【PS4】戦国無双4 Empires レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-09-17 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:タクティカルアクション ■ プレイ人数:1~2人(オンライン:1人) |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 2.29
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
71pt
GOOD!
■やはり「神速攻撃」の追加はひじょうに大きいかと。これがあるだけで三国然り、他無双シリーズの
どれよりも1歩以上先を行く無双になったかと思います。
画面を埋め尽くす敵に疾風迅雷の攻撃をスタイリッシュに決める楽しさは、この戦国無双ならではなので
ここは大きく加点。
既に飽きがきているユーザーが多い無双シリーズに、良い風を吹き込みました。
そしてその楽しさをそのままエンパの中に組み込んだと考えると、無双の中ではかなり贅沢な作りかと。
■内政や計略がひじょうに分かりやすい・使いやすい仕様。各武将にも固有スキルがあり、自陣に組み込む事で
その能力を使い優位にする事も出来るという点も面白い所。
MOB含む各武将を登用するありがたみが増したので高評価。
■ある程度関係が深まれば、戦闘時にそのキャラも動かせる様になったのは高評価。
戦国4以降から導入されたシステムですが、これにより戦闘の戦略が幅広くなり楽しみが増したので、
この導入はひじょうに有難いですね。
■本作はエディットの存在感が他作より格段に増したのは高評価。
今まではいくらエディットキャラを作っても、一緒の戦闘に出せなかったり大したイベントもなかったりと
ただただ空気みたいな存在でしたが、今回はきちんと戦闘にも出せるし内政にも積極的に使えます。
エディットキャラをふんだんに使って遊ぶのが好きな私としては嬉しい限り。
BAD/REQUEST
■このシリーズ毎作必ず問題点となるイベントの重複によるマンネリは相変わらず。
通常のちょっとしたサブイベントはそれでもいいでしょうが、結婚等のイベントの中でも少し
重要度が高いのに関しては、もう少しパターンを作ってほしい所。
何度も繰り返しプレイする前提のゲームというのは製作側も十分に分かっているはずなのに、
この点だけはまったく改善する事もなく、というか、むしろ改善する気もないのでしょう。
エディットキャラで誰に結婚を申し込んでもごく普通の内容と言うのは納得いきますが、
せめて幸村とくのいち、長政とお市等ある程度の関係性があるキャラには、もう少し特別な、もしくは
固有のイベントがあってほしい。
長政がお市に求婚しようが謙信が求婚しようが同じなんて、いくら何でもおかしいでしょう。
どのキャラでプレイしても変わり映えしないイベントを何度も見るというのは、ただただ面白みに
欠けます。そしてこの点はシリーズ通して何一つ変わってないので減点。
エンパも三国含めこれだけシリーズ化されてきているんですから、もうそろそろこういった細かい所も
進化させていかないと、どの作品も結局大して印象に残らない物になってしまうかと。
折角他エンパよりも格段に面白いのだから、もう少しこうしたイベントを大事に扱ってほしいですね。
上記の問題点に合わさりますが、全てに対して使いまわしが多すぎ。誰を使おうが同じ台詞って単純に
おかしいし、明らかに手抜きです。
■難易度を上げても、相変わらず体力底上げ+スーパーアーマーという単調な作り。
もうどのくらいこのパターンを続けるつもりなのか・・・。
単に敵が強くなった=難易度が上がったという馬鹿な発想は、もうそろそろ変えてほしい所です。
こんなものが歯ごたえがあるなんて言えません。手抜きなだけです。
COMMENT
久々エンパシリーズで納得がいく出来のをプレイしました。特に三国の方はまったくもって面白くなかったので
こちらも心配してましたが、良い意味できちんと裏切ってくれた作品かなと。
勿論多少問題点もありますが、それをふまえても面白さが優るので、場合によっては止め時が難しくなる事も。
無双シリーズも多く出てはいるけど印象に残るのがあまりない中で本作は比較的残る作品になるかと思います。
ただ、エンパ特有のマンネリ化したイベントはどうにかしてほしい所。ここは散々言われているにも関わらず、
製作側はまったく理解していないというのもどうか。
少しの工夫でかなり変わるだけに、そういう努力は惜しまずやってほしいですね。
何にしてもエンパシリーズの中では一番の良作。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
41pt
GOOD!
・オリジナリティ…毎度お馴染みの無双です、前前作での神速アクション(以後神速)、キャラクター切り替えの便利さはこれまでのシリーズとは一線を画すものです。ただこの作品からでは無いので4P
モードはシナリオ、勢力を選んで一時目標(徳川家断絶など)、達成後全国制覇までやるか選択
武将配置などを全部自分で設定して同じ様にプレイ出来るモード
キャラクターの自作、ダウンロードコンテンツなど
このソフトならではという事は有りません
・グラフィックス…PS4だけあって流石に綺麗。無双で有る所の大量に敵が出てくるのは素晴らしい
・快適さ…雑魚は神速で薙ぎ払えるので爽快感は高い
イベント発生したら走り回らなければ行けなかった部分が、予めCPUに移動させてイベント発生したら切り替えたり、操作してないキャラを相手武将に移動させて今相手してるのを倒したら切り替えたりと無駄な時間がほとんど無くなる
BAD/REQUEST
・オリジナリティ…戦国無双4と同じ様に物凄く良く出来てる。でも今までの無双から飛躍してる部分は無い
・グラフィックス…綺麗ではあるけどPS2の頃から変わらないポリゴンの貼り方、水場が陸地から直ぐ流れてる水になっているので見た目に不自然。PS4で多少でも技術が有る所なら流れが陸地にぶつかっている様に表現している
髪の毛が全く動かない。キャラクター作成の自由度も低い。
・音楽…いい曲も悪い曲も有るんですが、設定した曲を記憶しない。毎回設定してると面倒臭くなってくる
・満足感…どの時代でも、どの勢力でもやる事は一緒。始めて一時間で飽きました。全国制覇までするのは苦痛でしか有りません。キャラクター同士の掛け合いなども有るのですが種類が少な過ぎる。
これからダウンロードコンテンツで時代や特別な設定を売っていくんでしょうか?
COMMENT
・戦国無双4を買っていたらエンパイアーズは買う必要が無いかも知れない。全部自分で設定出来るモードが有るので自分なりのこだわりで配置などが出来る人はもっと楽しめるのかも知れません。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-12-30
既に真・三國無双側ではプレイヤー個人が放浪軍や配下プレイなど身分を変化させながらプレイするのとは対照的に、最初から一つの勢力としてプレイして配下武将の献策を採用していくといった真・三國無双でいう4の頃のような懐かしさを感じました。
ただ、これを一つの城の中に配下を配置して完全視覚化するという試みは(今まではアイコンと献策のみだった)当たりだと思います。
また、5.1chサラウンド対応で城の外の効果音(鳩の鳴き声などが後方から聴こえてくる)に臨場感も感じられました。
今作で特に良い意味で言いたい点が2点・エディット関係と人間関係が織り成すドラマです。
・エディットについて
エディット関連としては、最近の真・三國無双Empiresのように顔から体格、防具などを自由に設定出来て(戦国無双4からの仕様)キャラクターの家紋等のアイコンもオリジナルのものを持ちこめるので個性を出せて楽しいですし、このアイコンは透過pngにも対応してます(真・三國無双7Empiresはjpegしか使えなかった)。
そして、エディット同志の共闘や対立といった仕様も復活し、200人作成できるのでエディットをバンバン戦場に出すこともできます、もちろん極端に言えば1つの戦場に20人のエディット武将が敵味方に分かれてぶつかり合うなんてことも可能、こういう戦国Empiresを待っていたと言わんばかり。
・ドラマについて
先ほども言ったように現在の真・三國無双Empiresとは異なり、最初から1つの勢力としてプレイするのがこのゲームですが、その勢力内で起こる人間ドラマも、大名と配下、配下同士の様々な組み合わせが存在します。
今作の場合、主人公は大名一人ではないということ、その勢力に存在する全ての武将、なので配下同士での人間関係の成立でもドラマシーンがあったりしますし、何組もの夫婦が出来あがったりもします(これで子供が生まれるようになると流石にエディット枠すぐ埋まってしまうことを考えれば出産がないのはやむを得なかったかと)
自分としては特に気に入っているのがどんな武将でも大名になれるということ、既に無双武将も50人以上(エディットだと声が10種類なので加えればさらに10通り・モブを加えればさらにそれ以上)になりそれぞれが持つ個性(セリフに表れているような)が大名という立場になったら配下に対してどんな風に接していくのかも見ものです。
・戦闘について
前述の2点とは違いますが、今作の戦闘では兵站線と個別指示の復活に加えて、相手の兵站線を切ることで囲まれた拠点を連鎖で制圧といった戦略性の向上も良い点として上げられると思います、そして兵站で繋がっていなければ拠点自体が攻略不能といった点も同様です。
これだけ書けば星5つでもおかしくないのですが今作で大きく評価を下げた一因について述べさせてもらいます。
それは、今作の自軍とNPC軍とのバランスにあります。
まず、自軍にいる武将とNPC軍にいる武将の成長に非常に不公平感を感じました。
今作は勲功というのが武将の経験値を意味していて一定の勲功に達するとランクが上がって持てる最大兵力が上がります。
勲功は、戦闘で勝利する、献策が採用される、ドラマシーンで獲得するの3つですが、結果的に勲功を重ねてレベルアップ出来る武将は勢力内でかなり限られてしまいます。
しかし、NPC勢力は全ての所属武将が年功序列でどんどんレベルアップしていき、兵力もプレイヤーを遥かに上回るスピードで上昇していっています。
そのため、NPC勢力との戦闘ではこちらが有利になるなんてことはあまりありません。
また、今作は兵力の差で敵の強さに補正が大きくかかるようになっており、兵力で1万くらい負けているだけでも戦闘に入ったら10秒で敗北したなんてことすらあるほどです。つまり、下手すればゲームの進行自体が詰む可能性すらあります。
また、戦闘に敗北すれば無条件で勲功0のため戦力の低い武将を集めてレベルアップのために戦闘に出したりすれば相手に圧倒的な兵力差で秒殺されて勲功0になってしまうのである意味お払い箱武将になりかねません、しかも献策で修業させて勲功を増やすといったことも出来ませんので尚更です。
また、戦闘自体にも大きな不満があります。
まず、拠点の固まった所に自軍が戦闘で補正を受けて有利・不利がはっきりする支配エリアというものがあるのですが敵の赤い支配エリアはあるのに味方の青い支配エリアがありません。つまり、戦闘力上昇の恩恵は敵だけが受けられるということになります。
また、ゲーム中盤くらいになってくると、敵の拠点に敵の計略とは関係なしに騎馬隊や陰陽師が常設されて倒しても倒しても無限に湧いてくるのがありますがこれが鬱陶しすぎます。
それと、敵武将を攻撃しても何故か敵武将の攻撃が止まりません、なのにこちらは敵の雑魚兵から一突きされるだけで攻撃が止められてしまいます。
NPC勢力にはカーバインの鎧が標準支給でもされているのでしょうか?、そして、今作は真・三國無双シリーズでいう鉄甲手のような敵の攻撃にある程度耐えるような手段がありません。(戦場策の鉄壁というのは一応ありますが)
私としてはこのバランスを修正して欲しいのが本音ですが、このチームは一度出したら聞く耳持たずという姿勢のようなのでアップデートによる修正は断じてあり得ないのでしょうし、そんな意味も含めて星を2つ減らさせていただきました。
難易度普通以上でプレイせずにやさしいのみでプレイしていたら星の数増えていたかもしれませんが。
まあ、聞く耳を持たないというのはエディットの追加音声に関しても発売前のニコニコ生放送でコメントでエディット音声が少ないことに対する不満がいっぱい流れていたのに全部スルーしていることからも感じられますので。
あと、この作品に限らず最近の無双シリーズは音声面の行きすぎたコストカット、何とかならないか?
(例えば、三國はエディット音声の声優があまり知らない人ばかり、戦国はエディット音声も有名声優を使っているが種類が少ない、またSHARE録画したものを見ると音声が無音になっているなど)
GOOD!
【オリジナリティ】
シミュレーションとアクションの融合。シミュレーション要素はオマケ程度でアクションメインだが、アクション部分も兵站線の概念により、進軍ルートの選択や要衝の取り合いによる逆転の要素もあり、戦術面が結構熱い。
【熱中度】
本作では武器のランクアップが戦略面(特定の国に設置されている鍛冶屋の数)とリンクしており、相対的に基本アクション(通常攻撃+チャージ攻撃)の重要性が増している。また、一度クリアして別シナリオでプレイする際は武器Lvの引継ぎがない。また一からランクアップするのが面倒という側面はあるが、限られた手数で地道に位置取りをしたり敵の攻撃の隙を狙ってこちらの攻撃を叩き込むなど、昔の古き良きアクションを思い出す一面もある。
【戦術性】
配下の兵力により体力や攻撃力に大きな補正がかかることや、敵将を倒しても高確率で再出陣してくるので、「大軍で攻め込まれても、単身敵陣に乗り込んで大将ぶった押して終わり」という安直な戦術はとれない。
一方で、兵力差が大きければ何をしても無駄かというと、必ずしもそうではなく、陣形や戦場工作をうまく活用して迎撃に徹すれば逆転も可能な、なかなか絶妙なバランス。
BAD/REQUEST
【戦略性】
アクションメインなので仕方ないが、シミュレーション部分の底が浅い。敵国に隣接する国から時間差なしに援軍を呼べること、3勢力入り混じっての戦闘は行えない(友好国から援軍を呼べるが1部隊だけなので影響力ほぼゼロ)ことなどから、「敵が他国に侵攻した隙を突いて攻め込む」といった常套戦術が使えず、ひたすら国力増強するか破壊工作をして正面から殴り合うしかない。アクション面では陣形や戦場工作の重要性が高く、駆け引き要素もあるので、より戦略面の貧弱さが目立つ。
【グラフィック】
比較すべきではないかもしれないが、モンハンワールドやPSO2に比べて、エディット武将のエディットの自由度が低い。容姿、コスチュームともいくつかのパターンを組み合わせるだけ。コスは時代考証的にもバリエーション的にも中途半端。
COMMENT
Empireシリーズでは最も満足度が高い作品。焼き直しでも良いので、もう少し戦略面を強化した作品を希望したい。
あと、4のガラシャデザインは素晴らしいので、次回ナンバリング作品でメインデザインが変わるとしても、2ndコスとして是非残してほしいところ。