【PS4】マッドマックス レビュー
発売元 | ワーナー エンターテイメント ジャパン (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2015-10-01 |
価格 | 8208円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールド カーアクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 67
- (難易度)
- 1.71
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
49pt
GOOD!
■マッドマックス独特の荒廃した世界観の再現は素晴らしい。映画を観た人なら特にこの点は感動出来るかと思います。
他作の完全オリジナル作品ではなく、大元があるタイプの作品は再現度が大事ですので、そこをきっちり押さえて
くれたのは高評価。
■ワーナーなので、同社から出している「シャドウ・オブ・モルドール」と操作等のシステム系はひじょうに似ています。
なので、そちらをプレイしている人にはスムーズに入れるかと。
ただ、UBIソフトのアサクリ等に慣れ親しんだ人達からしたら、最初は結構操作に戸惑うかもしれません。
操作性自体は悪くありません。が、独特の慣性があるので妙に動かしづらい時があります。まぁそれでもBADまでは
いかないかと。
■映画ありきなので、映画を観た方は良く分かっていると思いますが、キャラもきちんと世界観を再現した人達ばかり
なので、基本主人公含めまともな人はほとんどいません。
まぁタイトルからしてマッドマックスなので当然と言えば当然ですが。キャラもちゃんと個性をもって活かされて
いるのは好評価。
BAD/REQUEST
■世界観の再現は素晴らしいが、全体的に何か物足りない。それはワイルドな世界観のわりに全体が単調な所が原因かも。
敵拠点破壊にしても道中で遭遇してのバトルでも、何か終始淡々としてして盛り上がる要素があまりない。
やり込み要素もあるにはあるが、どうしてもこれだけオープンワールドゲームが出ていると、その中でも中の下程度の
内容でしかない。結局ゲームとしての詰めが甘いという事。
ただ、本作最大要素の自分の車を強化していくという箇所は楽しいので、結果あと一歩といった所でしょうか。
■戦闘もアサクリ等によく似た、カウンターを上手く取りながら殴り合う戦法。これはどうしても先に出している
アサクリに軍配が上がるし、戦闘自体の面白さもむこうが上。
決して面白くないわけではないが、真新しさを感じる事もないので満足感には繋がりません。
■結構UBIのアサクリと比較してしまっていますが、要は本作らしさがほとんどないというのが最大のマイナス点。
車のカスタマイズだけは良いと思いますが、その他の拠点要素・敵とのバトル・システム周り等も本作ならではと言える
新要素がほとんどありません。
良く言えば無難に遊べますが、悪く言えばアサクリやファークライ等の人気オープンワールドに似ているとしか言われない
でしょう。
あと、何となく日本独特の規制が関係しているのかそれとも元々からなのか、マッドマックスらしいマッド感・グロさがない。
そこを上手く表現出来ていれば評価はまだ高かったと思えるだけに勿体ない。
COMMENT
本作と関連がある映画の方を観て面白かったので、衝動的に購入。世界観はとても良く再現されていましたが、
ゲームとしては何かと惜しい所です。
決して面白くないわけではありませんが、総評となると素直に頷けないかなと。
それは他社からも幾多もオープンワールドゲームが出ているので、どうしてもそれを踏まえて比べてしまうと、
全体として・ゲームとしての独自の面白みはもう少しかなという所。
これはマッドマックスに限らず、同社のソフト全体に言えます。一応要所は掴んではいるものの、そこからの進化が
ないので結局凡作という評価になりがち。決して品質が悪いわけではないので、勿体ない所です。
ただ、今は値段も2000円台くらいなので、それくらいの値段なら十分楽しめるかと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
57pt
GOOD!
映画の追体験を味わえる
砂嵐が結構恐怖
時限要素を最初に抑えとけば、時間は掛かるが、プラチナトロフィーは取れる
BAD/REQUEST
格闘戦は攻撃とカウンターを交互に連打してるだけで大抵勝つ
運転中に一定時間キーを倒すと視点まで回るので運転しにくい
全面砂の上を走るのに、ドリフトより先にスピンする
ストーリーだけ追うとすぐ終わる
COMMENT
プラチナトロフィー取るまでやりましたが
車で走って、敵を殴って、スクラップ拾うの繰り返しで
その記憶のほとんどが拾い物を探してる場面です
広い世界を走り回って、コツコツ拾い集めるのが苦じゃない人は
楽しめるかな
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 2pt | 1pt |
67pt
GOOD!
○抜群の世界観
映画『マッドマックス4 怒りのデスロード』とリンクしており、知っているとより楽しめる。
とにかく世界観の構築が素晴らしく、ただ歩いたり走ったりしているだけでも楽しい。
ぶっちゃけ、どこまで行こうが荒れ果てた死の大地でしかない訳だが、それでもそこに生存している連中もいる。
走ってると荒野の違いも分かるようになってくるのも楽しい。昔は海だったと言われるとなるほど、というような部分も多い。
○魅力的なキャラクタ
主人公マックスを始め、キャラは全体的に魅力的と言えよう。
はっきり言ってしまうとマトモな連中は一人もいない訳だが、まあこんな世紀末世界になってしまうと仕方ないのかもしれない。
しかし一番おかしいのはやはりマックスだろう。
彼の行動原理のすべては車であり、V8エンジンの為に生きているような男である。
物語の最初に愛車インターセプターを奪われてしまい、代わりとなる車を探し求める話である。
敵と戦うのも誰かを助けるのも全てはマシンの為という、ある意味分かりやすいシンプルな話である。
○車のレベルアップが楽しい
最初は本当に鉄屑みたいな愛車マグナムオプスである。
ちょっとコツかれただけで大破しそうな車ではあるが、頑張って強くしていくと、いつの間にか頼れる相棒になっている。
敵車輛集団のど真ん中に突っ込んでいき、ひたすら破壊していく楽しさは、中々のものである。
BAD/REQUEST
○やる事は地味
ヒャッハーな世界観の割に、やる事は地味である。
いや、敵拠点を破壊したり、車輛集団を破壊したりと、絵的な見栄えはあるのだけれど、ゲームとしてやる事は最初から最後までずっと一緒である。
特に各拠点でのスクラップ集めがかなり面倒である。
それぞれの地点にはスクラップと呼ばれるゲーム内通過みたいなのが落ちてるが、これを拠点毎に拾い集めていかなくてはいけない。
別にコンプリート用のクエストなのでやらなくてもいいのだけれど、でも全部拾いたくなるのが人のサガである。
ゲームの大半は薄暗いマップの中、あと一つのスクラップを探し回っていた気がする。
せめて落ちてる場所が分かるシステムなりアイテムなりがあればマシだった。
○敵も地味
個性的なキャラと書いたが、敵は全体的に地味である。
大ボスであるスクロタス以外にも各拠点を守るボスが出てくるのだが、こいつらが全部色違いとなっている。
まあ色違いなのは別に構わないが、戦闘スタイルも全く一緒なのは、少しだけ残念。
もう少し敵にも個性というか、ぶっ飛び具合が欲しかったところだ。
○処理落ち
一部のエリアでかなりの処理落ちが発生する。
結構広範囲で戦闘中に起きる為、まさに水中戦といった感じ。
仕方のない部分かもしれないが、少し残念。
COMMENT
いわゆる一般的なオープンワールドゲーと言える。
システム面もそこまで目新しいものではないし、マップの広さも特筆するほどでもない。
でもマッドマックス世界をイカれた車で走り回るというのは、他にはない味だろう。
そう言う意味で、映画のファンや荒廃した世界が好きな人にはオススメ出来る。
逆に基本的に一つ一つ拠点を落とし、各地でアイテムを拾うだけのゲームなので、そういった作業的な要素が嫌いな人にはオススメ出来ない。
チマチマと少しずつアイテムを揃え、砦を強化して人を助け、いつの間にか救世主になり、ひたすら改造車で走りまくる。
そんな地味でド派手な作品である。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-10-28
GOOD!
■絶望以外何もない世界
よくもまあこの何もない世界をひたすら作ったものです。
どこまで行ってもほとんど変わり映えのないひたすら岩と砂と鉄の退屈極まりない世界。
MAD MAXの看板に偽りなし。
■善も悪も大義も無いストーリー
V6じゃねーんだよ、V8じゃないとダメなんだ!
ストーリーを要約するとこうなります。ああ俺の知ってるMAXだ…
■MAX「ひゃっはー!」
休憩中の敵車に突っ込み爆発炎上させ、ついでに外に出ていたドライバーをひき殺し、持ち物を奪う。
もう主人公と敵のどちらが暴漢かわからないありさまで、思わずニヤニヤします。
■嵐の圧倒的存在感
ゲーム中ごくたまに嵐が来るのですが、遠くから迫ってくる煙の塊、飲み込まれたときの凶悪な視界、降り注ぐ雷。
嵐を抜けたらラピュタがあるんじゃないかと錯覚するぐらい素晴らしいインパクトはこのゲームで一番感動しました。
■チャムバケット
指輪物語のゴラムみたいな醜い見た目で主人公についてくるメカニックで、決してMAXの相棒でないところが世界観を壊さずかつゲームとして役立つ存在になっています。
もしこれが色気を振りまく美女だったら台無しでした。(個人的にはそれでも嬉しいけど)
BAD/REQUEST
■コピペ拠点
クリア条件こそ2~3種類ありますが、やることは突っ込んで敵を蹴散らすだけです。
隠し入り口から潜入とかもできますが、サイレントキルはできないので結局やることは正面突破です。
■コピペボス
攻略方が同じ拠点に突っ込んだ後は、攻略法が同じボスが待っています。(いない拠点もある)
主人公はどんどん強くなっていくので後半は戦闘に何の緊張感もありません。
■コピペミッション
満を持して別のエリアに移動すると待っているのは、前のエリアと同じミッションです。
世界観はどこまで行っても荒野で正しいのですが、だからこそエリアごとの特色あるイベントやミッションは欲しかったところです。
■バリエーションの少ないカスタマイズ
マシンにしても主人公にしても基本的に上位性能のパーツやスキルが解放されていくだけなので、カスタマイズする楽しさはありません。
せいぜいマシンの加速を上げたいからアーマーやフロントグリルを一つ二つ下の軽いのにするぐらいでしょうか。
ここは期待していただけにガッカリしました。
COMMENT
1周クリア、マシン3台未入手、デスレースは一通り一台でクリアした状態です。
北斗の拳が大好きなので、そのモチーフであるMAD MAXも勿論好きです。
単調というのは聞いてた上で購入したので、想像を下回る出来ではありませんでした。
個人的にレアアイテムが出るまで同じ敵を倒し続けるタイプのゲームより、たとえ出てくる敵が同じでも倒したら倒した分だけ進むゲームが好きなので、ちくちくMAP上の拠点や物資回収地点を潰していくのはむしろ楽しめました。
ただ2周目を頑張ろうとか、取りこぼしのコンプリートをクリア後も目指そうとは思えないので、評価としては凡作です。
MAD MAXファンと、今現在心が荒んでいる人にお薦めします。MAD MAXの世界で生きるよりは今の自分の境遇はマシだって思えます。