【PS3】TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-06-07 |
価格 | 4980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルアクション ■ プレイ人数:1〜2人 ■ ダウンロード版:3,900円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 2pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 5pt |
72pt
GOOD!
●生きるということを前面に押し出した
抗議も恐れずこの作品を出した事は本当にすごいと思います。
●ストーリー(オリジナリティ5点の理由含む)
人間のいなくなってしまった東京で、いるはずのない動物達が生きるために弱肉強食の世界を走り抜ける!
という構想、発想はなかなか面白いですし、それをうまくまとめて理論的に作られていると思います。
最後までクリアすればどうして人間は消えたのか、なぜ動物が闊歩しているのか、誰が何のために・・・・といったような疑問が、アーカイブ形式とストーリーモードによって解き明かされていく様子は、次が気になってしまって止め時が分かりませんでした。
謎が解けたあと若干説明のつかないようなものもありますが、そこすら気にならないほど王道ではありますが楽しいストーリーでした。
●多種多様な動物
小型犬から大型犬、小型肉食獣や大型肉食獣、はては小型から大型の草食獣が、渋谷という街の中で生存競争を繰り広げていますが、その数はすごく多い!
DLCなどもありますが、それでも収録数は圧巻です。
お足は遅いけど攻撃力、防御力に優れる草食獣のカバ、足が速く集団で襲ってくるハイエナなど様々な動物達が登場しています。
今後のDLCでもっと色々な種類が増えてくれることを期待したいです。
●サバイバルモード
まずこのゲームはずば抜けてステータスの高い動物がいて無双できるわけではありません。
群れで狩をし、時には仲間を見捨てて逃げ、エサが泣ければ泥水をすすり、猛毒のスモッグにおびえて地下に逃げ込む。
そんなリアルで、とても考えさせられるゲームです。
ストーリーモードとのつながりもあり、とある場所ではストーリーモード最終話の主人公を見つけることが出来たりします。
音楽が飛びぬけてすばらしい、というわけでも、グラフィックがめちゃくちゃ綺麗!と言うわけでもありません。
ただこのサバイバルモードでどうやって生き抜いていくか、ココが一番の肝です。
近年のぬるゲーにはない運やシビアさが随所に組み込まれており、とにかく体験してもらうことがもっともよく分かってもらえる方法だと思います。
●細かいところが作られている
動物が走るときに斜面などを走ると体の向きが斜めになったり、車に飛び乗ると車体が沈み込んだりと、変なところが細かいです。
BAD/REQUEST
●スモッグの発生頻度
スモッグとは汚染された空気のことであり、突発的に発生し長時間その空気に触れているとポイズン状態になり体力が減少したり、エサや水が汚染されてしまうのですが、このスモッグの発生率が恐ろしく高く、しかも長時間であるために地下にもぐれない大型獣などにはとても致命的です。
サバイバルの年数がたつにつれ大型の強力な肉食獣が闊歩する中、足の遅い大型の草食獣などが逃げながら縄張りを確保するのはとても難しく、かなりの運を要求されます。
少し下げるか、汚染を最小限にしてもらえればもっともっとプレイしやすくなるはずです。
これを下げたからといってサバイバルモードが簡単、などということはまずありません。
●動物の使いまわし感
多種多様な動物がいますが、その全てが全て完全に独立したオリジナルということはありません。
どの動物も外見や多少のステータスが違うだけで、基本同じです。
●動物の開放条件
動物の開放は、特定の動物でチャレンジ(ミッションのようなもの)が発生し、条件を満たすとアンロックすることができるようになります。
が、サバイバル中に敵を倒す、などならまだしも、サバイバル中に開放し、またその開放した動物でサバイバルをはじめまた開放し・・・・とエンドレス状態。
この部分は本当に不毛で、ただただ開放するためだけの作業をするのは本当につらかったです。
●特定の強力な動物
サバイバルの年数が高くなるにつれ強力な動物達が出現するようになりますが、その中でも100年以降に突如現れる『とある動物』が、ゲームバランスを崩壊させるほど強力です。
最終的に地下に篭る事を余儀なくされ、サバイバル?と思ってしまいます。
肉食では他の獲物を狩り尽くされ、草食では水以外口にすることも出来ない・・・といった状況も珍しくありません。
●バグ
ひよこが寝ると鶏になるのですが、なぜかバグって犬のビーグルになったりします。
自分より弱い動物が逃げ出すという効果のついたアイテムを装備するとどんな超大型獣でもたちまち逃げ出す『まわし』とか。
●サバイバルの終わるたびに強制でランキングに行く
サバイバルが終了すると、採点になり、ポイントが表示されます。
が、このあと強制でランキング画面へ飛ばされるので一々面倒くさいです。
COMMENT
●全動物アンロック済み(DLC以外)
本当に人を選ぶゲームです。
自分は面白く時間があればプレイしていますが、友人は購入から半日で売却しました。
とにかく難易度が高い!
条件次第で変わってはきますが、それでもこの手のゲームが苦手な人はサバイバルで30年生きるのも難しいでしょう。
大体平均60年ほどのようですが、そこまで行くのにも何度も何度も仲間を見捨てて逃げ出したり、獲物を横取りされて泥水をすすったり・・・とそういう状況も珍しくありません。
細かいところを直すだけで、もっともっと楽しめる要素を持っているすばらしいゲームです。
価格も安く、特定の場所で買えば3980円で購入できます。
自分は、この値段ならクソゲーでも諦められる、と購入しましたが、ハマってしまいました。
最後にもう一度書きますが、本当に人を選ぶゲームです。
面白い神ゲー!!といっている人もいれば、本気でクソゲー!!と言う人もいます。
このゲームはグラフィックやサウンドを楽しむゲームじゃありません。
強いものに踏みにじられても、生きていくことを諦めない人にはとてもオススメのゲームです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
73pt
GOOD!
・コンセプトが「動物を用いたサバイバル」と斬新
・グラフィッは結構な水準
・リプレイ性を損なわないランダムな展開で思わずやりこんでしまう
・意外に動物が多く、またそのモーションも精密とは言えないがつぼを押さえている
・協力プレイが盛り上がる 特にゲームに不慣れな方とやると良い
・装備品があるなど収集も楽しい
・ランキングが意外と面白い
・弱い動物であっても工夫をすれば生き残りやすく、完全にパラメーターが上の動物が有利と言うことが無い
BAD/REQUEST
・音楽が単調すぎる
・MAPが1種類しかなく視覚的な飽きが割りとすぐ来てしまう
・水で腹が膨れる
・動物の差別化が不完全であり、ただの上位互換が存在しているのが残念
・グラは良いが目に負担がかかりやすい
・2人でやると見にくかったり混乱することが多い
・全体的に暗いので何の動物かわからず近づくとやられる事が多い
・マップは一本道に近く往来が非常に面倒
・動物のアンロックが条件を満たす+開放のためにポイントをためなければいけない
・動物の種類が多い上に上記の仕様のために全種類開放に非常に手間がかかる
・正直ジャングルじゃない
COMMENT
アクションかと思ったらアクションパズルに近くどういう行動をどうとるかを常に選択するゲームであり、非常に良く出来たミニゲームと考えるとイメージが掴み易いです
プレイを短くするためか時間が進むと全体的に毒ガスのエリアが増えて中毒死パターンが多いのが残念ですが、対処の仕方もあるので運次第ではがっつりと生き残れます
がっつりやると非常に疲れてしまう上に飽きてしまうのですが、がっつりやらないと要素が開放できず、そこら辺の調整が開発者にとってジレンマなのでしょうが失敗した感じがします
コンセプトの秀逸さに対してゲームの貧相さが目立ちはしますが、貧相であっても丁寧に作られており、ATARIやFCなど初期の家庭用ゲームに通じる面白さを個人的に感じました
また、現行バージョンからしかしたことが無いのですが、バグらしいバグに遭遇することはありませんでした。唯一、死体が滑っていくバグなら3度ぐらい見ましたが笑えます
2200円と非常に安いのでPS3にインストールしてちょくちょくやるとすごい楽しいのではないでしょうか
是非とも2を開発してもらいたい
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 3pt | 3pt |
41pt
GOOD!
・動物の個性
肉食・草食の違いがあり、それぞれ捕食できるものが違くまたパラメーター・モーションにも差がある。
この差がサバイバル感をさらにましてくれてて良い
・ストーリー
物語の根幹にある「なぜ人間たちはいなくなってしまったのか!?」を徐々にたどっていきます。
アーカイブなどの資料では人間目線から物語をたどっていけて良かったです。
・コスチューム
結構いろいろなコスチュームがあり、動物を着せ替えしていくのがかなり楽しかったです
・マルチ
サバイバルモードでは、協力プレイが可能です
オフ専用ですが友達と一緒にできるのは良いポイントだと思います
BAD/REQUEST
・アンロック
ストーリー・コスチューム・プレイキャラはサバイバルモードで特定の条件を満たさないと解放されません
そのためサバイバルモードのチャレンジをクリアしていくのですが、これがかなりめんどう
指示されたものをこなしていくだけなので作業感が強く、またプレイ自体も単調なので飽きやすい原因だと思います
・サウンド
ほぼ同じBGMなので単調に感じました
・マップ
マップが狭い、ポーズ画面のマップがわかりづらい ズーム・全体しかなくスクロールできない
COMMENT
人を選ぶゲームだと思います。
私は、6時間プレイして飽きてしまいました。
作業感や単調さに耐え、自分なりの楽しみ方を見いだせるのなら相当楽しいゲームになると思います。
弱い動物で強い動物を倒したり、逆に強い動物で無双してみたり
またサバイバルモードではランキングシステムがあるので全国の人と競ったりもできるので
楽しみ方はかなりあると思います
値段も3000代とお買い得なので気になるなら買ってみても良いと思います
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-13
単調な内容なのですぐに飽きる。
途中でおー!という驚きが一箇所あったが、もう少しストーリーとシステムをしっかりしたものだったらもっとよかったという惜しい作品。
暇つぶしにはいいです。
GOOD!
一種類の動物を選んで、世代を引き継ぎながら、荒廃した東京の中をどれだけ生き残れるか競うサバイバルアクションゲームです。
細かい違いはあるにせよ、大まかには“風来のシレン”型のゲームとイメージしてもらってよいと思います。すなわち、死んで終わるまでの一ゲーム完結型になっており、一部、次回プレイに能力やアイテムが受け継がれるタイプのゲームです。
<良い所>
○オリジナリティー
一つ一つの要素をみると、どこかで見たことがあるように思うのですが、全体的には斬新な印象を受けました。動物が主人公というところも目新しいと思います。“TOKYO JUNGLE”という題名も魅力的ですね。
本作は、通常のアクションゲームの難易度“簡単”“普通”“難しい”にあたる敵が、同時にマップ中にばらまかれていると考えるといいでしょう。そして、プレイヤーは「こいつとは戦う、あいつからは逃げる」などの選択をしていかなければならなくなります。その判断基準が“操作する動物によって異なってくる”ところが面白いと思いました。
…あれ、あまり誉めるところが思いつかないですが、全体的な印象はそれほど悪いものではないです。
BAD/REQUEST
<悪い所>
今回、ストーリーモード未クリアでのレビューとなりました。
実は、一度しか起こっていないのですがサバイバルモードでフリーズしたことが止めた原因です。私は洋ゲーをよくやるので、フリーズ耐性はある方だと思うのですが、ちょうど飽きがきていたこともあり続ける気力がなくなってしまいました。
(×)飽き
直接の原因はフリーズですが、最も大きい原因は“飽き”です。
まず、アクションが単純です。敵の動きも基本的にあまり変わらないように思いました。はじめの何回かは難しくも感じましたが、“強い敵とは戦わない”という野生の掟を理解してしまうと、ゲームとしてはやや簡単に思いました。
次にマップがいつも同じです。一通り到達するまではよいのですが、“わかって”しまうといつもやることは同じになります。
動物に関しては、肉食動物と草食動物ではプレイスタイルが異なるのですが、同じ系統ではたいして変わりません。動物のアンロック順は決まっていて、動物1で2をアンロック、次は動物2で3をアンロックという感じになっています。そして、だいたい小さい動物→大きい動物と順に並んでいるため、新しい動物が操作できるようになっても、前の動物とほとんど何も変わらないプレイ内容になってしまいます。
マップ上で見かけたワニやキリン、カンガルーなどは、他の動物と少し違っていて興味をそそられたのですが…珍しいのは軒並み有料アンロックでした。一方、ゲーム内で新しい動物をアンロックすると「新しい動物の購入権を得ました」とでます。これは一瞬ドキッとしますがゲーム内マネーのことです。最近、変な商法が流行っているせいで、ビクビクさせられます。
(×)ストーリーモード
私は2/3ほど進めたところでゲームを止めたのですが、う〜ん、正直全く面白いと思えませんでした。
ストーリーは一つ一つが短く中身も薄いのですが、次々に挑戦できるのなら最後までやっていたかもしれません。しかし、本モードは1つクリアするごとにサバイバルモードに3つの“鍵”に相当するものが配置され、それらを集めなければ次に進めないのです。ただの延命措置にしか思えませんでした。
(×)サバイバルモード
オンラインランキング対応で、本作のメインモードといってよいかもしれません。
こちらはうって変わって一プレイが、それなりにかります。ゲーム内の1年が、リアルの1分に対応していますが、60年世代を継いで生きるのはそれほど珍しいことではありません。少しプレイ時間が長いです。
(×)オンラインランキング
上位をみると既に50人程カンストしています。内容をみると皆さん生存年数998年(たぶん限界)まで達しています。
一応、100年繋ぐとゴールドトロフィーがもらえるのですが、100年は戦略的にはたいして難しくありません。998年になるとそこまで単純ではないと思いますが、方法としてはおそらく同じでしょう。ただし、ゲーム内1年がリアルの1分ですから、休憩なしでやっても16時間を越えるわけです。
これ、上限を100年程度にして、限られた期間での点数で競うようにした方がよかったのではないでしょうか。カンストしているオンラインランキングほど白けるものはありません。その気になれば、いつまでもだらだらとゲームを続けられる仕様は、よくないと思います。
(×)DLコンテンツ
アンロック式のDLコンテンツ。洋ゲーでは見かけないものですが、日本のメーカーはこれが好きですね。本作は、プレイ可能な動物そのものがDLコンテンツになっています。さらに、どこどこ予約特典の動物もあります。
DLコンテンツって“+αの要素”じゃないとまずいのではないでしょうか。つまり、「ゲーム中にすでに出てきている要素をわざわざロックして、使いたいなら金払え」というマイナス方向のやり方では、買った人も買わなかった人も皆不満だけが残ると思います。
その結果、ユーザーが「うわー、プレイできない動物がこんなにあるんだ。不満だな。この不満は(MK2に限らず)レビューの満足感から引かせてもらおう」となり、点数が下がったぶん、本作そのものの売上が落ちるのではないでしょうかね?
COMMENT
<感想>
題名とパッケージ写真に光るものを感じ、購入しました。荒廃感と孤独感がよく表現されていると思います。
ゲームのテーマや内容も斬新で、良いと思いました。製作元はかなり小規模なスタジオとの噂を聞きましたが、光るアイデアが才能を感じさせます。次回作に大いに期待が持てるとの感想を持ちました。
ただ、やはり皆さん述べられているように、“飽きが早い”ところが惜しいです。戦闘の単純さと、魅力的に思える動物を使えないところが、それを加速させたという印象です。
しかし、はじめは劇的にではないにせよそれなりに楽しめると思います。少なくとも買って損したとは思っていません。