Amazonレビュー
レビュー者: ポポ
レビュー日: 2015-02-12
レビュー日: 2015-02-12
このゲームは、パッケージをみてもただのかわいい女の子が出てくるゲームぐらいにしか推測できないですけど、かなり深い内容が描かれた作品です。
確かに、序盤は登場人物がドタバタと楽しく部活をしているだけですが、中盤からは物語の主題である全ての人が持つ「心の歪み」について描かれています。
主人公と女の子全員は、みなそれぞれ心に歪みを抱えており、それは他者に依存しすぎてしまうことだったり、人の悪意に過剰に怯えてしまったり、他人のことを全く大事に思えなかったりすることなどです。
私が思うに、このゲームの良いところは、共感できるところが非常に多いところだと思います。
このゲームには盛り上がるところはあまりないですし、中盤からは物語も暗く、終わり方もハッピーエンドではないです。
しかし、登場人物が持つ心の歪みは全ての人が大なり小なり持っていることなので、自分が現実世界で経験したこととゲーム中で描かれることが重なって、感情移入することができるのでそこがこのゲームの良いところだと思いました。
確かに、序盤は登場人物がドタバタと楽しく部活をしているだけですが、中盤からは物語の主題である全ての人が持つ「心の歪み」について描かれています。
主人公と女の子全員は、みなそれぞれ心に歪みを抱えており、それは他者に依存しすぎてしまうことだったり、人の悪意に過剰に怯えてしまったり、他人のことを全く大事に思えなかったりすることなどです。
私が思うに、このゲームの良いところは、共感できるところが非常に多いところだと思います。
このゲームには盛り上がるところはあまりないですし、中盤からは物語も暗く、終わり方もハッピーエンドではないです。
しかし、登場人物が持つ心の歪みは全ての人が大なり小なり持っていることなので、自分が現実世界で経験したこととゲーム中で描かれることが重なって、感情移入することができるのでそこがこのゲームの良いところだと思いました。
GOOD!
ストーリーの終盤にて明かされる真相が心にグッとくるものがある。
ネタばれ防止のため詳しくは書けませんが、この真相を知ることができただけでも感慨深いものがありました。
BGMがどことなく、切ない感じのものが多くて印象に残りました。
コミカルなものもありますが、全体的にストーリーに反映してか、BGMは聴いていて心地良いものが多かったです。
キャラの立ち絵のグラフィックに口パクがあるところ。
ギャルゲー特有のグラフィックでありながら、口パクがあるのは珍しかったです。
BAD/REQUEST
登場するキャラ達の言動には意味深なものが多いのですが、終始よく分からないままストーリーが展開してしまいます。
作中の一部の要素についてはあまり良く分からないままエンディングを迎えてしまったのも、少々残念でした。
グラフィックが全体的にイマイチ。
色彩が全体的に淡い色で統一されているせいか、あまり印象に残らない出来でした。
街並みなどの背景がお世辞にも良いとは言えない出来で、パッとしませんでした。
キャラの発する言葉が全体的にボソボソとして聴き取りづらい。
声優さんの演技力の問題ではなく、ゲームとしての演出などの問題と思いますが、それでも聴き取りづらいことに変わりなし。
COMMENT
32型液晶TV・HDMI端子使用。
CROSS†CHANNELシリーズは今作が初プレイです。
たまたま新品2100円ほどで売られていた今作を購入しプレイ。
ストーリーの終盤になるまではかなりダレてしまう内容でしたが、終盤の展開にて心にグッとくるものがありました。
終始もの悲しい雰囲気のストーリーが続くため、全体的に「人を選ぶ」要素が強いです。
同じ5pb.から発売された『車輪の国、向日葵の少女』のように、ストーリーの後半の内容の感慨深さは本当に良いので、そこに興味がある方にはオススメです。
今作のゲームプレイの攻略は少々特殊なので、プレイする際は攻略情報を参照することをオススメします。