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【PS4】ペルソナ5 レビュー

発売元 アトラスオフィシャルサイト
発売日 2016-09-15
価格 9504円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 犯罪 麻薬 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
74
(難易度)
2.28
レビュー数
40
スコアチャート ペルソナ5レビューチャート

0%
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30%
80-89
12.5%
90-100
【60点以上】
62.5%
【標準偏差】
19.22


3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 2pt 4pt 4pt 3pt 4pt 3pt
総合点
68pt

GOOD!

ストーリーについては、ネタバレになるので詳しくは書けませんが
王道ジュブナイルでいい話だったと思います。
ただし、「ジュブナイルとして」よくできていたというレベルなので
深みとか考えさせられるとかそういうのはあまりありませんけれども。
良くも悪くも正義の相対性とかそういう部分の悩みが見えないお話です。
終盤とある場面の大逆転劇は、ご都合主義全開ではあったけれども
「やってくれおった!」というカタルシスは十分でした。

キャラクターは実に魅力的です。
一人一人の描き込みも非常にしっかりしていて
どのキャラもお気に入りになります。
プレイヤーキャラだけでなく、周辺人物とのコープも
非常にいい話がいっぱい。
また、一人一人のペルソナが固定なので
属性管理が大事なバランスとも相まって、
出番のない仲間というのがいません。みんな使える。

音楽も雰囲気によく合っている。
特に予告状後のBGM、最高です。

UI回りはさすが国産RPGということで
一部不満点もありますがよくできています。
プレイしていてストレスを感じる場面はあまりありません。

戦闘はコマンド式ですが、戦略が幅広く
結構考えさせられます。
最低難易度ですら決して単調ではありません。
(逆に最低難易度だと、ペルソナ集めをするために
シャドウを無駄に倒してしまわないよう
高難易度以上に頭を使う必要が出てくるのですが・・・)

BAD/REQUEST

BADの文字量は多いですが、簡潔な説明が難しくて字数がかさんでいるだけで
問題点が重大とか大量というわけでは必ずしもないのであしからず。

結局ペルソナという人の認知の世界の話ということで
ご都合主義の許容範囲が広いのもあって
あまり気にはなりませんでしたが、
あちらこちらで話が雑になっていたのはちょっと気にはなりました。
扱っているテーマは同時期のベルセリアと若干似た部分もあるのですが
あっちのほうが筋がばんと通っていて良かったかな。

この手の学園RPGでクリア時間75時間ってのはちょっと重すぎます。
ボリュームがあるということでもあるんですが、
原因の大半はパレスでのテンポの悪さにある。
あれが無闇矢鱈に長い上結構単調で
かつ道中の戦闘で毎回カバーアクションを要求されるため
非常にテンポが悪くなっているんです。
その上戦闘に入ってからも弱点把握やSP管理に交渉と
考えることも手数も多いため、とにかく時間がかかる。
もっともこのゲーム、
SP回復を縛る→パレス攻略に日数をかけさせるというメカニズムで
コープ上げとスケジュール回りの難易度管理をしているため、
パレスのテンポを良くしてしまうと
学園生活部分が超ヌルゲーになってしまうので難しいのですが。

UI回りで一つ気になったのがベルベットルームのペルソナ管理。
もう少しソートの種類を増やしたり、絞り込みをさせてほしかった。
終盤のペルソナ管理がすごく大変です。

グラフィックについては絵としては悪くないけれど
PS4のすごさがどうとかいうレベルではない。
同時期のベルセリアは
「ダウングレードすればPS3でもぎりぎり動くレベルにとどめたPS4作品」ですが
この作品は「普通にPS3で作ったソフトをPS4に移植した」というレベルです。

「このゲームは現実とは無関係」と最初に強調されているので
この部分は点数には反映させませんけれども、
こういうテーマを扱って、しかも作中で
「保護観察中に海外に行ってもよい」などという
テレビ番組の小ネタを入れるくらいなら、
現実の少年審判制度に対する最低限の理解くらいは前提にして
ゲームを作って下さい、とは言いたい。
別に専門書を読めとはいいませんが、
「少年審判」で検索して出てきたサイトを10分ほど眺めるくらいでも、
12月末から2月上旬にかけてのゲーム内イベントが
いかに噴飯物かというのはすぐにわかるはずなのですが。

COMMENT

すごく良くできていますし、キャラも魅力的なのですが
「PS2やPSPの時代にこういう学園RPGよくあったよね」と思ってしまうくらい
新味のないクラシックな学園ジュブナイルRPG、という印象です。
一見アバンギャルドな画面構成でびっくりしますが
中身はいい意味でも悪い意味でも保守的なゲームでした。

75時間だれることなくエンディングに到達したという意味で
熱中度は高めに付けましたが、
2016年のRPG最高峰とかPS4のRPG最高傑作とかいう声を聞くと
正直「?????」という気持ちになります。
ストーリーの底の浅さとパレスのプレイテンポ以外に大きな難点はなく
非常にまとまった出来ではありますが、
「この点がずば抜けてすごい!」といえる部分も見当たらない。
最近海外作品の影響か、RPGがアクションに寄り過ぎている傾向があり
みんなクラシックなRPGに飢えていたんでしょうかね。

ネット界隈で暴騰気味の評判を信じて過剰な期待を持って買うと
裏切られるかもしれませんが、
普通のRPGと考えてその程度の期待にとどめてプレイすれば
定価以上の価値があるゲームだとは思います。
そういう意味では安心してお勧めできるソフトではありますかね。

なお、SP管理が非常に厳しい関係で、難易度は相当に高いです。
目安としては、
SAFETY→メタル狩りをして進めるドラクエ、あるいはFFのイージーモード
EASY→メタル狩り禁止のドラクエ、あるいはFFのノーマルモード
という感じです。
Normalから上はシリーズ皆勤の人が覚悟を持って選択する領域かと。

 
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
らるさん  [2017-03-06 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 2pt
総合点
76pt

GOOD!

【社会の闇、現代人の抱く不安や心理を取り入れたストーリー】
その時々の世相を巧みに取りこんできたペルソナシリーズですが、今作はここまでやるか、と言うくらい社会の闇をとりあげています。
これまではどちらかというと主人公たちが人知れず活躍して事件を解決する、というお話だったと思うのですが、今作は主人公たちが怪盗団として積極的に社会に影響を与えていくのが新鮮に感じました。
また主人公たちは未成年のため、あくまでも彼らが悪と考える範囲に描写がとどまっているのも、話が広がりすぎないためにはうまいやり方だと感じました。
彼らも社会の一員である以上、そこに与えた影響は彼ら自身に跳ね返ってきます。
有名になるにつれて彼らを自分の利益のために利用としようとしたりする者が現れたり、熱しやすく冷めやすい大衆の無責任さや無力感が次第に怪盗団を追い詰めていくありさまにはゾッとしたものです。
それだけに少数でも味方がいるのはありがたく感じました。
特に、今作のストーリー上さすがに子供達だけで何とかするのは限界があるからか、メインストーリーに頼れる大人が公私共にいてくれるのは安心できました。

【生き生きとした魅力的なキャラたち】
主人公たち、コープのキャラはもちろんですが、特筆すべきは悪役の皆さんですよね。
あのゲスさと憎たらしさといったら、見ていてすがすがしいくらいです。
イゴールの声の変更は残念だけど仕方ないのかな、監獄の主ならこの重々しさも納得かな、なんて思っていたら最後までやると驚きの結果になります。もうやられたー!って感じです。
あとはやっぱりモルガナ。
あの可愛らしい見かけに対して、常に自信たっぷりで偉そうな言動が魅力的。
たまにふっと弱気になったり、主人公に優しく語りかけたりしてくれるとたまらないですね。
この子が主人公の相棒で良かったなと思います。

【メインキャラの参加のタイミングが絶妙】
そろそろこういうところ気を付けた方がいいんじゃないの?と思ってるとちゃんとそれに対応したキャラがフォロー役で入ってくるのはすごい。
参入過程も全部違いますしね。本当にうまいなあとうならされます。
それにより怪盗団がどんどん洗練された集団になっていくのが良かった。

【コープアビリティ】
コープレベルをあげると各人のアルカナに対応したペルソナが作成時に強化されるだけでなく、日常生活やダンジョン攻略が快適になるような効果がどんどん増えていくのがとても楽しかった。

【日常生活の全てがステータスアップに繋がる】
出かけて誰かに会ったり、アルバイトしたりするだけでなく、家でのんびりDVD見たりゲームをしてりして暇を潰したとしても何かしらのステータスアップに繋がる。
行動の全てが無駄にならないのは本当にすごい。

【多彩なダンジョン】
ペルソナ1や2にあった構造の決まったダンジョンだけでなく3や4にあった自動生成ダンジョンもあってびっくり。
パレスはそれぞれ全部仕掛けが違うし、景観も全然違うのでとても楽しい。
次はどんな場所なんだろうとわくわくします。
メメントスは薄暗いダンジョンを延々潜るので飽きさせないためか、仲間たちののんきな会話が流れるのが楽しいです。
しかも一度流れるとしばらくは同じことを言いませんよね。一体何パターンあるんだろうと驚きました。

【美しいグラフィックとおしゃれで凝ったUI】
キャラクターの造形に関しては、副島さんのイラストがそのまま立体化したという感じでさすが最新据え置き機の表現は違うわ……と感動。
また、赤と黒を基調にした、コミック調の太い線で表現されたUIが実におしゃれでカッコイイです。
演出もとても凝っています。
例えば装備確認する画面、ステータス確認する画面、ペルソナを確認する画面、と切り替えると主人公のカッコイイシルエットが動きつきで全部違うポーズを見せてくれる、とか。
あとはバトル終了後のリザルト画面、一斉攻撃後に表示されるキャラのイラスト、会話中にはさまれる目のアップのイラスト、SNSの各キャラのアイコン、などなど。
とにかくすみずみに至るまでかっこよく演出しようというこだわりや意志が感じられます。

【音楽の素晴らしさ】
音楽は相変わらずさすがというところ。
怪盗というテーマがあることと、舞台が東京だからか、3や4と違ってちょっと大人っぽいおしゃれな感じの曲が多い。
通常戦闘をはじめ、バトル曲はどれもかっこよくて秀逸ですね。
一番好きなのは予告状後のパレスにのりこむときの曲。初めて聴いたときはなんだこれ滅茶苦茶テンションあがる!と嬉しくなりました。後半になるとボーカルが入るのも心憎い演出。
あとはミリタリーショップの曲も好きですね。あのイントロ聴くために通ってたのも正直あります(笑)。

BAD/REQUEST

【アニメの必要性が薄い】
ちょいちょい挟まってくるんですが、これそんなに必要なのかなあ?と。
オープニングはまだしも、本編で別にこのシーンはアニメにしなくてもいいんじゃないかというところがちらほら。
昔と違って3Dキャラの造形が格段に綺麗に、動きもリアルになってるんだから全部これにやらせればいいのに。
アニメだとどうしても作画の歪みが気になってしまうし、字幕もないから集中して聞いてないといけなくなるし、プレイのテンポが崩されてちょっとテンション下がるんですよね。

【学校での周りの評価が変わらない】
人間ステータスをあげて魅力をマックスにしたり、定期テストでどんなにいい点をとっても、学校での周囲の評価は劇的には変わらない。
授業で正解したりするとその場ではすごい、とかノート見せてもらおうかな、なんて声も出るんですが……。
特に図書室はずーっとひそひそ陰口いわれっぱなし。
何だか釈然としませんでした。

【アイテムのソートがない】
アイテムの数がすさまじいのに、ソートができないので選ぶのが大変だった。
季節限定品だの、自動販売機の飲み物だの、見かけるたびに律儀に買っていくととんでもないことになります。
また、今作はステータス異常の種類が多いのですが、回復できるアイテムも種類がたくさんあってもうどれがどれやら……。
使ってもHPが10だの20だのしか回復しない(しかも副作用あり)アイテムがリストの上位に固まって表示されていたり、副作用なく安全に回復できるアイテムが下位に表示されていたりして、結構不便でした。

【装備品は所持品として表示されない】
誰かが装備しているアクセサリーなどは、店に行くと所持している個数としてカウントされない=表示されない。
そのため無駄に複数購入してしまうことがありました。

【カジャ系魔法の弱体化】
個人的にかなり衝撃だったんですが、カジャ系までマハがつかないと全体にかけられない。
かさねがけしても効果持続時間がのびるだけで、威力が変わらないので、ずいぶん使い勝手悪くなったなあと。

【カバーアクションの操作性の悪さ】
固定ダンジョンでは物陰に隠れて敵をやり過ごしたり不意うちすることが出来るのですが、操作に慣れるまで結構大変。
主人公の顔の向いている方向と敵の進行方向によっては、明らかに敵が見えているのに不意うちできないし、仕方ないので向きを変えようとするといつのまにか解除されて敵に見つかってしまったり。
一度敵に見つかるともう物陰に隠れることもできなくなるのが嫌でした。

【セーブの機会のバランスが悪い】
後半のダンジョン、もうちょっとセーブできる場所を増やしてほしかった。
あと、ストーリーモードでひたすらテキスト読むのとキャラのしゃべりだけでかなり長い時間セーブできないことがあって困りましたね。
こまめにセーブできないのは社会人には辛いです。

【衣装を鑑賞できるモードがない】
せっかくダウンロードコンテンツでゲットした素敵な衣装を着ても詳細がわからない。
3DSで出た真4Fだって小さい画面ながらちゃんとぐるぐる回して拡大縮小できる鑑賞モードがあったのに、実にもったいない。

【ダウンロードコンテンツの衣装と音楽への不満色々】
音楽と衣装は好きな組み合わせにできればなおよかった。
ペルソナ1の曲、嫌な予感したけどやっぱりPSPリメイク版のバトル曲だったか……。
リメイク版の曲変更は完全に改悪だと思っているので、そこは異聞録にしてほしかったですね。
ペルソナ2のセブンスの制服、ネクタイとリボンの色が各キャラの学年に合っていないことにガッカリ。
男子はネクタイ、女子はリボンの色が学年で違ったはずなんですよ。
最近のペルソナは制服のデザインではパッと見てどの学年か見分けがつかなくてちょっと不満なんですよね。
ペルソナ4の曲、聴いたことのない曲でテンション急降下でした。そこはオーソドックスにPS2版の曲を使ってほしかった。

【回収されてないあの謎、この謎】
後半のパレス攻略時のモルガナのある変化はなぜ起こったのか?
これ、結局説明なかったですね。回収しわすれた?
そして結局「審判」コープをあげた本当のメリットは何だったのでしょう?
2周目をやるとわかるのでしょうか……?

COMMENT

女神異聞録ペルソナからのペルソナファンです。

久々に気合いをいれて据え置きゲームをクリアしました。
本当にやって良かった、楽しかった!
こういう感想が抱けるゲームは久しぶりです。
真4Fもなかなかいい感じでしたし、アトラスはやっぱり底力があるよなあとしみじみ思います。

ただ、カレンダーがあって人々と交流を深めてペルソナを強化……という流れは3も4もそうでしたし、正統進化といえば聞こえはいいけれども、そろそろこのシリーズも、2から3の変化と同じくらい思い切った転換があっていいのかなという気もします。

ペルソナ5って面白いの?とたまに人から聞かれますが、間違いなく面白い。
でも、気軽におすすめはできないですね。
何せ圧倒的なボリュームのおかげでプレイ時間がとにかく長くなる!!
この長さのおかげで2周目に挑むのをためらうくらい。
最近面白いRPGに飢えていて、時間的精神的に余裕のある方であればぜひともやっていただきたい一本です。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
うみさちさん  [2017-02-26 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 5pt 4pt 5pt 4pt 2pt
総合点
88pt

GOOD!

・オリジナリティ
高校生怪盗団という設定。
個人的にストーリー重視のRPGで自動生成ダンジョンだけでは物足りないというのが本音ですが、本作ではちゃんと作り込んだダンジョンメインな点が良い。

・グラフィックス
アニメ調ではあるが、全体的に綺麗。

・音楽
よく耳にする事になる日常BGMやバトルBGM、各種パレスのBGMなど、どれも良い。
同じBGMでもボーカルが有ったり無かったり、アレンジも多く飽きない。

・熱中度
先に気になるストーリーやダンジョンの攻略、日常の過ごし方などメリハリの有る展開で、一週目クリアまで飽きる事は無かった。

・快適さ
移動時のファストトラベル機能。
簡略化された戦闘コマンド。
一度入手したペルソナは、交渉の手間を省いて入手出来るようになるのが便利。


・満足度
上記の理由に加えてゲーム自体のボリュームも相当あるので満足感は高かった。

BAD/REQUEST

・パンケーキ
推理モノが好きな人だったら、このイベントが起こった時点で○○は怪しいと気付くはず。
これ以降○○が何を言おうと結局裏切るんだろうなと思いながらプレイしていたので少々面白味に欠けた。

・主人公の生還トリック
かなり強引です。一発勝負なのにかなり運要素が多いと思う。
それを何とか正当化しようと仲間達が長々と説明し出す所もちょっと・・・

・日常生活
色々出来る事が多くて楽しいですが、ステータスの向上やコープのコンプを考えると自由度が殆ど無いのが残念。

・瞬殺のアビリティ
稼ぎプレイには邪魔でしかない。オンオフ出来ればいいのに。

・今日はもう寝ようぜ
イベント進行時の夜は早寝強制。工作くらいさせて・・・

・ゲームの終了時期
ゲーム内の一年間と思っていたら思ったより早く終わる。

・アルセーヌ
存在感無し。

COMMENT

シリーズは1をやったぐらいです。
海外のクオリティの高いゲームに日本のゲームが対抗するにはこうすればいいというのを体現した作品。
オープンワールドなんて無くとも有り余るゲームボリューム、随所に入るアニメムービーやスタイリッシュな演出で勝負しています。
ストーリーや主人公達のスタンスは好みの別れる所でしょうが、独善的と言われがちな正義感もまだ未熟な高校生達の考える事と思えば全然納得出来る。総合的にとてもクオリティと満足度の高いゲームでした。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
nesoさん  [2017-01-29 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 5pt 5pt 5pt 3pt 1pt
総合点
91pt

GOOD!

・オリジナリティ
過去作を損なう事なく、それでいて過去作とは違う雰囲気を持つ新たなペルソナ。JRPGの良い所を集めた代表例と言えるでしょう。


・グラフィック
流石に最新機種で発売しただけあって見栄えします。
細かく作り込まれた街並みやダンジョンの背景や、戦闘中でもよく動くキャラやペルソナ等見ていて飽きません。
特に渋谷の駅は細かく作り過ぎて方向音痴だと序盤は高確率で迷います(笑)


・戦闘システム
キーを動かす事なく略全てボタン一つワンアクションで操作できるようにまりました。
最初は戸惑うかもしれませんが慣れると大変便利です。ターン性バトルとしての究極系にも思えますね。
また弱点やクリティカルを出した際に仲間にワンモア時の行動権を委任し攻撃力と回復力を上げれるバトンタッチが出来るようになりました。
複数の敵の弱点を突く事が容易になった他素早さの低い仲間も先に行動する事ができます。
バトンタッチは続ける事が出来つながる度に威力が上がって行きます。何よりも仲間と一緒に戦ってる感がより上がったのは良い事ですね。
バトンタッチの行動はあくまでもワンモア時の行動を委任してるだけなので、その後仲間のターンを損なう事は無いです。
また戦闘中にメンバーの入れ替えが出来るようになりました。行動権は消費してしまいますが、やろうと思えば全てのメンバーで敵と戦えます。
他にも銃撃、核熱、念動属性の追加、光、闇属性が呪怨、祝福属性になり通常の攻撃魔法が追加、状態異常の追加があります。


・進化したコミュ(コープ)
今作では過去作のコミュに該当するものが、コープとういう名称に変わっておりより進化洗練されてます。
前作までのようにキャラとの仲を深め合体時の経験値を増加させるるというだけでなく、
仲を深める事により、日常生活や怪盗活動を楽に、便利にできるスキルを取得できるようになりました。
得られるスキルも戦闘で役立つ物から、日常生活の活動範囲を広める物まで非常に幅広く取得できます。
これにより前作以上に人との絆を深めるという行為が重要になり、意味を持つようになったと言えるでしょう。


・ペルソナの強化がしやすくなった
とあるコープを進める事でペルソナを数日間使えなくなる代わりに弱点属性の耐性スキルを取得できるようになりました。
100%会得できるわけでは無く、最大でも無効止まりですが、それでも逐一継承しなくても取得できるようになれたのは大きいです。
但しどう足掻いても消せない弱点もあります(後述)
他にもペルソナに別のペルソナを与える事でそのペルソナの経験値と持っていたスキル一つを取得できるようにました。
その為ペルソナのレベルアップが非常に容易になっており、
手間はかかりますが低レベルでもお気に入りのペルソナを強化してで戦い続ける事も可能です。


・凝った造りのUI
メインメニューは選ぶ度に主人公が動くアニメーション方式で非常にスタイリッシュです。その上で操作の邪魔になるような事もありません。


・音楽
過去作もそうでしたが今回も負けず劣らず素晴らしい音楽が多いです。OP、通常戦闘、予告状後のBGMは特にお気に入り。
通常戦闘は過去作と違う雰囲気を醸し出しつつ、本編の空気に合った素晴らしい出来栄え。


・熱中度
まずストーリー自体滅茶苦茶長いです。普通にクリアするだけなら早くても60~70時間、平均でも80~100時間前後はかかります。
やり込もうと思えばもちろんさらにかかります。自分は色々やってたのでクリアまでに200時間かかってしまいました。
話の続きが気になる止める事無く最後まで進めれるのめり込み感もさることながら、メイン以外の方も充実しており、
前作でもあった釣りや、バッティングセンター、ゲームプレイ等のミニゲームから、
コープキャラのサブイベントまで幅広く充実しており飽きを全く感じさせませんでした。


・キャラクター
主人公等のメインキャラである怪盗団を筆頭にコープキャラからはたまた町の住民まで全員個性たっぷりかつ違った魅力があります。
今作のキャラクターは略全員が社会から何らかのレッテルを貼られて虐げれてた過去を持つという共通点があり、
主人公とは当初お互いのメリットの為の契約を結ぶという関係からコープが始まります。
だからといって傷の舐め合いになるのではなく、それぞれが思う信念の為に世間にそれを貫き通すストーリーが語られます
また相棒枠であるモルガナが可愛く、
基本的には常に主人公と一緒に行動するんですが、何かにつけては鞄から顔を出す仕草が本当に可愛いです。
ストーリー上でも常にメインキャラを務め怪盗団を時に引っ張り、時に遊ばれと理想的なマスコット兼相棒です。
男性キャラでは同級生、喫茶店のマスター、渋谷で演説する政治家からゲーセンの小学生まで幅広い相手と関係を築け、
しかも全員に深いストーリーがあります。
女性キャラもそれぞれ全員違った魅力がありしかも全員恋人にする事ができます。
今作ではなんと過去最大の9股が可能です。しかしあまり調子に乗り過ぎると…


・DLCペルソナ
有料になりますがオルフェウスやイザナギといった過去作キャラのペルソナが使えるようになります。
基本的にどのペルソナも高性能で攻略の役に立つだけでなく、
主人公が元の持ち主の影響されたかのような台詞とテンションになり大変面白いです(笑)これぞファンサービス。
しかし強すぎるのも逆に問題が…(後述)


・満足度
総じて素晴らしい満足度です。これだけの長さを持ちながら途中で投げ出そうなどとは欠片も思わず、
むしろ寝る間も惜しんでやってしまいました。これだけハマったゲームは本当に久しぶりです。

BAD/REQUEST

【全体的な戦闘バランスが非常に悪い】

個人的に一番気になったのはコレですね。
今作はバランスブレイカーとなる要素がかなり多く、やりようによってはゲームバランスが簡単に崩壊してしまいます。
幾つか例を上げると、

・とあるコープを進める事で早ければ序盤からSP回復し放題(逆にコレを縛ると回復手段がかなり限られる)
・とあるコープを進めると最終的に実質レベル関係無く強力なペルソナ使い放題になる。
・とあるスキルを組み合わせる事でラスボス含む略全ての相手に大ダメージを与えれる。
・所持金を大量に増やせる方法がある。時間さえかければその場でカンスト可能。
・特定の時期しかできないが経験値を多量かつ簡単に入手できる方法がある。その為容易に全員レベルMAXにできる。

等があります。但し上記点は全てユーザーが意図的にやろうと思わなければ防げる点なので、不満点というよりは賛否両論点ですね。


・DLCペルソナ
専用スキルが異常に強い奴が居ます。
また一度全書に登録したペルソナはレベル関係なく呼び出せるのに加え、DLCペルソナは初回限定でタダで呼び出せたりします。
やろうと思えば最序盤からレベル80台の奴とか出せます。
まあDLCなんで強くて当然、嫌なら買うなという話なんですが、
一部の特大魔法はDLCペルソナしか使えない、一部スキルカードが実質DLCペルソナが居ないと入手できないというのはどうかと…


・ペルソナの性能格差が激しい
今作ではレベル自体は上げやすくなったのですが、過去作とは違いレベルアップ以外でペルソナのステータスを上げる手段が存在しません。
故に最初から高レベルのペルソナは伸びしろが少ない為器用貧乏になりやすく扱い難いです。
逆に低レベルのペルソナは前述通り強化する事が容易になったので特化した構成にしやすいです。
しかし余りに低レベル過ぎると今度は上げるのがやや大変なので50~70前後のペルソナを強化するのが一番無難になりがちです。
トレーニングでステータスも強化できたりとか、いっその事レベルアップ時のステ振りは自由にできるとかなら良かったかなと。
また銃撃属性耐性のスキルが存在しない為、銃弱点のペルソナはその時点で使いにくいです。
逆に銃に耐性を持つ事はアドバンテージになります。
しかしゲームの難易度自体は高くないので隠しボスと戦う時意外は好きなペルソナで気にせずクリアできるレベルでなのですが。


・ヨシツネが強すぎる
P4の時もそうでしたが今作でもブッチギリで強いです。というか攻撃面で言えば最狂です。正直4の時より酷い気がします。
物理攻撃の通る相手ならヨシツネだけで全て倒せてしまうレベルです。隠しボスですらヨシツネが居れば大して苦労しません。
攻撃面ばかり注目されがちですが耐性も非常に優秀です。継承するスキル次第では銃撃と万能以外の全属性に耐性が持てます。
流石に物理の効かない相手はどうにもなりませんが、そもそも物理を無効にする相手が非常に少ない上に前述の方法もあるので…
一応作れるようになるのが事実上の最終盤なので一周目ではそこまで暴れる機会は少ないのですが、
他の物理型ペルソナの存在意義が無いというのはどうなんでしょうか…


・仲間の性能差も激しい
真がやたら優遇されてる気がします。ステータス自体も優秀ですが、
特大魔法~回復魔法まで幅広く取得できる上に、最終装備も他キャラより遥かに優秀な壊れ性能です。
他にも春はヒートライザやWブースターを2種類取得できるなど攻撃面では仲間キャラでブッチギリで強いです。
その他の覚えるスキル範囲も異常に広いです。
その一方で祐介はブースタ系スキルやチャージと言った補助スキルを覚えないのでやや使いにくいです。
スクカジャ、バトンタッチ時に威力上昇するスキルは専売特許なのですが逆に言えば長所がそれしかないです。
同じ立場の竜二はチャージやタルカジャといった優秀な補助スキルと自身の性能がかみ合っており仲間内でも強い方の為余計目立ちます。
また後述の仕様もあるのでボス戦ではどうしても他キャラに見劣りしがちです。武道の心得は取得できても良かったんじゃないでしょうか。


・ボス戦ではワンモアできない。
ボスは基本的に全員弱点が無くダウンしない仕様なのでワンモアできません。
向こうは普通にこっちの弱点を突いたりクリティカルを出したりします。
つまりこちらだけが不利な仕様です。ボス戦こそバトンタッチを生かして戦いたい相手なのにこの仕様はあんまりです。
反面耐性を持つ相手も略居ないのでどんなペルソナや編成でも戦える訳ではあるのですが…
ちなみにメメントスのリクエストボスやパレス中ボス相手は普通にワンモアできます。


・全体的な適正レベルが低い
ゲームをクリアするだけなら70レベルもあれば十分です。それ以上レベルを上げてもそれを生かす場面は略無かったりします。
最終ダンジョンでも一番強い敵のレベルが70後半(しかも大して強くもない)のでそれ以上のレベルのペルソナを使う場面が少ないです。
上記の様々なブレイカー要素もあるのでその辺も合わせるとゲームクリア自体は凄まじく楽です。
一応難易度は変更できるのですが、高難易度にしても大した苦戦はありませんでした。隠しボスも大して強くないです。
エンドコンテンツ用の高難易度ダンジョンとか裏ボスとかあっても良かったんじゃないでしょうか。


【システム上の不満点】

・テンポが悪い
本作は途中までは主人公の回想という形で進みます。
しかしことある事に回想から現実に戻る→再び回想を繰り返すので非常にテンポが悪いです。
特に序盤はコレが集中してるので1周目ですら鬱陶しく思います。周回プレイなら言わずもがな。
チュートリアルも非常に長く一周目であればありがたい面もあるのですが、
いつまで立っても自由行動ができるようにならないのでやはりテンポが悪いです。2周目以降はいっそスキップできたら良かったのでは?
また一部要素は2周目以降じゃないと解禁されません。コレだけ長いゲームなのにコンプは周回前提なのはやや微妙なラインです。


・寝る事を強制される
何かイベントがあった後、若しくはイベントの前日はモルガナに「今日はもう寝ようぜ」と言われて強制的に何もできなくなります。
しかも結構な頻度で出ます。
時間制限のある要素も存在するためコレの所為でタイムオーバーになるパターンもありがちです。
一応とあるコープを進める事で多少の対策は出来るようになりますが、それすら許さず強制的に寝させられる事も多々あります。
いっそ自動で日付が進んだ方がマシなように思えます。明らかに行動できそうな時でも行動できない事があるのも問題です。


・一部コープアビリティが使い辛い
アビリティ「瞬殺」は10LV以上下の相手にチャンスエンカウントを仕掛けると戦闘を即終了できるという物なのですが…
コレが発生すると経験値も金もアイテムも入手できません。
敵をさっさと倒したい時は便利なのですが、稼ぎをしたい時は邪魔でしょうがないです。
チャンスエンカウントしなければ発動しないのですが、チャンスエンカウント時に発動する他の有用なスキルも発動できなくなります。
他にも「お宝サーチ」というアビリティは戦闘開始時にランダムで発動し、レアアイテムを入手しやすくなるという物なのですが、
発動時の演出が無駄に長くカットもできないのでテンポが非常に悪い上に、アイテムを入手する為には敵全員をダウンさせねばならず、
入手しても必ずレアアイテムが手に入るわけでもないと、手間がかかる割にはイマイチ有用とは言えないスキルです。
どちらのスキルも使い道自体はあるのですが強制発動というのがネック。個別にオンオフが可能なら便利だったと思います。


・カバーアクション
物陰に隠れて敵が近づいたら不意打ちを食らわせれるというものなのですが…カメラワークが酷いです。
見たくても見れない時があったり、明らかに見えてるのに攻撃できなかったり、
場所によってぱ暴発して間違えて隠れてしまい出てきた所をそのまま敵の攻撃されたり…
また隠れる要素なのに敵に見つかってる状態だと隠れれません。こういう時こそ隠れてやり過ごしたりするものなのでは…


・一部のコープ解禁が遅い
女帝、隠者、塔は9月以降にならないと解禁されません。
それでも後者二つは最速で9月序盤から解禁されるのですが、女帝は最速でも10月31日です。
このゲームは12/22日までしか活動できないので実質二か月もないです。
解禁自体はもっと早くても良かったかと


・ゲームの日程
前述したようにこのゲームは自由行動は12/22日までしか活動できません。後は全てイベントで進みます。
4Gの時は2月まで活動できたわけですし、このゲームでもそうして欲しかったですね。


【ストーリー上の不満点】

・一部メンバーの優遇、不遇
真と双葉がやたらと優遇されてる気がします。
真は登場後から頼れる参謀役としてメインを務めるのですが、
主人公が言うべき台詞や他の女性陣の立つ瀬が無いような場面も多くあったりします。
双葉はなんというかどらえモン枠ですね。困った時は大体双葉の超サポートで解決。特に説明も何もなく天才だからで片づけられてしまいます。
この二人自身はとても魅力的な素晴らしいキャラなのですが些か出番多すぎな気が…他のキャラにも活躍させてほしかったです。
逆に杏は登場初期はメインヒロインという感じなのですが、この二人が加入して以降はどんどん影が薄くなっていきます。
また春は加入が非常に遅い為終盤になったら唐突に出てきたという印象が強いです。
序盤から話に関わってくるイベントやコープ開始自体は早めでも良かったと思います。


・学園要素の薄さ
学生と怪盗の二重生活が売り文句ですが、実際には学生2:怪盗8くらいです。
今作の学生生活は怪盗の隠れ蓑的な側面が強く学校で熟せるイベントは殆ど無いです。
学生間のコープは怪盗団メンバー他一人くらいで、しかも略全員学校外で会えます。
主人公の都合上学校内では終始噂される立場にあるのですが、大半が陰口であり気分が悪くなるものがおおいです。
一応テストで上位に入れば多少見直されるのですが、改善とまでは言い難く図書室では常にボロクソ言われます。
学校内自体はよく作り込まれていて調べられる箇所も多いのですが、実際に使用する場所は一部のみで大半の所は殆ど使いません。
特に実習連は会話以外にする事が無いので勿体無いです。部活動に入れるとか何かしらの施設があれば良かったかと。
メンバー内では祐介、+コープのうち一人が他校の生徒なのですがコレも他校にする意味合いをあまり感じませんでした。


・恋人関連
恋人は複数人つくれるのですか、それに伴う修羅場イベントの内容自体は好評なのですが数が少ないです。
せっかく良い内容してるんですからもっとあっても良かったと思います。
メメントス探索中は仲間がそれぞれ雑談するのですが、
4の時のようにコミュMAXや恋人がいた場合の特殊会話とか恋人が複数いるの場合の特殊会話とかが欲しかったですね。

・終盤の展開
終盤のとある展開があまりにも事が上手く行き過ぎててご都合主義感ハンパないです。
また最終版の展開は一気に巻きに入ります。その為クリスマスイベントもかなりあっさりしたものになってしまいます。
全体的に終盤の展開全てにもう少し掘り下げが欲しかった…
また最終決戦の展開も嫌いではないですし大好物ではあるんですが、そろそろシリーズでは食傷気味な展開です。
6が出るのであれば世界観を一新した方が良いのでは?

COMMENT

長々と不満点を書いてしまいましたが、ゲームの出来自体大満足です。只どうしても面白いゲーム故に荒が目立ちます。
時系列的には3→4→5と繋がっているのですが、過去作には殆ど触れられない為ペルソナをやった事のない人でも問題無くプレイできます。
逆に小ネタはこれでもかと言わんばかりに入れられてるので過去作を遊んだ事のある人ならよりいっそう楽しめる事でしょう。
総じてPS4でオススメのRPGと言われたら迷う事なくこのゲームと言えるくらいには素晴らしい出来のゲームだったと思います。
特に過去にP3,4をプレイしてハマった方ならばまず間違いなく楽しめるはずです。
逆に言えばどうしても昨今のラノベ的側面が強いのでそういうのが受け付けない人にはオススメできません。
但し前述通りボリュームが凄まじいのでクリアには相応の時間がかかるという事だけは覚えておいてください。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
屋根ゴミさん  [2017-01-07 掲載]

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Amazonレビュー

レビュー者: アラフォーのトリックスター
レビュー日: 2017-01-21
私事ですが今年41歳になります。
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。

しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。

これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。

最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。

口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。

そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。

そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)

遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。

聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。

きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。

家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。

よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!

【PS4】ペルソナ5
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