【PS2】VitaminZ(ビタミンZ) レビュー
発売元 | ディースリー・パブリッシャー (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-03-26 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:コミカル恋愛ADV ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
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発売元 | ディースリー・パブリッシャー (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-03-26 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:コミカル恋愛ADV ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
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GOOD!
・進化したつっこみorスルーアクション
つっこみorスルーアクションを行った時に、モーションムービー?の
ような動きがなめらかにくっついてきます(公式サイトで確認出来ます)
・良い意味ですごく「あたまわるい」キャラたち
阿呆と馬鹿がウリの作品に偽り無く、キャラクターたちが
しゃべる言葉と内容と言葉の選び方や場面に遭遇した際の
行動が ものすごく(良い意味で)「あたまわるく」、
久しぶりに本気で笑わせてもらいました。
(PS2 乙女ゲームでここまで笑えるソフトはVitaminシリーズだけでは?)
・クイックロード・セーブが快適
セーブにかかる時間も短いので、ストレスはありません。
BAD/REQUEST
・前作Vitamin「X」を越えられきれなかったA4とP2とGTRたち(新キャラ)
前作「X」のシステムを踏襲しているのでシステム面に特に
新しい部分はなく、キャラクターやストーリー関しては、
残念ながら「前作を越えることはできなかったな」という印象です。
→キャラクターストーリーが微妙
・「Z」は「キャラクター同士の男の友情?」がストーリーの軸に
なっているキャラが多く、前作は「主人公(先生)」との恋愛を基本に
キャラクターのトラウマや抱えるものを一緒に越えていく、という
感じだったのですが、今回は「キャラ同士の友情を応援」という形に
なっており、一人のキャラクターの持つ背景や苦しみを主人公が
分かち合うのではなく、キャラ同士で理解し合うという姿に
(自分には)思えて、「主人公おきざりだろう…」と残念に感じました
→キャラクターの個性がイマイチ
・「X」での強烈な個性を発揮してくれたB6に対し、
今回のA4とP2の個性はB6の二番煎じ的な印象をぬぐえませんでした。
(唯一「新しいな」と思ったのはアラタぐらいでしょうか)
キャラクターを演じる役者さんの実力もB6の方が圧倒的に
パワーをもっており、A4・P2に魅力を感じきれなかったのは
役者さんの要因もあるのかな、と思いました。
(アラタに関しては役者さんの演技がばっちり目立っており、
それがアラタというキャラクターをB6に並び立つ存在に
したのだと思えます)
・B6(前作キャラ)が先生役として登場するため、
存在がかすんでしまったGTRたち
→出番が少ないです。
・月末試験問題がふつうに難しい
COMMENT
とても面白いシリーズで、次に新作が出るとしたら必ず
購入する、と思えるほど良い作品だと思いますが、
やはり前作である「ビタミンX」の登場した、
「B6とT6」のストーリー・キャラクター・インパクトを
越えることは出来なかったな、という残念な印象も正直なところです。
絵の好みでまず購入を迷ってしまう方もいるのかな、と
感じますが、プレイすればそのあたりは「慣れ」のチカラで
どうにかなっていきますし、ストーリーはそれを補う
「あたまわるい」「馬鹿と阿呆」で笑えること請け合いです。
ただ、プレイすると前作「X」のキャラがどれほどインパクトと魅力と、
役者さんの演技が光っていたかを改めて思い知らされ、
「Xを越えることは出来なかったなあ…」という残念さが、どうしても残りました。
前作の「ビタミンX」や「ビタミンY」をプレイした方が
笑えるネタがありますので、前作プレイを推奨します。