【PS3】アンチャーテッド −砂漠に眠るアトランティス− レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011-11-02 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:オフライン1〜2人(オンライン2〜10人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
ハリソン・フォードのCMで知名度を増したアンチャーテッドシリーズの3作目です。
当方は1,2作目クリア済み。オン対戦は性に合わないのでやっていません。
ですのでオフラインの本編に絞って評価と感想を書いていきたいと思います。
前作、前々作とのストーリーの関連性は主要キャラクター以外ほとんどなく、この作品からプレイし始めるのでもあまり違和感というか意味不明感は薄いと思います。
良くも悪くもストーリーはハリウッドの冒険アクション映画そのものなので、個性的ではあるが親しみやすいキャラクターのおかげもあって、インディ・ジョーンズを途中から観てもなんとなく楽しめるのと良く似ている感じですね。
今回も世界を股にかけた冒険がもりだくさんで、美麗なグラフィックで表現されるロンドンやコロンビアの街、フランスの古城、シリアの猥雑な下町に広大無辺な大砂漠などなど。
ゲームの中でたっぷりと普段行けないような風景の中を走り回れるのは楽しいの一言に尽きます。
【グラフィック】
とにかく現行PS3ソフトでは最高峰と言っていいんじゃないかと思います。
炎や水面の自然さに加えて、細かな砂ぼこりに巻かれた人物の描写や立ち並ぶ砂丘の精細さにはただ驚くばかり。クライマックスの舞台となる場所が初めて登場したときは美しさに声を呑みました。
主人公が幻覚にとらわれた際の画面演出も実に斬新だったと思います。
崩壊する建造物や大嵐に飲まれる豪華客船、墜落する飛行機からの脱出など、とにかく手に汗握るシーンの演出が優れており、まさしくプレイする映画のキャッチに恥じない出来です。
グラフィックの美しさを存分に引き立てるカメラワークも凝っていますし、ただ見てるだけではないプレイアブル場面が多いのにも「えっ、今動かせるのこれ?」と感心することしきりでした。この辺のサービス精神は国産ゲームに大いに見習ってもらいたいところ。
【サウンド】
効果音や自然音もかなり細かく設定されていて雰囲気を盛り上げるのですが、
石や木で出来た仕掛けが作動する音などがいかにもそれっぽく工夫されていて楽しいですね。
それになんといっても吹き替え音声の頑張りを評価したいと思います。
吹き替え陣が1作目から継続して出演しているおかげで安定感があり、それも洋画吹き替えのベテランばかりで雰囲気はさながら日曜洋画劇場と言った感じです。
翻訳も自然で洋ゲー初心者にもなじみやすいんじゃないでしょうか。
粗雑な吹き替えや字幕でお茶を濁すローカライズが多い中、これだけ力の入ったローカライズをしてくれるのは日本版スタッフのアンチャシリーズに対する愛情を感じます。
快適さに満点こそつけていませんが、特に目立つバグもなく、こまめなチェックポイント設定で実に快適にプレイできるのも素晴らしいと思います。プレイ中のロード時間は皆無ですし。
難易度設定もアクション苦手な方から腕に覚えのあるTPSプレイヤーまで幅広い設定ができます。
自分は初級でプレイしましたがけっこう死にました。(僕がへたくそなだけです)アクションゲーム慣れしてる方にはそんなに難しくもないでしょう。
手榴弾を投げ返したり、落下点に居る敵を踏みつけるなど、アクションの選択肢も増えました。
システム的には2でブラッシュアップされたものがさらに完成の域に達してると思います。
BAD/REQUEST
オンラインは未プレイなので・・・。まずは戦闘シーンについて。
マンネリ化と難易度低下を避けるためなのでしょうが、ステルス(不意打ちで倒す攻撃)がやりにくくなったのはいただけません。今回導入された格闘アクションはパターンがあまり多くない上に、1,2作目でもあった要素なので目新しさはない。それに多用したくなるほど面白く爽快感のあるものではないです。(手榴弾のピンを抜いてから蹴っ飛ばす、とかは面白かったけど)
前作のステルスは敵に忍び寄ってこっそりやっつけるのが楽しかったのですが、今回は最初から敵にバレている場面が多く、かなり工夫しないとステルスが成功しなくなっています。敵に気づかれないで数を減らせるステルスと違って、格闘攻撃に成功したからと言って特にメリットもないしなぁ・・・。
また、全般的に戦闘場面が多く設定されている割には手に入る武器の種類に幅がなく、数発でも倒せない硬い敵が多いのもあって単調な戦いになりがちでした。スナイパーライフルや前作のボウガンのような装備をもっと配置してほしかったですね。洋画でよく見る投げナイフのようなユニークな武器を使ってみたかったです。
次にストーリーについて。
導入部や要所要所の場面はいかにもプロが演出してるのだなと思わされますが、キャラクターの出し入れが若干お粗末。何の断りもなく途中で仲間にフェードアウトされると困る。っていうか気になるじゃないか。
同様に、終盤に唐突に出てきて唐突にいなくなる助っ人は一体なんなのだろうか。ご都合主義といわれても仕方ない扱いで、ちょっと作りが雑に感じてしまいました。せめて序盤から伏線があればね・・・。
ストーリー的には色々と主人公たちと悪役一味の因縁をほのめかしてるんですが、言うほどの因縁ってわけでもない。前作みたいに悪役まっしぐらの脳筋おじさん相手のほうが面白かった。
全体のストーリーよりも個々のシークエンスの面白さで引っ張っていく感じなので、場面が移り変わると新たな起承転結の「転」が来るまでどうしてもダレがちです。
謎解きのパズルは結構面白いんですが、ストーリー的に必然性の薄い戦闘シーンを挟むのが痛し痒しですね。このゲームはあくまでTPSなので、銃撃戦があるのはもちろん当然なのですが、仮にこれを映画にしたらカットされるのがまず戦闘シーンだろう、という感じなので。
個性ある敵キャラを大勢用意するのは大変でしょうが、場面ごとにストーリー上意味のある戦闘シーンとして設定してほしい、というのは贅沢すぎる要望ですかね。
ただ、あれこれ重箱の隅をつつくような文句を書きましたが、ゲームの面白さの根幹に関わるものはほとんどないです。それだけ完成度の高いゲームであり、良質なシリーズ作品であるということは書き添えておきたいと思います。
COMMENT
37インチ液晶テレビ使用。HDMI接続。5.1CHサラウンド環境等はありません。
アナログテレビでも接続しましたがプレイに支障はきたしませんでした。
以前友人に2作目を勧められ、プレイした途端大ハマり。その勢いを買って1作目もクリア。この3作目も発売前から大変楽しみにしていましたが、冬休みにようやくプレイできました。
個人的には3Dアクションゲームは苦手でへたくそなのですが、ストレスのない設計のおかげで十二分に楽しむことができました。自分に輪をかけてゲーム下手な妹でもちゃんとプレイできるほどです。
あたかも映画の中の登場人物になったようなプレイ感は本作独特のもので、冒険映画ファンにはたまらない演出がてんこ盛りです。どこかで見たような・・・って場面も多いんですが、むしろそういった「映画あるある」を意識した作りでプレイヤーに楽しんでもらおうという意図がはっきりしていてかえってすがすがしいです。
銃撃戦をクリアしていく必要があるので初心者は最初は戸惑うと思いますが、段階的にうまくなれるよう作られていますし、普段娯楽映画を見るのが好きな方にはオススメしたい1本ですね。
逆に、システムやストーリーの独自性・強い個性のあるゲームじゃないとイヤだという方にはあんまりオススメできないかも。古今東西のアクションゲームや冒険映画の良いところをごった煮にしたような感じなので。
昨今のRPG等でよく揶揄される「一本道」ゲームそのものな作りなのですが、とにかく危機また危機の連続で、先にどんどん進めたくなるモチベーションを持たせてくれるので気になりません。
登場人物になりきって「やべぇ!」とか「マジかよ!」と心の中で叫びつつプレイするのは実に楽しいです。
クリア後のオマケが少ないとか、オン対戦の比重が高く、キャンペーン部分のボリュームが若干少なめという不満もあるにはあるのですが、それ以上に息つく間もない大冒険を自分の手で動かして楽しめて満足でした。へたっぴでもちゃんとクリアできるしね。
PS3は持ってるけどBD再生専用機になってるなぁ・・・って方にもぜひプレイしていただきたいと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
74pt
GOOD!
1,2未プレイ
オフラインプレイのみの評価とします。
■グラフィック
・風景の表現、演出は現在までプレイした中では最高峰ですね。
■システム
・アクション自体はアサシンクリードを彷彿させ、それに銃系が加わったという感じで特に目新しさはなく感じました。
・映画を見ているような流れでプレイに入っていく部分は秀逸です。
■シナリオ
・某冒険映画を思い出すようなそんな感じです。
※個人的には好きですが。
■操作性
・操作面では特に困ることはありませんでした。
■ミュージック
・最初の画面の曲が好きです。なんかワクワクする感じでいいと思います。
BAD/REQUEST
■グラフィック
・キャラクターの服等の小物はかなり綺麗ですが、キャラクター自体はそこまでという感じですね。
風景が綺麗過ぎる分、ちょっとキャラが浮いてるような気がしました。
■システム
・たまにどこに行っていいか分からなくなる部分があり、洋ゲーによくある不親切さを少し感じました。
■シナリオ
・音楽の雰囲気はいいんですが、特に印象に残る程でもありませんでした。
■オリジナリティ
・アクションゲームとしての目新しさは特になく演出の仕方が秀でているとは思います。
■シナリオ
・グラフィック面等で容量を使っているのかボリュームが少なく感じました。
COMMENT
■環境
・LED液晶32インチ、HDMIケーブル使用
■感想
・続編はいずれ出るのでしょうが、プレイはすると思います。
・色々悪い事も書きましたが、演出は本当にスゴイの一言です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
前作、前々作共にプレイ済み。
●オリジナリティー
ゲームのコンセプト自体は過去作と一緒ですが、手榴弾の投げ返しや敵の真上からの奇襲などアクションが増え、少しずつではあるが確実な進歩を遂げていることを評価したい。
●グラフィックス
PS3のゲームの中で最高レベルなのは間違いない。どのフィールドも一切の手抜き無く細部まで作り込まれている。
●サウンド
ネイトと仲間達の掛け合いが面白い。B級映画ならではのジョークを交えた会話やピンチの時に出るぼやきなど映画好きならニヤリとするシーンが多い。
●快適さ
ゲームが始まるまでのロードは長めだが、一度始まってしまえば後は一切ロードを挟まずプレイできる。チェックポイントが細かく設定されていて攻略にストレスを感じにくい事、死んだ後のリスタートが早い事も良い。
●熱中度
手に汗握る展開の連続で止め時が分からなくなるほど、ただし初回プレイ時に限る。
BAD/REQUEST
●サウンド
BGMが全く印象に残らなかった。まぁ、基本環境音のみのゲームなのであまり気にはしないが。
●快適さ
ゲーム中フリーズ1回、進行不能になるバグ1回、BGMが止まったり跳び跳びになったりする不具合が何度か起きました。
○ストーリー
伏線の未回収が多すぎると思いました。敵のエージェントが袋小路になっている場所で忽然と姿を消したからくりとか、終盤で登場した協力者の素性とか一切の説明無く放置したまま終了します。
登場人物にも謎が多い。カッターという男は序盤から仲間として一緒に行動しますが、初登場なのでそもそもプレイヤーからすれば「お前誰だよ!?」という感じです。しかも中盤から一切姿を見せなくなりエンディングにも登場せずという有様。敵組織のボスである婆さんも最後まで目的がよく分からなかったし、そもそもその組織が何なのかすらはっきりしないなどストーリーを作り上げる土台がふわふわして地に足着いてない感じです。
○クリア特典の廃止
面白コスチューム、弾薬無限、武器変更などのクリア特典の一切が無くなりました。前作ではクリア後も強力武器を弾薬無限にして無双プレイという遊びができたんですが今作ではそれが出来ません。マルチプレイには興味が無いのでクリアしたら本当にやることが無くなりました。
○格闘攻撃
今作では格闘のみで敵を倒すことを強いられるのが多いのですが、この格闘が本当につまらない。□ボタンで攻撃し、敵の反撃に対して△や○連打で対応するだけ。攻撃のバリエーションも非常に少なく何度も同じやり取りを繰り返すので操作的にも視覚的にも楽しくない。
○操作する必要があるか疑問なシーン
砂漠を彷徨うシーンではただずっと前に向かって歩き続けるだけという操作を求められる。イベント扱いにして手早く終わらせてもよかったのではないか?
○アーマー兵
今回のアーマー兵は固すぎる。グレネードランチャーの直撃や至近距離での手榴弾の爆発をくらっても死なないとかありえないだろうに。
○オンライントロフィー
マルチプレイ関連のトロフィーをプラチナ獲得条件に組み込むのは止めてほしい。オンライントロフィーは全て追加トロフィー扱いでいいと思う。
COMMENT
◆トロフィー関連◆
トロコンに要する時間は20〜30時間。一番の難関は難易度プロでクリアだが何度も挑戦して敵の配置などを把握すればいずれはクリアできる。オンライントロフィーが2つあるが発売から1年以上経った2013年2月現在でも人は賑わっておりしばらくはマッチングに苦労することは無いはず。
◆総評・感想など◆
まず格闘をいたる所に挟んだのが間違いだったと思います。激しい銃撃戦の後でグダグダな格闘なんてやらされても楽しくないです。
あと敵兵士が襲ってくる場所にも疑問があります。燃え落ちる寸前の屋敷の中とか明らかに自分もやばい場所で襲ってくるというのはリアリティに欠ける。多分過去作より凄い事をしようとして暴走しちゃった結果でしょうか。
良作なのは間違いないが前作と比べると少し落ちるというのが率直な感想。次回作があるなら反省すべき点を見直し更なる良作へと進化してほしい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-01-07
アンチャ3作を全てやりました。
今回新たなアクションとして手投げ弾の
投げ返しが導入されました。
ただ投げ返しの軌道が選べず、近くに壁があると
ぶつかって爆風に巻き込まれたりします。
パッケージの砂漠ステージはほとんど後半で
アトランティスに辿り着いたら終わり間近。
アトランティス内をもっと体験したかったな、と
いう感じです。
ラスボスバトルもただの殴り合い(簡単なQTE)
味気ないバトルでした。
全体的には面白く仕上がってます。
でも前作(黄金)が個人的には好きです。
GOOD!
シリーズ初プレイです
■オリジナリティ
4点にするか唯一悩みました
プレイしていて感じたのは、CODに代表されるFPS、TPSといった戦争ゲームでもなく
バイオのようなアドベンチャーに戦闘要素をくっつけた作品とも違うという事
自分の印象では「ヘビーレイン」にTPS要素を付けた感じ
映画の中のキャラクターになって、それを操作しているような感覚が常にありました
■グラフィック
遠くから見たら実写映画と間違えるかもしれません
光と影が綺麗に表現されており、映像美を評価される映画のような印象です
■サウンド
点数の割りに、印象に残っている曲はありません
インパクトのある曲よりも、作品への没入感を得られる事を評価対象にしました
■熱中度
プレイ前に10秒ほどの読み込みがありますが、以降は一切の読み込みナシ!
そのために、気が付くと1時間ぐらい平気で時間が経っています
素晴らしい映画を観た時と同じぐらい熱中します
■満足度
久々に、面白い映画を観たというぐらい満足しています
■快適さ
前述の通り、最初の読み込みだけで、以降は一切読み込みがありません
そのため、ゲームの止め時を失うほどの快適さです
(謎解きに)詰まったときは、ヒントも出るので初心者でも安心してプレイできると思います
また、オートセーブで勝手にセーブされているため
直前から再開(ロード、死亡)できるのも大変良かったです
BAD/REQUEST
正直、上げる事が難しいです・・・
照準を合わせる際、最初の数コンマの間、カーソル移動が遅い気がします
そのため、銃で撃つときの照準を合わせるのが何となく難しかった
オンラインが用意されている
オフライン専用ゲームで十分だと思っています
COMMENT
コレのためにPS3を買う価値があるかといえば、微妙ですが
PS3を持っていたら、遊ぶべきソフトの1つだと思います
難易度も「練習」「簡単」「普通」「難しい」と、かなり難易度に差があり
「練習」なら、どんな人でもクリア可能だと思います
(ストーリーと演出を楽しむ作品だと思うので、難易度は低くて良いと思っています)
インディージョーンズ、ハムナプトラ、ミッションインポッシブルなどの映画好きな人にはオススメです