【PS4】アサシン クリード ユニティ レビュー
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-11-22 |
価格 | 9072円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:2~4人) |
- 総合ポイント
- 46
- (難易度)
- 2.50
- レビュー数
- 16
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 0pt | 2pt |
66pt
GOOD!
■グラフィック
ほぼ実写のパリの町を歩けます。細部にいたるまで手抜きがない。
前作は同じような建物同じような服の人ばっかりでしたが今作はそれがほとんど感じられない。
特に群衆は膨大な数のパターンが作られていて見ていて飽きない。
この群衆が数百人いる中を普通に歩けたりできるのが凄い。たしかにフレームレートは下がりますがプレイに支障がでるほどではありません。
何もせずパリを観光するだけで楽しめます。
■戦闘
偵察兵や重騎兵など敵の兵種ができ難易度がいい意味で上がった。
見つかろうがチャンバラでごり押しできる前作よりステルスのメリットが上がった。
人によってはうざく感じるかもしれませんが個人的には満足です。
武器も大型武器やライフルなども追加され楽しくなった。
装備品も前作より大幅に増えました。
■操作性
下方向へのフリーランが追加され初めは慣れが必要ですが慣れてくると非常に便利。意図しない転落死もかなり減った。
マップが高低差にも対応していて見やすい。
■ボリューム
相変わらずの大ボリュームで長く楽しめます。パターンですが泥棒を捕まえろや犯罪者を殺せなど偶発的なイベントもあります。
BAD/REQUEST
■快適さ
・ロードが長い。これだけのグラと群衆の数だから納得できる部分もありますがそれでも長い。
・マルチプレイがバグだらけでまともにプレイできない。
敵が表示されない、味方が表示されない、護衛するNPCがいない・動かない、ラグがとてつもなく銃を撃ってはずしたと思いもう1発撃つと初撃で倒してたとかそんなレベル(日本人部屋です)、フリーズ。
マルチプレイは数回しかしてませんがそれでもこれだけのバグに遭遇しました。レビューを書いてる12月12日現在のパッチでもこれです。
何も出来上がってないのにマルチプレイを売りにしています。オフは楽しいけどマルチ目的なら絶対おすすめできません。明らかに開発もバグ満載だと分かっててのリリース。ここまでのバグは初めてなので0点にさせてもらいます。
協力ミッションは一人でもプレイ可能なのがせめてもの救いです(難易度も下がるようです)
■ストーリー
分かりやすいストーリーですが、自分勝手なヒロインとそれを追いかける主人公に感情移入できなかった。現代偏もほとんどないなら入れる必要あったのか疑問。魅力的なキャラがあまりいなかった。
■マルチを意識しすぎたバトルシステム
今回回復が薬による手動回復になりました。マルチを意識してのことでしょうがいちいち使ったり補充したり面倒。装備品もクランのようなものに入ってちゃんとやらないと取れないようなのがいくつかあります。
■その他
・地下はいらない。地図もなく何の意味があるか分からない。
・おまけ要素ですが謎解きが尋常じゃなく難しい。攻略サイトの解説見ましたがこんなのパリに住んでる人も知らないだろっていうレベル。
・いくらなんでも群衆多すぎ。どう考えても住居と人口があってない
COMMENT
ダラダラと不満書きましたが一人でやるなら普通に面白いし前作よりも好きです。
フレンドとマルチをやりましたが、はじめはバグだらけで笑っていたのですが何度も続くとさすがに怒りがこみ上げてきます笑 海外の低評価も納得です。
マルチさえなければ本当にいいゲーム。パッチで直すと予告はしていますが発売延期してでも完璧な状態で出すべきでしたね。いくらなんでも酷い。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
68pt
GOOD!
「グラフィックス」
町並みやとてつもない数の民衆もそうですが、「空気感」がとてもきれいです。オープンワールドタイプの最近のゲームではお馴染みな、コンピューターグラフィックス特有の鮮やかな描画によるキレイさではなく、道が完全に舗装されていない、今ほど家屋の材料も安定していない昔の世界に人がごった返していることによる塵や埃、争いの絶えない時代において兵器が出す煙、さらには天候の靄(もや)や霧など。実際にこれらを表現して作ったかどうかはわかりませんが、こういったものを感じさせられる見た目にできており、雰囲気がとてもよく出ています。
個人的には、これだけの表現をしているのだから多少FPSが落ち込んでも仕方ない、と思えます。
「ゲーム性」
アサシンという一般的にはイメージだけの存在をよく作り上げていると思います。イメージ通り、ステルスプレイでスマートにいくためにこの場面ではどうしたらいいのか、と考えてプレイするのが楽しくなります。対象の始末・回収など、端的に見ればやることは単純かもしれません。けれどもその過程をここまで楽しめるのはすごいことです。
私はシリーズを経験していないのでわかりませんが、人の話を聞くと「今までできたことがスキルシステムに変わって煩わしい」とのことです。ですが、それもこれまでとは異なるということでオリジナリティーではないかと思います。スキルシステムにしたことで、ポイントを集めるという目的が追加され、モチベーション維持に一役買っていることは間違いありません。
「協力プレイ」
これも今回初めて導入されたようですが、とても満足しています。フレンドと一緒にミッションを進め、共闘できるのは嬉しいし楽しいです。これは一例ですが、協力系のミッションは敵の配置がいやらしい(Aを倒せばBの視界に入っているので見つかる、といった感じ)ですが、そこをうまく分担して切り抜けたときの満足感はかなりのものです。他にも、「一人が囮となってわざと見つかり、敵集団をひきつけたところで煙幕を炊いてもう一人に全部倒してもらう」、「現場では使用自体が見つかる行為に繋がる煙幕を、一人に高台から撒いて援護してもらう」、「協力スキルの変装を回して使用し、敵の目を欺き倒す命を奪わないプレイ」など、やり方も多数で共闘感が大きいです。
また、フレンドがいなくてもマッチング機能があるのも良い所です。けれどもこれは悪い点と感じる面もあるのでそれはBADの項目で書きます。
BAD/REQUEST
「操作方法」
結構言われていることのようですが、PSで出ているのになぜかキャンセル・決定ボタンの配置がXBOX仕様なところです。すなわち、×が決定で〇がキャンセル、ということですが・・・。
これが慣れるまでかなりやりづらいです。メニュー参照中にキャンセルのつもりで×を連打したら最初のミッションが始まってしまった、なんてこともありました。協力プレイでセッションを組んだ人とコミュニケーションを取るためにPS4本体のパーティ機能などを使おうとPSのシステム画面に入ったときは、当然ながら通常通りの決定・キャンセル操作なので混同して余計にわかりづらくなります。操作設定を変えられないのもよろしくない点です。
「ロード」
これだけの描画をしている中で自由に動き回れるだけあって、仕方の無いことなのかもしれませんが、それでもちょっとな・・・と感じてしまうほどにロードが長いです。せっかくある高速移動も使うのに少し尻込みしてしまいます。
「協力プレイ(悪い点)」
身内でプレイできなくても手軽に楽しめるよう、協力系ミッションにはマッチング機能がありますが・・・。
野良でのプレイはお世辞にも「協力」とは言えない進行となってしまいます。というのも、(もちろん野良に限らず、効率重視なプレイスタイルのフレンドとやるときも同じようになってしまいますが)野良では提示された目的を果たすことだけが重視され、敵に見つかろうがお構いなしで駆け抜け、ごり押ししてしまうパターンが多いためです。これは報酬に問題があったのかもしれません。
協力系ミッションは「協力」と「強奪」の2種類がありますが、問題となるのは「協力」で、その報酬はスキル習得に関わるシンクロポイントと、買うにはそこそこの資金が必要な「防具類」となっています。これがマルチプレイをする人の本当の目的となってしまうがために、さっさと終わらせたいという考えに繋がり、結果野良では猪だらけになってしまうのでしょう。
もちろんそのプレイを批判しているわけではありません。ゲームの楽しみ方は人それぞれですから、「自分を強くしたいから頑張る」のは当たり前といえば当たり前です。マッチングを協力自体を楽しむものと、達成速度重視とで目的別にできればよかったと思います。
更に細かいことかもしれませんが、ジェスチャー機能や簡易的な定型文によるコミュニケーション方法があると良かったです。
「ゲーム内のお金の価値」
序盤で開放されるのですが、ある施設を拡大することで自動でまとまったお金を稼げるようになります。装備をパーツごとにカスタマイズできることはこのゲームの売りのひとつでしたが、コンプリートに興味がない人は、見た目と性能に満足のいくモノを各部位1つずつ装備できればそれで満足するでしょう。そしてそのために必要な金額を稼ぐ労力はというと、前述の自動お金稼ぎのシステムがあるおかげで、労らしい労はほぼなく、普通にプレイしているだけで結構すぐに集まってしまいます。
この点はゲームの寿命を大幅に縮めかねない調整不足だと強く感じます。協力プレイが楽しい分、装備の限界点に達して人が早々に離れていってしまうことが懸念されて個人的にとても残念です。
COMMENT
シリーズ未経験でしたが、話題性とフレンドの薦めで発売日に購入しました。
私は本筋を進めるよりも、その時々でできる様々なこと、行ける場所などを気ままに散策する、いわゆる「寄り道」をするプレイスタイルですので、オープンワールドのつくりは好みに合っていました。
特にこのゲームに関しては序盤で完全に自由に動けるようになってからは、習得できるスキル以外にストーリー進行度による制約は一切ありません。そのため、舞台となるパリの地にアサシンとして降り立ったその足で、あらゆる難度のミッションをこなし、最高クラスの装備品に身を包み、スキルに関わる以外の収集品を根こそぎ集めることができるわけです。ゲーム内のほぼ全ての要素に序盤から手を付けられるのは、なかなかない自由度の高さです。
ただし、「ではボリュームがすごいのか」というと、そういうわけではありません。
実際にできることの種類は大雑把に、「ミッション」「お金稼ぎ」「収集」の3つのみです。「収集」は全21地区それぞれで1時間もあれば全て集めきれ、「お金稼ぎ」はとりあえず一通り着込めればいいという程度なら15時間程度プレイしている間に溜まります。「ミッション」は見方を変えれば同じような内容の"お使い"なので、コンプリートを目指さないならさほど時間は割かないことでしょう。
やり込み癖はない。コンプリートに執着がない。主人公の限界を見た時点で満足してしまう。これらが少なからず当てはまる方は要注意です。特に最後のことで一気にモチベーションが下がる方はすぐに飽きてしまうかもしれません。
一方で、売りである協力プレイは良いバランスに仕上がっていると思います。
協力系のミッションは現状では総数18と少な目です。けれども、ソロでやる場合はともかく、自分以外の人とプレイする以上同じ進行となることは一度としてありません。もちろん捉え方によりますが、ここを良しと取れればマルチプレイはとても楽しいものとなります。同じミッションを繰り返しプレイしても苦にならないでしょう。
良い点も悪い点もそれぞれ書きましたが、それがこのゲームのマルチプレイの味なわけです。
ここで、難易度に関する話に触れておきます。このゲームは難易度が高いと言われていますが、個人的にはそうは思いません。いつも集団で襲ってくる敵との戦闘は確かに難しいと思われがちでしょう。けれどもそれは、"攻撃と回避あるいは受け流し"しかしない場合の話です。実際には戦闘に役立てられる道具やアクションがいくつかあります。使用すれば瀕死であっても全快する薬、一方的に攻撃できる時間を作る煙幕や衝撃弾、レベルが見合っていればワンボタンで敵を倒せる射撃武器、敵の防御を崩して攻撃チャンスを作るバランス崩しや各種強攻撃、などなど。これらを活用すれば敵が二桁いても余裕で勝てます。
そして、そもそもこのゲームは開発者の意図としては、ステルスプレイ(見つからずに倒す)を前提としているであろうことも難易度が高くはないと思う理由です。先ほどの集団戦闘の例で言えば、敵に囲まれてしまったら煙幕を炊いて逃げ、隠れ、敵集団を分散させ、各個撃破していくのが、本来のコンセプト的には正解なはずです。ここで「そもそも協力・強奪ミッションなどでは見つからないこと自体難しいよ」という反論をもらいそうですが、協力系ミッションは読んで字のごとく、協力をすることを前提として作られています。敵がずっと向かい合って配置されているのは、指定される回収物の量が多いのは、それぞれ分担して処理するという"協力"をするためです。これをせずに「難しい」と評価するのはお門違いなわけです。実際にはソロでも簡単にクリアできてしまうものもあるので、協力系のミッションに関してはむしろ難易度は低いと感じます。
長くなりましたが、オープンワールドで自由にプレイでき、マルチでは協力をしてスマートに切り抜けるステルスプレイが主体のゲーム、というのが私個人のこのゲームの見解です。捉え方によって良し悪しは変わるでしょうが、とても楽しいゲームだと感じます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
71pt
GOOD!
シリーズは初代以外プレー済み。
自分は基本発売より一足遅れで遊んでるので発売当初の評価ではありません。
ストーリー
フランス革命を追体験出来て、歴史で有名な人物が出てきたり、革命の裏でアサシン教団とテンプル騎士団の対立も描かれているので◎
主人公アルノ君はアサシングリード2のエツィオの様な性格でどこか懐かしい感じでした。
戦闘
今作はカウンターキル(一撃即殺)キルストリーク(連続即殺)が廃止になった分シリーズの中では難易度が少々高め。
代わりに相手の攻撃に合わせて『受け流し』攻撃を捌く動作があるので、受け流して態勢を崩して攻撃する。がメインになります。
爽快感やスピーディさは無くなったものの、戦闘での緊張感があり個人的には◎戦闘に関してはbatの方で追記有り。
BGM
盛り上がる所で音楽が大きくなったり、中世っぽい演出があったので◎
グラフィック、マップ
ps4単独発売という事でグラフィックはとても綺麗です。もっと綺麗なゲームもありますが、マップの作り込みが半端なく細かく建物、自然、人、全て忠実に再現されてます。
マップはほぼパリのみですが、上記の様に細かくそして広いので充分だと感じました。
サブクエorストーリー
数も多く種類も豊富、歴代の謎解き、暗殺、調査、回収、護衛等、多岐に渡りあるので全てやるには膨大な時間がかかります。
フレームレート
発売当初は酷かった様ですが、今はパッチも入り自分は致命的は無かったです。
時々空中に待人が歩いてたり、何もない所に捕まったりとギャグみたいな物はありましたが、進行不能バグは感じませんでした。
オンライン要素
協力プレーはやってないですが、今は全てゲーム内、ソロで遊べる様に修正が入っているので従来通りの遊び方が出来ます。
移動orパルクール
パルクールの改善でより人間らしい動きになり、行動がスムーズになってます◎
今作から『しゃがみ』が出来る様になった事でステルス性が上がりました。小さな樽や柱に隠れまり出来るのでどう暗殺して行くかの幅が広がってます◎batで追記有り。
BAD/REQUEST
戦闘
goodで書いた通り連続キルやカウンター廃止で4.5人に囲まれるとほぼ死にます……煙幕等で目くらまししないとどうにもならない時がしばしば汗
逆を言えば、暗殺者なんだからそもそも囲まれる事態になるな!と言えばそれまでですが……
それと銃が痛いという意見がありますが、特に痛いのは狙撃兵だけです、防具をしっかり買っていれば耐えられます。が狙撃兵はこっちのレンジ外から撃ってくるので視界にまったく入らなく即死級のダメージを受けます。総合で追記有り。
移動orパルクール
動きが細かくなった分、誤操作も多く大事な所でそっちじゃない!って方へアルノ君が動きます……
不用意に見つかったり、結局囲まれて煙玉で無双して終わりなんて事も多々あります。総合で追記有り。
ノストラダムスの謎解き
正直攻略サイト無しでは自分はまったく無理でした汗
解けて2.3個が良いところ、難解すぎるのはどうかと感じました。
COMMENT
総合
最新機種ps4という事でグラフィックも綺麗で、広大はパリの街を自由に動きながら進めて行くのは楽しかったです。
現在はパッチも入り当初の様な致命的なバグ、スマホゲームをしないと取れない宝箱、防具もありません。
フレームレートも改善されカクつき等は、さほど感じませんでした。
good、batで書いた戦闘システム、パルクールの変更は爽快で無双が出来なくなった分、より慎重に動きアサシンらしい隠密行動をしろ。というゲーム側の意図も感じました。
ただ、じっくり隠密するか、見つかったら無双で倒すかはプレイヤーの自由意思でもイイと思うので、今作の変更はただ主人公が弱体化しただけと感じる人も居ると思います。賛否が分かれる所だと感じます。
総じて個人的には従来通りのアサクリとして遊べたので修正の入った今なら充分遊べると思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-06-01
発売当初のあまりの酷評っぷりに、しばらく静観していました。
パッチの配信で色々と改善されたようなので半年遅れでの購入です。
全体的な難易度としては、今までのシリーズに比べて高めになっているかと思います。
金額の高い装備で強くなり、アサシンの技もメインストーリーのクリア等でもらえるポイントを使って覚えていくというシステムになったので、
序盤は苦労するかもしれません。特に気を付けないといけないのは敵の銃撃です。
どんな場面でもバンバン撃ってきます。人間の盾もなくなったので慣れるまではイライラさせられました。
敵はエリアによって強さが変わるので、装備、スキルの強化は必須です。
ゲームも後半になってきて強い装備やスキルを覚えると、かなり楽に戦えます。
茂みに隠れるということが出来なくなったからでしょうか、
街に人が多くなり、入れる建物が多くなり、壁や障害物などに張り付いて隠れることが出来るようになりました。
慣れると多数の敵に追いかけられた時などに壁などに隠れることができれば、カバーキル無双などもできます。
アサクリ4やローグなどからのシステムの変更が結構あるので、主人公が弱く感じますが、
慣れればこれもアリだなとおもいます。
GOOD!
PS4で向上したグラフィックとアングルによるパリ市街の広大感の見せ方は見事。細部でも町の雑踏、綺麗さと汚さ、いろんなことをやっている市民たち、あと少しグロいが淡々とギロチンで首をはねる処刑人とそれに群がる興奮した市民。革命期のパリってこんな感じだったんだろうなあ、と感じさせてくれる臨場感あるビジュアルです。また、平面的にはさほど広くないマップですが、地下や建物の上り下り、建物内部まで含めると相当の面積があり、そこを自由に走り回り飛び回るのは自由・爽快感がありました。
しかもマップ上にミッションの場所や重要な場所もアイコン表示されているので、迷子になったりどこに何があるかわからなくならないのは助かります。
メインストーリー以外にサブミッションも盛りだくさん。やり込み要素もあります。
ミッションと無関係に犯罪者を暗殺してみたりというのも自由で楽しい。
これまでのシリーズ同様、ステルスキルが基本なので、敵に見つかると集団でフクロにされすぐ死ぬあたりも緊張感があって、うまくいくと快感。適度に敵がバカで注意力がないので難しすぎ、ということはないと思います。
殺人ミステリーは「アサシンが殺人事件捜査?」とちょっと違和感はありますが、追われるか殺すかが基本のゲームの中で気分を変えて推理に没頭してみるのもアクセントとしてありと思いました。
メインストーリーも比較的シンプルで理解しやすい(ただ登場人物は多いので、サブミッションばかりやっていた私はストーリーを忘れてしまい、誰がどういう役回りのキャラだったかわからなくなったりしましたが)。
操作については以前プレイしたブラックフラッグではダッシュ中に壁のぼりが暴発してしまうことが多々ありましたが、今回はボタンと同時押しで登り降りを行うように改善されており暴発しにくくなっているのが評価できます。
BAD/REQUEST
致命的な欠点が2つあり、そのせいでゲームの爽快さ、スピード感が台無し。1つはバグの多さ。壁に埋まって動けなくなる、地面に埋まって動けなくなる、突然ボタンも操作レバーも効かなくなる、ロード中にフリーズする等々。仕方なくリスタートした回数は30回を下らない。こんなにバグの多いゲームをやったのはゲーム歴35年の中で初めてかも。特にPSボタンすら効かなくなった時には祈る気持ちでPS4のコンセントを抜きました。データ破損には至りませんでしたが、「絶対にやらないでください」と書いてあることをやるのは冷や汗ものです。
結構画が止まったり動いたりカクカクとする場面があったので、ソフトのスペックにPS4というハードが追い付いていないのか、ソフトの作り込みの問題なのか・・いずれにせよ残念です。
もう1つがロードの長さ。30秒近くかかっているのではないでしょうか。高速移動をするたびこの待ち時間はせっかくのスピード感に水を差しています。
あとそれ以外では装備や武器の特性のなさ。
剣は片手・両手・大型とありますが、片手以外は隙が大きすぎ使いにくいため、結局片手剣しか使いません。
また、ピストル等遠距離武器はライフルもピストルもファントムブレードもほぼ射程距離が同じでしかも短いという使えなさ。石を投げても届きそうな距離をライフルで届かないというのはあんまりでは?以前やったブラックフラッグでは銃でも射程が長いもの、射程は短いが威力があるもの、等それぞれに特性があったため種類を集める意味もありましたが、今回はただ種類があるだけ、という感じであまりコレクション意欲がわきませんでした。装備もほぼ同じ。特に「○○の衣装」については入手に苦労する割には単に見た目が変わるだけ。
何か固有の特殊効果をつけてほしかった。ノストラダムスミッションが徒労に感じました。
あと、マップについてですが、マップ上のアイコンではアルノの向いている方角が表示されないのが不便。目的地に向かって走っているつもりがマップを開いて確認すると真逆に向っていたりということがありイライラしました。
オンラインで協力しないとクリアできないミッションがあるのも不満。一人でじっくりプレイするのが好きな人用にNPCとか用意してほしかった。
COMMENT
気になることを書くと悪い点ばかりになってしまいがちですが、このゲームは決して平均以下ではありません。むしろ致命的な2点の問題がなければかなり良い出来のゲームになったと思います。
走る・登る・飛ぶ・隠れる・殺すいろいろなアクションが緊張感とともに楽しめます。
メインストーリーはそれほど深みはありませんが、その分寄り道をしながらでも進行を覚えていられます(頭の老化している私は別として)。
武器や装備について不満を書きましたが、「暗殺者」ということを考えれば武器の性能に頼らず、いかに不利な条件下で見つからずにミッション達成するかに知恵を搾るべき、とも考えられ、まあ目くじら立てるものでもないかと。
あと、追加ダウンロードシナリオのキングオブ何とかというやつをまだやってないのでそれを
プレイしたらまた何か書き足すかもしれません。
最後に実はこれが個人的に最も不満なんですが、UBI社のHPは日本語対応してくれないんですかねえ。日本のメーカーが作ったハードにリリースするんだから、そこは敬意を表して日本語HPもほしかったですね。現役の学生さんは英語でも理解できるかもしれませんが、50前のオジサンは全く理解できません。
イニシエートやらUPLAYやらと表示に従いアクセスするのですが、何が書いてあるのか全く分からないので、とっていないアイテムやら解放していない追加ミッションやらありそうな気が。
その意味ではこのゲームをまだ楽しみつくせていないかもしれません。
ダウンロードコンテンツのデッドキングをプレイしたのでその感想も書き足したいと思います。
ショートストーリーなので純粋にアクションが楽しめるつくりとなっています。
洞窟内での盗掘者との戦いがメインなので、一般市民や衛兵がおらず、ステルスアクションに集中できるのがいいですね。
本編では、人助けしたのに衛兵に攻撃を受けるのもムカつきましたが、それにより罪のない衛兵を殺さなければならないのも何となく罪悪感があったので、それがないのは個人的に好きです。
ラストシーンは本編よりこちらのほうが冒険ものっぽくて好きです。インディージョーンズ的な感じでしょうか。
しかし、やはり問題はバグ。
本編よりはマシでしたが、一部の武器が装備できないとかありました。
品質チェックの詰めが甘いですね。日本のメーカーではあまりないレベルです。
とはいえ、洞窟内の構造を利用した上り下り・飛び移り・変装・物陰への潜伏・高所からの偵察等、アサシンアクションを存分に楽しめるので、ぜひプレイしてみることをお勧めします。