オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt | 3pt | 1pt |
38pt
GOOD!
・登場キャラがサブを含めて魅力的
・BGMがゲームの雰囲気に合っている
・絵が綺麗
・初心者にも易しい操作性
BAD/REQUEST
・全キャラクリアしても謎や疑問が解消されない
・主人公は個性・設定が確立され過ぎている為、全く感情移入出来ない
・今回主人公の立ち絵があるせいでプレイヤーは攻略キャラと主人公千尋の恋愛を見せられている観客・第三者気分にさせられる
・主人公の言動に共感出来ないと感じる事が多い
・キャラ攻略にルート規制があるので好きなキャラから攻略出来ない上
攻略の為に同じ章を何度もやり直さなければならない
・過去に何があったかなどの説明や描写が少なすぎる
・たいした内容のイベントでもないのに荘厳なBGMが流れるのでかえって
興ざめさせられる(製作者の感動させようという意図を感じます)
・ゲーム全体のストーリー、シナリオ展開が悪すぎる。稚拙さや練りこみ不足が感じられる
COMMENT
ネオロマンスゲームを今まで何度も購入してきましたが、こんなにプレイしていて楽しくなかったのは初めてです。
恋愛ゲームで感情移入・共感出来ない主人公は致命的だと実感しました
追加ディスク前提でこんな中途半端な内容にしたんだとしたら余りに酷いと思います
登場キャラが魅力的だっただけに残念でなりません
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
0pt | 4pt | 3pt | 2pt | 0pt | 4pt | 1pt |
36pt
GOOD!
◆クイックセーブとクイックロードが快適で使いやすい。
◆攻略対象が増えた。美形キャラだけでなく少年からジジイまでと幅広い。
◆スチル絵が基本的には美麗である。
◆音楽が神秘的で美しい。
◆キャラがメインキャラからサブ、雑魚までポリゴンで表示されている。
◆選択肢がそれなりに多く、その都度キャラが反応してくれる。
◆キャラクターのボイスを切り替える機能があること。
実はこのシリーズの中で、生理的に合わない声の方がいらっしゃるので、この機能は
本当に有り難かったです。
◆大団円EDが有る為、報われないEDを迎えたキャラであってもそこで補完される。
BAD/REQUEST
◆声優をシャッフルしたり色々御苦労は見られていますが、キャラのバックボーンに前作
までのルーツを込め過ぎてると思います。
そろそろそこれらのキャラ設定に飽きてきました。
そしてキャラの動きや武器の選択で、同社の別ゲーム(特に無双)のキャラを思わせるような
キャラが居て、デジャヴを抱きました。オリジナリティーを0にした理由はこれです。
◆基本的に物語が平坦で、盛り上がりに欠けます。
新しいキャラを攻略する為の再度プレイ時に既読スキップ機能を使用するものの、
物語を進めるのが苦痛です。
前作3では既読部分も止めて読むことが多かった。それだけ読みたくなる部分が多かった
という事ですが、残念ながら今回はそんなシーンは殆どなかった。
◆攻略対象キャラのストーリーがかなり強引であり、力の入れ具合も散漫です。
どこで感情移入していいか分からないストーリーになっていたり、恐ろしいほど強引な
展開になっていたり、EDを見る限りこの相手を対象とする必要性がどの辺にあったのかが
不明…というキャラがいたり…。
数があればいいというものでもない。
メインとなる八人のストーリーですら、脚本の力の入れ具合に大きな差が出る。
これは如何なものかと思う…。
◆あまり指摘するべきではないのかもしれないが、複数人で脚本をするのはいいとして、
キャラごとではなく場面ごとに担当しているであろう現実が、プレイヤーにもろバレする
時があります。脚本家の技量がテキストに表れてしまう為に、読んでいる方としては我に
返ってしまうのですよ。
キャラごとに担当するとかした方が無難だったかもしれないです。
小難しい単語を羅列する人がいる中で、そうじゃないタイプの人へと切り替わったり、
文体の雰囲気から「あれ、今変わった?」とおよその予測がついてしまう。
読書面で敏い人はこの辺の切り替わりの下手さ加減に引っ掛かりを覚えてしまい、快適な
プレイは出来ないかもしれません。
◆無駄に多い選択肢。良いところでも上げたものの諸刃の刃でもありました。
恋愛分岐に必要となる選択肢ではない部分で、キャラの好感度を上げるための選択肢が満載。
でも好感度なんぞは戦闘をこなせばバンバン上がるもの。
話の腰を折りすぎるくらいに入る選択肢の多さに、偶にうんざりしました。
◆演出があまりにも古すぎる。
感動させたい場面の背景で決まり切ったように音楽が流れ出す。これがまた白ける。
90年代のTVドラマ並みの演出しか出来ないのかと…。
これが煩わしくなるくらい物語がヘボク感情移入出来ていないだけなのかも…。
◆効果音とポリゴンの動きがあっておらず、雰囲気をぶち壊している。
複数の足音共に駆けつけてくる描写を音でしているのに、映像ではポリゴンが三体ゆっくり
と歩いてくる…なんてありえない。
◆主人公の表情パターンが少ない。
選択肢にあっていると思える表情が表示されていない時があって、プレイヤーの心境を
ぶち壊すことがある。そういう心境でこの選択肢を選んでいるわけじゃないのにな…と思う
事がしばしばあります…。
本作で初めて、ヒロインの姿を表示し続ける事が煩わしくなりました。
◆シナリオ後半で主人公が断髪するシーンがあるのですが、必要性が不明です。
元より髪を上げているので重みが薄いし、なんでそんな理由で切ってんの? と首を傾げる
ざる得ません。髪=女の命って事で、決意の表れのつもりなのかもしれないけど、とても
チープな気がしまた。
本当、携帯小説に感動する脳向けのイベントの一つと言っていいと思います。
それにアップしてる時の方が4の主人公らしくて可愛かった。
切っちゃうと髪の色が違うだけの1の主人公みたいです…。
◆歌詞、楽曲共に悪くはないが、EDの歌がヘボ過ぎる。
いっその事、魅惑の声設定の遠夜の声の人に歌わせたら良かったのに。
◆大団円EDといいながら、真の大団円とは言い難い展開になっている。
◆恋愛ゲーの割に戦闘読み込みが遅い。数秒必要になる。
◆折角の美麗CGの完成度がたった1枚の気色悪いCGで台無しに…。
しかもそれが攻略対象キャラの一人(黒雷)のEDCG。
許容できる人もいるかもしれないが私はだめでした。
何故EDがあんなヘボイCGでOKが出たのかが不明。
◆攻略対象は多いくせに、サブを含めても声がある人とない人がいる。
しかもその基準が不公平且つ不明。特にイベントすらない対象キャラなのに有名声優が
起用されていたり、イベントがあるのに声が用意されていなかったり…。
前作(3)のように追加ディスクでも出すつもりなんだろうか…?
これらの理由を元に、満足度には0を付けさせてもらいます。
やはり値段に中身が見合ってないですから
COMMENT
◆遥シリーズは1.2は触り程度で、3にかなり熱中しました。
3については全ソフトプレイ、クリアデータコンプ済みです。
その経験から良いところも悪いところも書かせて頂いてます。
◆声優のシャッフルをするのであれば、歴代八葉ではなくて敵キャラも含めたシャッフルが
見たかった。それかそろそろ一新をお願いしたいですね。
というのも、中の人はもう本当にいい年で、声にまでそれが表れてるのに何時までも
若い外見のキャラを演じているのを見るのは、正直辛いんですよ…。
自分はこういう違和感を抱えたままではそこまでメロメロ出来ません。
声にまで年齢が出てきているのなら、無理に美形やら若い外見のキャラをその方に演じて
頂くのではなく、内面勝負のキャラでも作ってそちらに回して頂けるようにした方が
違和感がなかったと思います。
声優さんとは声の俳優さんです。恋愛ゲーであっても何も外見の良さだけが全てであるはず
ないし、年相応のキャラをお願いしたってユーザーを魅了して下さるものだと思います。
◆今回は物語を何度もやり直す意味が風早の2周目EDで明かされるわけですが、それでも腑に
落ちない点が多かったです。
3のようにしろとは言いませんが、普通のアドベンチャーゲーム並みに変わり映えしない
シナリオを延々繰り返すだけの理由に足るものとは思えません。
同じシナリオを繰り返し読むのであれば、3のようにそうするだけの意識を持つ理由が、
最初に欲しかったです。
◆本ソフトはで7000円近くするわけですが、正直ぼったくりの域に入っていると思います。
これは全体的な出来が散漫である点は言うに及ばず、肝心の物語が携帯小説に熱中する脳を
持つ人向けのチープさにあるからかもしれません。
それとも無印から十六夜までの3のシナリオが秀逸揃いな出来だっただけに、「遥シリーズ」と
銘打っているからといって期待しすぎた自分がいけないのか…。
とにかく値段の価値のあるソフトではなかったことが残念でなりません。
◆色々書きましたが、決して嫌いなシリーズではないです。
それに初めてこのシリーズでおっさんやジジイキャラにも可能性として立ったようのなので、
次回作があるようであれば期待してみようと思います。
◆総括すると「恋愛ゲー」としての括りで見ると…やっぱり微妙かなぁ…。
各キャラの声優さんFanとか、類稀なる妄想力で無茶で平坦なストーリーを補えないと、
このソフトで疑似恋愛を堪能することは出来ないと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 2pt | 2pt |
33pt
GOOD!
・スチルは総じて綺麗でした。
・戦闘時の掛け合いが親密度によって変化するのは良かったと思います。
・セーブが楽。
・安定した出来だが、特に目新しさも無かった。
BAD/REQUEST
・キャラによってハッピーエンド・アンハッピーエンドと分かれるのは恋愛ゲームとしては問題がある。
・目当てのキャラの本ルートに行くまでが長い。そのわりにはストーリーが薄く、ダラダラと長い印象しかない。
・相変わらずボイスが少ない。発売前に多いとされていたのはなんだったのか。
・敵グラが他ゲームからの使い回し。一部スチルも同社の他ゲームからのトレースとの疑惑あり。
・制作者の露骨な贔屓キャラがいて、そのキャラが正史ED扱いなのは納得行かない。
COMMENT
悪い所にも書きましたが、制作者の露骨な贔屓キャラの存在が気になりました。
そのキャラの真EDを見るために残りのキャラはまるで「踏み台」扱いでかなり不愉快でした。
死亡EDキャラがいたりとどこら辺が「恋愛ゲームなの?」と言いたくなるような展開が多く、納得しかねる場面も多々ありました。
恋愛ゲームとしての糖度の薄さもマイナス点でした。
広げた謎や風呂敷を全く回収していないキャラもあって唖然としました。
3ヶ月の発売延期は一体なんだったのかと思わざるを得ないです。
今後、派生ディスクの発売を見越しての作りを感じてしまいメーカー側の真摯なゲーム作りを感じることが出来ませんでした。
1枚のソフトでどのキャラのファンも満足するようなソフトを作って欲しいです。
無駄に特典を付けたBOXを乱発するのも戴けなかったです。
GOOD!
・キャラ絵で、大きな崩れがない。
・前作であったような酷いアニメが今回はついていない。
・フラグ立てが分かりやすく、ヒントもあるので攻略本や攻略サイトのお世話にならなくても詰まることがない。
・クイックセーブ/クイックロード等、操作性がよい。
BAD/REQUEST
・前世の恋愛相手が攻略キャラにいる(恋愛ゲームで、こういう他の攻略キャラとの差別化はいらないです)。
・今までクリアした他キャラとの恋愛ルートが、前フリというか前座扱いになるシナリオが用意されている。
・某キャラが個別ルートではBADエンドしかない。一応、大団円ルートで救済エピローグを見れますが、ふつうは個別ルートに救済エピローグは用意すべきなのでは?
・キャラの行動が考えなしに思える部分があるのに、それに対する説明がいっさいない。
・追加ディスク発売を想定してるのか、ライターの腕が悪いのか分かりませんが、脇役のキャラ描写が中途半端。母親とか姉姫について、すべてのルートをクリアしてると疑問に思うところ(竜神の声についてとか)があるのに、それに関する説明もなし。
・会話や地の文において、現代風に言い換えができる用語まで、昔の特殊な用語を使用している。そのため、ただでさえテンポの悪い文章が、さらに読みにくくなっている。
・凝った設定のわりにまったく生かされておらず、省略しすぎのエピソードが多い。
・重要なシーンで声がなかったり、どうでもいい会話で声がついててバランスが悪い。
・エンディングの曲がゲーム内容にまったくあっていない。
COMMENT
期待しないでプレイするならそれなりに面白いと思います。ただ、過去の例からいって、後でフルボイス化したものや、追加ディスクが販売されると思われるので、無理して価格が高いうちに買う必要はないかと思います。