【PS3】風ノ旅ビト レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-03-15 |
価格 | 1200円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:アドベンチャー ■ プレイ人数:1〜2人(協力プレイ) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 0pt |
82pt
GOOD!
■前振りも説明も何も無いままいきなりゲームが始まります。ゲームシステムはごく簡単で、各ステージのゴールまでマップにある仕掛けを作動、利用しつつゴールに着けばいいだけ。キャラクターは死なないし敵というものもほとんどいません。
■概要だけ書くとつまらなそう印象ですが、各ステージのグラフィックの美しさと幻想的な音楽、そしてオンラインでは共にゴールを目指す旅ビト(世界の誰かさん)がこの作業を壮大な旅に変えてくれます。
■マッチングしてもボイスチャットや文字での通信は不可。○ボタンを押すと「ポン」とSEみたいな声?が鳴るのでそれだけが唯一の相手との交信手段になります。これがこのゲームの味でもあり、不思議と相手と共感できます。
■マップの仕掛けも難しくないので周回プレイの人とマッチングしても大丈夫です。優しい人なら隠しギミックのある場所なんかを「ポンポン」言って教えてくれますw
■操作も簡単です。キャラクター操作中は○ボタンと×ボタンとアナログスティックしか使いません。難しい操作は何もありません。
BAD/REQUEST
■とにかく言葉が一言も出てこないので何のために最終目的地へ向かっているのか、向かった後どうなったのかはプレーヤーの脳内で補完するするしかないです。ハッピーエンドと捉える人もいればバッドエンドと捉える人もいるでしょう。そもそも操作しているキャラクターが何者なのかさえわかりません。
■ストーリーが短い。値段相応なのかもしれませんが大体5時間ぐらいで終わります。慣れてくればもっと短い時間でクリアできます。素晴らしい作品なので値段高くしてもいいからもっとボーリュームを増やしてほしいです。
COMMENT
静かで不思議で優しくなれるゲームです。安いので是非プレイしてみてください。
オンライン推奨ですが、トロフィー狙いの場合、マッチングしてしまうと相方に仕掛けを作動されてしまったり気を使ってしまったりということがありますので、そこだけはオフラインでやったほうがいいかもしれません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
80pt
GOOD!
前の方のレビューと内容は被りますが、
感想を書きます。
●オリジナリティー
こういう類のゲームは初めてです。
最初は訳が分かりませんでしたが、
ゲームタイトルに全てが集約されています。
まさに風の如く旅をします。
味方が出てきます。
道先案内人という要素もあるので、
1周目は一緒に行った方がいいでしょう。
●グラフィックス
砂や光など自然の表現がキレイです。
●サウンド
音楽はシチュエーションにあっています。
SEもキレイです。
●熱中度
途中で放り出すという事はないです。
ただ操作説明以外の説明が皆無なので、
序盤は?状態でしたが、オリジナリティーに
書いた様に、”風ノ旅ビト”なんだという事を
理解すれば面白いと思います。
●満足感
8割方満足です。
クリアまでが短いというのが原因ですが、
満足はしています。
●快適さ
操作性は、シンプル。
連続で飛ぶのは爽快です。
●難易度
敵は出てきますが死ぬ事はないです(たぶん)
風の様に空を舞う事が持ち味でもあるので、
それの弊害にならぬ様、この難易度なのだと思います。
BAD/REQUEST
強いて言えばというか、これくらいですが、
まぁ短い(汗)
初見で、2〜3時間出来れば良い方でしょうか。
(トロフィー未コンプリートで)
しかしながら、絵本を読む様な、1本の映画を見る様な、
そういう感じでプレイすれば、苦にはならないと思います。
あとは、操作できる事が少ないです。
ジャンプ出来ない。走れない。
まぁ、段差があれば自動で乗り越えてくれますし、
走る事が出来たら、飛ぶ事での爽快感が減ると思うので、
気にはしてないです。
坂があればスキーの様に滑れるので。
でも、上り坂は面倒かな。
COMMENT
頑張ってクリアする作品ではありません。
公式HPのムービーを見て、世界観が好きであれば、買いです。
上記に書きましたが、言葉での説明は皆無。
プレイ中に流れるムービーで想像力を膨らませて下さい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
80pt
GOOD!
・非常にシンプルなゲームなのですが、単調を感じるゲームではありませんでした。
・音楽も主張しすぎず、控えめすぎずで心地よい。
・相棒の存在が感情を盛り上げる。(BADあり)
・価格と内容のバランスが丁度良い。こういうスタイルはもっと流行ってもいいと思います。
BAD/REQUEST
・人によるかもしれないですが、目が非常に疲れてしまいます。私は初回プレイは通しでやったのですが本当にギリギリでした。(32インチHDMI接続)
・相棒の存在がゲーム性を失ってしまう可能性がある。
・やり込み要素があまり無く、ゲーム性は一度やれば十分満足してしまうレベルなので1プレイで終わってしまう可能性も。
COMMENT
このスタジオのゲームは始めてプレイしますが、余計な情報は一切ありません。
文字も言葉も説明(操作方法除く)すら無いゲームですが、ここまで感動出来るとは思いませんでした。
皆さん仰るように初回プレイでも2時間もあればクリア出来てしまいますし、やり込み要素もある方ではありません。
ですがクリア後の達成感というか満足感は十分感じる事が出来るゲームだと思います。
(欲を言えば1000円くらいがベストでしたけど)
BADに挙げたオンラインプレイですが、協力プレイのメリットは移動が若干快適になる程度です。
周回プレイヤーのヒントに関しては嫌がる人もいるでしょう。
問題は作業がある程度進んだ他プレイヤーの世界に入ってしまう事があるという点です。
ここにこれがあった、ここはこうするといった探求する機会を失うことになりますので、人によっては大きなマイナスになるかもしれません。
これが初回プレイをオンラインでプレイする上での注意点です。
ただしオンラインを捨てきれない理由があり、それは感情的な部分です。
ゲームが後半にもなるとメンタル面での相棒の存在がとても重要になってきます。
協力する訳ではない、でも相棒と一緒に困難を乗り切っていく、という感覚でしょうか。
幸い私は良いプレイヤーに恵まれ、最後はボロボロ泣いてしまいました。
ゲームとしてはそこまで奥が深い訳では無く基本的には単純なアクションを要所要所で行っていくだけなので私としては初回からオンラインで楽しんでもらいたいですね。
今までのゲームとはちょっと違った感動が味わえると思います。
GOOD!
・オリジナリティ
まるで一本の映画を見ているかのように進行するストーリーと演出。
一切を語らず映像だけで世界観を語る作品で、
ここまで完成されていると感じたものに初めて出会った。
オンラインの協力プレイは、
意思疎通させる手段がなくても互いに邪魔になることもなく、
繋がったからといっても必ず協力する必要もない、
とても自然でゲームの世界をまったく損なわない出来。
これだけ簡素でも、確かに“繋がってる”と感じられるつくりは秀逸。
・グラフィック
リアリティのあるつくりでないことがより世界観にマッチしている。
いくつかあるステージのどれもが綺麗、美しい、幻想的。
行ける場所は限られているのだが、マップが広く感じられる。
映像による演出や効果も文句なしのできだった。
・サウンド
状況と演出にあっている。
プレイ中に耳障りに感じることがまったくなく、聴いていて心地よい。
こちらも世界観にあったつくりだと感じた。
・熱中度
やめ時を失い、一回で最後までプレイしていた。
簡単でわかりやすいアクションと、
適度なタイミングで世界が変わったり、
新しい仕掛けが出てきたりの刺激があるので、飽きさせない。
BAD/REQUEST
二時間ほどでクリアできるつくりは作品の特性上必要であり、
だからこそ評価できる部分でもあるのだが、
ゲームをプレイしたいと考えると物足りなく感じる。
低い難易度と単純なアクションで、人によっては飽きるのも早い。
一部のトロフィーの獲得条件が協力プレイの相手次第な部分がある。
場所によってカメラが見辛くなることが極稀にあった。
普通にプレイしているだけなら問題ないと思うが、
隅々まで探索しようとすると移動速度がほんの少し遅く感じる。
COMMENT
幻想的な世界と音楽は「ICO」を思わせるが、
内容はしっかりと別物としてつくられている。
短いストーリーと低い難易度で1200円という価格は、
満足できるかどうか分かれるところだと思う。
欲を言えば800〜1000円くらいならより満足していたかもしれない。
ゲームというよりプレイ可能なアート作品(映像作品)。
いわゆる“ゲーム”を求めている人にはおすすめできない。
演出、表現、世界観などに主軸を置く人はプレイしてみてもいいかも。