【PS3】ModNation 無限のカート王国 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-07-29 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:レースアクション ■ プレイ人数:1〜4人/オンライン:1〜12人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 2pt | 3pt | 5pt | 4pt | 1pt | 3pt |
64pt
GOOD!
【無限の遊びを目指したゲームシステム】
このゲームは、レーシングゲーム。
マリオカートのように、コース上に置かれているアイテムを使って、相手を攻撃し、一位を取るというもの。
レーシングゲームという視点から見ると、マリオカートの“パクリ”とも取れます。この点を悪い点なのかどうかを判断するのは人次第。
そのレーシングシステムにコース及びレーサーを自由に作成できる要素をプラスさせたのがこのゲームであり、注目すべき点です。
レーシングゲームである以上、コースなければ成立しません。そのコースを自由きままに作成することができるということは、
極端に言うと一生遊べるゲームでもあるというわけです。
長く遊べるゲームの形をシンプルかつ大胆に実現しているゲームと言えます。
【オンラインによる幅広い交流】
昨今では珍しくないオンライン要素。
対戦や協力など、具体的なテーマの下で遊ぶものが一般的ですが、このゲームはそれに“共有する”要素を足しています。
自身が作成したコース、レーサー、カートをオンラインで共有することで、そのコース、レーサー、カートで、
タイムアタックやレースを存分に楽しむことができます。
勿論、オリジナル作品でオンライン対戦することもできるし、オフラインで画面分割対戦も可能。
共有しているので、他人の作品もコースできます。
レースそっちのけでクリエイトに没頭する人も結構いるぐらいです。
【徹底した共有からの交流】
単純にコースなどをオンラインで公開して終わりではなく、
そのコースを作った作者に対する評価からコメント、その人の他の作品までを、簡単に見ることができます。
単純な共有ではなく、こうした簡単にできる交流する機会を備えている点は、オンラインならではの遊びを助力しています。
マリオカートと違うのは、クリエイト要素の有無。
リトルビックプラネットのクリエイトとは違い、
「レース」という枠組みの中でのクリエイトですので、「リトルビックプラネットでは出来ることが多すぎてなかなか遊びにくい」と感じた人にはピッタリのゲームです。
BAD/REQUEST
【若干長めのロード時間】
現在はアップデートによって、ロード時間がある程度短くなっていますが、
それでも長いです。
オンラインで最大12人とレースすることが出来るかつオリジナルコースが作れるということを考えると、これぐらいのロード時間は仕方ない部分もありますが、
問題はモードを変更するときも長いロードが入ってしまうところ。
対戦に関しては目を瞑るとはいえ、こればかりは不満いっぱいです。
クリエイトからレースへダイレクトに飛べないという点も悪いのかもしれませんが・・・・
やはり言われているように、ロード時間にはある程度覚悟しとくといいです。
【不安定なサーバー】
一応、レース自体に大きなラグというものは現れません。
しかし、作品をオンライン上にアップロードまたはアップロードした作品の公開停止、他人の作品を検索したりするときに、よく接続が中断されてしまいます。
共有することがテーマである以上、こういった部分をしっかりして欲しかったところが正直なところ。
アップデートによってロード時間がある程度緩和されたところを見ると、こういう問題もアップデートで改善しそうですが、
10月現在は不安定です。
また、火曜日から土曜日のいずれかの曜日で、18時〜20時までのメンテナンスが“予告無し”で行われるというのも不満な点のひとつ。
レース中にいきなりメンテナンスに入られるのは、さすがに困りもんです。
【若干のゲームバランスの甘さ】
このゲームでは5種類の攻撃があり、うち1つは自車を相手に当てる攻撃方法で、もう4つはアイテムによる攻撃方法です。
それぞれミサイル、ボルト、ソニック、ニトロとあり、
ニトロは加速させるものですが、これら4つはコース上に置いて攻撃させることもできます。
これらを続けて2つ獲得することで、最大レベル3になり、自車の前を走る全員を攻撃できる強力なものに変化します。
レベル2とかでは基本的に前方一台だけしか攻撃できません。
なので、もし順位が低いうちに前方の1車だけを攻撃すると、攻撃したらやり返すというイタチゴッコになり、結果的に一位独走という形でレースが終わります。
知識としてこれを把握していればなんら問題ないでしょうけど、初心者にとってはそんなの考えてられないのでどうしようもありません。
システム上ドリフトなどで溜められるメーターで、ブーストやシールドが使えるので、独走すればするほど有利になっており、
初心者には少し厳しいバランスとなっているというのが現実です。
同じようにストーリーモードのCPUもやたらと速かったりするので、難易度が少し高いということを頭に入れておくといいです。
操作方法は簡単なんですけどねぇ・・・・
COMMENT
長く遊べるゲーム。
人がいればいるほど面白くなるゲームですので、もっと精力的に宣伝して欲しかった・・・。
オンラインでないと楽しさ半減ではありますが、
前述したように、オフラインでもオリジナルコースで友達と最大4人で対戦することもできますので、十分遊べると思います。
友達がいない人は・・・・・・オンラインで。ね。待ってますよ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 2pt | 5pt | 4pt | 1pt | 3pt |
69pt
GOOD!
<レースのシステムについて>
アイテムを使った攻撃、メーターを消費してのバリア&ブーストなど、駆け引きのバランスがレースゲームとして非常によい。とくにメーターの使い分けはプレイヤーに委ねられているので、下位の場合はブーストで追い上げ、上位なら攻撃回避用に温存・・・など戦略が生まれるのが楽しい。ドリフトの快感が気持ちいいのもGOOD。単に減速せずコーナーを曲がる為ではなく、前述のメーターを貯める要素にもなっているので、ついつい色々なところでドリフトしてしまいます(笑)またドリフトが活きる様々なコースが用意されており、走る爽快感が抜群。1P用のストーリーモードが中々手応えのある難易度なのも個人的に好印象。一通りクリアだけなら程よい難易度(3位以上で次のステージ・各シリーズ最終ステージのみ1位通過)ですが、順位とは別に設けられた様々な課題をクリアするとなると非常にストイックな難易度になる。課題クリアによって得られるご褒美もあるので、もう一回!とつい熱くなってしまう自分がいました。こういった1Pモードの充実から遊びごたえは充分にあります。
<クリエイトについて>
コース&カート&キャラのクリエイトは純粋に楽しい。ありもののパーツを組み合わせながら作れるので、とっつきやすく、かつ各パーツを非常に細かく設定できるので作り込み派も満足という窓口の広さは素晴らしい。クリエイトがへたでも自分のキャラやカートには愛着が湧くし、少しずつパーツを増やしながら作り込んでいけるので初心者も安心。なにより『マイカー』をつくる作業は、単純に楽しい。気づくとクリエイトで数時間たってるなんてことも。
コースクリエイトは、この手のレースゲームとしては革新的。世界中のプレーヤーが作ったコースを共有できるので、ある種無限にあるコースを楽しむことが出来る。某カートゲームのコースを緻密に再現したコースもあり、そういった共有感を楽しむのも一興。日本発の職人さんからの作品も随時UPされているので、楽しみが広がる。
<オンラインについて>
オンラインにモッドスポットというロビー的存在があるのがGOOD。そこには人気のあるコースやプレイヤーが電光表示されていたり、現在開催中のレースコースが流れていたり、見ているだけで楽しい。ロビーはカートに乗った状態で移動できるので、そこにいる無数のプレーヤー達とドリフトしあったり飛びまわったり・・・の無言のコミュニケーションが楽しい。もちろんボイチャもテキストチャットも出来ますが。
BAD/REQUEST
やはり一番の不満はロード。アップデートで改善はされたがそれでも快適とまでは言えない。レース開始前に25〜30秒程度ロードします。
オフライン・分割2Pでプレイする際に、走るコースを1つずつ選択しなければならないのも残念な点。マリカーのグランプリのように、あらかじめ4〜5コース選択した上でテンポよく走りたかった。あらかじめコースが決まっていれば、ロードの先読み等、ロード時間の改善策も生まれるであろうだけに、是非改善して欲しい点。
オンラインで走る際も「公式レース」はホストになったプレーヤーにのみコースの選択権があるのではなく、投票でコースを決めるシステムが欲しかった。(ホストの選んだコースに拒否権を発動することは出来る)
COMMENT
40インチ液晶にてHD環境でプレイ
最大のネックはロード時間ではあるが、それを差し引いても十二分に楽しい作品。ロード中の時間は丁度いい小休止だと思ってます(笑)PS3でこういった共有をたのしむレースゲームを待ってました。プレイヤーが増えれば増えるほどおもしろさが増すゲーム。オンラインに繋ぐ事が前提ですが、なが〜く遊べるタイトルです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
71pt
GOOD!
・グラフィック
すごくきれい。またデザインがこのゲーム独特で自分は好き。
キャラクターや、その服装、カートまでデザインでき、自分の個性を出すことができる。
レースよりこっちに夢中になってしまう人も多いかもしれない。
・オン
オンラインにつないでいるといろんな人のキャラが集まるロビーがあり観ていてすごく楽しい。
テキスト、ボイスチャットどちらもでき交流を深めれるのもGOOD。
・レース
最初のほうは簡単なレースゲームと感じるかもしれないが、なかなか難しいミッションもあり、やりこみ度は高いと思う。
操作はすごく単純で、アイテムなどもあるので、本格的なレースゲームが苦手って人でも簡単になれると思います。
BAD/REQUEST
あえてあげるならば読み込みの遅さ。
コースを読み込むときに結構待たされるし、読み込み中の演出がなさすぎる。
それだけ早くやりたいと思わせる作品だということです。
COMMENT
非常に満足してます。
やはりオンライン対応のもので自分の個性が出せるというのはかなり高得点だと思います。
またコースを作れるというシステムには感動です。
リトルビッグプラネットのレースゲーム版と考えるとわかりやすいと思います。
レースゲーム好きな自分はこういうのがPS3で出るのを待ってました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-20
コースを自分で作れるので、いろんなコースを作って試すという楽しみ方もあります。
一からちゃんと作ろうとすると根気が要りますが、景観や障害物などを勝手に設置してくれる機能や、コースを自動でつなげてくれる機能があるので、そこは困らないと思います。
他はアイテムなどがあるので、マリオカートとさほど変わらないと思います。
ただ、まだあまりプレイしてませんが、操作性に若干クセがあり、特にドリフトの感覚がマリオカートより難しいなと思いました。
操作性はマリオカートの方が自分は好きです。
GOOD!
■クリエイト
やはり一番ウリにしてるだけあって、クリエイト部分は良かったんじゃないかと思います。
キャラクターやカート、そして何よりコースですね。
お決まりのパーツを組み合わせて作るといったレベルではなく、本当に細かく、自分の思い通りにコースを作れることには驚きました。
また、オンラインで作ったものを簡単にシェア出来るのも○。
■PR
日本人なら誰でも知ってるだろうガチャピン&ムックをPRキャラクターに起用したのは大変評価出来る。
日本人ユーザーに縁遠い洋ゲーのレースゲームでしかなかった本作を一気に身近に感じさせることに成功したのではないかと思う。
BAD/REQUEST
■ローディング
とにかくローディング時間が酷い。
長くて長くて……とにかく待たされる上に発生箇所も多い。
8/2のパッチである程度改善されましたが、他のゲームに比べたら、やはりまだまだ長いと感じるレベル。
こんな有様ではゲームを楽しむなんて不可能です。
唯一の救いはリスタート時のロードがないこと。
■カスタマイズパーツのロック
散々自由なクリエイトを謳っていた割に、スタート時のカスタマイズパーツのロック数が多い。
5割以上はロックされてるでしょうか。
この時点で、どんなキャラ&カートを作ろうかなという私のワクワク感は大きく削がれました。
ロックされているパーツはストーリーモードでコース毎の条件を満たすことで解放されますが、上記のローディング時間の酷さも相まって、パーツ回収作業なんて全くやる気起きません。
■オンラインのマッチング
その時オンラインにいるのを数名集めて走らせるだけ。
大人から子供まで同時に100m走を走らせるような感じ。
下手な人は負けてばっかで面白くないだろうし、そこそこ慣れてきた人は張り合いがなく、レース自体が面白くない。
オンラインプレイをウリにしながら、これは酷い。
COMMENT
プレイ環境 26インチHD液晶。HDMI接続。
近年購入したゲームソフトの中で最悪の部類に入る一本。
「繋がりが酷く悪いwebサイト」を思い浮かべてください。
初めのうちはそのwebサイトへのアクセスを試みるでしょうが、だんだんと敬遠するようになり、ついには「ここはスゲー重いからブックマークから外そう」となる。
このゲームは、まさにそんな感じ。
モッドネーションやろうかな……ああ、でもロードばっかだし、やっぱ止めよう。
このゲームを起動してイライラを溜めるよりも、ゲームディスクをフリスビーにして遊んだ方がいくらか楽しいはずです。