オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
82pt
GOOD!
〇圧倒的な長大ボリューム
クリアまで普通にやっても70時間オーバーという、ボリュームたっぷりの作品に仕上がっている。
基本的にはP3、P4のシステムを引き継ぎ、それをさらに正当進化させている。
初めての人も、シリーズ経験者にもやりこめる作品だろう。
また、シナリオも良く言えばジュブナイル小説的な、非常にペルソナらしい作りになっており、進めるうちに増える仲間や明らかになってくる謎など、どんどんと引き込まれる作りである。
クリアまでにはかなりの時間を要するものの、この作り込みによって、プレイヤーは中だるみを起こしにくくなっており、続き見たさに先に進むようになっている。
〇まさかの演出
イゴールの声優変更によって、これまでとは一風変わったイゴールになっており、これも新しい試みかと思ったが、ラストまで行くとその仕掛けにシリーズファンなら膝を叩くに違いない。
これ以上はネタバレになりかねないので控えるが、声優変更すらシナリオに落とし込んだ手法は見事の一言。
〇銃の復活
個人的にはペルソナと言えば銃、というイメージが何となくあるので、これは結構嬉しい。
ただ弾数制限があったり、基本的には弱点を突くくらいしか使い道がないのは残念。
〇使いやすくなったコープ関連
コープは前作のコミュに相当するもの。
一番の変更点は、インターフェースが劇的に見やすくなった。
一目で誰がどこにいて、ランクアップ出来るかどうか、分かるようになっている。
これにより無駄な移動が少なくなり、ある程度効率的な進行が出来るようになった。
また、各コープにはアビリティが設定されており、ランクを上げていく事で、攻略に役立つ能力を得られる。
能力によってはかなり必須レベルのものもあるので、ガンガンコープを上げていく必要がある。
また、クリアの二週目はコープはやり直しとなるものの、マックスまで上げておけばラストに引き継ぎアイテムを貰えて、重要なアビリティは持ち越せたりするのも嬉しいところである。
BAD/REQUEST
〇割と古典的なストーリー
序盤こそ怪盗団によって悪人を改心させていくという斬新なストーリー展開を見せるが、終盤は割とありきたりの展開になる。
いつの間にか世界を救う為に戦っていた、というよくあるJRPG的なストーリーとなっている。
まあそれが悪いとは言わないが、個人的には少しチープ感があったかな、と言ったところ。
良く言えば王道的となる訳で、その辺の匙加減は人によるところだが。
〇大きな変更点の少ないシステム
上では正当進化したシステムと書いたものの、ADV面にしろ戦闘面にしろシステムの劇的な変革は見受けられない。
日常パートでは相変わらずステータスを上げてコープを上げるくらい
戦闘パートはP3から続くプレスターン制となっている(正確にはメガテン3からか)。
とはいえ、どちらのシステムも完成度が高く、なまじ下手に手を加えられないのも分かる。
次回作が出るかどうかは不明だが、個人的にはまた一新した世界観を見てみたいと思った。
COMMENT
全体として非常に良く出来たRPGといったところ。
シリーズファンにも十分楽しめるレベルには仕上がっている。
ただまあ、基本的には前作と一緒な部分も多いので、中だるみする人はやっぱりいると思う。
特に今作はボリュームも多く、どうしても途中で疲れてくる部分もある。
あと、今作は一部イベントで修羅場が発生する為、前作みたいに手あたり次第に恋人を作るとヤバい事になる。
まあ修羅場が起きても別にデメリットはないので、好みの問題だが。
むしろ修羅場イベントは一度は見ておきたいところである。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt |
82pt
GOOD!
過去作としてペルソナ3フェス、ペルソナ4、ペルソナ4ゴールデンをクリアしています。
・オリジナリティ3点
ペルソナシリーズの正当進化という感じで、特別なオリジナル要素はないです。
ペルソナ3から続く学園ジュブナイルRPGをより良くした作品です。
・グラフィックス3点
PS4のゲームとしては目を見張るようなグラフィックではないと思います。
・音楽4点
アトラス制作のゲーム音楽が好きなのですが、今回も期待を裏切らない良曲が多いです。
ダンジョンボス戦はストーリーと相まって盛り上がりバグツンです。
・熱中度4点
休前日などは寝落ちするまでやってしまいました。
オープンワールドゲームなどど比較してしまうと決して自由度は高くないですが、
色々気になる点があり、ゲームを進めたくなります。
・満足感5点
このシリーズはついつい周回プレイしてしまいますが、今回も問答無用でやりこみました。
一度のクリアで大筋は網羅できますが、やりこみ要素としてサブストーリーが充実しているので、周回プレイでも飽きません。
・快適さ4点
会話スキップや高速移動もあるので、ゲーム中に余計な要素でストレスを貯めることは少ないと思います。
・難易度3ポイント
難易度が選択できるので一概には言えないですが、私は最高難易度でプレイしました。
序盤のボス戦は何回も死にながら相手の攻撃パターンを見たり、多少の運で一喜一憂したりと良い難易度でした。
レベリングが嫌いなので戦闘回数は多い方ではないのですが、終盤はこちらのスキルが揃いすぎたのかちょっと緩く感じました。
BAD/REQUEST
・他の方のレビューにも見られますが、主人公側の中心人物にちょっと性格的に好きになれない人がいます。
・今回は戦闘中にキャラの入れ替えがや、相手をダウンさせた際に仲間に追撃してもらって連携プレイみたいにできるのですが、
ボス戦ではダウンが基本的に発生しないため連携感が薄まってしまいました。
ボス戦でも仲間を入れ替えながら総力戦みたいな戦闘だともっとたのしいです。
COMMENT
ペルソナ4でこのシリーズにどハマりして以来待ち望んだ待望のナンバリングタイトルでした。
このソフトのためにPS4を買いました。全く後悔はしてないですね。
前作からシステム的な意味で大きな変更点はないですが、全体的に進化していることを感じました。
前作以上に好みのキャラクターが多く、会話しているだけでも楽しいです。
おそらく出ると予想されるマイナーチェンジ版も間違いなく購入するでしょう。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt |
82pt
GOOD!
※完全版が出るので完全版のP5Rを買いましょう。2019.10.30発売です。
ペルソナシリーズは初めてプレイ。以前から気になっていました。
アラサーでもストーリー楽しめるかなと思いましたが、楽しめました。
自分は戦闘システムを重視するのですが、コマンドバトルで弱点を探るところ、SP(MPのようなもの)消費を抑えて敵を倒すことなど
いろいろ考えることがあり、ちょうどいい難易度で楽しめました。
ユーザーフレンドリーに作られていて、ダンジョンで余計な遠回りをしないで済むようにしてあったり、
大事な選択肢ではちゃんと聞き返したりとグラフィック、ストーリー、戦闘システム全てがきれいにまとまってると思いました。
ペルソナを作る課題もちょうどよい難易度で、上手く組まれてるなと。中盤からもうまくSPの回復方法であったり、クリティカルだったりとインフレさせていて、全体としてちょうどいい難易度になっているかなと思いました。
BAD/REQUEST
若干ストーリーが長いかなと。ストーリー展開に関しては自分は素直に騙されたので文句ないです。
職業柄治験の下りはちょっと無理かなと思いましたが、ほかの人はそこまで気にならないのかなと。
雑魚敵との戦いで毎回総攻撃の後の演出が長いかなって感じた。スキップさせてほしいなと。
会話で自分の好きなように選択肢を選んでいたら、
コープイベントでは相手の気に入る選択肢を選ばないといけないことに途中から気づいて
なんでゲームでも相手の気に入る発言を考えてプレイしないといけないのかなと思いました。
ギャルゲーに向いてないのかもしれません。
COMMENT
非常にレベルの高い作品だと思いました。総評としてとてもお勧めできる作品ですが…
完全版が出るので安くなってる本作を買うのは今はおすすめできないです。P5Rを買いましょう。
完全版では日常コマンドなどが更に改善されるとのことなので、楽しみです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
私は社会人のおっさんですがこんなにゲームに夢中になったのは学生のころ以来です。その理由を述べていきます。
熱中度
何と言ってもストーリーが面白すぎる。先が気になる展開で理不尽な大人たちを懲らしめていくのですが、やめどきが見つからない。ストーリーなので多くは語れませんがこれは是非体感してほしい。
快適さ
非常に分かりやすいUIや、一度突いた敵の弱体はボタン一つで2回目以降つけるので戦闘もサクサク。
今となっては現実に近い美麗なゲームが溢れる中、このゲームはアニメよりのグラフィックです。ただゲームとして満足するかはグラフィックではなくストーリーや操作性だと感じさせてくれる秀作。美麗なグラフィックだけど中身がすかすかのゲームに飽きた方にオススメ!
BAD/REQUEST
強いて挙げるなら、戦闘終了後の画面から移動画面に戻るまで微妙に長い。ストーリーが気になる分サクサク進めたいので、若干ストレスとなりました。メメントスと呼ばれるダンジョンはひたすら下に潜るのですが、そういう先に進むだけのダンジョンだと尚更テンポを悪くしているのが気になりました。
COMMENT
おっさんになってからゲームにのめり込めなくなりましたが久々に会えた秀作。このゲームは、ゲームを楽しめなくなったおっさん達にも是非やってほしいです。
謎を若干残してゲームが終了するので恐らくペルソナ4ゴールデン的なものが出るのでしょう笑
こういう商法は感心しませんがあまりにも楽しかったので出たら絶対買います笑