オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
・オリジナリティ
高校生怪盗団という設定。
個人的にストーリー重視のRPGで自動生成ダンジョンだけでは物足りないというのが本音ですが、本作ではちゃんと作り込んだダンジョンメインな点が良い。
・グラフィックス
アニメ調ではあるが、全体的に綺麗。
・音楽
よく耳にする事になる日常BGMやバトルBGM、各種パレスのBGMなど、どれも良い。
同じBGMでもボーカルが有ったり無かったり、アレンジも多く飽きない。
・熱中度
先に気になるストーリーやダンジョンの攻略、日常の過ごし方などメリハリの有る展開で、一週目クリアまで飽きる事は無かった。
・快適さ
移動時のファストトラベル機能。
簡略化された戦闘コマンド。
一度入手したペルソナは、交渉の手間を省いて入手出来るようになるのが便利。
・満足度
上記の理由に加えてゲーム自体のボリュームも相当あるので満足感は高かった。
BAD/REQUEST
・パンケーキ
推理モノが好きな人だったら、このイベントが起こった時点で○○は怪しいと気付くはず。
これ以降○○が何を言おうと結局裏切るんだろうなと思いながらプレイしていたので少々面白味に欠けた。
・主人公の生還トリック
かなり強引です。一発勝負なのにかなり運要素が多いと思う。
それを何とか正当化しようと仲間達が長々と説明し出す所もちょっと・・・
・日常生活
色々出来る事が多くて楽しいですが、ステータスの向上やコープのコンプを考えると自由度が殆ど無いのが残念。
・瞬殺のアビリティ
稼ぎプレイには邪魔でしかない。オンオフ出来ればいいのに。
・今日はもう寝ようぜ
イベント進行時の夜は早寝強制。工作くらいさせて・・・
・ゲームの終了時期
ゲーム内の一年間と思っていたら思ったより早く終わる。
・アルセーヌ
存在感無し。
COMMENT
シリーズは1をやったぐらいです。
海外のクオリティの高いゲームに日本のゲームが対抗するにはこうすればいいというのを体現した作品。
オープンワールドなんて無くとも有り余るゲームボリューム、随所に入るアニメムービーやスタイリッシュな演出で勝負しています。
ストーリーや主人公達のスタンスは好みの別れる所でしょうが、独善的と言われがちな正義感もまだ未熟な高校生達の考える事と思えば全然納得出来る。総合的にとてもクオリティと満足度の高いゲームでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
89pt
GOOD!
☆ストーリー
先が気になるストーリーで、最後までだれる事なくぶっ通しでクリアしちゃいました(90時間程度)。
P4にあったようなあっと驚く仕掛けもちゃんと用意されていて、思わず声が漏れました。ネタバレは極力見ないようにしてプレイ推奨です。
前作は万人受けする優等生な作品でしたが、今作は良い意味で挑戦的で色々トガっています。
担任の先生を自室に呼んだり、おかまバーでバイト出来るRPGなんてそうそうないでしょう(笑)
☆キャラクター
ジョーカーカッコイイ、モルガナとにかく可愛い。大谷さんGJ!!
コープ(コミュ)キャラも非常に魅力的で、メインストーリーにも密接に関わってくれたのが良かったです。
あと今回コープで事前に誰と会えるのか、ランク上がるか否かわかるようになったのが快適でした。
☆BGM
BGMはメインテーマである「LIFE WILL CHANGE」がゲームの雰囲気や演出にあっていてとても気に入りました。
他のBGMも秀逸で、よくP3やP4と比較する方がいますが音楽は個人の好みによるところが大きいので自分で判断した方がいいです。
自分はP3、P4、P5と好きな曲がいくつもありますが、結局は自分の好きな曲がどれだけあるかだと思うので。
☆ダンジョン
前作までの自動生成ダンジョンと違って固定ダンジョン(パレス)なので、イベントやギミック満載でパレス攻略がとても楽しい!
ボス戦も凝っていて、見た目・演出共に楽しませてもらいました。
逆にパレスが凝り過ぎてた故に、自動生成のメメントスはミッション・ボス含めて全体的にチープに見えてしまった気も…。
☆グラフィック
素材そのものはPS3でも表現出来るものかもしれませんが、キャラクターデザイン、演出等が凝っていてとにかくスタイリッシュ!
例えばメニューを開いてセーブ画面を表示させるだけでもこんなゲーム今まであったか?と思うほど。
ムービーも前作と比べるとよりゲーム中のキャラに近くなっていたのも良かったです。
おにぎりを極限まで本物に似せて美味しそうにみせる技術、すごいとは思いますがゲームを面白くする要素って他にもあると思いしらされる作品。
BAD/REQUEST
☆一部アビリティを習得するとゲームの快適性が著しく損なわれる点。
具体的には竜司のランク7コープアビリティで低レベルの敵から先制を取ると瞬殺出来るようになるのですが、経験やお金・アイテムは手に入らないので稼ぎたい時はわざと正面から当たる必要があります。敵から不意打ちを奪うゲームだと思うので、それを放棄しないといけない仕様はどうかと…。
あとは双葉がお宝スキミングというスキルを途中で覚えるのですが、戦闘開始時に確率で発動するもので、大した恩恵がない割に時間が結構取られるので発動するとガックリします。
これらはオンオフ機能があっても良かったと思います。
☆仲間キャラのペルソナが進化するとほぼほぼダサくなる点。
しかもコープMAX時に覚えるスキルも使えないものばかりで、達成感があんまりないです。
☆悪魔会話が空気。
一度仲間にした事があるペルソナは会話が発生した時点で駆け引きのスキップを選択できます。
全書を埋めながらのプレイだと、ほとんどの敵に対してスキップ出来てしまうのでほぼ確実に仲間に出来てしまうのが残念(楽ではある)。
自分は数えるほどしか会話しないでクリアしちゃいました。
☆ゲームバランスの雑さ。
RPGの格言に「レベルを上げて物理で殴れ」というものがありますが、今作もそれに該当します(前作もか)。
序盤は少ないリソースの中SPを節約しながらダンジョンを攻略する手応えのあるバランスでしたが、中盤以降物理でなぎ倒してSPは全て回復に回すという手法を取ればSPがだだ余りになります。
シリーズでお馴染みになりつつある「ヨシツネの八艘飛び」が強いのは終盤まで迎えたプレイヤーへのご褒美でいいとしても、今回は中盤から使えるとある全体物理技が強すぎに感じました。
終盤で覚える単体攻撃と同等のダメージを全体に与えられる上、コープイベントに絡んでるので皆が使う可能性が極めて高い(というか仲間も使える)。
このスキルに関しては引き継ぎ出来なくても良かったかなとは思います。
COMMENT
ペルソナシリーズは全てプレイ済。
グッドに比べてバッドの記述が多くなってしまいましたが、それらを全て帳消しに出来るくらい面白かったです。
P3>P4と正当進化を遂げた今作は8年の時を経てシリーズ最高傑作に仕上がったと思います。
ここ数年でプレイしたゲームの中で個人的には一番オススメの作品です。ハードごと買っても損をしたとは思わない出来です。
プレイ前に膨れ上がったとても高いハードルを見事に乗り越えてくれました。こんな素晴らしい作品を作ってくれたアトラスさんには本当に感謝しかありません。
P6出たら絶対に買います、次回作も期待しています!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 3pt | 1pt |
89pt
GOOD!
最高峰のJRPGと言われているようですが、やってみて納得です。ストーリー、イベント、戦闘、キャラ、ダンジョン、音楽…非の打ち所がありません。
◆ストーリー
オープニングから衝撃的な展開。そこから引き戻される日常。そしてこの時点では気づけない伏線。現在と過去がオーバーラップし最後に繋がったときのスッキリ感。徐々に明らかになっていく謎、と緩急や起伏が利いていて中だるみせず最後まで熱中させられました。伏線は半分くらい気づいたのですが、最後まで進めてこんなにあったのかとビックリ。一本の太い幹がしっかりしていて、枝葉も最高に楽しませてくれます。そして最初から最後までテーマがブレません。「認知」と「取引」で色々なものが繋がります。
◆アクション
メタルギアみたいな潜入をソフトに導入し、それが見事に楽しさに繋がっています。ただ背後を取るだけじゃなく、ただダンジョンを探索するだけでもない。それでいて、アクションゲームみたいに複雑なことを要求されない。そのバランスが素晴らしい。コマンド式ターン制RPGで海外からは古いと言われていますが、ワンタッチで色んなことが出来るようになっていてテンポよく進められます。
◆トリック
ボスはただ強いだけではなく、トリッキーなことをやってきたりします。それを回避して倒す形。単調になりがちな戦闘に刺激を与えてくれます。各ダンジョンも色んなアクションや仕掛けがあり、長すぎず短すぎず丁度良い。シナリオ上も色んなトリックが散りばめられています。
◆イゴール
ベルベットルームに入ったとき、覚悟はしていたとはいえやはり衝撃でした。もっと似た人を立てると思っていたから。そして最後のベルベットルームで涙が出そうになりました。6でどうなるのか心配ですがファン必見。
◆音楽
ボーカルを重ねたBGMはいつものことですが、今作の出来は素晴らしいと思います。リメイク版の暴挙でいい印象を持っていなかったんですが、そんなものを吹き飛ばされました。オタカラを盗りに行くときの高揚感が半端ないです。
BAD/REQUEST
◆全書利用の合体検索が欲しい
ペルソナの所持数がキツキツで合体を模索するのが大変なので凄く欲しかった。3DSでもできていたのでPS4なら余裕だと思うんですけど…。
◆戦闘終了がチョット長い
メッセージ自体は△を押していれば終わるのですが、そこからマップに戻るまでに少し時間がかかります。
◆交渉の始め方
こちらからは総攻撃と同じタイミングでしか会話ができません。中盤以降は問題ないですが、序盤はすぐ瞬殺になってしまうので仲魔にするのに苦労しました。
◆力を司る者が弱い
歴代最弱でしょう。メチャクチャ弱いわけではないですが、普通に倒せます。逆に刈り取るものは普通に戦うとメチャクチャ強いです。
COMMENT
初代ペルソナ~全作プレイ済み。攻略を見ずにやって1周目105時間でした。自分でもビックリですがそんなに長い時間やったように感じません。それくらい熱中しました。
色んなものがいちいちカッコイイです。細かい街の要素も作りこまれ、小ネタもちりばめられています。号泣会見とか今にしてみると懐かしいですが、発売当時は盛り上がったんだろうなー。
P4の時点でこれ以上は無いだろうと思っていたのですが、長い年月を経て軽々と飛び越えていかれました。アトラスに脱帽です。さらに難題になりますがP6が待ち遠しくてしかたありません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
ペルソナは前作のvitaででてたゴールデンをやっただけです。
やっぱこうRPGでありながら半分、リアルな日常を舞台にしてるのが大きな魅力よね。
一般のRPGははなからファンタジーで、世界もキャラも異国のチャラチャラしたようなのだけど
こっちはリアルが舞台で、リアル系の仲間たちと出会い笑って恋してとか、誰もが体験した日常が
ベースになってるので世界に入りやすい。
前回は主役が都会から田舎へ転校だったが、今回は逆で田舎から東京に転校してる。
日常のフラグ管理は相変わらず大変だけど、いろんなイベントがふんだんに盛り込まれてて飽きない
街の作り込みが凄まじいので、探索してるだけで時間が過ぎてくw
戦闘もコマンド系のものだが、うまく考えていかないとやられてしまう絶妙な難易度はペルソナならでは。
キャラもいいし、とても面白い。
BAD/REQUEST
ごめーんです。ほんと今時点で欠点らしい欠点が浮かんでこないんだけど、
出だしはかなり長いクソ長いチュートリアルが強制で続いていくので
ペルソナ初体験の人には助かるだろうけど、コツ掴んでる人にはけっこうウザく感じるだろう。
またムービーもやたら多かったりする。
COMMENT
今時点で30時間ほどプレイ時間経過してるけど、まだまだ前半部だね、凄まじいボリュームを感じる。
徹底的に詰め込んで、徹底的に作ってある。なんか妥協は許さないみたいな
メーカーの意気込みと本気をひしひし感じる作り。
まあ間違いなく名作になると思うし、経験者はもちろん、初の人もこれは触れておいたほうがいいと思う。