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【PS3】プリンス・オブ・ペルシャ レビュー

発売元 ユービーアイソフトオフィシャルサイト
発売日 2009-01-22
価格 7329円(税込)
レーティング 【B】12才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon攻略本
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクション
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
77
(難易度)
1.58
レビュー数
12
スコアチャート プリンス・オブ・ペルシャレビューチャート

プリンス・オブ・ペルシャ 購入する
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【60点以上】
58.3%
【標準偏差】
23.14


472人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 3pt 4pt 3pt 5pt 1pt
総合点
78pt

GOOD!

・死なない、というか死にようがない
大抵のゲームでは、ミスして主人公が死ぬとゲームオーバー画面が出て、
コンティニューするかどうか聞いてくる。
だが今時のゲームはどんなプレイヤーでもクリアできるよう作ってある。
ならほとんどのプレイヤーがほとんどの場合コンティニューするだろう。
そもそもゲームをやめたければゲームオーバー画面でなくとも
プレイヤーはいつでもそのゲームをやめる事ができる。
つまり、従来のゲームオーバー画面は「滅多に選ぶ事がなく、
そもそもそこで選ぶ必要もない選択肢」を提示する為に表示されている。
そして、そんな物を表示したせいで、リトライのたびに読み込む。
(恐らく、アーケードゲームの「課金機会」だったものが
家庭用ゲームにおいても何となく伝統として残っちゃったのだと思う)

このゲームではそれがない。
「今あんたミスったけど、どうせやり直すよね?」といわんばかりに
敵に殴り倒されようが、高所から落下しようが、一秒くらいで
ヒロインが主人公を助け出し、最寄りの平たい地面のところに戻る。
このゲームをやってる間はそれほど快適だとも思わなかったのだが
他のゲームをやると「何でいちいち画面切り替えてんだよ?」って
「このゲームのようではない」事にちょっと腹が立つようになった。
それくらい、後遺症が残るほどに快適。
他のゲームもこの仕様でいってほしい。
(この理由を以てオリジナリティ、快適さを5とする)

・戦闘がこれまでに比べてマシ
戦闘が「面白い」わけでは全然ない。口が裂けても面白いとは言えない。
あくまでも、「PS2とかで出てる前三部作に比べて、マシ」。

前三部作の戦闘はどんなだったかというと、
「1、時間の砂」=大量に押し寄せてくる単純作業。
「2、ケンシノココロ」=コンボが複雑化し、敵の動きが賢くなったが、
面倒臭くなっただけでひとかけらも面白くはない。
「3、二つの魂」=二作目と同じで相変わらず面白くないが、
不意打ちで即死させると面白くない戦闘を省略できる、という改善点。
という感じ。

それに対して、今作の戦闘は一作目に輪をかけた単純作業で、
その「作業」の回数もこれまでに比べ圧倒的に少ない。
道中をちょっと急いで進むと三作目みたくザコ戦を省略もできる。
よって、これまでより戦闘のつまらなさはかなり控えめになっている。

いつかは「戦闘を面白くする」というアプローチでの進化を期待。

・演出がいいと思う
ラスボス戦のカメラ位置はわりとびっくりした。
ラスボス勝利後、スタッフロールがあのタイミングで流れたり、
エンディング、主人公のあの決断をプレイヤー自身に操作させたり、
そういうところで「小洒落てやがんなあ」と思った。

BAD/REQUEST

・やる事が最初から最後まで同じ
ずーっと走って跳んでよじ登って崖を滑り降りてたまに戦っての繰り返し。
先に進むにつれて新しい能力を手に入れたりとか全然しない。
一応光の種(パワーエサ?)を集めると「パワープレートの起動」が
できるようになる、という事にはなっているのだが、それが使えるのは
それが設置された場所だけで、プレイヤーに工夫の余地とかはない。
結局、ドラクエにおける鍵みたいに、これまで行けなかった場所に
行けるようになる、というだけ。
前三部作では(あまり使わないとはいえ)必殺技覚えたりしてたのだが。

・自分で動かしてる感が希薄
プレイヤーの「操作」回数とキャラクターの「動作」回数が釣り合ってない、
とでも言えばいいのか。

例えば「ジャンプして、壁に取り付いて、壁面を走る」のが1ボタン。
「一回押すだけでできる」のではなく「一回しか押してはいけない」。
最初の頃、自分の頭の中で「ジャンプ」と「走る」で2動作、と考えて
うっかり二回押しちゃってミス多発。

プレイヤーは全くボタンに触ってないのに主人公が跳んできたヒロインを
受け止めたり、立ち位置を入れ替えたりするのも戸惑う。
「俺そんな操作してないのに、なに色々やってんだよ」って。

・みんな言ってる事だけど、ヒロインの声の人の演技力
グラフィックは大人なのに、滑舌の悪さが中学あがり立てっぽい。
大した問題でもないのだが、この人選の理由が分からない。
有名な人なんですか?ちゃんと演技できる若手声優よりも?

・プリンスでもなければペルシャでもない
これを気にする人はたぶんいないだろうが、
題名からプリンス感、ペルシャ感を期待して買う人がいたら要注意。

COMMENT

誉めてるようには読めないかもしれないけど、自分は好き。

すごく面白い事もあんまりないんだけど、
すごくイライラする事はもっとないので、
プラスマイナスを合計するとわりといいゲーム、そんな感じ。

ラスボス以外全部の敵を倒した後、大した目的もないまま
キレイな景色をぼんやり行ったり来たりするのが
このゲームの正しい遊び方のような気もする。

 
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
毛蟹さん  [2011-11-05 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

515人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 3pt 5pt 3pt 1pt
総合点
78pt

GOOD!

まず最初に私はプリンス・オブ・ペルシャーです。歴代全てのプリンスをプレイしております。その上で。こちらの評価があまりに低かったので、すこしためらいましたがそれでもがっかりさせられることを覚悟の上で購入しました。

結果はたいへんプリンスしている。

壁を走り、崖を滑り、天井に逆さまに張り付いて、今回はさらにエリカとの協力二段ジャンプまであり、地形を見るセンスがあればとんでもないルートを切り開けたりします。

そのおかげで大分ダイナミックな地形をよりダイナミックに動くことができる作品です。

グラフィックは当初みたときにたいへん危惧しました。今までのグラフィックではなく独特の絵のようなものだからです。しかし、実際にプレイを初めて見るとそれほど気にもなりません。暗い風景はなく浄化後の世界は明るく光に満ちています。

高台などに上がって眺めると圧倒的な映像美に心を奪われること必至です。

草木やそれに戯れる蝶のグラフィックなどはプリンス史上初ではないでしょうか。

他にも異形の魚のようなものがうごめく水槽や、ウデンウデンと唸る革袋のホース。プレートの発動のグラフィック。上から見下ろす水辺。などなど眺めているだけで楽しいのは多分この作品だけではないでしょう。

また浄化後の曲はとってもかっこいいです。映画のようでした。


★オリジナリティー
プリンスの類似ゲームは見たことがありません。たださすがにシリーズものなのであっと驚く新鮮さはありませんね。プレートシステムはなんだかわからずびっくりしましたが…。4点。

★グラフィック
今までのプリンスとは違うグラですが、それでも大変綺麗です。プリンスやエリカのモデリングも格好良いです。高いところから見る風景はぜひとも皆に見てもらいたいところ。4点です。

★サウンド
基本的に音楽が主張しません。
浄化した後にダイナミックな音楽が流れるくらいです。ただ、オーケストラの音楽に身を委ねながらゆっくりと光の実をさがすのもなかなか。癒しゲーです。4点。

★満足度
最初なんとも思わなかったヒロインがいつのまにか大好きになっているプリンス特有のストーリーです。そして今回も…。最後のエンディングは少しびっくりしました。ぜひ、こちらのストーリーでも続編を。大自然あふれる城内を飛び回る外伝的なプリンス。いいと思うんですけどね。

BAD/REQUEST

死なない。この作品の最大の特徴。落ちても助けてもらえるし、バトルでもゲームオーバーになりません。そのためライフゲージや回復アイテムなどというものも存在しません。ただ、もとから時間の砂くらいからそんなに死ぬゲームでもないので特に気になりません。時間を戻す作業が簡略されたかな位のものです。

エリカの棒読み。こちらのサイトで散々言われている事です。成海璃子は女優としても演技力のある人だと思っていたのでツンデレなのだろうと思っていましたが…たしかに棒読みです。なぜでしょう。演技とアフレコはまったく別のものなのでしょうか。映像なしに声を収録したのでしょうか。謎です。ただ、『死んじゃダメっ!せっかく好きになってきたのにっ!!』はちょっとキュンとしましたよ。

あと、プリンスの声は大好き。演技も上手です。『空をとぶのが夢だったーっ!!』は爆笑しました。

バトルは完全に一対一です。バトルに入ると自動的に操作体系が変化し、まるでこちらが圧倒的に有利なジャンケンのようなシステムになります。最初こそはバトルの理屈がわからず苦戦したりもしますが、後半戦は完全にシステムが分かり、相手の攻撃を弾き、横転で交わし、鉄拳か?と思えるようなとんでもコンボを叩き込み圧倒します。

ゾンビのようなのがわらわらと出てくるようなことは今回まったくありません。いかに物語の主人公になりきって格好良くこなすかが重要なパートです。

今回はプリンス初心者の導入口として作られたものなのでしょうか。そのためまったく血などの表現。残酷なトラップ。死体などのオブジェは存在しません。そこに重点を置く人は残念かもしれませんね。

★熱中度
ボリュームは少ないかも知れません。
本気で取り組めば一日で終わってしまったでしょう。少しずつ小刻みに進めることをおすすめします。やり込み要素も特にありません。 3点。

★快適さ
なにか動きがもっさりとしているような気がします。テレビのせいなのか。背景グラに力を使い過ぎているのか…。まぁ慣れてしまえばなんということはないのですが…。3点。

★難易度
簡単です。特につまるところもありません。トリガーを抑えなくてもヘリに捕まり、壁を走ります。誰にでもおすすめできる難易度です。

COMMENT

HDTV26インチ。

プリンスマニア。プリンスがあると聞いてからPS3を買いました。

まぁお安くなっていますし、なかなか遊べますよ。プリンスをやったことのない方や女性でも楽しめると思います。

プリンスの布教用教材としても。

こちらのサイトでの点数は低めですが、間違いなく売り飛ばさずに保有するソフトです。

   
プレイ時間:05時間以上15時間未満(クリア済)
鬱さん  [2011-04-07 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

505人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 5pt 3pt 4pt 5pt 5pt 1pt
総合点
90pt

GOOD!

まずはじめに、私はアンチャーテッドなどのアスレチック的?なアクションゲームが好きです。
なのでこの作品も非常に楽しめました。

トゥーンレンダリングというらしいですが、
例えれば非常に色彩豊かな一枚の絵画が滑らかに動き、
次のシーンを紡いでいくかの様な流れるシーン展開には感動さえ覚えます。
リアルな映像もちろんいいですが、こういう手法もすごく斬新に思えました。
その美しい画面上を、
キャラクターがジャンプし、壁を登り走り、時には魔法の力で空中さえ飛んで、
非常に多彩にアクションしてくれ、
まるで自分のプレイが巧くなったかのような錯覚すらしてしまう爽快感がすばらしいです。

もうひとつ、爽快感に拍車をかけてる大きな特徴として、
死亡=ゲームオーバーがないということが挙げられます。
このゲームは死にかけると(落下であれ、戦闘中であれどんな場面でも)、
エリカという相棒の少女が魔法の力によって助けてくれます。
正直こういった、
足場から足場を渡り歩き次の移動先を模索しつつアクションを楽しむゲームでは、
初見ではルートがよくわからない場面が多々あります。
そんな時には一か八か行動して試してみるしかなく、その結果死亡という、
いわゆる初見殺しのパターンが多いのですが、
ゲームオーバー⇒ロードという作業の入らない快適さは凄いです。
賛否両論ある様ですが、
私個人はゲームオーバーという概念をスッパリ失くした大胆な決断に拍手です。
ただ落下した場合など、死にはしませんが少し前の足場まで戻されたりするので、
死なないのをいい事にプレイが乱雑になるかというとそうでもありません。
エリカに助けてもらった回数を抑える事によってもらえるトロフィーもありますので。

ゲームは一度クリアした場所にも自由に行き来できる、
いわゆる双方向のタイプですが、
エリカの魔法によって目的地までのガイドが光の玉によって
いつでも示されますので、
まったく迷うことなく進んで行けます。

エリカの吹き替えについてですが、こちらは批判が圧倒的に多い様ですね^^;
私も正直、始めの出会いの場面では少々辛いかなと思ってしまいました。
棒読みというか、いまいち感情の抑揚がないトーンなんですよね。
しかし物語を進め、この少女の背負った背景などを知っていくと、
不思議とキャラクターにマッチして聞こえてきます。
僅かな抑揚の中にもちゃんとした嬉怒哀楽を感じ取ったりして、
いつのまにか少なからず相手を愛らしく思ってる自分がいました。
エリカの印象的なセリフに、主人公が落下して死にかけるとそれを救いながら、
「死なないで、好きになりかけてるのに・・・」という発言があるのですが、
発音の素朴さゆえに何だか心が温かくなります。
自分にはわざとらしいアニメ声で過剰に演技されるより、
こちらの方が断然良いです。
ちなみに主人公の方の演技は凄く上手です。

BAD/REQUEST

キーのレスポンスが若干甘め
方向キー入力の受付が若干甘めなのか、横と入力してるつもりなのに、
上に行ったりします。
キャラクターのアクションに、
壁につかまった状態からそのまま壁伝いを走り他の足場に飛び移る、
というのがあるんですが、幾度となくそのまま壁を上にとんでしまい、
結果どこの足場にたどり着く事もできずズルズル落下という事がありました。
これは私が下手というのもあると思いますが。

戦闘が単純
何人かいる中ボス(的な存在)とはそれぞれ3度4度と戦うのですが、
相手の戦法および弱点等が初戦から全く変わらないので、攻略の仕方が一緒です。
なので一度勝った相手に何度も同じことをやらされてる気分に。

光の玉集め
その土地に対して浄化という作業を行う事によって、
いわゆる面クリアになるのですが、
クリア後その土地で光の玉集めというのをやる必要があります。
ただのその所在地がわからない(見えてるけど行けないではなく、
どこにあるかさえわからない)、
光の玉がいくつかあったので、これも目的地ガイドのような、
何か探索する方法が欲しかったです。
ただ、光の玉は全て見つけなくても一定数取得したら物語を進める事が可能です。

COMMENT

全体的に非常に楽しめました。
感じ方は人それぞれですが、
私はあまりにも難易度が高いゲームは苦痛に感じてしまいますので、
このゲームの、
可能な限り難易度を取り払ってゲームを楽ませる姿勢に好感が持てました。
キャラクターも非常に魅力的でしたので、
ぜひこの設定とシステムで続編を作って頂きたいですね。
ダウンロードコンテンツでエピローグ的なエピソードが出てるみたいなので、
そちらもやってみようと思います。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
ウントンさん  [2010-10-17 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

500人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 3pt 2pt 3pt 3pt
総合点
56pt

GOOD!

大本となったSFC版「プリンス・オブ・ペルシャ」では「謎解き」・「剣闘」・「アクション」の3要素が軸でしたが、今作はそのうちの「アクション」に特化していると思います。

広大な大地をジャンプや壁走りで駆けるのは爽快です。崖近くでは毎回手に汗握るプレーとなります。

一部の人にはやや不評な救済システムですが、崖だらけの今作でいちいち落ちてロードが挟まるよりはいいかもしれません。

戦闘ですが1VS1のドキドキはそのままにコンボをうまく決めて大ダメージを与えたり、一瞬だけ表示されるマークを押して危機を回避することができるなど戦略性と緊張感が両立しており一戦ごとにドキドキさせてくれます。

BAD/REQUEST

アクションに特化した結果他の要素が薄れてしまったと思います。

謎解きはまだどうやったら目的地にたどり着けるかや光の種集めでカバーされていますが、剣闘は回数が少なすぎる気がします。(戦闘自体は面白いのですが。)光の種集めも全部集めなくてもクリア可能(というかバグで全部集められるかは運ですが)とはいえやはり苦行の様相になってしまいます。

プレートによる移動は面白いとはいえどれも似たり寄ったり、特に赤と青は統合すればいいのではと思ったぐらいです。

戦闘での移動が不便で素早く移動できないのが残念。

声優についてですがまあ予想通りなのであんまり貶めるようなことは書きません。(私が成海さんのファンということもありますが買う前にした「おそらく棒だろうな」という予想は残念ながら当たっていました)

COMMENT

特価で売られていたのを限定版CD付きで買いました。

やや不満点があるとはいえ遊べないほどにひどいというわけではありません。

プリンスオブペルシャはどれも作品ごとに特徴があり、今回のゲーム方針や救済システムも一つの特徴と捉えれば非常に楽しめると思います。

特にグラフィックはいいのでその背景を見るだけでも価値はあると思います。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
スイクンさん(Webサイト)  [2010-05-12 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: Amazonのお客様
レビュー日: 2013-07-12
輪郭線が強調された手書き風の独特のグラフィックは美麗で、アルフォンス・ミュシャや、昔、ソーサリアンのイラストを手掛けていた米田 仁士さんの絵画の世界を想い起こされました。

ヒロインの顔は濃いのですが、日本のアニメのようなタッチに近く、洋ゲーという感覚は薄いです。

アートとしては一級品で、ギャラリーのイメージ画を見れば、このゲームのクリエーターたちが、何を目指していたのかが理解できます。

移動中に風のように流れてくるメインテーマ、小気味よい効果音、主人公とヒロインの多彩なセリフなど、好印象を受けた点が沢山あります。

シンドバットとシェヘラザードの愛の物語と、勝手な想像を膨らませ、アラビアン・ナイトの世界観を楽しめました。

ゲームとしては、これは佳作の領域を出ないと言わざるを得ない作品ですね。

攻略ルートを自由にした結果、シナリオ性が薄すぎて、進めば進めるほど、マンネリ化が著しくなると感じてきます。

4種類あるパワープレートについて。
マニュアルを読むと、プリンスに新たなアクションが増えるのだと思いきや、ただの移動の演出に過ぎず、新鮮なのは最初だけでした。

それから、操作性に明らかなクセがあり、プレイヤーの意思に反して勝手に飛び跳ねてしまうのは本当にストレスが溜まりました。
壁や天井を走り、壁を滑り落ちるなど、ダイナミックなアクションは慣れてくると爽快でしたが、斜め入力を要求される場面では入力ミスが起きやすく、爽快感も減じ
てしまいます。

絶対に死なないゲームという点について。
賛否両論がありますが、最終的には、私はエリカがCVを含めて愛おしく思えました。

プリンスを助けるとき、エリカがプリンスの手を掴む絵が大写しになるんです。
その絵を何十回も見ている内に、二人の絆のようなものを感じ、この「絶対死なないシステム」こそがこのゲームのキモであり、テーマなのだと感じました。

恐らく、このゲームのスタッフたちは、イコやワンダと巨像から大きなインスピレーションを得ていたのではないでしょうか。
手つなぎでそれを直感し、ラストのエリカの蘇生のシーンで確信しました。

このテーマならば、シナリオをもっと重視して、二人の愛の深まりをもっと演出できたのではないかと残念に思っています。

決して、嫌いなゲームではないのですが、他人には勧め辛いですね。
手頃な価格で入手できるのであれば、買って損はないですが。
難易度は、ほどほどです。

【PS3】プリンス・オブ・ペルシャ
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