【PS4】KNACK(ナック) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-02-22 |
価格 | 5145円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1〜2人(協力プレイ) |
- 総合ポイント
- 58
- (難易度)
- 2.43
- レビュー数
- 14
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
73pt
GOOD!
まずはじめに、私はアクションゲームをあまりやりません。
昔マリオをやっていて、最近だとモンハンをやった程度です。
そのようなアクションゲーム初心者の評価だと思ってお読みください。
このゲームは、難易度の設定ができます。
難易度を「簡単」にするとサクサク進められ、「難しい」にすると何度もやられて死んでしまうぐらい難しくなります。
ただ、「難しい」にしても、死んだ地点よりちょっと前の地点から何度もリトライできるので、心が折れない設計になっています。
敵キャラクターは基本的に強く、攻撃パターンを読まないとなかなか倒せません。
敵キャラごとにいろいろな攻撃パターンがあり、それを読んで対処する過程が面白いです。
ゲームを進めていく途中で、押すべきコントローラーのボタンが画面上に大きく表示されるのも、わかりやすかったです。
このゲームは、一本道で進んでいくゲームです。
しかし、道中で、機会のパーツを集めるなどの収集要素があります。
いろんな場所に隠されており、それを探すことにも熱中しています。
また、グラフィックはすばらしいです。
登場人物の服の縫い目までもわかるぐらいです。
くっきりと鮮明で見やすいです。
BAD/REQUEST
ストーリーがあまりよくないと思いました。
特に、主人公側の登場人物たちに共感を抱けません。
自らの好奇心を満たす目的で、他者の領地に侵入したり、強奪したりすることがあります。
そのくせ、敵対する勢力を「悪」と決めつけて正義面します。
デフォルメされた登場人物からすると、このゲームは子供でも楽しめるように作られたものだと思います。
しかし、個人的には、教育上、子供にはプレイさせたくないゲームだな、と思いました。
あと、主人公の攻撃パターンが、基本的に「パンチ」と「ジャンプ攻撃」の2つだけという点も、マイナスに感じる人がいると思います。
時々、道中に存在する物を投げて攻撃できる場面もありますが、そういう場面は少ないです。
敵の攻撃パターンは色々工夫が凝らされて多彩なので、こちらの攻撃パターンももう少し増やすと、もっと面白くなるかと思われます。
COMMENT
総じて、とても丁寧に作られたソフトだと思います。
私は、PS4を買った「ついで」にプレイし始めたのですが、予想外にはまって自分でも驚いています。
続編がでたら買おうかな、と思うほどです。
ただ、これだけのためにPS4を買うべき、というほどではありません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt | 1pt | 4pt |
37pt
GOOD!
PS4に同根されているソフト。パッケージだと定価7000円近くするので、本体セットだとかなりお得です。
かつてクラッシュバンディクーを送り出したメーカーからの作品と言うことで、エッセンスは引き継がれています。
人じゃないパワフルな主人公、人じゃないパワフルな変な生き物が敵。変な味方がいる。
主人公は「レリック」という積み木っぽい金属?の集合体、ナック君です。
最初は子供くらいのサイズですが、レリックを集める毎にだんだんサイズが大きくなり、最終的には最早ゴジラぐらいのサイズになります。
やはり男の子は大きくて強いものが好きなので、巨大なナック君を操作して大暴れできるのは爽快です。
超高画質で綺麗な景色をどこまでも見渡せるのは流石PS4といったところで、ディズニーチックなファンシーでありながらもなかなか現実的な雰囲気があります。
高山、森、雪山、火山、都市、廃墟、軍事施設、遺跡などなど様々なロケーションで大暴れできます。
ゲームの難易度はやはりクラッシュバンディクー的な感じで、敵の攻撃を2発食らえば即死します。
どれだけサイズが上がってもほぼ2回攻撃を受けると死にます。
基本的には敵の動きを覚えて、避けて殴ってが基本戦法になります。
1対1になる事はあまりなく、大体1対3〜6くらいですので、周りの敵を見ながら動くのが基本になります。戦闘は少し難しいかもしれませんが、攻撃は殴るのみでシンプルですので
敵の動きを覚えることに集中すれば大体戦えます。
BAD/REQUEST
・難易度が高い。
GOODの項でも書きましたが、今時珍しい不親切さです。
何回死んでもゲームオーバーになったりはしませんので、何度でも死ねるのですが、復活するチェックポイントが決まっています。
チェックポイントを通り過ぎればそこから復活できるのですが、チェックポイントからチェックポイントまでの距離が長いため、復活したときの「またここからかよ!?」感が強いです。
がんばって進んでも少しのミスでナック君は細切れに吹っ飛ばされるので、何度も何度も同じところをとっとことっとこ走ることになります。(プレイヤーの腕にもよりますが。)
・細かな部分でストレスがたまりやすい。
ナック君のジャンプ力と走る速度は他のゲームの主人公に比べてあまり高くなく、移動はすごく遅く感じます。
走るのも遅く、大体の段差は2回ジャンプするので、×ボタンは基本的に2回押しです。
攻撃の硬直も長く、敵の攻撃にちょっとかすればいきなり飛び散ったりするので、「今避けたじゃん」という場面が多いです。
・戦闘にバリエーションがない
GOODの項にも書きましたが、本当に「避けてから殴る」戦法がゲーム全編で使えます。
ナック君がもろいためにゴリ押しができないため、他の戦法が使えないというのもありますが、ボスを倒したりだとか、体のサイズが大きくなったからといって新しい攻撃ができたりするわけでは一切ありません。
ひたすらパンチのみで、スーパーボディープレスも覚えなければリンゴバズーカも覚えません。殴るのみです。
アクションゲームはスキルやら特殊能力やらが増えるのが楽しみの一つだと思うのですが・・・。
・登場人物の会話に違和感がある
個人的な感想で申し訳ありませんが、ストーリー中の登場人物のセリフ回しや、行動の動機がいまいちよく理解できない場面があります。
キャラが突然怒り出したり、何も解決しないまま投げっぱなしにしたりします。
終盤、ある脅威によって世界が滅びるという場面になるのですが、どういう原理で滅びるのか、一切説明がありません。(私が理解していないだけなのかもしれませんが
そしてレリックという物資自体に一切掘り下げが入らなかったりと色々謎が多いです。
・アイテムが本当に集まりにくい
ゲーム中、ひびの入った壁などを殴って壊すと、奥に隠されたアイテムが入った箱があります。
中身は攻略の助けになる装置だったり、主人公ナックの違うバージョンを使うためのクリスタルだったりします。
問題は、中に入っているのは装置の「部品」で、装置毎に全て集めなければ効果を発揮しません。
またクリスタルなども何種類かあるのですが、20個集めなければ違うナックを使えません。
さらに「隠しアイテム」という位置づけなのでどこに隠されているかもわかり辛く、ゲームをクリアしたとしても私の場合は装置が2つ完成したのみでした。
隠し方も尋常じゃないくらい難しい場所に隠されていて、ひび割れた壁などはまだいいのですが、何の変哲もない扉や壁などが実は隠し場所だったりするので、手当たり次第に壁を殴りながら進むことになります。
どこにあるかわからない、何が出るかわからないものを延々と探し続けるのは本当にウンザリさせられます。
COMMENT
ナックはPS4の性能を魅せるには最適なソフトだったように思います。
確かに画質は綺麗ですし、細かな処理もスムーズに行えることを証明していました。
レリックを回収し、ナックの体の一部となってナックが大きくなる描写などは特に最初見たときは感動するほど細かく動いています。
ただ、やはりPS4に同梱されていたからよかったものの、7000円払ってこの出来だと満足は出来なかったと思います。
演出等は満足だったので、もう少しシステムの部分を練りこんでいてくれたらなぁ、というような印象でした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 1pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
48pt
GOOD!
ディズニー調のグラフィックが心温まる感じ。
戦車などを破壊する際の爽快感がいい。
大きくなると攻撃力もHPも上がって攻略しやすくなる。
色々な属性を持つタイプのナックがストーリー進行で出てくるのも良い。
難しい操作を必要としない。
BAD/REQUEST
サウンドがイマイチ盛り上がらない。
回避行動が使いづらい。自分はジャンプ中心に避けていた。
ストーリーにドキドキハラハラ感がない。
GOODでもで爽快感について述べたが、
殴るかジャンプアタックしか攻撃方法がないのは少し単調。
ワンステージが長いので飽きが来やすい。
必殺技ゲージがたまりにくいので、気軽に使えない。
COMMENT
BADにも上げましたが、ワンステージが長いため半分惰性でクリアまですすめました。
グラフィックはいいので、何かもっと熱中させてくれるものがあればよかったと思います。
ストーリーはありがち。アクションも単調。
でも、飽き性の自分がクリアまですすめようと思ったことと、
単純な操作性から、少しは他人にもすすめることができるかもしれない、
点数はそう判断したものになってます。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-29
GOOD!
□画質の綺麗さ鮮明さもさることながらとにかく変化量が凄まじく見てて常に楽しめる仕掛けを用意していて飽きが来にくい作りをしている点が良かったです、PS4だからここまで出来たというのが誰が見ても分かるレベルの売り物がグラフィック面へしっかり反映されている事も併せた上で評価を最高点にしました。
□難易度設定があるのですがバランスを極端にする事により幅広いプレイヤーが楽しめるようになっているのですが例えばHARDだと本当に難しいというか心折れそうなくらいの難易度ではあるものの覚えてしまえばクリアは十分可能といった救済処置というか抜け道もちゃんと用意されており逆にEasyだと普段ゲームやらないような方でも余裕でクリアできてしまえそうな難易度になっていたりと遊ぶ側への配慮がいろいろと垣間見えた点は良かったと思いました。
□技術面で演算処理等かなり凄い事をやってるなというのはプレイすればすぐ分かるのですがそのわりに快適にレスポンスが効くのでストレスをほとんど感じる事なくアクションを楽しめたのが良かったです、ありとあらゆる面で意欲的というか作り込まれているというのが見えるので良い意味でロンチソフトという感じがしない部分も多くあり驚いた部分も多かったです。
BAD/REQUEST
■シナリオにしても世界観にしても言えることなのですがもう少し拡がりというか踏み込みがやや足りてないかなという部分が結構見えたのは残念でした、その為にキャラクターがもう一つ活かせてないというか機能しきれていない感が少々あるので置いてけぼりを食ってしまう所もあったので練り込みに関してはもうちょっとどうにかならなかったのかなと思いました。
■プレイヤー側の操作は単純にmobやBOSSの攻撃パターンはバリエーションを豊富にして遊び応えを増やすという狙いは分かるのですがそれならギミック自体を増やす必要があったと思うのですがその辺がやや不足しているせいか単調になりがちになるところがありまた1ステージが長めなのも悪い方向へ作用してしまってる部分が一部で感じられたのは残念でもあり惜しい点でした。
■ゲーム本編というかそれ以外に該当するところにも抵触するかもしれませんがマニュアル等も含めて所々で不親切というか唐突で説明不足なところがわりとあったのは残念でした、敷居自体はそう高くない作品だとは思いますのでその辺はまだ救いですがそこを差し引いてもちょっと簡素かなと個人的に感じた部分はありました。
COMMENT
海外レビューや国内の某雑誌等で評価がもう一つ芳しくなかったようでプレイ前までは少々不安を抱えてからのプレイとなりましたが蓋を開けてみたらPS4の高性能ぶりを前面に押し出した楽しい豪華なアクションゲームとして仕上がっていたので正直何でこんな評価されてなかったのかなという感じで正直なところ筆者からすれば今でも不思議でならないですね、作品自体を楽しめたのと同時にPS4への可能性の大きさを感じさせてくれた事も遊ぶ上でもいろいろと抱いた好印象に大きくつながっていったのかなと思いました。