【PS3】忌火起草 レビュー
発売元 | セガ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2007-10-25 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サウンドノベル 「弟切草」の原点に立ち戻った正統派サウンドノベルだ。 「リング」「呪怨」などのジャパニーズホラー要素を取り入れたゲーム史上最恐の作品に仕上がっている。 臨場感溢れるボイス演出で、目と耳の両方で恐怖を体験することが可能だ。 マルチシナリオ・マルチエンディング形式なので、試行錯誤をしながら選択し、全エンディングのコンプリートを目指そう。(転用元:GDEXより) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
64pt
GOOD!
■老舗ならではのこなれたつくりは流石です。赤・青・茶・緑・紫の中では、茶ルートが一番上手くまとまっていたと思います。
■恒例の「ピンクのシナリオ」が健在だった事。内容もエロに走りすぎずコミカルで面白かったです。
■PS3ならではの実写&フルボイス。(もっともスキップできないのはマイナス要素です)サウンドノベルをPS3で製作した心意気を買い、オリジナリティは4点を献上。
■内容は今ひとつですが、おまけの百八怪談はボリューム満点。
BAD/REQUEST
■何よりも致命的なのはストーリーが今ひとつという事に尽きます。前半〜中盤までは興味津々でしたが、屋敷に向かうあたりからチープな展開に違和感を覚え、最後は腰砕けという印象です。
怖くないホラーってつまらないですよね。
COMMENT
■サウンドノベルの老舗「チュンソフト」の名誉にかけて製作したのでしょうが、PS3で作る必然性があったのかは疑問です。ストーリーだけだったらファミコンの「かまいたちの夜」やサターンの「街」に到底かなわないと思います。
次回作はPS3の良さを最大限に活かした「街2」を是非ともお願いします!
■「弟切草」「「街」「金八先生」ネタが随所に散りばめられていて、チュンソフトのサウンドノベルファンとしては嬉しい限りでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
56pt
GOOD!
○オリジナリティー
PS3初の【サウンドノベル】と言う点で高評価をあげられると思います。
また、セリフを音声にしたことで視覚、聴覚両方で物語を楽しむ事が出来ました。
○グラフィックス
背景が実写+CGになったことで従来のノベルシリーズよりも
よりリアルになり怖さが増したと思います。
物語の暗い雰囲気に良く合っています。
○音楽
5.1chを使用してプレイしましたが後から聞こえてくる
うめき声には正直ビックリしました。怖い物語に拍車をかける
音楽も健在です。
○熱中度
2周目以降じゃないと進めないルートや、30個以上あるエンディング
百八怪談などを探すために結構飽きずにプレイしました。
読了率100%を目指すとなるとかなりの時間がかかると思います。
○満足感
定価の半値以下で購入しましたが値段の割りにボリューム
もあって、この手のジャンルにしては長く遊べたので良かった
です。
BAD/REQUEST
●オリジナリティー
メインシナリオの内容が映画の「リング」っぽい感じがします。
初代かまいたちの夜のようにサスペンスで怖さを演出するのではなく
幽霊とか心霊現象等のオカルト話で怖さを煽るのは現実離れしすぎていて
【驚き】というものが、あまり感じられなかったです。
もっと意外性とか推理要素があったら良かったと思いました。
●グラフィックス
実写+CGは綺麗で迫力があるのですが
終始ドンヨリした映像ばかりです。テーマがホラーなので
仕方ないと言えば仕方ないですが・・・。
もうちょっと明るい場面を混ぜつつメリハリを付けていれば
怖さもより一層際立ったのではないでしょうか??
●音楽
5.1chがないと迫力があまりないと思います。
●熱中度
どのストーリーで進めていっても最後に必ず「屋敷」へ行く
と言うパターンで熱中度が半減します。
「ああ、また屋敷か・・・」
「もうすぐ終わりだな」みたいな感じで特に驚きもなくプレイしてました。
そのためエンディング集めが作業的になりやすいです。
●満足感
半値だから満足です。
・・・が、定価だったらちょっと(^^;っていうくらいの満足度です。
●快適さ
時間のない私にとって、セリフをスキップ出来ないのは
きつかったです。このシステムのお陰で読了率100%するのに
大分時間が掛かるのではないでしょうか?
フローチャートの操作性も悪いのでストレスが溜まりました。
COMMENT
PS3初のサウンドノベルで5.1chをフル活用してのプレイだったので
迫力ある音を楽しめただけでも買って良かったと思います。
メインシナリオは初代かまいたちの方が全然面白かったのですが
ピンクシナリオが最高です。あれは必見です(笑)
定価が以外と高いので中古で安く購入することオススメします。
自分は3000円くらいで買いました。
37型HDTV HDMI 5.1ch 使用
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt |
48pt
GOOD!
私は良い所にあげたくはないのですが、とにかく恐いです。
なんだかんだ続きが気になり、ゲームをやってしまいます。
声優さんは私はとてもうまかったと思います。
映像についてもとても綺麗です。
ピンクのシナリオはパロディっぽくておもしろかったです。
BAD/REQUEST
どうしてもかまいたちの夜と比べてしまいますが、フローチャートが見にくく、かまいたちの夜2の様なフローチャートの方が見やすかったです。
屋敷にフローチャートがないので面倒です。
シナリオがすべて本編がらみなのでちょっと物足りなかったです。
あと、もっとほんわかした話が欲しかったです。
108怪談が話のあちこちに出るのですが、シナリオの邪魔されてる気がしてしまいます。
108怪談は心に残るような話が少なく、正直面倒なだけでした。
COMMENT
全体的にとても不快感に思うくらい怖いです。
怖さで今回は攻めてきたのかなって気がします。
どのシナリオにも多々の疑問が残り、納得いかないです。
女性キャラクターに魅力が感じなかったです。
(みんな精神異常者?って思っちゃう。)
とにかく面倒な所が多く、めげそうです。
とは言え、一通り全部のシナリオはやりたいって思わせてくれるゲームでした。
かまいたちの夜2、街をこえる作品をチュン×セガソフトに期待しています。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-10-17
絶対に、このPS3版は買ってはいけません。
Wii版の『忌火起草 解明編』、
もしくはiOS版の『忌火起草』(Wii版の完全移植)を購入してください。
なぜなら、
このPS3版には、最終シナリオが収められていないからです。
「PS3持ってるし中古が安いし、雰囲気だけでも…」と思うかもしれません。私がそうでした。
必ず後悔します。
絶対に消化不良で終わります。
最終シナリオが無い忌火起草は、小説としてもサウンドノベルとしても最低ランクです。
このPS3版は、
結末が抜け落ちているミステリ小説、あるいはラスト10分が切れているサスペンス映画のようなもの。
信じられない商品形態です。
そんなものにお金を払う必要は全くありません。
完全版があるのですから。
このような未完成品がフルプライスで発売されていた事実に、恐怖と怒りをおぼえます。
ぜひWii版かiOS版をプレイしてみてください。全シナリオが完全収録され、全ての伏線が収束します。
このPS3版は、買ってはいけません。
GOOD!
◆オリジナリティ
最近廃れつつあるこのジャンルに多少は新風を巻き起こしたのではないか?文章を地の文だけにして、フルボイス…。ある意味、冒険だったと思うけどこの作品の中では成功していると言える。さすがは当ジャンル産みの親・チュンソフト。まだまだ進化の可能性を感じさせた点がこの作品の一番の凄さ…だと思う。
◆グラフィック
実写+CG。想像していたより充分綺麗ですね。敢えて目を見せない(場面によっては見せている)表現も怖さという想像力を描きたてられていて非常によろしい。場面ごとの見せ方は上手いと思います。
◆音楽
声優の演技はなかなか上手いです。
◆熱中度
このジャンルのファンの人には当然なんでしょうが、完全コンプリートを目指したくなります。
◆満足感
発売から結構期間が経っていたためか、かなり安価(新品2980円)で購入できたのでコストパフォーマンス的にはかなり満足。
◆エンディング
スタッフロールが流れるエンディングのときに「次回予告」っぽいウィンドウがでるのが非常に秀逸。
BAD/REQUEST
◆シナリオ
まだ全部クリアはしてませんが、スタッフロールが流れるエンディングなのに「えっ、この終り方で…」という思いを何回もしました。いくら怖さにこだわったとしても…ねぇ。
◆快適さ
フルボイスの為、スキップが利かない点はコンプリートを目指す上では足枷になります。また、フローチャートが使いにくい、自由にシーン移動ができない、一度観た動画を飛ばせない、などの点が徐々に快適さを奪っていきます。
◆音楽
このジャンルが好きな人はこの点の評価が特に厳しいと思いますが、やはり恐怖感が物足りない。草分け的存在の「かまいたちの夜」が優秀すぎたとは言え、もうちょっと頑張れ…という感じ。
◆怖さ
ただ一言…怖さが足りない。声やグラフィックの質は悪くないのに、その表現が一歩足りない。夜中にやってもあまり怖く無かったです。「かまいたちの夜」の方が怖かったですね。
COMMENT
42型HDTV HDMI 3.1ch 使用
まぁ、定価ではなかなか買う気にはなりませんかねぇ。小説がもともと好きなので、このジャンルもある意味必然的に気に入っています。PS3でのサウンドノベルのいい所を観た反面、まだまだ可能性を全部出し切れていないなぁ、と感じた作品でした。
個人的には好きなジャンルなので、次回は是非推理モノをと思っております。