【PS3】信長の野望・創造 with パワーアップキット レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-12-11 |
価格 | 10584円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:歴史シミュレーション ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 92
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 2
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
95pt
GOOD!
【オリジナリティー】
戦国時代を前作よりリアルに再現している。その上でゲームバランスが絶妙。こういうゲームは現在の日本では、このシリーズぐらいしかないと思います。人口などの要素があるので、パラドゲーに少し似てきた気がしますが、チュートリアルが丁寧で、システムも敷居は低いと思います。又、「惣無事令」でクリアできるので、終盤の消化試合的な展開が回避できるようになりました。
早い話、リアリティがあって取っ付きやすくて面白い。ってとこです。
【グラフィックス】
ムービーやマップや武将グラフィック、合戦。全て良いと思います。正直PS3では結構頑張ってると思います。特に武将グラフィックはいいです。時間経過やイベントでのグラフィック変更もありますし、名将達のグラフィックは本当に気合いが入ってます。
【サウンド】
気分を盛り上げてくれる。いいサウンドだと思います。
【熱中度】
滅茶苦茶ハマります。
個人的には、これを買ってから日常生活が破壊されています。食事等の基本的な日常生活以外が犠牲になってます。で、50時間はやったんですが、これだけやっても全然飽きないってところが凄いですね。
【満足感】
私はまだ織田家しかやってません。難易度は中級・上級とやったんで、これから色々な大名家でやって…具体的には長野家あたりまではやろうと思ってる次第です。満足度は推して知るべし…です。正直、定価の二倍以上の値段で買っても惜しくありません。
【快適さ】
セーブ・ロード、ゲーム進行、内政、合戦、軍団管理。全てが快適です。あと、人口や地勢の関係上、織田家が強くなりやすくなった。ってのも良いです。過去作だと、前半の年代になるほど武田・上杉が強すぎましたからね…。あと武将の成長システムも楽しいです。そして、城数が革新・天道に比べて大幅アップです。これで、大名家も増えて外交が重要になり、面白味が増しています。
BAD/REQUEST
【サウンド】
いいんですが、「感動した!」ってほどではないですね。
【快適さ】
上杉謙信や武田信玄で無双することがあまりできなくなってます。まあ十分強いんですが。過去作の、敵が溶けていくような強さではありません。又、戦法一発で瞬時に一万以上の敵兵を粉砕するようなことは無くなってます。そこらへん、リアルなのがいいか爽快感を求めるか…。人によっては少し物足りないかもしれません。あと今作では、「惣無事令」を使わずに全国制覇をするとなると軍団をつくることになるんですが(無くてもなんとかはなりますが)、それが煩わしい、全部自分でやりたいって方は少し残念かもしれません。あと内政。革新や天道のようなものではなく、数値を上げるのみとなってます。ただ、この城の数で、革新や天道の内政は大変だと思いますので、これも仕方のないところだとは思います。が、やはり物足りなさを感じる方はいるでしょう。
COMMENT
覇王伝・蒼天録・天下創世・革新・天道と信長シリーズをやりました。この中では、システム的には蒼天録に一番近いかなあ。と個人的には思ってます。他にもシュミュレーションゲームは、civシリーズやhoiシリーズ等をやってます。私は今までのシリーズだと「革新」が一番好きでした。本作はそれよりリアルになる反面、少し爽快感に欠けています。しかし、それを補って余りあるものが本作にはあります。本作は信長シリーズ最高傑作ではないかと思います。理由はgood!のところに書いた通り。あと、あえて問題をいうなら本作がパワーアップキットってところでしょうか。私はPKしかやってないんで、無印は分からないんですが…。ただ、過去最高のパワーアップ。と開発会社もいってますし、ネットの評判も概ねその通りのようです。
PK商法は許せないって方も、本作に関しては「買い」だと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-09
このPKで関ヶ原の戦いを経験することも、真田丸を築くこともできます。
戦国立志伝とPKで迷っている方は、こちらのPKを強くおすすめします。
GOOD!
3Dグラフィックの1枚MAPで表現された戦国時代の日本が大変素晴らしい。
これまでのシリーズ作品でも3Dグラフィックによる城下町や戦場などがありましたが、今作ではロケーションに関するものはすべて3Dグラフィックで表現されています。
平野部や山岳部の他、。各城下町では(小さくて見づらいですが)さまざまな施設が数多く立ち並び、人々が行きかう様子まで情緒豊かに表現されています。
直感的なゲームデザインでやりやすくなった内政。
開発のコマンドでは、石高・兵糧・兵舎の3つの要素があり、奉行に任命された武将が3つのうちにどれかを指示して、実行させます。
他にも調略や外交に関するコマンドもあるのですが、これらは各要素ごとに武将に任命させて実行することができます。
チュートリアルのシナリオやプレイ中に表示される家臣のアドバイスも相まって、内政のやり方がかなり分かりやすくなりました。
戦争も3Dグラフィックによる「会戦」の登場で、よりダイナミックになりました。
従来のシリーズ作品でも3Dグラフィックによる戦争はありましたが、今作では特定の条件を満たすと発生する「会戦」により、戦の表現が大きく変わりました。
足軽や騎馬兵による激しい戦いが描かれており、従来のシリーズ作品以上に白熱した戦いが観れるようになりました。
歴史好きにはたまらない豊富なイベント。
特定の条件下で発生する歴史イベントが多く、歴史が好きなら思わずニヤリとしてしまう内容のものが数多くあります。
歴史イベントは自勢力だけでなく、他勢力のものもあるので、プレイしていて飽きることなく、多くのイベントを堪能することができます。
一部のイベントでは専用のムービーも用意されており、中には3DCGで造られたムービーもあるので、必見です。
特定の条件を満たすことで、「惣無事令」によるクリアができるところ。
「惣無事令」を発令することで、全国を支配・統一しなくても、エンディングに到達することができます。
今作は全国にある拠点(本城・支城)の数があまりに多いので、「惣無事令」によるクリアは大変ありがたいです。
PK恒例の編集(エディタ)機能は今作にも搭載されており、勢力・拠点・街道・武将といった各要素を自由に編集できます。
編集できる内容も非常に多く、プレイヤーの思考に合わせて細かく操作できるのもうれしいところ。
スタートメニューに「武将名鑑」があるところ。
今作で登場する武将達の情報(グラフィック、能力、簡単な人物説明)が記載されており、グラフィックには過去作のものが掲載されています。
自勢力で配下になった武将が「武将名鑑」に登録され、全部で1800人以上の武将達が今作に登場します。
BAD/REQUEST
今作に登場する全国の拠点(本城・支城)の数があまりに多過ぎる。
合わせて100以上もの拠点があり、全国統一を目指すにはそれら全てを制圧しないといけないので、非常に骨が折れます。
GODDに書いた「惣無事令」のおかげでクリアするだけならまだ負担は軽減されるものの、全国統一はかなり厳しいです。
会戦が思っていた以上に、あまりプレイできなかったところ。
戦争そのものはやろうと思えばできるのですが、だんだんと面倒くさく感じてしまうため、会戦自体もプレイできる機会は減ってしまいます。
天下創世withPKのように、合戦エディタで自由な会戦ができると良かった。
ムービーで織田信長を演じている声優さんの声質がミスマッチに感じるところ。
今作の信長を演じているのは、おそらく無双シリーズの曹丕を演じている神奈延年だと思うのですが、いかんせん合っていないです。
無双シリーズの声優さんを起用するのであれば、同じ無双シリーズで信長を演じている小杉十郎太さんを起用して欲しかった。
PK恒例の編集(エディタ)機能を使用した後だと、新しく武将を家臣にしても「武将名鑑」に登録されないところ。
仕様なのかどうかは分かりませんが、1800人以上も武将がいるのに、この仕様はいくらなんでも厳しすぎる。
1800人以上も武将がいるのだから、編集(エディタ)機能を使っても、「武将名鑑」に登録される仕様にして欲しかった。
COMMENT
32型液晶TV・HDMI端子使用。
信長の野望シリーズは天翔記withPK HD Version、PSP版烈風伝withPK、嵐世紀withPK、蒼天録withPK、天下創世withPKをプレイ済みです。
たまたま新品2980円で売られていた今作を購入しプレイ。
創造自体をプレイするのは今作が初めてですが、大変素晴らしい作品です。
3Dグラフィックで描かれる戦国時代の日本、武将達が繰り広げるイベントの数々、直感的にやりやすくなった内政、充実した編集(エディタ)機能、などなど。
今までプレイした信長の野望の中で、個人的に最高傑作だと思います。
ですが、BADで書いた項目もいくらか気になるので、そこが少し惜しいところ。
今作の後に発売された三國志13withPKは今作を土台に作られたこともあり、それに比べると僅差で三國志13withPKの方が完成度が高いと感じます。
とはいえ、信長の野望シリーズの中で考えてみたら、今作は屈指の完成度を誇ります。
なので、それでも素晴らしい作品であることに変わりはありません。
信長の野望シリーズが好きな方、歴史(特に日本の戦国時代)が好きな方に是非オススメです。
今作はPS4版やPSVita版もあるので、それらのハードをお持ちを方にもオススメです。