オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt | 2pt |
40pt
GOOD!
ファン待望のペルソナシリーズのナンバリングタイトルが満を持しての登場。冤罪から保護観察処分となる主人公。権力者からの圧力により不当な処遇を受ける仲間(共犯者)たちと絆を育み、悪の権力者を改心させる「怪盗団」の活躍を描くピカレスクロマンRPG。
・HD試験作「キャサリン」を経て、ペルソナ4から大きく進化したビジュアル
ペルソナ4ゴールデン程度の質かと思いきや、キャサリンから若干質を落とす程度に仕上げられています。
大手のゲームと比べると見劣りしますが、国内メーカーでここまで頑張って作りこんでくれているのは好感が持てます。
悪魔のテクスチャがHD化に伴い、全て描きなおされていたのには脱帽。
とはいえ、所詮HD画質(720P)でPS3用に制作されたものなので、寄るとジャギジャギしてます(笑)
・進化した戦闘システム
マンネリ化を打破するために「悪魔との会話」、「銃の復活」等、意欲的に新or旧システムが盛り込まれています。
マンネリ化は防げていませんが、大きな変更を加えるリスクを考えるとこれくらいで良かったのかもしれません。
・モルガナ
モーションが異常に作りこまれていて、彼を見ているだけで顔がニヤけてしまいます。
大谷さんの好演もあり、とても素晴らしいキャラに仕上がっています。
・副島氏の画力向上・タッチの変化
氏のファンとしては満足。ただ、サブデザインをされてる方との絵柄が剥離しすぎてしまっているのが気になりました。
BAD/REQUEST
・ストーリー展開の粗が目立つ
展開が徐々に雑になっていきます。顕著なのは「物語を大きく左右するトリック」周り。プレイヤーをも騙そうという意図があったのでしょうが、説明・描写不足で説得力皆無。
・一部主要キャラクターが空気化
後に合流するメンバーが有能で、無個性な初期メンバーは蚊帳の外。モブみたいなリアクションするだけです。
・カタルシスの無さ
序盤に出てくる公安、偽証した女性被害者・・・胸の悪くなる展開を見せ付けられるにも関わらず・・・(ネタバレのため削除しました)・・・。
・・・(ネタバレのため削除しました)・・・してしまう終盤の黒幕と、自己保身のために暗躍する黒幕の取り巻きは・・・(ネタバレのため削除しました)・・・任せよう・・・え???
・シナリオライターの暴走
P4Dの要所で入る「寒い例え話」が見るに耐えない出来で全て飛ばしていたのですが・・・似たような文章をコープで見せられます。
これ、面白いと思ってやってるのかなぁ・・・
・鴨志田パレス(チュートリアル)の冗長
懇切丁寧に手ほどきしてくれるのはありがたいのですが、詰め込みすぎです。長すぎてここで脱落しそうになりました。
・凡庸で面白みの無いパレス攻略
ただ広いだけで、凝ったギミックや目を惹かれるような演出はありませんでした。
・演出の一環に落ち着いたBGM
展開なんぞお構い無しに自己主張する目黒サウンドが大好物なので、添え物程度に落ち着いた今回のBGMは印象に残りませんでした。
味のある問題児⇒無難で味気ない優等生になってしまったかな。
・ユーザビリティの低さからくる古臭さ
戦闘後のロード等、操作不能になる場面が非常に多い。スキップも相変わらず早送りのみで、オールスキップがない。
洗練されず、演出過多なメニュー画面は何の冗談かと・・・
・大味な戦闘バランスと、それに伴う攻略する意味の薄いメメントス(自動生成ダンジョン)
パレスごとの取得経験値・金額に大きな差があるため、長時間かけてレベルを上げるという行為が無駄である本作。
具体的な数値をあげると、前回攻略したパレスのおよそ2~3倍もの経験値が得られる。
そして、メメントスで出現する敵は攻略完了したパレスのものに限定される。得られるものがほぼ皆無。
COMMENT
総プレイ時間110時間。難度ノーマルでクリア。 20thアニバーサリー版を購入。
マンネリ打破のために色々盛り込んだり、利便性・快適性の向上を図ったり、奇抜な展開を試みているものの、ことごとく失敗or機能していない。
プレイ感覚は良くも悪くも いつものペルソナですので、熱心なシリーズファン以外にはオススメできません。
低いユーザビリティと胸クソ展開への耐性が無い方は回避推奨。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt | 2pt | 1pt |
40pt
GOOD!
ペルソナシリーズは全てやってます
【戦闘システム】
コマンド式JRPGの中では独自の進化を続け戦略性もあり飽きづらい
良い出来映えだと思います。ただシステムの都合上ボス戦でクリティカルの発生を排除したのは残念でした。
【演出】
戦闘やストーリー上の見せ場での演出は素晴らしいです。後述しますがシナリオはやや難があるのですが演出が良いため最後までだれずにやりきれます。
【音楽】
個人的にはゲームの雰囲気と合っていて良かったです。予告状を出した後の曲はかなりテンションあげてくれます。
【コープシステム】
最初は「もういいよワンパターンだし」と思ってましたがもはや様式美として定着しており、目新しさはないものの楽しめました。途中影響されてゲーム休めて思わずリアルで渋谷や井の頭公園に遊び行ったりもするほどでした。
BAD/REQUEST
【シナリオ】
今作は歴代と比してもシナリオには難が多いです。
2つめのパレスが終わるまでは秀逸なストーリーで唸らられましたが、その後とつぜんに陳腐化する印象です。
シナリオがチープになりだすと同時に「正義とは何か」「法と大義の対比」「改心という行為の是非」等のテーマが投げ捨てられてしまいます。
終盤にいくにつれとにかく「味方は天才で正義、敵は愚かで絶対悪」の図式となり序盤の素晴らしいシナリオ、お洒落さ、深み、感動は遠ざかり安い物語に変化する印象です。
【キャラクター】
シナリオ同様、2つめのパレスが終わったあたりから初期メンバーの性格が陳腐に変わってしまったのが残念です。序盤、自己顕示欲の大人を嫌っていた竜司が突然に自己顕示欲の塊みたいになって驚きました。
活躍するキャラもかなり偏っており、主人公以上に話の中核を成し続けるキャラと空気すぎていらなかったんじゃないかという程のキャラまで極端なバランスすぎます。
【やり込み要素】
レベル70以降のペルソナを使う機会はありません。強いペルソナを作っても活躍の場がないのは残念でした。
COMMENT
ゲームシステムはとても良く、近年のJRPGの中では間違いなく名作なのですが、ペルソナシリーズとして見た場合、中盤からのシナリオが幼稚で陳腐すぎる印象で残念でした。
問題提起だけしておいて投げ捨てて勧善懲悪で終わらしてしまうとは意外でした。シリーズファンとしては少しガッカリです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt |
38pt
GOOD!
ストーリーは○。
コープ(旧コミュ)関連は過去作に比べて非常に便利になってますね。今作最大の評価ポイント。
音楽関連もいつも通り素晴らしい。
BAD/REQUEST
全体的に漂うオサレ感。かっこよく見せようとしすぎて逆にしらけるみたいな…。
赤を基調とした演出の数々も目によろしくない。
パレスでの自動生成ダンジョンの廃止。
色々賛否両論分かれるところだと思うが、個人的には一番痛いところ。
シャッフルタイムの廃止・悪魔会話の導入。
悪魔会話システムに問題あり。ダウン状態にさせないと会話できないのだが、弱点持ちとそうでない敵との交渉しやすさが余りにも違う。
一応クリティカルやダウンショットで対応できるとはいえ、この差はどうにかならなかったものか…。
これなら前作までのシャッフルタイムそのままのほうが楽しめたかな。
戦闘終了後に入る小演出
重要戦闘後のみに入るとかなら楽しめたかもしれないが、毎戦闘入ってこられると非常にウザイ。
リザルト画面で結果をパッと出して通常画面に戻ってくれるほうが何倍もマシ。
COMMENT
シリーズは2罪・罰 P3 P3F P3P P4 P4Gとプレイ。
今作は演出過多になりすぎて快適さをないがしろにしてしまった印象。
正直ペルソナシリーズの中で群を抜いてガッカリな出来。
期待してたのですが…残念です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
シリーズは未プレイです。RPGというジャンルでは色々な作品をやってきましたが、このシリーズは未プレイでした。PVのかっこよさで惚れたので初プレイです。
ですので、過去作品との比較でレビューはしません。
演出…主人公達は怪盗ですので、演出がとてもスタイリッシュでかっこいいです。また、BGMもその雰囲気にとてもあっていたと思います。
戦闘システム…「ペルソナ」というジョジョで言うスタンドの様なものを使役出来ることが、一般的に言う魔法攻撃や特殊物理攻撃を行うオーソドックスなコマンドRPGに独自のスパイスを加えて個性的なものに仕上げているといえるでしょう。主人公だけ複数のペルソナを使役することが出来(所持数制限あり)、どのような属性のペルソナを所持すれば攻略が捗るかを考えるのも楽しみのひとつでしょう。
BAD/REQUEST
イマイチだった点、いっぱいあります…
~ダンジョン攻略~
カバーアクション…怪盗ですのでコソコソ動きます。物陰に潜んで敵をやり過ごしたり、奇襲を仕掛けたりするためにカバーアクションがあります。しかし、そもそもダンジョンが一本道で狭くて物陰がなかったり、無駄に広くてカバーの必要性がなかったり、カバーの操作がやりにくかったりと、一部を除き使えないシステムであったなと思います。
ダンジョンの長さ…無駄に広すぎます。無駄に広いマップ(逆に極端に細かったり狭いマップも多い)を多数の無駄に多いお使いでたらい回しにされます。攻略しているというよりは、開発者に攻略させられている、という気持ちになってしまう感じです。「またかよ…」みたいな感覚によく陥ります。
エンカウント…シンボルエンカウント方式で、敵がこちらを認識すると追いかけてきます。ここまではいいと思いますが、この見つかった場合、せっかくのカバーアクションが使用出来ません。また相当距離を離しても追いかけて来ますので、実質狭くて遮蔽物がなくカバー出来ないところは強制エンカウントみたいな感じになってしまっています。(お助けアイテムを使うか、根気よく隙間を抜けていくくらいのリアル時間的余裕があれば別ですが。)
通常戦闘…基本的に弱点属性をついてダウンを奪っていかないと、通常戦闘でさえ戦力差がなければゴリ押しは難しい戦闘で、歯ごたえはあったと思います。しかしながら、なれてくるととにかく「ただ面倒くさい要素の増えた作業」になってしまったと感じる点がよくなかったと思います。上記ダンジョン攻略の不満点と合わせて、とにかく敵をガン無視してさっさと王手の状態に持っていく為のただのお邪魔要素になってしまったと思います。
ボス戦…攻略の幅が全くありません。ザコ敵とは違い、弱点属性はなくクリティカル率も極端に低いため、開発者の用意したレールに沿って進めていくだけのイベント戦のようなものです。だらだらと面白くもない長いダンジョンを攻略させといて、最後につまらないボス戦が待っている。基本はこの形を繰り返す感じです。
~日常~
カレンダー方式…高校生の日常の傍らで怪盗業(ダンジョン攻略)を行います。日めくりカレンダーを一枚ずつめくるように毎日をプレイしていくのですが、とにかく「やること・出来ることが少なく・幅がなく」、「やれることをやりたいと思っても、イベントなどゲーム側に規制される」おまけに「学生ならではの学校行事も印象に残らない内容」といった感じです。ダンジョン攻略が時限式なせいも相まって、東京のラッシュ時の満員電車のように、とにかく窮屈に感じました()。このカレンダー方式は本当に必要なんでしょうか?
~ストーリー~
どの年齢層をターゲットに創作したのでしょうか。酷すぎます。とは言っても、序盤の出来はとても良かったと思います。しかし中盤以降、子供のダダっこを見てるだけです。ペルソナはキャラゲーだから、というならこんな内容でも問題ないんでしょうが。開発側はこのストーリーで中高生の心を盗むつもりだったんでしょうか?このお話では普通の大人の心は盗めませんよ?
~ペルソナ~
ペルソナの使役数…主人公のみが複数使役出来るので、他の仲間の使える・使えないの格差が酷すぎます。あまりにも格差があると思えるので、キャラの思い入れにも相当影響を与えてしまっているのでは無いでしょうか。仲間は複数使役出来ない代わりの何かを用意すれば、戦闘の窮屈さは劇的に改善できたのでは無いでしょうか。
会話交渉…意味の分からない開発者の提言に付き合わされるこのシステムはいらないと思いました。しばしばサイコパスの会話に付き合わされているような感覚に陥ります。こんな下らない会話やらされるよりも、ポケモンみたいにボール投げて、ゲットできるか出来ないかの方がよっぽどハラハラドキドキして面白いですよ。
~キャラ~
設定…キャラの言動や思考が年齢に合わないのは創作の世界では普通ですが、このゲームの「天才生徒会長」と「引きこもりハッカー」はぶっ壊れってレベルじゃねぇぞおいって感じでぶっ壊れてます。この二人が仲間になる辺りで他のキャラが蚊帳の外みたいな印象を受けてしまいました。上記2人は私はきらいにはなりませんでしたが、いなかった、もしくはもうちょっと控えめにしたほうがまだ高校生の感じがして良かったのではと思います。
COMMENT
発売日に購入して、シリーズを初めてプレイして、「ふーんこんな感じかー、次作があれば、評判見てから買うかな」ってのが率直な感想です。
メインのみクリアまで100時間かかりましたが、正直時間かかりすぎかなと思います。100時間のうち、「プレイさせられている」と思う部分は30時間以上あったのではと思います。
単純にボリュームがあるのはプレイヤーにとって嬉しいことであるとは思いますが、このゲームに関しては無駄にリアル時間を消費してボリュームがあるようにみせているだけな気がしてならないです。
また、規制が強すぎてプレイに幅がないので、そのプレイ時間、ずっと開発の用意したレールを進んでいくだけのように感じます。
率直に、社会人には消費時間・ストーリなどいろんな面でツラいゲームだったかなと思います。