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【PS3】ミラーズエッジ レビュー

発売元 エレクトロニック・アーツオフィシャルサイト
発売日 2008-12-11
価格 7665円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:一人称アクションアドベンチャー
■ プレイ人数:1人

【廉価版】
■ 発売日:2009/11/26
■ 価格:3,129円

総合ポイント
69
(難易度)
3.38
レビュー数
13
スコアチャート ミラーズエッジレビューチャート

ミラーズエッジ 購入する
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【60点以上】
76.9%
【標準偏差】
10.21


678人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 4pt
総合点
80pt

GOOD!

オリジナリティー:4点
かなり斬新なゲームであることは間違いなのですが、よく考えてみたら、リアルスーパーマリオって感じで、古き良き8ビット2Dゲーム時代には蔓延してたゲーム性なので、4点。でも、3D空間でこれほど入りくんだステージを堪能できることがすごい。というより、あの8ビット2Dゲーム時代からよくここまで来たなと感心します。主人公への没入感は、今までのゲームでピカイチ!

グラフィック:4点
綺麗です。EAが美術的な要素でがんばってくれました。街が全体的に、青白くて淡い。壁やパイプの質感なんかさすがです。アップになった自分の手だけがなぜか油絵?劇画?って感じでちょっと違和感ありますが、おおむね良好です。ビルの角に立って下を覗くとちゃんと車も走ってます。といっても「ウオッ!」ってほどでもないので4点。余談ですが、壁はほぼ、ペンキ塗り立てみたいに見えます。もう少しやつれた壁とか、生活感が出せたら。

サウンド:4点
可もなく不可もなく。音声は全部日本語吹き替えです。ちゃんと声優を起用してるので、映画のよう。澄み渡った空の下、自動車のクラクションがうるさく鳴り響くさまはなかなか雰囲気出てると思います。

熱中度:4点
すべからく、トライ&エラーの繰り返しなんですが、リスタートのストレスがあまりないので、割と続けられます。なんか、チャレンジ精神をくすぐられるんですね。自分の未熟さでたくさん死んじゃうので、越えてみたくなる。難点は一つ。酔うことです。気分が悪くなってゲームをやめるってのも、確実にあります。

満足度:4点
メインディッシュあり、ヤリ込み要素あり、オンラインありと、まぁ必須事項はそろってますので、EAの親切感が感じられます。一度ゲームに入ってしまえばロードもそれほどストレスじゃないし。

快適さ:4点
リスタートのロードが割と早い。キーレスポンスもいい感じ。ただ、求められることは結構シビアです。うまく達成できない責任の半分以上はプレイヤーの腕前だと思います。特に、壁走り→反転→ジャンプなんかは割と難易度が高いかも。行為自体はできても、着地地点まで想定しなきゃならない場合は、不自然な空中の補正はほぼききません。

難易度:4点
イージーでも難しいですよ。一週目はとにかく、壮大な、トライ&エラーなので。しかしこのゲームは、難易度はこれくらいあったほうがいいのでは。もっと簡単なら、緊張感もないし、充実感もないでしょう。やたら走り回るゲームなだけに、ただやみくもに走り回れば振り切れる・・・じゃぁゲームにならない。走りながら考えなきゃならないし、敵がいないステージなら、まず周囲を観察して、いけそうなポイントをあらかじめ考えておく必要がある。だから、アクションといっても結構ストラテジー的要素もあるので、難易度は、難しいけれど、これくらいがちょうどいいのだと思います。

BAD/REQUEST

セルフシャドウなのに、地面に写る影だけがない。体験版でもそうで、製品版は修正されてくると思いきや、そのままでした。

トライ&エラーが膨大なおかげで損をしてる?
緊張感を保つための難易度ゆえにそうなったにしても、もうちょっと別のありかたもあったかも。次回作がありそうな流れなので、ゲーム性自体の進化を次に期待。

体験版程度の長さでは酔いません。ですが、製品版をやれば酔うでしょう。3D酔いはきついですからね。それが嫌で敬遠している人もいると思います。それを言ってしまうとこのゲームの開発自体を否定することになります。要するに、人を選ぶゲームってことで、一般受けはしないかと。

COMMENT

走って走って・・・のゲームだと思ってたら大間違い。やっぱりやってみないとわからない。

大まかに5パターンくらいあるかな?

・ひたすらアタック
 目的地目指してひたすらアタック。登りもあれば下りもある。○ボタンを押せばゴールの方向を向いてはくれるが、ルートは教えてくれない。もちろん迂回しなきゃならない場合が多い。よって、まず冷静に周囲を観察してルートを考える。で、そこからがトライ&エラー。辛くも達成したときの達成感、充実感はやみつきになります。いや、それがこまめにあるからこのゲームは続けられる。

・敵とのからみ
主に雑魚キャラとのからみです。と言ってもこいつらと戦うことが本筋でないのは周知の通り。よってほとんど逃げることになります。しかし、ただ逃がしてくれない。そんな中でも周囲を見回し、ルートを考え、アタック!走りながら考えるってのもなかなか緊張感あります。

・要人の追跡
おいかけっこ(の追うがわ)。これは簡単なので、あまり述べません。

・戦い
敵からひたすら逃げることが求められるこのゲームも、一部、一対一で戦いを求められます。ジャンプ、しゃがみ、パンチ、キックを繰り出すのですが、意外や意外、これがおもろい!下手な格闘ゲームよりも、カンフーマスターになったきぶんになれる!結構リアルですよ。敵の上段回し蹴りをしゃがんで避けて下段にキック。助走をとってジャンプキック。もちろん相手もガードやいろんな攻撃を繰り出してきます。この戦いが結構おもしろかったので、こっちの方向性も新しいゲームを作るヒントになるかも知れないし、もっと全面に出してもいけるんじゃないかと思えます。もっと戦いたかった。

・2週目
1週目でステージクリアのネタはすでにあがってしまいます。もっとも、ルートは一つではなく、よって新しいたどり着き方を探る楽しみはあります。が、一週目の緊張感はどこにもなく、もっぱらタイムアタック的なゲームへと変貌します。どんなゲームでも2週目以降はネタがあがってしまうのは同じですが、このゲームはそのネタ探し(ルート探索)が要でもあるので、その変貌ぶりはFPSなどの比ではないかも。もっとも、オンもあるし、上手な人のプレイもみれるようになってるのでまだまだ楽しめます。

ふたを開けてみたらあまり話題に上らなかったゲームですが、面白いですよ。人を選ぶゲームにしても、発売元がEAですから、ここまで開発環境が進んだ今でもグラフィック的欠陥やシステム周りの不備などがまだ残ったゲームが出てきている中、ちゃんと整ったゲームだと思います。だから、あとは個人の好みの問題かと。一度は体験するのもよいでしょうし、次世代機のパワーが感じられるゲームでもあります。

希望を言うなら、次はもっとステルス性の強いゲームにしてほしい。主人公の孤独感が非常に出てるのと、ジャッキー・チェンなみに登って跳んで、排水溝とか屋根裏の排気口などを進むんだったら、これ確実にスパイ行為でしょ!ってことで、そっち方向を、是非お願いします!

プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
もっと歩こうさん  [2009-01-14 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: yusuken
レビュー日: 2011-04-27
発売から2年以上が経ち、ある程度の客観的な評価は出揃っているように思いますので、あくまで個人的な感想を。
これまでアクション・FPS共に好んでプレイしています。

このソフトがプレイヤーとしての自分を鷲掴みにして離さないもの、それはまさにエッジのあるゲームデザインです。

最も臨場感のある一人称視点で繰り広げられる、ラン・ジャンプ・スライディング・格闘というシンプルで原始的な興奮を呼び起こすアクション。慣れることで更にアクロバティックに動けるようになれば、展開のスピードやテンションと合わせて爽快な一体感を得られます。やり込み重視のアクションが好きな自分としては、これだけでもプレイし甲斐があるというもの。
ステージは無機的な近未来都市のビル群で、白や黄色を基調としながらも行先が赤色で示され、ときに屋上から屋上へ、フロアから構内へ。ルートを自分で探さなければならないのは難しいけれど、ゴールを常に指し示してくれる親切さと何処かポップな原色的グラフィックの世界は、ひんやりとして気持ちが良いです。
サイバーチックでアンビエントなサウンドも世界観に完璧にマッチ。オープニング(プロローグ)で流れるテーマは何度聴いても鳥肌が立ちます。
アメコミタッチで雰囲気のあるムービー。好き嫌いはあるでしょうが、自分はとても惹き込まれます。こういったシナリオの見せ方、プレイアブルとのメリハリは、いかにも海外作品という感じですね。
ストーリーモードクリア後の、コースチャレンジに特化したモード。回収やリプレイの作業も若干ありますが、オリジナルなゲームの根幹を徹底的にプレイヤーに求める姿勢は、遊んでいて実に清々しい。

そして最後に、これらを破綻なく洗練されたエンターテインメントとして仕上げるセンス。まさに素晴らしいとしか言いようがありません。

このゲームがあまりに自分の感覚的嗜好と合致しているのでベタ褒めになってしまいましたが、人を選ぶものであるのは間違いないと思います。
バグやフリーズなど致命的な欠点こそありませんが、FPS視点による酔いは間違いなく起きますし(長時間プレイは無理です)、悪く言えば全体的に単調で控えめなトーンですから、すぐに飽きてしまうということも考えられるでしょう。難易度も決して低くありません。

ですが、あくまで自分自身にとってはということですが、ミラーズエッジは2011年の現在でも未だ斬新です。
他にこのような作品を知りませんし、そしてこれが一番肝心なことですが、すごく面白い。
自分にとってのゲームの位相を変える、それぐらい静かに衝撃的な傑作。

【PS3】ミラーズエッジ
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