オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
67pt
GOOD!
<敵が悪魔に>
ペルソナ3・4はシャドウというオリジナルの敵でしたが、今回はメガテンのように悪魔が敵で出てきます。
<悪魔会話が復活>
1や2のように会話でペルソナにする事が可能になった。
また、コープキャラの能力により大量のお金やレアアイテムが貰えるようになったりも。
<コープ>
前作までのコミュがコープに名前が変わりました。前作までのコミュは、パーティメンバー以外のコミュは上位ペルソナを作成する為、特別な関係になる為にランクを上げるようなものでした。
今作は特定のコープランクに達すると主人公達に有利になるアビリティ(取得経験値増加や銃のカスタムが可能など)が追加されるので、ただイベントを見るだけで無くなったのは良かった。
<コープキャラクター>
前作はメインとサブで書き分けていたような感じがしたが、今回はそんな感じもせずにどのキャラクターも魅力的に思えた。特に担任の先生と女医。
コープのキャラがそのままペルソナ使い始めても違和感ないくらい。
<ダンジョンでのアクション>
今回はストーリー上のダンジョンは固定になり、ダンジョン毎にギミックも追加された。360度自由に動き回れる訳ではないですが、通気口を通ったりシャンデリアとシャンデリアを飛び渡ったりとアクションが多彩になり、階段を探すだけの前作のダンジョンよりも緊張感が増した。最初のダンジョンから結構なボリュームなので、セーフルーム(ショートカットやセーブが可能になる場所)を発見した場合は安堵した。
物陰や高度から敵に奇襲を仕掛けられるのが気持ちが良い。
3や4のようなランダム生成マップのサブダンジョンも有り。
<バトンタッチ>
パーティメンバーが特定のコープランクになると取得する能力で、弱点を突いた時に発生する1more(もう一回行動出来る)を別のキャラで出来るというもの。
自分は味方は必ずAIにするのですが、AIも積極的にバトンタッチしてくるので共闘感が出てて良かった。
<状態異常の有効活用>
特定の状態異常になっている場合に、通常よりもダメージを与えるテクニカルというもの発生するようになった。
今作は弱点の無い敵が状態異常にかかりやすい傾向にあるそうなので、(前作では殆ど使用しなかった)状態異常スキルを使用する機会が増えた。
BAD/REQUEST
<主人公が倒れるとゲームオーバー>
3からずっと思っているのですが、主人公が悪魔を使役するメガテンだと倒れたら即ゲームオーバーになるにはわかるのですが、ペルソナで主人公が倒れたらゲームオーバーになるのは理不尽。
<戦闘リザルトが長い>
キャラ毎の軽い演出の後、主人公が歩くモーションがやたら長くて気になる。△ボタンで早送り出来るが、取得経験値やアイテムの表示が早送りされるだけ。
違う、そうじゃない。
<メインシナリオについて>
最初のボス以降の蛇足感。ネタバレになるので書けませんが、主人公達の目的と行動に共感出来なかったが為にストーリー進めるのが面倒だと思ってしまった。
コープシナリオが良かっただけに残念。
ランクをMAXにしているコープがある場合、ストーリー終盤にそのキャラ達の出番があるのですが、あれは全コープをMAXにした時の展開にして欲しかったです。
<街や学校>
せっかく作り込んであるのにお店やスポットにピンポイントでショートカット出来てしまうので、メインストーリーや一部ミッションを覗いて歩き回る必要がほぼ無く、イベントも無いのは勿体無い。
<学校生活>
部活に入れるわけでもなく、学校でのイベントも殆ど無く味気ない。
修学旅行や文化祭とかはあるが、前作に比べるとあっさりと終わってしまう。
<ダンジョンがダルい>
多種多様でボリュームもあり高低差もあるが、一本道で仕掛けもただ面倒なだけ。敵と一度も出会わずに最終エリアに進めるルートが各ダンジョンにあれば良かったのにと思いました。
<警戒度>
敵に発見されると警戒度が上がり、100%になるとその日にダンジョン探索が出来なくなる。
隠れられる場所が多々有り、カバーアクション中は絶対に見つからない事や奇襲して敵を倒した場合は警戒度はかなり下がるので100%になる事は早々無いが、ダンジョンが一本道なのを含め一々倒さねばならないのは面倒に感じました。
<一部キャラクターが不快>
怪盗団の正体がバレるような事を繰り返し成長しないキャラと、怪盗団の協力者として悦に浸っているキャラが非常に不快でした。成長しないのはちょっと...。
コープでは2人とも良いキャラなのですが、ストーリーに反映されないが為に違和感が...。
<一部キャラクターが不遇>
終盤に仲間になるキャラクターが2人いるのですが、その内の片方のキャラが割と序盤から登場しているのにも関わらず、他のメンバーと比べてコープ発生が終盤なので接する機会が限られてしまう。
<行動制限>
メインストーリーのイベントがあった日の夜はセーブしか行動が出来ない日が多い。
DVD鑑賞やコーヒー淹れなど、家で出来る事はやらせて欲しかった。
<コープアビリティ瞬殺>
レベルの低い敵に奇襲した場合に、戦闘にならずペルソナが入手出来るというアビリティ。大変便利なのですが、これが発動してしまうと経験値とお金とアイテムが入手出来なくなる為、場合によっては邪魔になってしまう。
取得経験値や金額が上昇したりレアアイテムを入手出来るようになるコープアビリティの弊害にもなる為、設定でオンオフ出来るとか、経験値等も入手出来るようになっていれば良かった。
<ダウンロードコンテンツのBGM>
ifのジングルの前奏が長すぎて良いところが流れる前に戦闘リザルトが終わる。
欲を言えば、衣装を身につけて居なくてもBGM変更可能にして欲しいのと、中ボスのBGMもその作品のものにして欲しかった。
COMMENT
新型PS4と同時に購入し、難易度ノーマル、75時間でクリアしました。現在は全コープMAXと全ミッション制覇を目指して2週目プレイ中です。
色々書きましたが、相変わらずのボリュームでやれる事も多いので、ゲーム自体は楽しんでいます。不快に思われた方がいましたらすみません。
銃装備や悪魔会話といい、原点に戻して来ている感じがしました。
リアルさがあってストーリーは人を選ぶと思いますが、全体的な完成度は高い為、PS4を持っているならやるべき作品だと思います。
作中で回収されていない気になる点があるので、4みたいに隠しエンディングが?と期待。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
84pt
GOOD!
物語:怪盗を主軸にした物語は多くありますがそれをRPGで、自ら怪盗となって社会を変える活躍するのは新鮮でした。
テーマがゲーム性に上手く盛り込まれていて、話の内容と実際に手を動かして操作する行為が一致するので没入感も○
序~中盤は回想劇を追体験するスタイルなのですが、小さな謎が徐々に明らかになり最後の大きな謎へ繋がっていくのは盛り上がります
バトル:スタイリッシュな見た目のUIなのですが直感的でわかりやすくシンプルな操作性です
最初は戸惑いながらいちいちボタンを確認して……、でしたが慣れれば指が勝手に動いてくれます
難易度はノーマルで開始。序盤はキツイと感じることも有りましたがスキルが増えるにつれ余裕も感じられるほどに
とはいえ一つ間違えれば簡単にゲームオーバー出来るので、上手く緊張は保てます
敵の弱点をつけばダウンさせこちらの行動回数が増え、全てダウンさせると敵にターンが回る事無く殲滅できるシステム
初めて出会う敵には弱点を探る試行錯誤の楽しみがあり、既知の敵には圧倒できる爽快さ
しかし逆に、敵もこちらの弱点をついて猛攻をしかけてくるので適当なボタン連打では超えられないハードル
そのバランス感覚の良さが敵を単なるザコ敵にしないようになってます
また、倒す以外にも仲間にする、金をせびる、アイテムを要求するといった選択肢もあるので飽きません
人物:主人公を含めたパーティキャラは皆個性的で魅力的に感じました
出会った当初は反感を持ったり奇抜かなと思ったりしましたが最終的には好きになりました
特にマスコット的なキャラは挙動がいちいち可愛いので癒されます
便利なアビリティをくれるコープキャラも一癖二癖ありますが、親交が深まるうちにアビリティ以上の気になる存在に
物語に上手くはまっていたと思います
音楽:すばらしいです。
場面や状況、雰囲気にばっちりとあってます
歌のほとんどが英語なので意味は分かりませんが、リズムや語感で良さが伝わってきます
BAD/REQUEST
・仲間の一人が、不用意な発言や行動をして状況を悪くする事が時折ありました
そういった役割なのでしょうがやや不快になることも
同じ人物が優しさや思慮深さをみせる場面もあるのでキライにはなれませんが気になります。
・ゲーム開始時の主人公は諸事情により周囲からの当りが強いです
それは後々のカタルシスを得るための必要経費みたいなものですが、やはりきついものがあります
例として、図書室にいくと『アイツ何しに来たんだよ』といった内容のフキダシがヒソヒソ話の演出で表示されます
ひどいです
・序盤から中盤は回想劇を追体験するというスタイルなのですが、時折回想から元の時間に戻るシーンがあります
その際に演出が入るのですが、頻繁にそれが繰り返される状況があり疎ましく思うことも
COMMENT
総合:個人的に傑作だと思いました
全体のバランス感覚が自分には絶妙で、物語・戦闘・日常がそれぞれ良く影響しあって面白かったです
初めから終わりまで中だるみすることも無く、クリアまでは80時間程とかなりの長丁場でしたが時が経つの忘れるほどハマってました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
84pt
GOOD!
・オリジナリティ
今回のテーマである「怪盗」をふんだんに使った内容が魅力的。主人公の回想によるゲームの進行も始めは「ん?」と思いつつプレイしてたがシナリオが進行してその理由が分かるとやられたなぁと言った感じで十分な無いようだと思えた。こういった展開のゲームは珍しい感じがある
のも○
・音楽
全体的に良い物が多い。個人的に印象に強く残ったのが予告状後のパレス内BGM、ボス戦BGM。それらとステージの雰囲気に合った組み合わせがより印象を強めてるように感じた。
・熱中度
正直時間を忘れてプレイ出来るほど面白いです。序盤の行動は大きく制約されてますが、6月以降が本番でどう行動するかといった感じで悩みつつ、進めつつと良い感じである。
・ボリューム
※これについては良いと思えば悪いと思う人もいるが個人的にはgoodだと思ったので此方に書きます
圧倒的に中身が多く、難易度ノーマルでクリアまでに90時間掛かったが、値段に対して十分な量だと言える。熱中度も十分ある為尚良し。多すぎてどうすべきか迷ったなら(PS4版は)コントローラーの中央のボタンを押せば他のプレイヤーがその日どんな行動をしたか参照できるので難しく考える必要は無くなる。
BAD/REQUEST
・特定のコープアビリティに罠がある
このゲームは特定のNPCと交友を進めてシナリオ進行に有利なスキルをとりつつゲームを進めるのだが、一部のNPCには取ると特定レアアイテムの入手が面倒になる、敵を瞬殺する代わりに先制攻撃からの展開が出来なくなるというデメリットになる物がある。そのキャラの交友を後回しにすれば回避可能だが攻略情報無しでプレイする人には向かないかもしれない
・初見じゃ分からない自由行動出来ない日
重要なイベント等で自由行動出来なくなる日があるが、そのせいでレンタルアイテム(一週間で店に返さなくてはいけない)の返却に遅れ、余計な金を持って行かれる等、細かいところではあるものの理不尽だと思う所が何点かある。これについても攻略情報を見ない人には痛手である。
COMMENT
ペルソナシリーズは今回初めてプレイしての感想になります。BADに書いた通り細かい不満点がいくつかあるがRPGとしては随分と作りこまれていて、素晴らしい物だと思えた。神ゲーからちょっぴり後退した良ゲーという感じですので、シナリオのネタバレだけは絶対に見ない上でプレイすれば殆どの人が満足出きると思う。RPGが苦手でも救済措置の難易度も用意されてるし、逆に難しめのHARDもあるので是非ともプレイしてみて欲しい。
ただBADの内容を回避するなら攻略情報を少し見る必要があるので注意が必要。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
私は社会人のおっさんですがこんなにゲームに夢中になったのは学生のころ以来です。その理由を述べていきます。
熱中度
何と言ってもストーリーが面白すぎる。先が気になる展開で理不尽な大人たちを懲らしめていくのですが、やめどきが見つからない。ストーリーなので多くは語れませんがこれは是非体感してほしい。
快適さ
非常に分かりやすいUIや、一度突いた敵の弱体はボタン一つで2回目以降つけるので戦闘もサクサク。
今となっては現実に近い美麗なゲームが溢れる中、このゲームはアニメよりのグラフィックです。ただゲームとして満足するかはグラフィックではなくストーリーや操作性だと感じさせてくれる秀作。美麗なグラフィックだけど中身がすかすかのゲームに飽きた方にオススメ!
BAD/REQUEST
強いて挙げるなら、戦闘終了後の画面から移動画面に戻るまで微妙に長い。ストーリーが気になる分サクサク進めたいので、若干ストレスとなりました。メメントスと呼ばれるダンジョンはひたすら下に潜るのですが、そういう先に進むだけのダンジョンだと尚更テンポを悪くしているのが気になりました。
COMMENT
おっさんになってからゲームにのめり込めなくなりましたが久々に会えた秀作。このゲームは、ゲームを楽しめなくなったおっさん達にも是非やってほしいです。
謎を若干残してゲームが終了するので恐らくペルソナ4ゴールデン的なものが出るのでしょう笑
こういう商法は感心しませんがあまりにも楽しかったので出たら絶対買います笑