【PS3】AQUANAUT'S HOLIDAY 隠された記録 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:海洋アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 1pt |
88pt
GOOD!
■オリジナリティー(5点)
他の作品とは一線を画したシリーズで、海をふらふらしているだけのゲームなのだが、非常に気楽にプレイに望めます。スケールは環境ソフトにしては群を抜いており、図鑑コンプ等やり応えもある一方、起動しているだけで癒される不思議なゲームでした。
■グラフィック(4点)
このゲームの核とも言えるグラフィックなので良いのは当たり前ですが、オブジェクトの数が多いにもかかわらず、1体1体まで細かく描写できているのには驚きました。
■サウンド(4点)
神秘的な音楽がよくゲームの世界観を表現できていました。サントラCDを聞きながら眠ればよく寝れそうです。
オープニングの映像はゲーム中の映像の切り貼りなのですが、テーマソングがそれを感じさせないほど良かったです。
■熱中度(4点)
図鑑コンプが熱いです。新しい発見がある度に図鑑に追加されていくので、進捗が目に見えて楽しいです。トロフィーに対応なのも嬉しいです。
■満足感(5点)
雰囲気が最高でした。それに、とにかく癒されたくて買ってみたゲームですが、やりこみの部分もあり飽きずに最後までプレイできそうです。
■快適さ(4点)
ときどきロードが入りますが、問題ないレベルです。
はじめはソノブイのバッテリーの補充のためにいちいち基地へ戻るのが面倒と感じましたが、序盤でNaSUが手に入ってからはあまり気になりませんでした。
BAD/REQUEST
悪いところがあまりないですが、要望として。
■グラフィック
せっかくなので1080pに対応して欲しかったです。もったいない。
■快適さ
HDDにインストールでロード時間を皆無にできれば尚良かったと思います。
ウミウシは発見が非常に難しいので、ヒント等を提示してくれても良かったと思います。
COMMENT
PS3のゲームの中で、「やられない」「時間制限がない」ゲームはこれだけではないでしょうか。本当に気楽にできて癒されました。このシリーズは初プレイなので、前作との比較はできませんが、初プレイの人は非常にわくわくしながら、癒されながらプレイできると思います。
環境は42型のプラズマで、HDMI端子接続です。サウンドはただのテレビスピーカーですので、5.1ch等サウンドシステムの環境があれば、なお楽しめたと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 1pt | 2pt | 2pt | 0pt | 3pt |
37pt
GOOD!
ハードがPS3に移行したことにより、海の生物が非常に綺麗になった。当然かも知れないが、これは非常に重要な要素であり、潜水艦を止めてジュゴンをぼーっと見ているだけでも十分元は取ったと思える出来。
単座の潜水艦に乗って海中散歩の雰囲気が気軽に味わえる。本来は非常に危険かつ金がかかるため中々体験できるものではない。さらに燃料だの酸素だのサメだの気にしなくてもいい。
見つけた魚が記録に残るので、コレクター要素的な部分もある。海域ごとで条件を絞ることもできるので、どこで取りこぼしたかが一応分かる。
BAD/REQUEST
まずシンガー。ゲーム中に「歌う魚」というのが出てくるのですが、まさか最新鋭のゲーム機でエレメカの代表的ゲーム「サイモン」をやらされるとは思わなかった。しかもクリアにはある程度回数をこなすのが必須。
次にストーリー。オマケ程度につけたにもかかわらず、「メッセージが出るところ全て回らないと先に進めない」仕様にしてしまったため早く先の海域に行きたくてもしらみつぶしに色々なところを回らないといけない。
そしてロードが頻繁に起こる。特にサイモンゲームを進めて行くと自分の潜水艦を強化でき、速度を上げることができるのだが、ロードが入ってしまうためかえって速度が落ちてしまうという本末転倒。
これらのことをふまえて快適さは0としました。
曲は悪くはない。でもBGMのボリュームを無しにすると水中以外のBGMも消滅する。あと魚群がやたらうるさく、魚群の近くでイベントが起きると長々ノイズを聞かされる。つまり音響システム周りがなっていない。
魚のロックオン範囲が思ったより狭いため、魚群の中にいる速い魚などを登録したい場合にはボタン連打と反射神経の勝負になる。一応全部登録しなくても先には進めるが、遅延が発生するテレビでは厳しいかもしれない。
あとゲームの設定上「バッテリーが生きているソノブイの範囲外は調査不能」とありますが、余りにも無理がありすぎる。人間と会話できるくらいのコンピュータを搭載しているのなら、GPSで位置や方角を得ることなどたやすいはず。
COMMENT
37インチ液晶HDTV、5.1chサウンドシステム使用。
アクアノートの新作がPS3で出るということでかなり期待していましたが、良いところよりも悪いところが目立つ作品になってしまっていました。
最低限「アクアノートの休日」としてプレイするにはサイモンゲームやらポイント探しやら苦行をしなければならず、そこが非常にもったいないポイントです。
とはいってもグラフィックに関しては5点はあげられないものの文句なしの出来なので、水族館、特に色々な生態系が混ざっている巨大なのが好きな人にはおすすめできます。というよりも私も水族館大好きなので。
次回作では北極・南極の海を加えてぜひ普通の「アクアノートの休日」としてリリースしてください。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
96pt
GOOD!
32型液晶フルハイビジョン
オリジナリティー 5点
次世代機はFPSやアクションが多い中、かなり貴重だと思う。実はこういうものをしたかった。AFRIKAも含め、こういうゲームは大好きです。
グラフィック 5点
解像度は決して高くないが青い海、エメラルドグリーンな海など、雰囲気がばっちり。海の白いチリまで再現してあるのには驚いた。浅瀬から一気に深いところにでた時なんかもう最高!!あの独特の恐怖感みたいなものを感じた。素晴らしい!!
サウンド 5点
雰囲気に良くマッチしている。調べの海やトゥナとかの曲は要らないが、静けさや祈り、啓示のああいう感じの曲は良くマッチしていると思う。良いですね、荘厳な感じが出ていて。後オープニング、何回も聞いた。
熱中度 5点
時間を忘れてしまいますね。新しい発見があると嬉しくて。またふと周りを見渡した時、鯨などが壮大に泳いでいるのを見て物凄く感動してしまいました。
初めて見る魚とか、食卓に並ぶ魚とか、ビックリする様な形の海洋生物など、見ていて飽きません。
満足度 5点
これは文句なしに5点です。不満点は色々ありますが、それ以上に面白くて。
値段も新品にしては安い方だし、買って良かったです。ここまでハマれるとは思いませんでした。私の中ではトップ3に入ります。
快適さ 4点
前がAFRIKAだったのでロードとか気になりません。ただ不満点もありますので悪いところで。
BAD/REQUEST
スピードが出だすと短いがよくロードが入る。
ストーリ短い。もっと内容を濃くして欲しかった。
人間が喋らないし、動かないし見えにくい。
各海の海面にも出たかった。
潜水艦の操縦、他の方が書かれているのに同意見で、LRにも操縦を割り当てて横移動とかあって欲しかった。
一番残念なのが、シンガー消して欲しかった。折角の雰囲気が台無しになる時がある。
COMMENT
私個人としては万人にお勧めしたいし、かなり面白いが、他の方のレビュー見て、人によってはこうも評価が変わるのだなってビックリしました。
人によっては面白くないのかも・・・
私はエバーブルー2が全然面白くなかったし、ストーリーがあって喜んだぐらいですし、好みの問題でなんとも言えません。
ですが、大きな鯨や大王イカに出会った時は嬉しかったし感動しました。
こういったジャンル、もっともっと出て欲しいぐらいです。
まあ私個人の意見ですが、最高のソフトです!!!
Amazonレビュー
レビュー日: 2008-10-14
舞台はキシラ環礁。
主人公はジャーナリスト。
キシラで消息不明になった海洋学者のビル。
ビルの失踪が特ダネになると思い、キシラ環礁に行きます。
キシラベースを拠点に、不思議な体験をしつつ、美しい海を調査。
海域は複数あり、それぞれ異なった種類の魚がいます。
『ゲームの大体の流れ』
ドルフィン2号という小型潜水艇に乗って海を回遊。
新しい魚や場所などの発見に伴い資金が支給され、必要な機材を購入。
そして次の海域を目指し、行動範囲を広げていく。
途中、失踪したビルに繋がる出来事が起き、謎が少しずつ解明。
『映像・音は』
水のゆらめき・水泡・魚の肌・水の音…
ヒーリング効果があり、どれも秀逸です。
魚を拡大すると、ヒレなどが角ばっていたりしますが、
リアルに作られています。
綺麗な分、映像を十分に楽しむためには、お使いのTV・ケーブルを選びます。
気に入った場所や魚は写真に撮れます。
写真はストーリーに関係することはありません。
海域ごとに音楽が違い、イメージが膨らみます。
音楽をオフにして、水の音だけ楽しむこともできます。
マンタの群れを下から見上げ、太陽の光で揺らめく光景は良かったですね。
『実際にやってみて』
魚とコミュニケーションする機会がありますが、
会話というよりちょっとした音ゲームです。
NaSUというアイテムをうまく使えば、遠い場所にショートカットできるので、
拠点から時間かけて行く手間が省けて良いですね。
登場人物は実際の写真を用いていて、全て外人の顔。
個人的に、リアル外人の顔に親近感は沸きませんでした。
セーブは早め。
ゲーム中のロードは、基本的に海に出るときと拠点に戻るときぐらいです。
意外と魚図鑑の詳しく、解説と魚の拡大で特徴を細かく見れるので、
けっこう勉強になりました。
『深海について』
約1000mまでしか潜れないので、中深層といったところでしょうか。
つまり、表層と中深層の調査だけになります。
下に行くほど岩で狭くなるので、深海の割合は少なめ。
よって、出会える深海魚の種類も少なめ。
『注意点』
主人公の名前は無し。
ボイス無し。
天候の変化無し。
魚同士の争いや食物連鎖は無し。
ゲームオーバー無し。
サメなどに襲われる心配無し。
いつでも昼。
資金が余る。
泳いでいる途中、急にローディングになり、動きが何回も止まることがある。
岩肌・珊瑚など少し雑。
シンガーと呼ばれる魚がうるさい。
一部、リリカルな会話あり。
深海の深度は約1000mまで。
『実際どうなのか』
謎解きといっても、流れで解決できます。
謎を自分で考えるというよりも、解決に繋がる鍵を探すという作業が多いですね。
映像においては、実際に海に潜られた方には物足りないでしょう。
「水が好き」
「気軽に癒されたい」
「海に行きたくても行けない」
「ダイビングしたいけど泳げない」
「まだ夏を感じたい」
こういう方々に向いているゲームかなと思います。
『ボリューム』
私のクリア時間は、約12時間。
魚図鑑コンプリート・トロフィー制覇で、約18時間。
参考なれば嬉しいです。
GOOD!
・オリジナリティ
海を探索するというシンプルさが逆に新鮮。
日本メーカーだからこそ出せた作品だと思うし、
今後もこの路線は継続していってもらいたい。
・グラフィックス
岩などがポリゴン特有の角張ってる感がちょっと気になったが
グラフィックは綺麗だと思うし、PS3のゲームだなと感じられた。
魚の造形など緻密で素晴らしい。
大型魚の迫力は目を見張る物がある。
・熱中度
トロフィー対応もあり、
アクアライブラリのコンプリートに必死になれる。
BAD/REQUEST
ローディングの長さと一部のトロフィー要素が気になった。
ローディングに関しては、
魚が多い場所やオブジェクトが複雑な場所で
ディスクを読み込みにいくのか画面が一時的に止まる点や
NaSU移動などのロードが長い。
そして、トロフィー条件にもあるソナーゲーム。
仕方なくコンプリートしたが楽しくもなく、苦痛だった。
また、どこの海域にいってもソナーゲームの魚が
奇妙なサウンドを発していて耳障りだった。
魚の動く音や海流の音などは素晴らしいのに・・・・。
やりこみ要素という事で取り入れたかったのかもしれないが
ゲーム全体においてもマイナス点にしかなっていない。
COMMENT
メインストーリーは最後のオチでちょっと素直に褒められないのですが
途中までは先が気になる展開で良かった思う。
いろいろマイナス点もあるがこういうタイプのゲームは貴重なので
開発メーカーには頑張ってほしいところ。