【PS4】テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER レビュー
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2019-01-11 |
価格 | 6156円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 犯罪 言葉・その他 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:「正義」を貫き通すRPG ■ プレイ人数:1人(バトル時1~4人) |

- 総合ポイント
- 87
- (難易度)
- 2.38
- レビュー数
- 8
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt |
87pt
GOOD!
・ストーリーとそのボリューム
ストーリーのボリュームが凄いです。現在最新作のベルセリアの2倍以上に感じた。でもって面白いです。
魔導器という文明で生きてきた人間とその代償、法律や権力が味方する悪の裁き方など、世界観から脚本まで結構いいと思いました。主人公がブレなくて格好いい。
・レベリングが必要ないからテンポいい
リマスターだからなのか、PS3でやりこんだ人を想定してなのか、DLCだったものが最初から内蔵されており、その中にはいきなり40くらいまでレベルアップ出来るものなどもあります。ストーリーが気になったので惜しみなく使いテンポよく楽しませて頂きました。邪道な気がしなくもないですが最高ですね。
・グラフィック
見たことない感じで割と驚きましたが凄い綺麗です。
光の表現というのか、繊細で滑らかで目を奪われました。
アニメ調で見やすくどこか落ち着きのあるグラフィックだとも思います。今までプレイしたゲームの中でもかなり良い方。
・オープニング
鐘を鳴らしてという曲ですが正しく主題歌って感じの歌詞と心地よいリズムで気に入りました。英語版もなかなか良いです。
BAD/REQUEST
・トロフィー
どういった人を想定したトロフィーなんですかね。
スピードクリアや低レベルでの特定ボス撃破(基本的に周回)
ゲーム内の期間限定サブイベントアイテムを要求するミッションや、やたら作業的なものまで。
トロコン出来る気がしないです。やり過ぎでしょうさすがに。
COMMENT
とても面白かったです。基本クリアしたら次のゲーム行きたいタイプなので一周での感想です。時間があったら周回したいとも思いますがね。
評判のいいゲームな為期待して購入しましたが期待以上でした。大作をクリアした時の喪失感は堪らないですねぇ。
有名シリーズですし、シリーズ初見さんにもおすすめしたい所。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
86pt
GOOD!
▪100年先も通用する美麗なグラフィック
Xboxで当時遊んだ時、こんな綺麗なゲームが存在するのかと驚いたくらいです。マイクロソフトが大量に金をつぎ込んで作った超技術でロストテクノロジー扱いされることすらある。
あれから時間が経っているので、キャラクターの動きは人形遊びみたいな感じは流石にあります笑
しかしながら空気感や光の感じは未だ変わらず最高ですね。
リマスターということもあり更に綺麗になってて嬉しかったです。
▪戦闘が良い
共闘感ならテイルズのリニアモーションバトルシステムを超えるARPGは無いですね。断言出来ます。
その中でもヴェスペリアはGfやBと比べ比較的もっさり感があります。
スキルを獲得していき戦闘スピードを上げていくのが肝です。
これがスキルや技が増えると楽しくて楽しくて。展開が早過ぎて目では具体的に追えないけど、どこで何してるか大体わかるって言うのがやってて爽快ですね。
PS4は地味な戦闘のゲームが多いので激しい戦闘を楽しみたいならやはりテイルズに限る。いや限るとはいっても人によるし、探せばさすがに他にもあると思いますけど。
▪ストーリーが理想的
展開自体は王道なんだけど、設定は捻りがあるという一番理想的な奴。基本的に世の中にある物語(本や映画も含む)はほぼ全て成長譚です。確か7割くらいだったかな?調べりゃ出てくると思うんですが。
まぁヴェスペリアはテーマこそ信念や正義などありますが、
例外なく成長譚です。しかし特殊なのが、主人公ユーリと親友フレンは既に成長していて自分の信念を持っています。
権利や腐敗した法律が民を苦しめる理不尽な世界で、登場キャラクター達は信念ある主人公ユーリや親友フレンに触れて、自分が本当に正しいと思うことや、やりたいことを見つけたり、考えなかった事を考えるようになったりします。
成長譚だけど、主人公が成長というより登場キャラクターを成長させる方が多いというのはなかなか面白い。
展開こそ少しくらいは先が読める様な行動動機を持った敵キャラが多いですけど、世界観の縁に散りばめられた伝承の存在などが関与してくると少し捻りが加わってくる。
先が読める展開をいくらか繰り返したところに爆弾を落とすようなやり方は好きですねぇ。世界観の使い方を分かってる。設定が死んでない。
▪キャラクターが人気
主人公ユーリ、親友のフレン、エステルとかリタとかレイヴンとか人気キャラばかりですね。ゲーム関連調べると出てくるのばかり。女性人気も凄まじい。
やはりヴェスペリアは伝説のタイトルだけありキャラクターの質が保証されている。スキットというキャラクターが会話する要素もフルボイスに加え大ボリュームの収録になっているので、愛着も湧く。
▪快適性
権利が絡むため過去では使えたケロロ軍曹の衣装などはさすがに入ってないが、最初からPS3版のほぼ全てのDLCが入っています。
中には一気にレベルを低難易度クリア目安程度まで上げられるようなものもあったり。そしてロードも爆速、セーブも早い。快適です。
▪音楽はそこそこ良い
最高の曲はいくつかありますが、総合的には「良い」で終わりです。
ちなみに最高の曲は、有名なゲームソングですが鐘を鳴らして、更にはエンディングテーマ、ラスボス戦の曲全部とソードダンサー。特にソードダンサーは桜庭節が炸裂した神曲だった。
BAD/REQUEST
▪バウル
バウルと言う飛行機的な動物。フィールドで呼び出せない狭い場所が多すぎ。しかしそういう所に限って敵の湧きがだるい。あとR3かL3のお仕込みで呼び出しなんだけど、これも判定が謎でたまに呼び出せない。
▪ラピードレースのトロフィーが理不尽
あんなのほとんど運ゲーですわ。極めりゃそりゃ法則が見えるだろうけどミニゲームにそんな疲れてまで練習したくない。
▪図鑑コンプが鬼すぎる。
やらなきゃいいじゃんとかいう人もいるけど、トロフィーにされてる。じゃあトロフィー取らなきゃいいじゃんとか言う人もいるけど、そもそも達成感より疲れが勝るものをトロフィーにすんなって話です。ウサミミギルドという称号コンプトロフィーも図鑑コンプ称号前提なので、ヤバすぎる。
ヴェスペリアは1000を余裕で超えるアイテムがあるし、半端な人が出来る要素じゃないなぁ。
攻略サイトの情報も細かくはあやふやで、ちょっと見れたもんじゃない。自力でやるには時限制アイテムが多いし、フラグ発見も不可能に近いものはいくつもあります。ストーリーの進行中に明らかに逆方向に行くととあるキャラクターに会えるとか。誰が思いつくんでしょうかね。
隠し要素はバンザイですが、トロフィーにされるとダルいんだよなぁ。
▪ありじごくにん
サブイベントだげで現れるキャラクターですが、完全に舐めきってる態度で殺意が湧きます笑
こいつは嫌いだなぁ、アイテムを要求してくるけどお返しはゴミみたいなグミだけなので……
まぁめちゃくちゃ数多くあるサブイベントのひとつにここまで言う人も珍しいと思いますけど。
COMMENT
元から評価が高いの知ってる人が殆どでしょうけど、改めて傑作と言えますね。
まぁとにかく隙がない。ゲーム性にも物語にも、最近はマシンスペック活かす為の側だけのスカスカゲーや気を衒ってコケるような1番情けない作品も増えてます。
そんな時代に言えることは、やるべき事をやるだけでゲームは傑作になれるってことですね。ヴェスペリアがいい例でしょ実際。最後まで真面目な作品は当然の好印象です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
85pt
GOOD!
ストーリー
結構しっかりキャラクターの抱える問題や結末まで描写してくれます。全体で3部構成になっておりかなりのボリュームがあります。主人公がプレイヤーが望むこと(この悪党をストーリーで成敗して欲しいとか)を全部やってくれるので爽快です。
テーマは正義の形の定義のようなものだと感じました。色々な立場のキャラクターがそれぞれの揺るぎない信念のために戦う様は最高に格好いいです。
戦闘システム
スキルを取っていかいなと最初は不便です。クリア特典やスキル解放でかなり出来ることが増えて楽しくなります。
テイルズシリーズの戦闘はかなり楽しいです。ヴェスペリアは割と古いように感じますがじっくりと遊んでるうちに馴染んでいき、想像もできないような動きができるようになるのはアクションゲームの本質的な面白さがあると思います。
最近評価されてるフロムの死にゲーのように。
遊びやすさ
ストーリーだけみたい人がゲーム部分で躓かないようにレベルアップアイテムがあったり(本来dlcだがリマスターは最初から収録されてる)
どこに行けばいいかもあらすじを見れば大抵わかるので結構テンポよく進みます。
グラフィック
とても綺麗です。他では見たことない表現をするグラフィックだと思います。輪郭がないというか、光が綺麗というか。
BAD/REQUEST
図鑑埋め
消費アイテムを使って敵を登録するシステムです。消費アイテム自体は安いのですがイベント戦などで使わないとあとから埋めるには周回が必要です。
トロフィー
ちょっと厳しいんじゃないかなと思います。不可能というレベルではないですが、作業量とプレイヤースキルのどちらもかなりのものを要求されます。
正直トロコン出来る自信が無いです。
COMMENT
ダークヒーローものですがその描き方は王道なRPGそのものです。雰囲気もよくカメラは固定ですが街並みのスクショを撮ったりしました。極めて万人向けに近い、誰もが遊べるゲームなんじゃないでしょうか。ストーリー部分が口に合うあはその人次第ですが自分は楽しめました。世間的にもだいぶ高い評価を受けている作品です。
GOOD!
■ストーリー
特には?ってなる様な展開は無いです。展開が丁寧だったり、ロケーション解説をストーリーに混ぜて世界観の理解を深めたりと、真っ当なファンタジーって感じですね。
あと結構長いストーリーなんですが、キャラクターが好印象なのでだれでも進める。大作にありがちな、中だるみはありますが、インパクトあるシーンの多さが上回ってクリアした時には高い満足度だけが残ります。
精霊集めとか、やや古典的で懐かしさを感じますね。
■名言の多さ
聞いたことあるセリフ結構ありました。有名なゲームらしく、国内ならず海外での支持率も高いらしいです。
このリマスターはイギリスではオリジナルの40%以上売り上げた程らしいです。そんなこんなで知名度が高い本作は、ゲーム名言集みたいなサイトで見た事のある名言がいっぱいありました。心に残りますね。
■戦闘
序盤は辛いです。スキルが少ないと、動かしにくいので、なんだかなと思ってたんですが、後半とやり込みで面白さが加速する。
スキルで地に足をつけてると怯まないとか、オーバーリミッツ解放とか、もうなんでもありになってきます。
■主題歌
鐘を鳴らして。名曲ですね。ゲームのオープニングでは有名な方かな?もともと好きな曲ですが、主題歌ということだけあり、ヴェスペリアをプレイした今、本編に丁寧に沿ってかかれた歌詞だと思います。
■グラフィック
綺麗すぎる。光の感じが温かくて最高ですね。
年代から考えれば上等なキャラクターの動きは今見ると、ぼちぼちですが、全体的なグラフィックはめちゃくちゃに良いです。これは、恐らく100年後も綺麗だと言われそうな感じ。
■音楽
良い方です。絶賛する程かは分からない。好みがあるので、戦闘曲はリズミカルで嫌いでは無いです。
私が好きになったのはオープニングと、オープニングのアレンジbgmですね、本編のイベントで結構流れるし、エンディングにも流れます。鐘を鳴らしてのリズムは最高です。
■ロード
短い。
■スキット
キャラクターが道中で喋ってくれます。発動は任意ですが、フラグを建てる必要はあり。しかし、その暴力的な数のおかげで何やってもどこにいても大抵発動。
フルボイスでキャラクター同士が会話するんですよ。
いや、こんな喋るゲームあるかよってほど喋ります。
BAD/REQUEST
■ダンジョンマップ
まぁカメラ固定なので、古臭さがあります。
綺麗なグラフィックと固定ではあるものの視点が優れているためにストレスはあまり感じませんが、ゆとりゲーマーなのでブツ切りマップはどこにいるか把握出来なくなる時がある。
■サブイベントのフラグ
分かりにくいというか、分からないです。何がフラグにつながるか分かったもんじゃない。
トロコンに必要なので攻略サイト必須レベル。
■モンスター図鑑、アイテム図鑑
登録しなきゃいけないものの数が4桁もあるのに、トロフィーにしないでください。
■ストーリー中の期間限定サブイベント
きついです。そんなタイミングでそれやらなきゃいけないのか?みたいな条件が結構ある。そこでしか手に入らないアイテムとかもあるので、トロフィーの為苦戦。
■クリア後ダンジョン
いくつかありますが、コインを集めて進むダンジョンが物凄くダルかった。コインはランダムドロップなので、15枚という条件を満たせなければ最初から。
えぇ……って感じです。
COMMENT
まぁこの手の作品は今は減りましたよね。技術力の争いが起きてからは、良いゲームじゃなくて綺麗なゲームの方が増えたんでね。まぁ綺麗なゲームも好きなんで色々遊んでましたが、こういうのは久しぶりなんで購入した時妙なワクワク感がありました。
今のゲーム開発が忘れてるかもしれない大切なポイントをいくつも抑えてる。そんな作品です。