【PS3】プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂 レビュー
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-06-24 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
78pt
GOOD!
*アクション
壁を走ったり、鉄棒を回ったり、凍らせた滝を駆け上がったり、空中で敵から敵へ飛び移ったり、等々の多彩なアクションを簡単なボタン操作で楽しめました。
後半になると複数のアクションをタイミングよく同時・連続でこなさないといけないのですが、難しすぎずに何回かチャレンジすると成功しました。華麗なアクションがうまく繋がった時の達成感はなかなかのものです。
ジャンプの方向はあまりシビアじゃなく、だいたい方向が合っていれば次の足場に飛んでくれますので、ちょっと方向がずれて落下死するようなストレスがありませんでした。また、次に進むベき方向にカメラが動いてくれることが多いので、あまり迷いませんでした。
*グラフィック
砂で汚れた城壁や砂埃、流れる水の雰囲気等、臨場感があり、立体感も出ていました。高いところにいると下を見るのが怖いくらいです。個人的には天文時計(?)の部屋が綺麗で迫力もあって良かったです。PS3ならこれくらい普通かもしれませんが。
*やり直し
時間を巻き戻してやり直しもできるし、オートセーブでも少し手前からやり直せるので、何度もチャレンジしようという気になれました。
BAD/REQUEST
あまり重要な点ではないのですが・・・
*フリーズ
序盤で1回フリーズし、PSボタンも受け付けなくなったため、強制電源offせざるを得ませんでした。
*舞台
ステージが宮殿の中か、地下の国だけなので、物足りないです。もっと多彩なステージだとよかったのですが、ゲームの内容的に難しかったのでしょうか。
*ボリューム
クリアまで12時間程度でした。だれる事無く最後までプレイできたので短くは感じませんでしたが、クリア後のお楽しみがほとんどないのでちょっと残念。
*戦闘
まあ、戦闘はおまけみたいなものですが、基本的にワンパターンです。敵を利用してステージ攻略するようなところがもっとあってもよかったのでは。
COMMENT
細かい不満点を挙げましたが、全体としては多彩なアクションをストレスなく楽しめる、アクションゲームの良作だと思います。
スーパーマリオなどが好きな人なら充分楽しめるはずです。
あまり注目されていないようで残念。
あとは、時間を操る能力がもっといろいろ応用できたらよかったような気もします。パズルを解くのに使うとか。単に失敗した時のやり直しだけではもったいないです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
70pt
GOOD!
・絵がきれい
このシリーズの場合絵が汚いと、「足場にできる出っ張りなのか
ただの模様なのかが分からなくてムダに死んだり詰まったり」
みたいな状況が発生するのでけっこう重要。
・戦闘のストレスが少なめに(面白いかどうかはともかく)
このシリーズの戦闘は「面白くないくせに難しい」ものだったが
今作では「難しくはないが、大して面白くない」程度に改善された。
恐ろしく愚鈍な大量の敵をいっぺんになぎ倒していく感じ。
いうなれば「地味な無双」。
戦闘システムが簡略化され、使うボタンも減ったため、
「ケンシノココロ」で多発した「敵をスルーして先に進みたいのに
敵の近くだと移動用じゃなくて戦闘用のアクションが発動してしまい
結局敵を倒さないと進めない」という事態もなくなった。
・システムの改善点
「サブタイトルなしのプリンスオブペルシャ」と同じように
ミスしても自動的にリトライするのでストレスが少ない。
(「サブタイトルなし」のほうは読み込みすらなくて快適だったが
今回は多少読み込むのが残念ではある)
時間を戻す能力を使えば確実に「死なずにすむタイミング」まで
戻ってくれるようになった。
特殊能力の使用回数を使い果たした状態でミスするとリトライ時には
ちょっとだけ回復してる、など。
BAD/REQUEST
・絵はきれいだけど、デザインが微妙
すごく高い技術で表現されてる背景なんだけど、デザイン自体が
「時間の砂」の頃から代わり映えしない。
人物の顔も微妙、すごいCGクオリティで描かれたヒロインの
顎がやたらしゃくれてるのは何のつもりなんだと。
・普段押さないボタンをやたら使う
LRボタンフル活用。L2ボタンを押しっぱなしにしながら
L1ボタンをタイミングよく押す、とか。
そういう押しかたをするボタン位置じゃなくない、そこ?
・これまでと同じ動作がこれまでと違う操作
前作(「二つの魂」)までR1ボタンに割り振られてた動作が
R2ボタンに移り、L1ボタンに割り振られてたのがR1に。
そんな変更が結構たくさんあって、過去作品をやってた人ほど
ボタンの押し間違えでミスるんじゃないか。
・シリーズ中屈指のどうでもないストーリー
このシリーズでストーリーが面白いのは「時間の砂」だけだが、
それ以外の作品も面白くないなりにひねろうとはしていた。
今回はその「面白くないなりのひねり」すらない。
中盤でヒロインが予想した通りの結末。
・オートセーブ1データのみ
一周クリアしたらそれっきり感を助長してると思う。
繰り返しプレイしたい場面も、繰り返し見たいムービーも
正直特になかったから大した問題でもないんだが。
COMMENT
・GOODともBADとも言えない点
本編を2周して、チャレンジモードで経験値を貯めて
能力のアップグレードを最強にしても丸一日で終了。
「値段あたりのプレイ時間」にコストパフォーマンスを
期待する人には向かない。
前作までとのストーリーの繋がりはゼロ。
主人公の髪型と身分が同じってくらい。
シリーズの中では中の中クラス。良くもなく悪くもない。
「サブタイトルなし」と同じくらい。
(ちなみに「良いほう」は「時間の砂」と「二つの魂」、
「悪いほう」は「ケンシノココロ」)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt |
57pt
GOOD!
長年に渡りリリースされ続けている「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズの一作。
甦ってしまった古の砂の魔物たちにプリンスが立ち向かう。
アクション面は壁走りや柱ジャンプなど、おなじみの物に加え、特殊能力で水の動きを止めて、それを利用して移動するというもの。十二分に余裕はあるとはいえ、発動できる時間だったり、一瞬だけ解除して水の壁を通過させるなど、後半になるにつれ思考と緊張感が出てくる。
また、時を戻すことで落下や敵にやられてもすぐに元に戻ることができる。これも制限時間だったり回数が決められているので、むやみやたらにミスできないというプレッシャーも。
グラフィックはオープニングムービーが実写かよと思うぐらいのきれいさ。さすがに本編までとはいきませんでしたが、本編の方も細かい描写が書き込みが素晴らしいです。
サウンドもゲームに合った感じ。時を戻して巻き戻すと音楽も逆回しになるのがいいですね。
BAD/REQUEST
ゲームとして「まとまっている」とは思いましたが、逆に「これはすごい!」という箇所が少ないと感じました。無難という感じ。
ストーリーが普通なのは好みの問題なので仕方ないですが、やりこみ要素などを含めボリュームが少な目だと感じました。もっと長めの尺が欲しかった。
途中には地下水路や機械室のようなバリエーションもあるにはあるのですが、ほとんど屋内なので、やはりステージの代わり映えが少ないですね。「PS3版無印」には雪山などもありましたので。
COMMENT
PSPlusで入手。ペルシャはPS3版無印をプレー。
→ http://www.psmk2.net/title.php?title=412
こういったゲームに慣れている、昔っからのプレイヤーさんには物足りない出来かなとは思いますが、初めてシリーズをやる人にとってはとっつきやすい感じがしました。
ボリューム不足などの面はありますが、やって損はしない感じのクオリティに仕上がったと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-11-25
【推定クリア時間】12時間弱
【トロフィー】その気になれば1日でコンプリートできる
平坦なストーリーに作業的な光の種集め、吹き替えの難など短所が目立った前作に比べ、
「時間の砂」は短いながらもメリハリの効いたゲームとなっている。
ゲームの核であるアクション面については、アサシンクリードでも使われた
「アンヴィル・エンジン」により若干癖のある操作性になっているので、
アサクリシリーズに馴染めなかった人にはつらいかも。
移動→雑魚を倒す→移動→中ボスを倒す→・・・といった構成になっていて、特に移動時間
に重きが置かれているようだ。パルクールアクションで壁を走ったりよじ登ったり、
それでも移動できない箇所は「水を凍らせる」「飛翔の技を使う」「過去のオブジェクト
を復活させる」などの特殊能力を使って切り抜けていく。次にやるべき事を考えながら
移動し、パズルを解くように進んでいく楽しさはこのゲームならではと言える。
前述したアンヴィルエンジン特有のもっさりアクションや、画面奥に移動するとき
距離感が掴みにくいという難点があるが、少しでもアクションゲームの心得がある人なら
テンポよく進むだろう。ただパルクールアクション以外の戦闘・謎解き要素はおまけ
レベルなので、その点は心しておくべき。
GOOD!
開発はアサシンクリードでおなじみのUBIモントリオールスタジオということでアクロバティックなアクションが最高です
アサシンクリードよりフリーランのアクション性においてより特化したものとなっていると思います
壁を駆けたり、ポールからポールへ大車輪のように回転しながら飛び移ったり、鳥から鳥へ飛び移っていくこともできるようになるのですが空中を瞬間移動しているようでこんな爽快感は他では味わえないと思います
戦闘も凝った演出がされていてアクロバティックな動きと映画のようなカメラワークも楽しめます
自由に時間を巻き戻したり、水の流れを止めたりできるのも楽しいですね
音楽も映画のような音楽なので、自分が映画の中に入っている気分になることもあります
ロード時間も短いので失敗してやり直すことになってもストレスはないです
BAD/REQUEST
個人的にはBADな点は見当たらず以下の点も私にとってはGOODなのですが、人を選ぶことになりやすいと思う点を挙げてみました
アサシンクリード以上に超人的なダンジョンの移動というものに特化しているということで、もしかしたら人によっては足場を探すのに苦労することもあるかもしれません
そしてかなりのテクニックといいますかボタンさばきが要求されます
ジャンプボタンに壁を駆けるボタン、水を止めるボタン、敵に飛び移るボタンなどを駆使しなければなりませんし、タイミングが求められます
場合によっては瞬時に状況を判断し的確にボタンを押す必要もあると思いますので、変な場所で悠長に留まっていると落ちてしまいます
それでも時間を巻き戻すこともできますし、すぐにチェックポイントに戻れますので諦めずに挑戦して頂きたいです
テンポよく進み続けられたらとても楽しいので
COMMENT
戦闘の演出、アクロバティックなアクション、音楽は映画のようで、そして足場から足場へと瞬時に的確に移動できれば本当に映画の主人公になったようなハラハラドキドキな興奮も味わえると思います
BADに書いた点についてはあまりにも謎解きのようなものが嫌いな人、短気な人については途中で投げ出しかねない要素ですが、ハマるひとにとっては最大の醍醐味になると思います
因みに私はプリンスオブペルシャシリーズはこれが初めてなので、前作との比較等はできませんが、前作をやっていなくてもまったく問題ないと思います
個人的には一切問題点は見つからず、映画の主人公気分を楽しめる最高の作品です