Amazonレビュー
レビュー者: シェンムー3を待つ者
レビュー日: 2017-07-16
レビュー日: 2017-07-16
クリアして、
周回プレイを初めてトロフィーを少しずつ獲得している最中です。
現在のプレイ時間は83時間になります。
簡単に評価すると、
物語部分は質の悪い人形劇で、棒立ちのキャラがほとんど動かずに喋っているので
これが今年発売されたゲームなのかなあと思ってしまいます。
戦闘部分はあまり爽快感が無く、ザクザク倒していくシステムとなっています。
お話は悪く無いんですけど、上記2つがそれを悪くしています。
音楽は良いですね。
値崩れした今なら買っていいんじゃないでしょうか?
周回プレイを初めてトロフィーを少しずつ獲得している最中です。
現在のプレイ時間は83時間になります。
簡単に評価すると、
物語部分は質の悪い人形劇で、棒立ちのキャラがほとんど動かずに喋っているので
これが今年発売されたゲームなのかなあと思ってしまいます。
戦闘部分はあまり爽快感が無く、ザクザク倒していくシステムとなっています。
お話は悪く無いんですけど、上記2つがそれを悪くしています。
音楽は良いですね。
値崩れした今なら買っていいんじゃないでしょうか?
GOOD!
〇人気シリーズの新作
人気シリーズである『戦場のヴァルキュリア』の世界観やシステムを一新した新作。
雰囲気などはそのままに、特に戦闘システムを大きく一新しており、今までのSRPGめいた作品ではなく、アクション要素を大きく取り入れたARPGになっている。
主人公は今風のスタイルに、身の丈ほどもある大剣を振り回すという、まあJRPGスタイルとなっており、魔法的な要素もあって、基本的には従来のゲームとは全然違うものと考えた方がいいだろう。
戦闘システムも、銃や戦車で戦っていた前作までと違い、武器でガンガンと敵陣に斬り込んでいくゲームになっている。
どちらかと言うと無双ゲー的なものであり、特殊部隊の精鋭を率いて戦争に従事する事になる。
BAD/REQUEST
〇頭の悪い味方AI
本作の戦闘は4人一組であり、一人をプレイヤーが操作し、残りがAI行動するのだが、これが非常に頭が悪い。
ちょくちょく敵の真ん前で棒立ちする事は多い。
マニフェストと呼ばれる要素で味方AIの戦闘行動を細かく指定する事が出来るので、通常に行動する分には問題ないのだが、時折起きるこの謎の立ちすくみでイライラする事もある。
そして一番の問題がボス戦だろう。
本作のボスは範囲攻撃を繰り出し、それがフィールド上に赤い範囲で見えるようになっている。いわゆるAoEというヤツである。
後半のボスはこれが強力になり、当たれば即死という攻撃も多いのだが、味方AIはなぜかこの攻撃を回避してくれない。
いや、一応回避はしているようだが、微妙に端っこに残ったり、ギリギリで当たるエリアに居座ったりと、わざとやってるのかとキレたくなるような当たり方をしてくれる。
何回倒れようが蘇生は出来るのだが、倒れる度にこちらの行動ゲージが減っていって不利になっていくので、かなりイライラの募る要素にもなっている。
〇絵変わりのしないイベントシーン
本作のイベントシーンは大抵キャラの会話で進んでいくのだが、このキャラが全然動かない。
みんな棒立ちのまま、会話だけが進んでいく。
恐らくシステム的な何かの影響なのだろうが、敵も味方も会話シーンは動かない。
一応、軽く身振り手振りをしたりはあるが、それ以上の動作はなく、またカメラも動かないので、ずっと同じ視点でキャラの会話を眺めるだけ。
そして会話のスキップも出来ないので、必然的に会話は全部聞かなければならず、ただただ謎のアングルからの会話を聞いて進む。
今時イベントシーンでこんなにキャラが動かないゲームも珍しいもんである。
〇青臭いキャラ
全体的にキャラが幼いというか、青臭いというか。
特に主人公やヒロインの言動は人によっては評価の分かれるキャラと思われる。
まあ全体的にキャラが若いので仕方ないのかもしれないが、それでも戦争というものを題材にしたゲームとしてはどうだろう。
ただJRPG特有の青臭い感じと捉えるなら、逆にしっくりくるが。
COMMENT
ゲーム自体は悪くはない。
細かい部分に難点はあれど、単なる新規IPとして見るなら及第点以上のものだろう。
しかし『戦ヴァル』という人気シリーズの名前を借りたゲームとして見るならば、微妙な作品と言えよう。
『戦ヴァル』の設定でJRPGを作りました、というのなら、十分理解出来る。むしろシャイニングシリーズだったら、もう少し評価してもいいくらいだ。
いくつか伏線が放置されたままなのは、今後もこのシリーズを続けていくつもりなのかもしれないが、出来れば原点回帰した方が望んでいる層は多いんじゃないだろうか