【PS4】バットマン:アーカム・ナイト レビュー
発売元 | ワーナー エンターテイメント ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-07-16 |
価格 | 8208円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 【バットマン:アーカム・ナイト スペシャル・エディション】 ■ 発売日:2016/03/10 ■ 価格:4,298円 |

- 総合ポイント
- 71
- (難易度)
- 2.91
- レビュー数
- 11
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt |
65pt
GOOD!
アーカム・アサイラムおよびシティプレー済み。ビギンズは未プレー。
アサイラムはクリア、シティはギブアップ。
本作ナイトは初めから+の難易度まるで悪夢まで200%クリア済み。拡張現実チャレンジはほぼ未プレー。
■なりきりプレー
初めはとっつきが悪いですが、操作に馴れた後の「俺がバットマンだ!」感がハンパないです。
見るからに凶悪そうな悪者の群れに突っ込んで蹴散らすもよし、誰一人姿を見られることなく闇に葬るもよし、プレーヤーそれぞれが思うバットマンの美学を存分に再現できます。
■演出
知ってしまうと吐き気を催すもの、夜中に思わずうわっと声を上げてしまうものなど、散りばめられた演出の数々がバットマン世界への没入感を高めてくれます。
特にJoker周りは出色で、バットマンの悲哀や覚悟が画面を通して伝わってくるようでした。
■キャラグラフィック
ニヤニヤしながらモデリングする制作者の顔が透けて見えるぐらい格好良い出来です。
各種ヴィランは言うに及ばずザコ一体までぬかりなく、勿論主人公のバットマンはただ立っているだけで絵になります。
■難易度
自分はアクションが得意というわけではないので、一周クリアする間に恐らく100回以上死にました。
それでも諦めなかったのは、死に方に理不尽さをあまり感じなかったからだと思います。
次やったらクリアできるかもと思わずリトライしてしまうあたり、アクションとして理想的な難易度だったのかなと。
■飛行
アーカムシティから感じていましたが、やはり夜の町を飛び回るのは楽しいです。
この独特のグライド感はバットマンならではですね。
また今作は飛び上がれる高度も非常に高く、上空から飛行ドローンに強襲をかけて爆散させるとか格好良すぎてしびれました。
BAD/REQUEST
■リドル
アーカムシティを途中で投げたのはこれが原因でした。
何で正義の味方のバットマンが一晩という緊迫したタイムリミットの中、なぞなぞを200個も解かねばならないのかと。
GOODで難易度が絶妙と書きましたがこれだけは別物で、大嫌いな要素です。
真エンドの条件でもあるので泣く泣くネットの攻略法も見ました。
■バットモービルに要求されるスキル
ドライブゲームやシューティングゲームをほとんど遊んだことが無い人は、最悪ここで投げ出すかも。
特にシューティングの戦車戦は移動できるエリアが狭すぎで、いやが応にも弾除けスキルが求められるので大変です。
ドライブスキルで詰まった人は、そこだけでいいから一度視点を主観にしてみてください。難易度がぐっと下がります。
戦車戦で詰まっている人は、とにかくモービルの性能を上げ、ドッジスラスターを活用してください。また警察署など一部マップでは、うまく遮蔽物を使うことで誘導弾をほぼ無効化できます。
■街の広さが生かせていない
街はとても作りこんであるものの、飛行していて気持ち良い点を除くとそこにあまり意味を感じませんでした。
せいぜいリドルの隠し場所に活用されているぐらいで、勿体ないなあと。
リドルなんていらないので、町から逃げ遅れた人や、色々な事情で出られない人たちをマップに散りばめて、それを救う正義のバットマンらしいミッションを設けてくれたらどれだけ嬉しかったか。
■ずっと夜
街は大きく3つのエリアに分かれていますが、ずっと夜&雨なのでどこに行っても印象の違いは感じませんでした。
終盤に向けて夜が明けていく=ダークナイトの時間が終わるぐらいの演出があっても良かったと思います。
とある終盤のイベントで一時的に街が様変わりした時だけはときめきました。
■ローカライズ
酷いというほどではありません。Jokerの台詞回しなんかは良かったと思います。
本作の前にウィッチャー3を遊んでいたので、細かいところが目についただけです。
「拡張現実チャレンジ」とか難易度「まるで悪夢」とか、日本語として違和感を覚えるところがちらほら。
字幕に関してはどうやら台本をそのままテキストに起こしているようで、苦笑。
セリフの前にいちいち人物名の記載は不要です。あとアイヴィー:[うめき]とかセリフがアドリブのシーンは書き起こさなくて良いです。
COMMENT
アーカムシティをリドルが原因で投げてからビギンズは見送っていましたが、本作はPS4で遊ぶゲームを探していたので買ってみました。
結果、大満足です。
序盤は画面は暗いはバットモービルの操作がおぼつかないはでちょっとやったら疲れて電源を落としていましたが、エースケミカルクリア辺りから馴染んできて止め時を失いました。
山田孝之のCMに偽りなしですね。
恐らく制作者の原作愛からバットマンシリーズをこれで終えるとは思えないので、次回作ではぜひリドラーのリストラと正義の味方っぽいミッションの増量をお願いします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt |
84pt
GOOD!
バットマンになって戦いたい!これまでのシリーズも映画のバットマンも大好きだ!そんな方にはプレイ推奨のゲームでした。
まずグラフィックが綺麗であると同時に処理落ちやバグがほとんど見当たらずロードもコンティニュー時くらい。そのため没入感は最高でした!PVなどを見てこれをやりたい!と思ったことが偽りなく出来るのは楽しかったです。音楽やデザインがノーラン版バットマンらしさもあり好きな方にはたまらない。もちろんコミックにもリスペクト。
ついに来たかバットモービル!ただしこれは悪いポイントにもなったのでBAD欄も参照してください。戦車にもなり呼び出し・離脱が軽快で流れるような移動、アクション!かっこいいプレイが出来ると思わずSHAREボタンをおしたくなります。
戦闘でロビンやキャットウーマンといったサブキャラクターと共闘、瞬時にプレイキャラクターをチェンジして戦うのは爽快でした。動きのぎこちなさも少ないので多彩でスマートなコンバットアクションが展開できます。
BAD/REQUEST
今作の目玉の1つであるバットモービル。良い点と悪い点が顕著で複雑。まず出番が多い多すぎる。バットマン自身とモービルの操作時間が50:50に思えるほどです。これまでガジェットをフル活用してたリドラー(謎解き)にも何かとからむ。ストーリーにも必須である程度アップグレードしてないと軽く詰みます。しかし強化は基本性能の向上だけで面白みはない。敵の戦車攻撃以外怖いものし。何ゲー?
ミッションの選択が少し不親切です。好きなタイミングで好きなミッションを…のように見えてそうでもない。本編を進めて情報を得るか自分で現場にかなり接近して発見しないとミッションを選んでてもガイドはでません。にも関わらず画面から選ぶと「さぁ始めようか」みたいなモノローグをいちいち挟むのでややこしい。つまり進める順序が大体決められているということです。
たまーに吹き替えと字幕が違う、キャラクターの表情や年齢感とずいぶん違うセリフや声が…これは日本版の問題ですので備考程度に。
COMMENT
ネタバレになりそうなので書きませんが演出も面白いものがありました。夜のゴッサムシティを駆け抜ける爽快感、相変わらずの鬼のような数と難易度のリドラー、シビアで腕前を問われるアクション、諸刃の剣ではありましたが魅力的なバットモービルやガジェット、そして完結。
シリーズの正当進化で締めくくりとして相応しいと思います。ゲームとしてのクオリティ、バットマンという作品の表現どちらも満足できるものでしたので満足度5点。完璧ではありませんでしたが素直に楽しめたのでオススメです。あとはプレイ動画やその他のレビューをご参考ください。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
・グラフィック
PS4作品の中でも上位に入る仕上がりです
ふと立ち止まって主観視点で色々眺めては見とれてしまいます
・BGM
プレイの邪魔にならず、それでいて盛り上げる場面ではしっかり盛り上げるいい仕事をしています
このゲーム通常移動中は基本的にBGMがありませんが、常にザコ敵の会話を傍受していて頻繁に会話が発生します
それに主要ボスが自慢話を街の放送を使ってやたらツイートするので
まったく寂しくありません
・アクション
シリーズが続いているだけあり自分のプレイが下手でもカッコイイ動きに見えてしまうのは流石の作り
しかしやれる事が多い分、避けては通れない弊害も出てしまっています(BAD・操作性へ)
・キャラクター
個性的なキャラクターも多くその分歴史も深い作品なので
キャラクター同士の関係や物語も描かれます
データーベースで状況確認可能なのも嬉しい作りです
・演出
様々なゲームをやってきましたがこのゲームの演出は群を抜いたセンスを感じました
映画では絶対に出来ない、コミックでも無理、小説でも不可能
ゲームだから出来る演出と体験
久しぶりに「恐ろしい作品」に出会ってしまいました
これは言葉では説明できないので是非プレイしていただきたい
BAD/REQUEST
・バットモービル
登場シーンの興奮は今でも忘れません
しかしバットマン自身の移動性能が高すぎて正直いらない子一歩手前に・・・
更に敵の護送車とのチェイスでは目を疑いました・・・
ハイエースみたいな敵の車にバットモービルが中々追いつけない!!
相手の車の恐ろしい小回りと砲弾を撃ち込んでくる間隔の狭さ
モービルより性能良いじゃないか!!
思わずあのハイエース欲しいって思っちゃいました
ストーリーでのモービル使用中、一度でも性能に疑問を抱いてしまうと
ここまでして乗る必要あるのかとか、モービルの為にこの敵出て来たんじゃないかとか
空を飛び回ってるバットウイング一機あったら事足りるじゃないかとか
天邪鬼な考えが芽生えてしまいました
・操作性
主にボタン操作についてですがこのゲーム、
全ボタンを惜しみなく使用します
長押し、同時押し、スティック長押しまで搭載
ボタンの押し間違えで
彼方までワイヤーで飛んでいくバットマンや車の無駄な呼び出し
最適化出来なかったんでしょうか?
指が操作を覚えたのはゲーム終盤・・・う~ん
・リドラー関係
リドラートロフィーという街のいたる所に点在している収集物
これの獲得がとにかく骨が折れます
獲得方法の中にはちょっとしたミニゲームをこなす必要があります
上記にも示した通り複雑な操作方法に加え正確な入力が要求されるものが多数
おまけに制限時間付きの物まであり、当然のようにイライラしてきます
そこはあくまで収集物なので集めないという選択肢も当然あって然りなのですが
ゲーム全体の出来がすごく良いので、出来ることなら集めたいという
謎のジレンマが芽生えてきます
・システム面
各場面導入部においてのガイドラインがやや不親切な点もあり
まずはやってみて覚えて下さいと言った流れが多く
よく理解出来ないまま次のシーンに行ったり
新しいアクションもサラっと増えていたり
こちらから定期的にシステム確認しないと色々と損した気持ちになります
またガジェットと呼ばれるアイテムを場面毎に使い分けるのですが
説明に出ない使い方も存在します
とにかく情報量が膨大なゲームなので、自分で情報の取捨選択が重要となります
COMMENT
・総評
色々と記載しましたがゲーム全体を通して見ても凄まじいクオリティ
また「資料ゲー」「キャラゲー」としても間違いなく最高峰
バットマンファンは必携の一本です
ここまでブレない作品は中々無いんじゃないでしょうか
このゲームは自分にとって感慨深い一本となりました
日本人ゲーマーとして憧憬の念もあり
同時に和ゲーでこのクオリティが中々遊べない悔しさの様な
表現媒体としてゲームはまだまだ奥が深いんだなあと痛感させられました
洋ゲーだからと選択肢から切り捨てる時代はもう既に終わってます
バットマンアーカムシリーズの最後の作品です
あえて言います
正直このゲームはバットマン初心者にはお勧めできません
しかしそれでも
バットマンが好きな人、映画を見て気になってる人
是非アーカムシリーズの1作目「アーカムアサイラム」からやってみて下さい
そして最期にこの作品に触れた時、この物語の真価が訪れます
この作品にそれだけの価値があります
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-04-30
GOOD!
ストーリー&ボリューム
完結シリーズなだけあってボリュームがあり登場人物達も魅力的で、特に主要敵キャラのスケアクロウとアーカムナイトは完結作に相応しい存在感で良かった。結末も後残りなく、バットマンらしい終わり方で良かった。
前作では殆ど活躍(見せ場)なかったナイトウィングとロビンが結構活躍してしっかりバットマンの相棒として活躍するのは嬉しかった。
ボリュームも凄くて、メインストーリーだけでも結構なボリュームだが、サイドストーリーやdlcストーリーなどもやればかなりのボリュームで満足出来る内容だった。登場人物達も一部を除いてほぼ全主演でまさにアーカムシリーズ集大成と言える。
有料になってしまうがバットマンやその他のキャラクターのコスチュームチェンジや車両変更出来るのも嬉しく、マイケルキートン版バットマン好きとして1989版バットマンスキンとモービルは涙物だった。
チャレンジモードも複数のキャラクターが使えて色々な課題ミッションがあって、バットモービルのチャレンジもあり豊富。
バットモービルに乗れる
待望のバットモービルに乗れて、あの音で街中を疾走するのは気持ちいいし、戦車モードも強くて魅力的でよい。
アクション&ガジェット豊富
アクションがさらに進化して、その分操作性が複雑になったが、こなせるようになればよりバットマンらしくよりかっこよく戦えるようになった。
BAD/REQUEST
不便なシステム面&操作性
ハードなアクションゲームなのにバットマンの動きがもっさりしていて使いずらい(移動が古いラジコン操作気味)。足ももっと速くしてほしかった。
アクションボタン(スイッチを押すやサイレントテイクダウンなど)の範囲がやたら狭く、ボタンを押してるのに間違って手すりに乗っかったり空振り攻撃したり前転したりイライラする。特にサイレントテイクダウンはプレデター戦で重要だが、△マークが表示してるのに空振りしたり、かといって近ずきすぎて見つかり、それによって銃撃を浴びて死ぬのが非常に腹が立つ。
グラップリングは面白いが中々思った場所に行かせてくれなくてこれまたプレデター戦などでストレスを感じる。
全体的に色々アクションが増えたのは良かったが、まとまりが悪いうえいまいち操作性が良くなくストレスを感じる事が多い。
テンポが悪い
一応イベントはカット出来るのだが、何故かカット出来ないイベントシーンも多く(特にジョーカー関連)二週目以降のテンポが非常に悪い。無線画面も会話飛ばしではなくオールスキップ出来るようにして欲しかった。
ボス戦らしいボス戦がない
基本的に戦車大量がボス変わりになっており、物語終盤の重要人物のボス戦もストレスだけ溜まるただ理不尽なプレデター戦という手抜きっぷり。アーカムビギンズのデスストローク戦やベイン戦を見習って欲しかった。戦車も大量の戦車に囲まれて理不尽に四方から攻撃されまくって楽しいとは言えない。特に物語中盤以降出てくるコブラ戦車(戦車のプレデター戦のようなもの)は見つかって一発攻撃を食らえば即死級のダメージでストレスしかない。
バットウィングが乗れない
せっかくバットモービルに乗れるのだから移動範囲も広いんだしバットウィングも操作出来るようにして欲しかった。
COMMENT
集大成だけあってそれに相応しい作品だった。バットマン好きは間違いなく楽しめる。ただ操作が少し複雑で覚えるまでが結構大変でストレスを感じる部分もあった。でもバットマンゲームの中では一番出来いいと思うし、大量の敵をコンボを途切らさずにバシバシなぎ倒していくのは爽快感があり楽しくて良かった。
ボリュームもあり満足の出来る内容だったと思う。