このソフトのレビューを書く

【PS4】ペルソナ5 レビュー

発売元 アトラスオフィシャルサイト
発売日 2016-09-15
価格 9504円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 犯罪 麻薬 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
75
(難易度)
2.18
レビュー数
49
スコアチャート ペルソナ5レビューチャート

0%
0-9
0%
10-19
0%
20-29
4.1%
30-39
14.3%
40-49
16.3%
50-59
10.2%
60-69
12.2%
70-79
32.7%
80-89
10.2%
90-100
【60点以上】
65.3%
【標準偏差】
18.2


デフォルト:新着順

11人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 2pt 3pt
総合点
85pt

GOOD!

※ペルソナシリーズはP3フェスとP4Gを除くのリメイク作以外はプレイ済です

◎全体的にデザイン性やセンスが素晴らしい
 ・スタイリッシュな怪盗、理不尽な抑圧への反逆、赤のイメージカラー、
  表と裏の顔、現実にありそうな問題といったテーマが全体に散りばめられ
  細部まで非常に丁寧に作られたというこだわりを強く感じます。
  小さな頃からアニメのルパン3世が好きだった自分としては
  全体から漂う雰囲気や小ネタ、音楽までどこか懐かしく、ついつい引き込まれました。

◎戦闘中はテンポが良い
 ・女神転生シリーズから続く戦闘システムは非常に完成度が高く、
  やるかやられるかの緊張感がありながらテンポがいいので疾走感すらあります。
  また、今作ではスキル選択時にすでにペルソナを召喚するスタイルになった為
  さらにスピーディになってます。

◎敵のデザインがシャドウから悪魔へと復活
 ・女神転生シリーズのように敵が悪魔(設定上はシャドウ)に戻り、
  それに伴い、悪魔との会話も復活したのはすごく嬉しいです。
  会話もシンプルで分かりやすくなってるので、
  アイテムやお金だけ取られて仲魔にならないという事はないです。

◎相変わらず耳に残る素晴らしい音楽
 ・どの場面でも音楽が非常にマッチしており、心地よい気分になります。
  特に予告状を叩きつけてからのパレス内BGMは、その展開もあり
  とても印象的で、かつカッコイイと思いました。
  (思わずPS4のテーマもその音楽が流れるものに変更してしまいました)
  欲をいえばせっかく素晴らしい音楽なので、P4Gのように
  先制時と通常時のように戦闘中のBGMがいくつかあってほしかったです。
  きっと今作もサントラを購入すると思うので、音楽は5点とさせていただきました。

◎固定ダンジョン制の追加
 ・攻略していくパレスがランダム構造ではなく固定マップとなり、
  それに伴い様々な仕掛けや謎解き(難しくはない)が追加されました。
  それとは別に従来のような複数階層ランダムダンジョンもあるので
  メリハリのある攻略が楽しめました。

◎現代社会をテーマにしたストーリー
 ・どこかで聞いたような、見たような、誰もが感じたような
  そういう部分が多数あるストーリーはとても身近に感じられます。
  思わず『これって問題提起なのかな?』と思う事もしばしば…
  ただ、終盤の部分はBADにもなります。

◎モルガナが可愛い
 ・カバンに猫を入れて歩く主人公のシュールさがたまりません。
  話す時はカバンから出て、人が来ると隠れるとか仕草も細かいですし…

ネタバレを含めるともっと色々とありますが、長くなるので以上とします。

BAD/REQUEST

X一部不快な登場人物
 ・味方キャラの竜司、コープキャラの三島というキャラがとにかく不快でした。
  二人とも序盤から登場しますが、独善的で独りよがりな部分が強く
  『怪盗行為は正義か悪か?』というゲーム内の問いに一切悩むこともなく
  怪盗は正義だ!と騒ぎまくり、そして押し付けてきます。
  二人ともコープ(前作までのコミュ)がありますがやるのが苦痛でした。
  さらに竜司のとあるコープアビリティは主人公が強くなるほどに
  ストレスの原因となるので、自分は2周目やるとしたら放置すると思います。

X天才設定のキャラ
 ・このゲームに限らず、私は天才設定のキャラが嫌いです。
  そういうキャラがいるとどんな困難も『天才だから』という理由で解決されるからです。
  そして今作にも味方として登場し、様々な無理難題をすぐに解決してしまいます。
  キャラ自体は色々と突っ切った性格をしているの面白いと思いますが
  天才という便利屋設定はストーリーを薄っぺらく感じさせるので残念でした。

X戦闘中以外はとてもテンポが悪い
 ・場面の切り替えが多く、その都度ロードが入るのでとてもテンポが悪いです。
  特に毎日の日付変更時カレンダーアニメ、戦闘終了後のリザルト画面は
  回数も多く時間もかかるのでとても気になりました。
  また、パレス攻略は期限が決められますが、攻略するまでは仲間から急かされ、
  攻略後は『本当に成功したのか?』と心配され、とても鬱陶しいです。
  例え早く攻略しても、期限までは絶対にストーリーが進まないので
  先が気になって早く攻略したのに、数週間も味方の愚痴を聞きながら
  日常を過ごすハメになりかねません。
  さらに、その日常パートもいい加減に進めてるとコープが進まない、
  人間ステータスが育たない、期間限定アイテムが購入できない、
  ペルソナの強化やアイテム化が間にあわない等の問題が出てくるので
  後悔のないよう、やり残した事がないよう毎日を送る必要が出てきます。
  その為、1日に1~2時間しかプレイできない自分としては
  パレス攻略後、ストーリーが進むのはリアル数日後という事もザラでした。
 
X消化不良のストーリー
 ・途中までは少しずつ謎を散りばめ、そして真相に近づいていく…みたいな
  ストーリー展開なのに、終盤になると急にぶっ飛んだ超展開になります。
  過去のシリーズをプレイしてたら驚くような部分もありますが…
  キーワードのように出ていたとある学問についてや
  最終決戦時の混乱とその後について等、気になるのに語られない部分も
  多々あるので、とてもモヤモヤしたまま終わるのは残念です。

X学園生活をしているという感じが薄い
 ・主人公の立場上、学校で浮いた存在な為仕方ないのかもしれませんが
  学校生活のイベントというのが非常に少なく、あっても淡白な内容となってます。
  部活もないので、学校での人間付き合いが少ないので寂しく感じます。

Xカバーアクションが使いづらい
 ・物陰に隠れて敵に先制するという事ができますが、
  カバー時はカメラの移動が制限される為に周囲の確認がしづらくなります。
  その為、すぐ横や真後ろに敵がいるのが分かりながら襲い掛かれない、
  相手から丸見えなハズなのにあちらも気付かないという
  とてもマヌケな状況になりやすいです。

X仲間専用スキルがない
 ・せっかくP4Gで味方全員に強力な専用スキルがついたのに、
  今作では味方の覚えるスキルは全て主人公でも習得できてしまいます。
  しかも、味方ペルソナの弱点を完全に消す事はできない為、
  やりこめば強敵相手には主人公一人の方が戦いやすい事も…

COMMENT

BADではないのですが、キャラデザインをされた副島氏と金子氏のタッチの差が
色々と違いすぎて統一感がないと感じる事があります。
どちらが悪いというワケではなく、どちらも素晴らしいデザインなのですが
今作の副島氏のデザインでは上半身ムキムキなペルソナが多く、
敵キャラもシャドウではなく悪魔になっていたので
前作や前々作より違和感を強く感じてしまいました。

BADもたくさん書いてしまいましたが、丁寧に作られた
とても遊び甲斐のある素晴らしいゲームだと思います。

昨今のゲームによるみられるグラフィック重視で中身のないゲーム、
製作者の自己満足ゲーム、妙に媚を売るような露出の激しい女性が出るゲーム等と違い
ユーザーの事を考えて作られていると感じられる内容になっています。
ただ、作りこまれている、内容が充実しているだけに遊ぶのはとても時間がかかる為
2周目以降限定の要素があっても、すぐに2周目をしたいと思えないのが残念です。
また、あの時間のかかるイベントや日常パートをまたやるのかと考えると
ちょっと重い気持ちになってしまいます。
時間が経って少し忘れた頃に2周目をやりたいと思います。

決して不満がないワケではないのですが、個人的に夢中になって
途中で辞めることなく最後までプレイしたゲームは最近なかったので
とても満足しています。
この点から満足度と熱中度は5点とさせていただきました。

前作や前々作のフェスやゴールデンのように、完全版みたいなのが出るのか不安です。
とても満足した作品ですし、消化不良な部分もあるのも事実ではありますが
完全版みたいなのが出るとこの作品は不完全なのかなと思ってしまうので
その点だけはモヤモヤしてしまいます。出たら出たで嬉しいのですが…

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
youさん  [2016-11-08 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

4人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 5pt 5pt 4pt 4pt 2pt
総合点
85pt

GOOD!

●オリジナリティー
学園生活と異世界探索の二重生活というP3から続くシステムをさらに発展させたゲーム性は見事。細かいことは後で書きますがより生活の選択肢が増え、戦闘やペルソナ育成なども進化しています。あとタイトルやメニュー画面など奇抜で独特なセンスもこのゲームの魅力だと思います。

●サウンド
ボーカル曲多めのBGMはどれもそれぞれの場面によく合っている。個人的にはペルソナ覚醒シーンの曲と予告状を出してオタカラ奪取に挑むシーンの曲が好き。シチュエーションの盛り上がりとの相乗効果でテンション上がる。前作もサントラを購入したが今作も買ってしまうかもしれない。

●快適さ
今作では移動のショートカットが施設単位で設けられていて移動がとても快適です。その他にも現在関係を深められるコープ対象がどこにいるか、ランクアップするか否かまですぐに確認できます。
今までは自室でしかできなかったセーブが自由行動中なら何処でも出来るように変更されました。ダンジョン内にも多数のセーブポイントが設置されています。また戦闘で全滅しても直前のセーフルーム(セーブポイント)からすぐにやり直すことができますし、ボス戦で敗北した場合は戦闘そのものをやり直したり、予告状を出す前まで戻すという事も可能です。アトラスのRPGは難しいというイメージがありますが今回はかなり初心者にもやさしい作りになっています。

○ストーリー(良い所)
ネタバレしない程度の事しか書けませんが、とにかく人の醜さや愚かさがやり過ぎなほど盛り込まれていて、そういった歪んだ人が生み出す理不尽に主人公たちが戦いを挑み大逆転で勝利するというカタルシスがあります。あまり話を難しく考えないならこれだけでいいんですけど・・・(悪い所に続く)。

○戦闘システム
基本は今までと同じプレスターンバトルですが、新たにバトンタッチという要素が加わりました。弱点を突いて1moreが発生した行動を他のキャラに譲ることが出来て攻撃力も上がるので弱点を突けないキャラに対してもどんどん使っていけますし、一番SPの消費が激しい主人公の消費を助けることにもなります。
あと、今まで即死攻撃しかなかった光と闇の属性に通常ダメージ技が追加されたりとか、戦闘コマンドがそれぞれのボタンに割り当てられたのも良かったと思います。

○悪魔会話
今作では敵が全て悪魔として登場し、弱点を突いてダウンさせることで交渉をすることが出来ます。女神転生が好きな人にとっては嬉しい変更でしょう。そもそも前作のアルカナチャンスはマイナス効果を引いた時のデメリットがでかすぎてやる気になれませんでしたし。

○コープ活動
前作までで言うコミュ活動ですが、今回は仲間メンバー以外のキャラにもコープアビリティというものが設定されていて単純にキャラの好き嫌いで選ぶかアビリティの有用性で選ぶか悩まされます。それ以外にも休日のデートイベントとか自分の知っているプレイスポットに誘って遊びに行ったりとかイベントの数も豊富になっています。

○ペルソナ育成
ようやくペルソナ合体の際のスキル継承が任意選択になりました。これはファン待望の改善じゃないでしょうか。やっと納得いくスキル継承が来るまで「はい」「いいえ」を繰り返す作業から解放されます。
その他にも弱点属性を克服するスキルを覚えさせる独房送りや、ペルソナを生贄に捧げることで経験値を得る絞首刑など理想のペルソナ作りが捗る仕様が取り入れられています。

○モルガナ
今作のマスコット的存在にして主人公と常に行動を共にする相棒。今まで味気ない主人公のモノローグのみだった自由行動がモルガナとの会話形式になって和む。鞄から顔を出してる姿も可愛らしい。

BAD/REQUEST

●グラフィックス
シリーズとしてみれば確かに進化していますが他のPS4のゲームと比べるとどうしても良い点は付けられません。

●快適さ
戦闘リザルトからマップに戻るまでが遅いこと、日付が変わる演出が長い上にスキップ不可なことが不満です。この二つはゲームの中で幾度となく見ることになるのでどうしても気になります。

○ボイス
フルボイスじゃないです。せめてストーリーに関わるイベントくらいは全てボイス付きにしてほしかったですが、PS3とのマルチなのでグラの事と合わせて仕方のないことかもしれません。

○ストーリー(悪い所)
たとえ悪人であれ人の心を自分たちの都合で無理矢理捻じ曲げるという行為に対する責任感や葛藤が最初の一件以降完全にどこかに行ってしまっています。改心させられた人間が今後どうなってしまうかに関しても「自業自得だから俺等関係ねー」というスタンスですし、確かに改心させてでも止めないと被害に遭う人が増え続けるというのも事実なんですけどだからといって責任を放棄していいという事にはならない訳で。世論の反応にヘラヘラ浮かれてるバカの存在がより一層この疑問点を際立たせていたと思います。

○坂本竜司とかいうクズ
上に書いた「ヘラヘラ浮かれてるバカ」にして真っ先にその責任を忘れた男。ストーリーの最初からこの男の非常識で軽率で頭の悪い行動が一切反省されることなく繰り返されることに対してもイライラさせられる。
そもそもほぼ初対面の相手に対して無礼極まりない態度を取り、それに対して呆れられたり苦言を呈されると「んだとコラ!!」と脊髄反射的に喧嘩腰で突っかかるようなクズが人を改心させようとか冗談にしても笑えない。人を改心させるより前に自分の素行を改めるべき。

○ペルソナの装着設定
これは要望になりますがスターターとなるペルソナの設定が出来ればいいと思いました。速度のパラメータによって行動の順番が変わったりしますし、戦闘開始時に能力上昇効果が発生するスキルを持ったペルソナなどもいるので常に同じペルソナで戦闘開始できる設定があればいいかと。

○コープアビリティ「瞬殺」
レベルの低い敵を戦闘を省略して倒しペルソナを強奪するアビリティ。金やドロップアイテムが一切入手できないためペルソナ強化の資金集めの障害に。このアビリティによって効果を発揮されなくなるアビリティもあり稼ぎの時はとにかく邪魔。もちろんさっさと突っ切りたいときには有用だがなぜON/OFF可能にしなかったのか謎。

○パレス攻略期間の間延び感
パレス攻略が開始されると2~3週間くらいの攻略期間が設定されるが、慣れてくると最短2日で攻略完了してしまい残りの日数をだらだらと遊ぶのに費やすことになる。何というか見てて「危機感足りなすぎじゃない?」と不安になってしまう。攻略のタイミングに合わせてその後のイベントを前倒しにするとか工夫できなかったかなと思う。

COMMENT

◆トロフィー関連◆
トロコンに要した時間は160時間ほど。攻略を見ながら最適な行動を選んでプレイすればかなり短縮可能だが個人的には2週フルに遊ぶつもりでやってほしい。時間はかかるが特別難しいと言えるものは無い。

◆総評・感想など◆
待ちに待ったペルソナシリーズ最新作。ボリュームもありゲームの出来自体も良く概ね満足しています。
にも拘らず満足点が4点なのは大体坂本のせい。こういうキャラがいないと話が進まないというのも分かってるんですが無意味なヘイト稼ぎしすぎだろうと感じました。
個人的にはかなりの良作だと思いますが、万人にお勧めできるかと言われればそうではありません。いろいろとイベントによる制限があったり動ける範囲が狭かったりするので自由度の高いオープンワールド型RPGを好むプレイヤーには合わないかと思います。アニメ調のゲームなのでその類に理解のある方なら楽しめると思います。難易度的な意味で今までのシリーズ作品よりもハードルは低くなっているのでシリーズ未プレイだけど興味があるという方にお勧めしたいです。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
じゃがーさん(Webサイト)  [2016-11-08 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 5pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
84pt

GOOD!

・オリジナリティ
今回のテーマである「怪盗」をふんだんに使った内容が魅力的。主人公の回想によるゲームの進行も始めは「ん?」と思いつつプレイしてたがシナリオが進行してその理由が分かるとやられたなぁと言った感じで十分な無いようだと思えた。こういった展開のゲームは珍しい感じがある
のも○

・音楽
全体的に良い物が多い。個人的に印象に強く残ったのが予告状後のパレス内BGM、ボス戦BGM。それらとステージの雰囲気に合った組み合わせがより印象を強めてるように感じた。

・熱中度
正直時間を忘れてプレイ出来るほど面白いです。序盤の行動は大きく制約されてますが、6月以降が本番でどう行動するかといった感じで悩みつつ、進めつつと良い感じである。

・ボリューム
※これについては良いと思えば悪いと思う人もいるが個人的にはgoodだと思ったので此方に書きます
圧倒的に中身が多く、難易度ノーマルでクリアまでに90時間掛かったが、値段に対して十分な量だと言える。熱中度も十分ある為尚良し。多すぎてどうすべきか迷ったなら(PS4版は)コントローラーの中央のボタンを押せば他のプレイヤーがその日どんな行動をしたか参照できるので難しく考える必要は無くなる。

BAD/REQUEST

・特定のコープアビリティに罠がある
このゲームは特定のNPCと交友を進めてシナリオ進行に有利なスキルをとりつつゲームを進めるのだが、一部のNPCには取ると特定レアアイテムの入手が面倒になる、敵を瞬殺する代わりに先制攻撃からの展開が出来なくなるというデメリットになる物がある。そのキャラの交友を後回しにすれば回避可能だが攻略情報無しでプレイする人には向かないかもしれない

・初見じゃ分からない自由行動出来ない日
重要なイベント等で自由行動出来なくなる日があるが、そのせいでレンタルアイテム(一週間で店に返さなくてはいけない)の返却に遅れ、余計な金を持って行かれる等、細かいところではあるものの理不尽だと思う所が何点かある。これについても攻略情報を見ない人には痛手である。

COMMENT

ペルソナシリーズは今回初めてプレイしての感想になります。BADに書いた通り細かい不満点がいくつかあるがRPGとしては随分と作りこまれていて、素晴らしい物だと思えた。神ゲーからちょっぴり後退した良ゲーという感じですので、シナリオのネタバレだけは絶対に見ない上でプレイすれば殆どの人が満足出きると思う。RPGが苦手でも救済措置の難易度も用意されてるし、逆に難しめのHARDもあるので是非ともプレイしてみて欲しい。
ただBADの内容を回避するなら攻略情報を少し見る必要があるので注意が必要。

 
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
つまようじさん  [2016-10-01 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 4pt 4pt 5pt 4pt 2pt
総合点
84pt

GOOD!

物語:怪盗を主軸にした物語は多くありますがそれをRPGで、自ら怪盗となって社会を変える活躍するのは新鮮でした。
   テーマがゲーム性に上手く盛り込まれていて、話の内容と実際に手を動かして操作する行為が一致するので没入感も○
   序~中盤は回想劇を追体験するスタイルなのですが、小さな謎が徐々に明らかになり最後の大きな謎へ繋がっていくのは盛り上がります

   
バトル:スタイリッシュな見た目のUIなのですが直感的でわかりやすくシンプルな操作性です
    最初は戸惑いながらいちいちボタンを確認して……、でしたが慣れれば指が勝手に動いてくれます

    難易度はノーマルで開始。序盤はキツイと感じることも有りましたがスキルが増えるにつれ余裕も感じられるほどに
    とはいえ一つ間違えれば簡単にゲームオーバー出来るので、上手く緊張は保てます

    敵の弱点をつけばダウンさせこちらの行動回数が増え、全てダウンさせると敵にターンが回る事無く殲滅できるシステム
    初めて出会う敵には弱点を探る試行錯誤の楽しみがあり、既知の敵には圧倒できる爽快さ
    しかし逆に、敵もこちらの弱点をついて猛攻をしかけてくるので適当なボタン連打では超えられないハードル
    そのバランス感覚の良さが敵を単なるザコ敵にしないようになってます

    また、倒す以外にも仲間にする、金をせびる、アイテムを要求するといった選択肢もあるので飽きません


人物:主人公を含めたパーティキャラは皆個性的で魅力的に感じました
   出会った当初は反感を持ったり奇抜かなと思ったりしましたが最終的には好きになりました
   特にマスコット的なキャラは挙動がいちいち可愛いので癒されます
   便利なアビリティをくれるコープキャラも一癖二癖ありますが、親交が深まるうちにアビリティ以上の気になる存在に
   物語に上手くはまっていたと思います


音楽:すばらしいです。
   場面や状況、雰囲気にばっちりとあってます
   歌のほとんどが英語なので意味は分かりませんが、リズムや語感で良さが伝わってきます

BAD/REQUEST

・仲間の一人が、不用意な発言や行動をして状況を悪くする事が時折ありました
そういった役割なのでしょうがやや不快になることも
同じ人物が優しさや思慮深さをみせる場面もあるのでキライにはなれませんが気になります。

・ゲーム開始時の主人公は諸事情により周囲からの当りが強いです
それは後々のカタルシスを得るための必要経費みたいなものですが、やはりきついものがあります
例として、図書室にいくと『アイツ何しに来たんだよ』といった内容のフキダシがヒソヒソ話の演出で表示されます
ひどいです

・序盤から中盤は回想劇を追体験するというスタイルなのですが、時折回想から元の時間に戻るシーンがあります
その際に演出が入るのですが、頻繁にそれが繰り返される状況があり疎ましく思うことも

COMMENT

総合:個人的に傑作だと思いました
全体のバランス感覚が自分には絶妙で、物語・戦闘・日常がそれぞれ良く影響しあって面白かったです
初めから終わりまで中だるみすることも無く、クリアまでは80時間程とかなりの長丁場でしたが時が経つの忘れるほどハマってました。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
南極スイマーさん  [2016-10-28 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: アラフォーのトリックスター
レビュー日: 2017-01-21
私事ですが今年41歳になります。
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。

しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。

これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。

最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。

口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。

そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。

そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)

遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。

聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。

きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。

家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。

よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!

【PS4】ペルソナ5
レビュー投稿フォーム

レビューを投稿する前に

レビューをご投稿して頂ける皆様には心より感謝しております。
あらかじめ下記注意事項のご確認をよろしくお願いいたします。

  • 投稿時、IPアドレス等も取得されます。
  • ゲーム関連会社・proxyサーバー・公共施設(ネットカフェ等)からの投稿が確認された場合、投稿内容に関係なく削除対象となります(多重や不正投稿の緩和のため)。ご自宅のパソコンからよろしくお願いします。
  • ルールにより、最低5時間以上プレイしてから投稿するようよろしくお願いします。(5時間未満が確認された場合、削除対象となります)
  • 改訂稿はこちらからよろしくお願いします。
  • 自分の名前(HN)が固定されていない方へ

「通りすがり」「匿名」「名無し」など……禁止です。

任意。非掲載時の連絡の際に使用されます。予期せぬ不備や事実誤認、誤って規約に抵触してしまい、それらによる削除依頼もありますので、アドレス記載を強く推奨します。(連絡するだけなのでフリーメールも可です)


ご自身のブログ等が無い方、レビュアー登録していない方は空欄。

PR URL>URLをご自由にご記入いただくことで、ブログ、おすすめのサイトやアフィリエイトなど、公序良俗に反しない範囲でリンクを設置することができます。
レビュアーID>レビュアー登録によりレビュアーIDが発行され、レビュアーの嗜好などを紹介したページへリンクされます。仮登録された方で本登録が完了 していない方は「仮登録中」とご記入ください。レビュアーID登録者はパスワードを記入しないようご注意ください。
レビュアー登録はこちら(別ウィンドウ)

注意事項
  • 「GOOD!」「BAD/Request」の欄は、何がどう良かったのか(悪かったのか)最低何かひとつでも”ゲーム中身”とその 理由を具体的に記載して下さい。例えば「グラフィックが良い」”のみ”の記載は、他にゲーム内容が書かれていなければ50文字以上でも「ゲーム内容記載漏 れに抵触」と削除依頼されます。この場合「どうグラフィックが良いのか」「どの部分でグラフィックスが良いと思ったのか」”中身”を記載して下さい。
  • 批判ではなく誹謗・中傷。他レビュアーに対する批判。ネタバレ等はしないようよろしくお願いします。(該当部分を削除する事もあります)

  入力文字数:0

  入力文字数:0

総評として該当ソフトの感想・自分の嗜好・プレイ環境や購入動機等


  入力文字数:0
点数に関する注意事項

ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断で採点して下さい。 総合点計算機計算機
「廉価版や中古により、定価より安く買えた」「高く売れたから」などの理由で”加点”するのは禁止となっています


独自性。過去にない斬新なアイデア

綺麗な画像、ムービー、キャラクターなど

BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

「ペルソナ5」の”特徴”や、”良い”と思ったものにチェックして下さい。

■ 投稿すると、掲載基準の規約(削除ガイドライン)や注意事項に同意したとしています。