【PS4】信長の野望・創造 レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-02-22 |
価格 | 9240円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:歴史シミュレーション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 45
- (難易度)
- 2.67
- レビュー数
- 6
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt |
47pt
GOOD!
外交、兵站が主に据えられてること。人口が重要要素であること。これらにより地政学的なものが色濃く出ている。
上の理由からか鈴木家が強くなるのは面白い。
BAD/REQUEST
シリーズは、全部やってるが、これだけ武将に愛着がわかなかったのはじめて。真田幸村ならどうにかしてくれるとか、武田を滅ぼしたから本多忠勝を西部戦線に投入しようとかほとんどなし。
基本、人海戦術。統率力90が二人より70が五人のほうが強い。本当っぽいといえばその通りなのだが。
操作性悪い。一括指示しづらい。騎馬とか鉄砲とか装備させるの面倒。
COMMENT
信長シリーズでこのシステムをやる必要があったのかね?という印象。
上のような人口、敵が周囲にいないことが重要なため、さらには強力な武将の価値が低いため島津がすぐ強くなる。同じ理由で南部も強くなる。展開がいつも同じで飽きる。
さらに同じ理由で弱い大名でやるのは、今まで以上に辛い。里見で統一なんかできるんだろうか。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 0pt | 0pt | 2pt |
31pt
GOOD!
サウンド、グラフィックはPS4ならでは。
46型TV使用だが景色の描写には目を見張るものがあった。
かなり細かく作られているので覚える事が多く、やり込み要素が多い。
BAD/REQUEST
とにかく字が小さすぎる。
当方20代、視力は1.5だが1時間程で限界になった。
VITAでのプレイもやってみたが虫眼鏡レベル。
大きさを変えられるなどUIの変更があってもよかったんじゃないだろうか。
開発もこれは普通にプレイできると思って出したのか?
表示領域上がったからといってもこれはちょっとひどすぎるんじゃないの。
PS4の他のゲームは普通にプレイできていることを考えると、これは一体どういうことなのか呆れるレベル。
COMMENT
シリーズ何作かプレイしていたが、こんなに早くやらなくなったのは初めて。
やりたい気持ちはある。
だが字が小さすぎて本当にストレスになる。
TVとの距離は3mないぐらいだが、字の大きさは小指の爪程度。
PS3版もこんな状態だったのか?
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
73pt
GOOD!
すでにPS3でもリリースされていますが、特にこのPS4版は60fpsで、TV画面で見る限りは、本当に美しい日本国マップで全国統一を目指せる。
ゲーム内容面は、内政面が以前よりも簡素化され、初心者の方でもとっつきやすくなっているなど、シリーズを通じての敷居の高さが解消されているように思える。
加えてサクサクと小気味よく動作するレスポンスのおかげで、没入感は半端なく、TV画面でプレイする限りは、時間を忘れてしまうほど。
私はそれほどコアなファンではないが、そんな私にとって今作は、むしろ非常に遊び易く分かり易い、最高の信長の野望となった。
BAD/REQUEST
私がPS4を発売日に購入した一番の理由は、VITAによるリモートプレイに大変な魅力を感じたから。
家庭があるので、据え置き機のゲームをTVでプレイすることが難しく、手軽にどこでも遠隔操作できるリモートプレイはかなり有り難い。WiiUに比べて、遠隔の距離もかなり広いし、いいことづくめである。
本ゲームも、もちろんリモートプレイを中心にプレイしようと踏んでいた訳だが、その夢は粉々に打砕かれてしまった…。リモートプレイに問題ありすぎなんて…。
小さい…
VITAの画面で見るにはあまりにも小さなインターフェース。32型のTVで見ても小さい…。
数字で石高や兵数を判断し、ちくちくと戦略を練って国土勢力を伸ばしてゆく、和風シミュレーションゲームの元祖とも言えるゲームが、この数字の小ささでは目が疲れてかなり大変…。
確かに、前作「天道」VITA版も大きくはなかったけれど、全く問題なくプレイできた。本作もその程度のレベルであると思っていたのだが…。肝心な部分も何もかも、すべて読むのに苦労する。
私は本ゲームに相当の期待があり、YOUTUBE等のプレイ動画をVITAで確認し、これならリモートプレイも問題ないな、と踏んでいたのだが、期待は大きく外れてしまった。
PCなら、モニターの解像度に合わせて表示されるから問題ないのかもしれないが、PS4は(PS3も)固定。これで、まともにVITAの画面でプレイできる筈もない。
PS4のリモートプレイは、PS3のそれとは違って、かなりしっかり、くっきり画面表示されるが、それでもやはり小さい。ぼやけては見えないけど、例えば、チラシで言ったら注意書き、それ以下の文字の大きさレベル。
私がアラフォーとは言え、そろそろ視力もやや低下してきているとは言え、それも関係ないくらい、万人に対してこのUIは「小さい」はず。それでいて、UIの大小等の変更仕様は一切なし。リモートプレイはウリのひとつの筈なのに、この扱いでは、単にVITAに出力できて、画面に映っているだけ。もちろん、キー操作も何も変更できない。ついでに言うと、バグなのか詰めが甘いのか、たまにBGMはブツブツ途切れるし、「リモートプレイにエラーが発生」云々の不具合が出る始末。
果たして、開発者さんは、コレを見て誰もが「これは見易い」と思ったのだろうか?何人かは、私と同じ意見で「これ、良くないな」と思ったのではないだろうか…。
同時に購入したアサシンクリード4は、リモートプレイでもしっかり判読できるUIや文字、加えて、リモートプレイ用の快適なボタン配置への変換を実装するなど親切づくし。ここまでユーザーフレンドリーなら、次回作も必ず購入することだろう。
COMMENT
何度も言うが、コアなファンでもない私にとって、本作は素晴らしいゲームだと思う。
自分の知っていた信長の野望が、飛躍的に進化を遂げたと正直に感動もした。
美しい日本地図や、情緒豊かなBGM、オヤジのゲーム心をくすぐる面が満載。
TVでプレイするだけなら、全く問題がないので、購入をお勧めする。
ただ、リモートプレイに関してだけはいただけない。
それをある程度ウリにしていた広告もいただけない。
プロデューサーが「リモートプレイを是非ためしてください」的なニュアンスで豪語していたのもいただけない。
シミュレーションは細かくて当たり前だろ、とか、嫌ならTVでプレイすれば?的な事を言われるのは心外。宣伝した限りは、しっかりした物を提供しないと、信用に関わるよ光栄さん。
私のような環境で、リモートプレイを期待されている方も多い思うが、そういう方は、本ゲームの購入は気をつけた方が良い。このレビューを参考にしてみてはいかがだろうか。
できるかできないか、は別として、今後のパッチによる対応に期待せざるを得ない。…まあ、無いかな…。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-04-12
評決を自動にしないで毎回やると1プレイだけでも30時間くらいかかるんじゃないかな・・・
武将の居城を変更したりしなくてはならない作業が頻繁にあるし、ほんとに作業ゲーだなと感じます。
まあ面白いんでプレイしてますが。
1,2回プレイすると大体のイベントは見れてしまうので歴史好きでないと厳しいかもしれません。
GOOD!
1・拡大縮小機能とBGMなどの新機能は見事。
地理や地形をよく吟味して、それを道として軍団の行動に制限を加えたのは新機軸。
2・これまで「朝廷」と「京」の重要性を軽視してきた信長の野望。
それを「権威」というものを表に出して「上洛」の重要性をゲーム目的に入れた事は斬新。
「力」だけでなく「政治的名目」をゲームプレイヤーに認識させたのは良い目の付け所。
3・勢力との「外交」に主軸をおいたゲームバランス。
「単純な力が全て」だった信長の野望に、「根回し」「駆け引き」など調略面を重要視した作品。
コミュニケーション能力がいかに重要かを、ゲームで遊びながら体験できる。
4・兵は人であるがゆえに、城に根を張り、他の土地へは遠征していたというリアル志向。
その為、前線にだけ兵を、という今までのゲーム的状況を覆した。
面倒ではあるが、本来の形として兵の運用法を顕した事により、リアリティを追求している。
5・大名家ごとの政策を明確にして、思想ごと統治者としての楽しみ方を増やした。
また、政策によるメリット・デメリット双方を用意することにより、どんなものにも一長一短は有ることをはっきりと認識させるシステム。
6・日本全土を平定だけでなく、首都であった京都を含めて影響力をある程度高めた大名が制するという、歴史に沿ったゲームクリア目的。
BAD/REQUEST
1・コーエーのゲームにしては珍しく、バグが多い。非常に多い。
ゲーム進行に著しい障害になるものも多い。
修正は順次されているが、バージョンアップされると新たにバグが出る始末。
2・内政が簡略化され、今までの信長の野望にあった「スルメのように長く遊べる」ものではない。
内政面でのイベントもない。
内政や技術の開発などはなく、ただ戦うだけのゲームになっている。
リアルさを追求した結果、遊びではなく作業になりがちで、モチベーションが下がるのも早い。
3・たしかに外交は、そこそこリアル志向で面白い。
だが、その分煩雑で、飽きが来るのも早い。ゲームでストレスを感じさせる要因になっている。
また、PCには信用度がいるのに、NPC間には信用度が無いため、敵対している大名同士がすぐに手を結ぶこともよく起こる。
また同盟し、幾度も貸しを作っても、NPCからの要請を重視してPC側を裏切ることも多い。
ゲームバランスを著しく損なう結果になっている。
4・会戦システムが押し相撲でしかない。
戦術というものが、魔法のような扱いで、運用的なものではない。
会戦時と戦略画面の戦闘で、武将の戦法の効果が違う。
また、戦法の効果説明が明確ではない。
5・イベントが戦闘にまつわることしかない。
また、初期状態で武将が少なすぎる。イベントやゲームクリアによる特典で武将が追加されていくが、それでも少ない。
自ら武将追加で対応するしかなく、その作業は煩雑。
6・画面の情報が小さく見づらい。
見づらかったPC版より劣悪になっている。
COMMENT
新しい信長の野望、というコンセプトで作られた今作。
良い部分も多いが、悪い部分も多い。
コーエー作品の代名詞でもあった「完成度の高いゲーム」というものではなく、別の会社のゲームのようにも思える。
PC版、PS4版共にやってみてもその差は顕著だった。
むしろPS4は、PC版から修正されてこれである。
いかにPC版が有料βに近い状態だったかお分かりだろうか?
難易度は、天道や革新に比べると難しい。
従来からのファンで、前作が難易度がぬるいと感じていた人には楽しめる。
今作は大勢の人間が言っているように、一見して面白いものだ。
だが、長くは続かない。
やり込む要素はあっても、モチベーションが保てない。
2〜3度ゲームをクリアすると、飽きてしまう。
今までの信長の野望では、何年経ってもまたやろうというすることがある。
だが、このゲームではその感情が起きない。
まるでやらされている感が強いためだ。
その原因は内政の簡略化と外交の煩雑さ、そして戦争が全てのゲーム性だろう。
急遽追加されたような会戦のシステムも問題。
やるなら戦場画面で挟撃や伏兵、奇襲などが出来なければ意味が無い。
戦術性が無いため、本当に押し相撲としかいえないものになっている。
狙い所は良いのだが、様々な練り込みが不足していて、全てを台無しにしている。
実にもったいない作品だった。