オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
65pt
GOOD!
操作性は最高ではないけど、かなりしっくりくる。
同スタジオの前作「OF THE END」で閉口した人なら、このオーソドックスな操作性でも満足できるはず。
さらに国産TPSにありがちな「カバーしにくさ」を含めた「もっさり感」がほとんどない。
キビキビ動くのは好感が持てる。
グラフィックは高水準。オブジェクトなども含め、非常によく出来ていると思う。
キャラクターの表情の細かさは、さすが「龍が如くスタジオ」と言える。
プレイの没入感を上げるリアルタイム演出も見事。
突然現れる巨大なロボットや倒壊するビルなど、迫力がある。
没入感という点でいえば、プレイ中はロードがほぼないので快適。
相手がロボットなので、頭をぶっ飛ばして同志討ちさせたり、足を破壊させてズルズルと身体を引きずらせているところに追い打ちをかける...など、色々と戦略が立てられる。とくにヘッドショットで思考をショートさせ、同志討ちさせるというのは面白い。積極的にHSを狙っていく動機にもなる。
BAD/REQUEST
まずぶっ壊れた味方AI。
敵を目の前にして棒立ちはざらで、言ってることと実際にやっていることも違う。
「雑魚は任せろ!」と言っておいて積極的にボスに挑む姿勢は買うが、こっちが雑魚の処理をするのはゲームとして楽しくない。
また、キモとなる友好度システムが余計。
味方と会話することで親密になり、友好度が上がれば上がるほど指示を聞くし、サポートしてくれるシステム。
何気ないものから戦闘中の緊迫したシーンまで、あらゆる場所で会話(味方の問いに対して2択の回答を迫られる)し、選んだ回答でNPCの心証を悪くしなければ友好度が上がる。
が、心証が悪くなると友好度が下がる。下がると指示を聞いてくれない。
さらにその2択というのも割とどちらを選ぶと印象が良いかが分かってしまう。
必然的に好印象になるような回答をしてしまうので、会話する楽しさがまるでない。
何故ならもう一方の回答は友好度を下げるからだ。何度も言うけど、友好度が下がると指示を聞いてくれない。
普通のアクションゲームみたいに勝手にお前らだけで喋っててくれよ、と思う。
回答せずに黙っているとそれはそれで印象が悪くなるし。
さらに先述したAIが堂々と射線を横切るもんだから、フレンドリーファイアでさらに友好度が下がる。
なんというか、とにかくNPCに気を遣う。ギャルゲーでもなしに。
この辺が「龍が如く」っぽさか。キャバクラという意味でね。
ボイスも乏しい。戦闘中、同じ台詞を何回も何回も何回も言ってる。
洋ゲーをローカライズした別の作品の方がまだ台詞の量も多いし、TPOに合わせた台詞を言うだろう。
5人中2人のNPCを同行させたがるのは分かるが、毎回毎回2チームに分けるリーダーは何を考えているのだろうか。
全員で行動する場面がほとんどないので、主人公含めた6人で作戦を進めている感じがしない。
味方が死ぬと作戦失敗というのも頂けない。そりゃ棒立ちしてりゃ死ぬわ。
COMMENT
19インチ液晶TV HDMI
国産TPSとして見れば間違いなく傑作。
BADが多くなったけど、全体的に良く出来ていました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
65pt
GOOD!
プレイヤーの動作はそんなにストレスを感じなかった。
NPCの友好度合いによってムービー展開が若干変わる。
専門用語が少ないので世界観がわかりやすい。
BAD/REQUEST
時々イベントでいらないんじゃない?って思う操作を強要される引き上げる(方向キー入力)
ジャンプする(○ボタン)等
現状では仲間への指示も不必要、数的有利な状況でもプレイヤーに金魚のフンでは・・
socom4のように仲間の配置や指示が出来れば戦術と言えるのでは?
周回プレイの特典要素がない。
サブウェポンの強化が出来ない。
COMMENT
レグザ32型 HDMI接続あり
作品は違うけど龍が如くの最後のゾンビみたいなヤツはこんな方向性は期待していなかったのでプレイしてないのだけど、そんなユーザーを再度つかむ作品として創ったのかな・・と思えます。
音声認識は今回必要ないと感じたけどゲームの幅をより広げる可能性を改めて感じましたし精度を上げるチャレンジをして欲しい。続編に期待します。
ボリューム的には物足りないですが序章としては掴みはまずまずじゃないでしょうか。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
67pt
GOOD!
NORMAL、HARD、NO MERCYで三周プレイしました。
本作は、TPSゲームです。同じくセガから発売された“VANQUISH”によく似ており、参考になると思います。
VANQUISHでは、主人公が人間離れしていた分だけ、敵の攻撃も苛烈でした。しかし、本作は敵の攻撃も適度で、“この手のアクションシューティングに興味はあるけど、手を出しにくい”というユーザーの入門ソフトとして、丁度いいように思います。また、ヘビーユーザーでも程よい難易度を楽しめると思います。
<良い所>
(○)銃撃戦の出来が良い
一般に、TPSはFPSと比べて銃撃の出来がよくありません(FPS,TPSの用語については一番下にメモしておきました)。例えば、アンチャーテッドは、冒険がメインなこともあり、カメラをだいぶ引いて映しているため、自分と操作キャラの視線のずれが大きくなっています。また、銃の挙動も現実性に乏しく、ヘビーユーザーが満足できる仕様にはなっておりません。
ところが、本作は撃った感覚がFPSに近いものがありました。これは操作キャラと照準の位置があまりずれていないためかもしれません。銃の挙動に関してもTPSにしては良い感じでした。
また、“溜め撃ち”があり、これは威力は期待できないのですが、相手をひるませたり、ガードを崩したりでき、戦いに多様性が生まれたと思います。ボスなどがひるむと、チャーリーが「いまだ、撃ち込め〜!(だったかな)」などと叫ぶので、共闘感があり楽しかったです。
(○)音声認識
本作は、ヘッドセットがついており、音声認識によりゲーム内で他のキャラクターと会話ができます。これによって、プレイヤーがドラマの中に参加している感じがあり、臨場感が楽しめます。例えば、
(1)ある戦闘中の会話
私が誤射→「殺す気か!」→「(私)下がれ!」→「今が攻め時だろ!」→「(私)アホ、バカ」→「なんだと〜」…普通に相棒とけんかしてます(笑)
(2)敵を一人で全滅させるほど活躍→すかさず「楽勝」と言うと、「さすがだな!」と誉めてくれます。信頼度もさらに上昇します。誇らしそうに「楽勝!」とか言っている自分に気がつくと、ちょっと恥ずかしいですが、やはり誉められると気分がいいものです。
(3)会話は、音声入力がなくてもボタンで選択肢を選ぶことができます。ところが、音声入力ではその選択肢以外の言葉も受け付けてくれるのです。思わぬ反応が返ってきた時は楽しいです(ただし、ほとんど入力の誤認識によるもの)。
悪いところでこの後述べるように、まだまだ完璧ではないのですが、その試みに対して、第一作としては合格点の評価をしたいと思います。
(○)豊富なイベント
プレイヤーを飽きさせない数々のイベントがあります。
水上バイクなどは、通常の銃撃戦よりも難しく感じるところもありましたが、3周目の難易度NO MERCYではどのイベントもほぼノーミスで行けたと思いますので、慣れでなんとかなる程度の難しさではあると思います。
また、敵が過剰に出てくる場所がいくつかあります。だいたい敵の攻撃も厳しいところで、倒しきる前に「撤退しろ」と言われるのですが、弾や体力の続く限りお金稼ぎができます。しかも、過剰ではあるものの、無限ではなく、やめ時も丁度よいと感じました。
(○)敵ロボット
敵は歩兵も含めてすべてロボットです。ロボットですが人間のように隠れながら撃ってきます。中には突っ込んでくるやつもいて、これがなかなか怖いです。
胴の部分は結構硬いので、部位破壊を積極的に狙っていくことになるのですが、右手をやられると左手で武器を拾い直す、足をやられると足を引きずる、両足やられると手で這って追いかけてくるなど多彩な対応を見せてくれます。しばらく死んだふりしていたやつに、いきなり這ってこられると意外に見逃しやすいのですよね。
私がやった感じでは、実際に有力な攻撃部位は2つあると思いました。
(1)足
片足でもつぶすと、一旦その場に崩れ落ちます。その間攻撃してきませんし、そのまま攻撃を続けると倒せます。この方法で、難易度HARDまでは、(相手が盾を持っていない限り)自分一人で突っ込んでも十分クリアできてしまいます。
(2)頭
いわゆるヘッドショットです。まず、ヘッドショットを決めると“キン”という小気味のいい音がし、頭がふっとびます。ヘッドショットを決めたことが認識でき、気持ちがいいです。
次に、他のゲームでは、ロボットの頭をふっとばすと敵味方見境なく攻撃しはじめるのが定番です。ところが、本作ではなんと完全に“こちらの味方”になります。敵も(より近くにいる)そのロボットを優先して攻撃しようとするため、こちらへの攻撃がやみ、その間に新たな味方ロボを増やす…とやっていくのが、難易度NO MERCYでは有効となります。
BAD/REQUEST
<悪い所>
(×)音声認識
まず、認識できる語は、名前を除くと約60語程度です。用途が被る言葉が複数あるので、選択肢はあまり多くありません。まあ、多すぎても何を言えばいいか迷って困るのですが、もう少し種類が欲しいかなと思いました。しかし、これはいいでしょう。問題は、
(1)悪口語
“バカ”“アホ”“邪魔”はまだいいとしても、“死ね”はいらないでしょう。オフラインでこんな言葉を言い慣れていると、オンラインで言う人も出てきますよ。
悪口語の存在により、信頼度の低下が何らかの分岐になっているという予想は立ちましたが、実際、必要以上に低下させる意味はないように思いました。
(2)誤認識
まず、一度目は聞き取ってもらえません。感度はかなり下げていましたが、それでも7割以上、2回同じ言葉を言わなければなりませんでした。
次に、誤認識の問題です。「分かった」が「バカ」と認識されてしまうのは、おそらく“った”の部分が聞き取れていないのでしょう。人間は一本調子で言葉を話すわけではないので、この辺りはコンピュータが苦手な部分だと思います。よって、こちらも不自然に一本調子な話し方になってしまいました。ちなみに、私は「分かった」はすべて「了解」で代用しました。
その他、鼻をかこうとしてマイクに軽く手が触れたら「バカ」、話すすりが「死ね」になった時は、仲間から一斉に非難の声が…
(××)声優
プレイ中、不自然なキャラが何人かいるなと思っていました。後で気がついたのですが、これ、俳優を起用しているのですね。下手だったり合っていないと思ったところがものの見事に俳優枠でした。
キャラには骨格があります。声優として上手、下手の前に、この骨格でこの声が出るのは不自然だと感じるところがあります。北村さん演じる黒澤はその典型でした。松方さんは下手ではないですが、でぶっちょ役の声としては違和感がありました。遠藤さん、武井さんは、実力不足です。竹中さんに関しては実ははっきりとは分からなかったのですが、少し違和感がありました。おそらく俳優さんというのは、竹中さんほどの一流役者であっても、ゲーム特有の世界観には慣れていないのだと思います。SFファンタジーのノリというものに。
それに比べて、主要6キャラの声などは、ものの見事にはまっていました。その声優を起用したプロデューサーも見事ですし、やはり専門の声優というのは上手いものなのだなと、改めて気づかされました。(個人的に、三国無双でおなじみの人は個性がありすぎて、もはや呂蒙(董卓)が喋っているとしか思えませんでしたが)
(×)操作キャラの固定
プレイできるのは主人公だけです。そして、メインに使う武器はずっと同じアサルトライフルです。
残りの主要5キャラはライトマシンガン、サブマシンガン、ショットガン、スナイパーライフル、ハンドガンとそれぞれ異なる武器を使うのに、操作できないのはもったいないと思います。
プレイ時間は10時間程度です。これは、この手のゲームの定番になりつつあり、またユーザーにそれが普通だと思い込ませることで、費用対効果もよくなるとは思うのですが、やはり短いです。次回作があれば、6キャラそれぞれを操作キャラとして使えることを希望します。
(△)誤射の問題
主人公はアサルトライフルを装備していますので、中間距離からの撃ちあいも強いです。ところが、ショットガンとサブマシンガンの仲間は、かなり接近する必要があるので、主人公より前に行こうとする傾向があります。また、ライトマシンガン持ちも、射程は十分あるはずなのですが、前に行く傾向があります。よって、いきなり主人公の射線に入ってきて誤射が発生するのです。
誤射すると、信頼度が低下してしまうので、それを気にするプレイヤーもいるかと思います。ただ、この点についてはあまり気にする必要はないといえます。実は、誤射ではほとんど下がりません。しかも1発受けると1秒程度次の信頼度低下を受け付けない時間もあります。
私は、2周目のプレイで思いっきり信頼度を下げてやろうと努力し、曲がり角ごとに2〜3発ずつ撃ちながら進んで行ったのですが、それでもどんどん上がっていってしまいました(自分が活躍すると大きく上がるため)。結果的に、信頼度を“低い”に保つメリットは見つけられませんでしたが。
(△)QTE
QTEが単純な意味不明の○×△□押しではなく、スティックなどを使いその場の雰囲気にあったものとなっています。これは良い点だと思いました。
ところが、問題はジャンプイベントで出てくるメーターです。これは横軸上をメーターが行ったり来たりするものなのですが、成功の範囲がみるみる狭くなっていくのです。結局、じっくり狙うよりも、メーターが出た直後に適当にボタンを押したほうが、断然成功の確率が高くなっていると思います。メーター固定か、減少速度をもっと下げても十分だったと思います。
(△)物語設定
時は2080年、地球温暖化の結果、海面上昇をきたした世界を描いています。東京でもお金持ちは上層へと移り住み、下層はスラムのようになっているという設定です。この手のゲームにしては、意外にしっかりした舞台設定がなされているなと思いました。
ただ、惜しむらくは設定を十分使い切れていない感じがしました。例えば、下層から上層への移動がエレベーター一つで思っていたより簡単だったり、上層の警備が下層とたいして変わらなかったりで。そして、何より物語の中核部分が、実は温暖化していようが、どうであろうが全く関係ないところが惜しかったです。
大筋はなかなかですが、局所的におかしな話が散在。この手のゲームは中盤で一度、ボスが“顔見せ”のために主人公たちと会うことが定番となっています。いきなりラストで「ボスですよ〜」と出てきてもしらけるだけですから。しかし、どのゲームも逃がし方が不自然です。本作は中でもひどくて、奪ったはずの武器をご丁寧に持たせて牢に入れるとか、“しっかりしろ悪役!”と言いたくなります。
その他“「警察だ!」といつもより少ない数の敵がゆっくり包囲するのを待つなよ”とか、“ぐだぐだ喋っているところを撃てばいいじゃん”、“なんでこいつのコントロールが解けてんだよ”などつっこみどころ満載な演出となっています。
大筋に関しても、最後はやはり変だと思います。詳細は避けますが、物理的に壊して解決する問題ではないと思います。ひょっとすると次回作への伏線をはった?
(×)その他細々と
・ダッシュがL3押しっぱなし…有名FPSは“押しっぱなし”ではなく、“押したらダッシュをはじめる”形式です。コンフィグで×ボタンダッシュにもできますが、それだと右スティックが操作できなくなります。要再考。
・題名…バイナリードメインって?意味や意図が伝わってきません。
・エンド…たいした分岐ないじゃん。がっかりした。普通にやれば真エンド。
・ヤクザ…“龍がごとくスタジオ”ってヤクザが好きなのでしょうか。“龍がごとく”は評判がいいにも関わらず、私がやらない理由はヤクザが嫌いだからですよ。
COMMENT
<感想>
洋RPGがやりたくなって販売店に行ったのですが、スカイリムもDragonAge?も売り切れでした。で、仕方なく、評判も何も知らずに本作を購入。思わぬ当たりが出ました。
音声入力という新しい形式を取り入れた、意欲作だと思います。ゲームとしては、オーソドックスながらも、バランスがよく楽しめました。
ただ、私は結局4日しかこのゲームやっていないのですよね。周回プレイ前提なら、もうちょっと主人公の選択にバラエティーが欲しかったです。
オンラインに関しては、私はFPS(BF3、MAG、COD)を結構やってきたのですが、今回は次のゲームが待っていたのでやりませんでした。が、オフラインを終えて思うのは、最近のFPSゲームと比べてスナイパーライフルが強いように思いました。
オフラインに関して、本作はオフラインをメインに考えても面白いゲームだと思います。前述のFPSのオフラインは、COD:オフも面白い、BF3:おまけにしてはそこそこ、MAG:オフがない、という感じですがそのCODよりも楽しめたと思います。
余談ですが、本作パッケージに「2011年 日本ゲーム大賞フューチャー賞受賞」と書いてありました。フューチャー賞ですから、発売前のゲームを正当に評価できているのか、はたまたセガが販売促進のために作った賞なのか、等の疑いはありますが、「なんか知らないけど賞もらっているから面白くないことはないだろう」と思って買ってしまいました。見事に計略にはまっています。まあ、はまって良かったですが。ちなみに、2010年は同じくセガの“VANQUISH”…やっぱり匂う。
(メモ)FPSとTPSの違い
・FPS(First-person shooter)…一人称視点の撃ち合いゲーム 例:COD、BF
・TPS(Third-person shooter)…三人称視点の撃ち合いゲーム 例:VANQUISH、アンチャーテッド
FPSはCOD(コールオブデューティー)やBF(バトルフィールド)のような対人戦争系のゲームでよく使われている手法です。射撃をしている感覚がTPSよりもリアルで、メーカー側もそこにこだわっている作品が多いです。その反面すぐ横に敵がいても分からなかったり、足元に障害物があっても分からなかったりするところが問題です。ただ、この欠点が対人戦における隙になっており、どんな上手いプレイヤーでも勝ち続けることは難しく、丁度良いバランスになっていると思います。
TPSはオフライン一人プレイがメインのゲームによく使われます。操作キャラの斜め後ろからの視点になっており、周りの状況が分かるので冒険メインのゲームや、本作のように巨大ロボットと戦うゲームに向いている手法です。また、カバーアクションという、壁に隠れて銃撃戦ができるのも、周囲を見やすいTPSの特徴といえるでしょう。反面、プレイヤーの視線と操作キャラの視線がずれているため、思った通りの銃撃にならなかったりすることがあります。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-13
まず、よくあるのが味方への誤射、味方との信頼関係が重要となる戦闘で、味方が勝手に前に出てしまい、誤射し怒られるという事がよくある。他にも味方が「俺が注意を逸らしてるうちに」と言うが、まったく逸らせていず、ピンチに陥る。
ボス戦では、数名味方がいるのにも関わらず、自分ばかり狙ってきたり、ミサイルや銃弾の雨で視界が悪く、無我夢中で撃って勝つような感じであまりすっきりしない。
GOOD!
うまく仕上げられた銃撃戦とボス戦。動きも重たいとは感じず、ロボの部位破壊も細かく散る演出で気持ちのよい銃撃戦が味わえました。ボスも繰り返し出てくるような同じような戦闘ばかりではなく、フィールドやシーンの特性に合った戦闘で飽きずに最後まで進められました。
BAD/REQUEST
ストーリーの薄っぺらさ。「命をテーマに」と発表されていましたが、ぶっちゃけ映画や漫画で語りつくされた新鮮みの無いありきたりな内容でした。機械と人間を描く内容にしても独自視点から描かれる驚きや感動はなく、ドラマ性を大事にしているように思えた龍が如くスタジオの作品としてはがっかりしたとしか言えません。
演出も大作感出そうとしてますが、無理矢理感が否めません。QTEもなぜ同じようなシーン演出で何度も繰り返すのか...。
COMMENT
非常に凡作なゲームという印象でした。つまらないわけでもなかったですが、面白いとも言えません。操作感もストレスなく仕上げられてますし悪くないけど、無難な仕上りで、海外TPSの上手い所ばかりマネをしている感じ。フルプライスの価値はないと感じてしまうのが感想です。
また、敵・味方のAIが賢いとはいえず、わざとやってるかと思うほど自分の射線上に入ってくるのに苛立を感じました。味方や主人公が一般市民という設定ならいいでしょうが、特殊部隊の人間で味方の射線上に入るって...。あとリップルリンクもコマンド入力しかプレイしてませんが、会話のボキャブラリィをもうちょとなんとかならんのかと。「了解した」とか「落ち着け」とか、会話に違和感のある選択肢で残念な仕様。
開発技術は十分あると感じるので、ストーリーなど、独自色を打ち出して日本のTPSを牽引してくれればと期待はします。
HDMI 42型ブラビア