターの歴史に名を残す傑作だと思いますよ
GOOD!
・グラフィック。ただ写実的にリアルなだけではなく、フィールドやアイテムの色使いが鮮明で、ゲーム的に遊びやすく配慮されていると感じます。
・派手で豪快なアクション。
難易度も絶妙。
・タフでヘタレな主人公のキャラクターが良く、殺伐とせず軽快に楽しめる。
(同じ制作会社の「クラッシュバンディクー」を思わせるノリ)
主人公の吹き替えも良いですね。
ゲーム中のヒント、ナビゲートなどが行き届いていて、あまり詰まらずに気持ちよく進める。
・オンライン対戦。これは数回プレイしただけですが、動作など全体的に快適でした。
BAD/REQUEST
良い点でもあると思うので微妙ですが、良く言えば豪快、悪く言えば非常に大味なゲーム性。
自分でアクションを駆使したり謎を解いて道を切り開く達成感は薄いです。
基本的にはムービー、アクションして移動、あるポイントに到達するとムービー、の繰り返し。
アクション部分や演出が秀逸なのであまり気にはなりませんが、ユーザーがやる事はムービー間の移動が全てで、やらされている感は否めません。
ゲーム性は古典的だと思うので、オリジナリティは2にしました。
またゲーム中、ヒントがこれ見よがしに提示される事も多く、パズル的な謎解きは殆ど自分で考える余地がなく、段取り作業的になるのもマイナス。
クリアした達成感、満足感は薄いかな…?
ヒロインだけ、プロポーション(頭身?)や表情などがやや漫画的で、周囲から浮いて見える。
COMMENT
豪快なイベントの連続を楽しむゲームだと思えば、文句はないどころか、徹底して作り込まれた傑作と言えると思います。
ノンストップアクション映画の美味しいところを自分で操作できる、非常に上手いエンターティンメント作品でした。
ある意味、アーケードゲームの豪快さと家庭用アドベンチャーゲームの良いところを合わせた珍しい作品かも知れません。
こつこつやるゲームもいいけど、アーケードゲームのような豪快さも欲しい、と思っている方にオススメ。
他の方の指摘通り、確かにパッケージが安っぽくて残念ですが、中身はしっかりした良作です。