【PS3】HEAVY RAIN(ヘビーレイン) −心の軋むとき− レビュー
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2010-02-18 |
| 価格 | 5980円（税込） |
| レーティング | 【Ｄ】17才以上対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：サイコ・サスペンス 【廉価版】 ■ 発売日：2011/03/10 ■ 価格：2,980円 |
- 総合ポイント
- 73
- (難易度)
- 1.82
- レビュー数
- 49
426人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
67pt
449人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
67pt
GOOD!
オリジナリティー
飲み物を飲むとき「持つ」「振る」「飲む」「戻す」等一々操作が必要なのだがそれがキャラクターへの感情移入というか一体感を呼んでいる
ムービーの表示に従ってコマンド入力を行うシステムもアドベンチャーゲームではこれほど生きるものなのかと感心させられた（アクションゲームでは多く採用されているがあれは邪魔としか思えない）
また特筆すべきなのは操作キャラクターの一人FBI捜査官の持つ「ARI」である
これを操作するのがとにかく面白かった 「証拠を集める」「仮想空間で推理を行う」etc
これだけで一本ゲームを作ってもいいんじゃないかと思えるほどだった
しかしこの「ARI」は使うキャラクターを蝕むという副作用がある キャラクター的な設定だけなら問題ないのだが、ゲームシステム的にも「制限」（使うたびに一々安定剤を飲むか飲まないかを迫られる、時間制限がある等）があるのは非常に疑問だった
グラフィックス＆サウンド
グラフィックスは気持ち悪いくらいにリアル サウンドは重苦しく焦燥感を煽るような曲が多い それがこのゲームの雰囲気作りに一役買っている
全体的にゲームの雰囲気作りは良く出来ており非常に楽しめるゲームだった
BAD/REQUEST
快適さ
良く言われるフリーズだが筆者も一回フリーズしたのでフリーズが我慢できない人は注意
だがそれよりも周回プレイ時ムービーがスキップできないのが苦しい、クリア済みのムービーは展開を選択してスキップなどの機能が欲しい
キャラクター描写の比重
このゲーム主人公が4人いる（「子供を失った父親」「FBI捜査官」「ジャーナリスト」「私立探偵」）のだがメイン主人公と思われる「子供を失った父親」のキャラクター描写の比重が大きすぎ、他の3人が非常に薄い
よって他の3人がストーリーの展開上必要なキャラなのでただ出しましたとしか思えない
自分は子供もいないのでFBI捜査官に感情移入したのだが、「彼の」ストーリーの薄さには満足できなかった（なおこのゲーム自体のストーリーを評価すると十分面白いと思える出来である）
ARIの制限も彼のキャラクター付けに無理やり押し込んだのじゃないのかと思えてくる
COMMENT
総評としては「確かに面白いのだが不満点も多々ある作品」と言った所である
ゲームの全体的なデザインとしても「一人の子供を失った父親が残された子供を救うために殺人鬼に立ち向かうサスペンス」なのか「折り紙殺人鬼は誰なのかを見つけるミステリー」なのかどっちつかずといった印象である
ある程度両方とも楽しめるゲームとはなっているのだが・・・中途半端な印象である
新たな時代のアドベンチャーゲームとしてやりたいことを入れ過ぎてしまった結果がこうなってしまったのかなと思った
しかしやはりキャラクターへの一体感やARIの操作の魅力は素晴らしいものがある
悪い所は多々あるがこのゲームは面白いのでアドベンチャーゲームが好きな方は是非やってみては如何だろうか
458人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
66pt
GOOD!
照明の感じが雰囲気を出しててゲーム中は随分フォトリアルな映像だと感じたのでグラフィックは上質な部類ではないでしょうか。映画的な演出も個人的な価値観として好印象でした。
音響、音楽も雰囲気を効果的で違和感を感じる事は少ないと思います。
ストーリーの評価は特に個人差が出る部分でしょうが、全体の雰囲気作りが大きく柱としてあるので上質なサスペンスを期待しなければ、それなりに受け入れられるんじゃないでしょうか。
分岐で数パターンのエンディングを用意してくれてるのも（不具合や矛盾の原因になりがちとはいえ）とりあえず良いと思います。
BAD/REQUEST
自分も例外になくフリーズを体験し操作系に関しては大きな不満を感じました。
１）Ｒ２で前進
２）長押しと連打の違いが分かりにくい
３）「Ｘ）はい」「Ｏ）いいえ」のボタン配置に違和感
４）カメラアングルを変えても選択肢が見難いシーン
直感的でない操作と雰囲気を壊すフリーズでせっかくの雰囲気が台無しに・・
大事な場面で「意図しない結果」にした時はストレス感じました。
しかも大事な場面こそ選択に躊躇すると失敗、もしくは自動選択されたり。
アイコンが出る場所も分かり難いところがありました。
食べ物の上にアイコンが出てるように見えて、指定の操作をするのですがキャラクターは隣の飲み物を取って飲もうとする等
フラグ立てでアイコンの出現消滅があるのに、肝心な場面で便座を上げたりみたいな頓珍漢な操作が残ってキャラクターが動くと醒めますよね・・
画質も高画質ながら、ところどころで波打つような書き換えとフレーム落ちと感じる場面がありました。
フリーズは１週で２回遭遇。
２回目はエンディング前の緊張しているところで本体再起動だったので、その時はさすがにがっくり。
COMMENT
BRAVIA /40
不満点も結構あるのですが、HEAVY RAINは十分な映像作品としてDVDを揃える感覚で手元に置いておこうと思っています。操作にイライラしながらも次の展開が気になり眠い目をこすりながらプレイできたのも自分で驚いています。
マルチエンディングを全部観るような義務感を無くして、同じ映画を観てるのにちょっとした操作の違いで新しい場面に遭遇するってのが無理の無いスタンスかも。
クロニクルEP１も購入、こちらは平均プレイ１０分程度のショートストーリー。
なんだかCD（本編）についてくるPVのDVD（オマケ）みたいな感じですが、HEAVY RAINを気に入ったならまぁまぁ有りだと思います。
466人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
64pt
GOOD!
ゲーム内容
今まである様でなかったような感覚のゲームです。
サスペンス映画に自分が介入している気分を味あわせてくれます。
特に生死にかかわるような場面での選択は本気で悩みます、またストーリーの分岐も
多いため、色々な可能性を試したくなります。
グラフィック
人物を遠めで見るとそうでもありませんが、アップになるとその造りこみに驚きました。
その他背景なども申し分ないリアルさです。
ここまでグラフィックを作りこんでいるからこそ成り立つゲームだと思います。
システム
どこからでもスタートボタンでタイトルに戻るや、ゲームの設定を変えることができて便利です。
また、各場面のチャプターも選ぶ事が出来、他の選択肢を試したい時はすぐ試す事ができます。
BAD/REQUEST
システム
操作が左スティックで方向（首の向き）、R2で前へ進むという少し変則な操作で、初めは
思うように動かせないかもしれません。
ストーリー
よくある連続殺人犯を追うストーリーです。それ自体は悪くは無いのですが、所々肝心な
場面の描写が無いように感じました。もっと格人の心理を追求した方が面白いものになった
と思いますが、容量などの問題でしょうか？
バグ
フリーズ、人物の首があらぬ方向へ向く、が１度クリアする間に１回づつありました。
COMMENT
ちゃんと映画ではなく、ゲームとして成り立っているところが一番評価出来る部分だと思います。
斬新とまではいきませんが、この手のジャンルの可能性を少し広げた感じがするゲームです。
まだまだ面白いものが出来ると思いますので、今後も期待したいと思います。
Amazonレビュー
レビュー日： 2010-02-22
登場人物はハリウッド映画を見てるなら馴染みやすいキャラばかりですしリアルタイムのボタン操作も
緊迫感を盛り上げ操作キャラへの否応ない感情移入を誘います。
だからゲームとしては面白いのですが、ストーリーが…
猟奇殺人がモチーフですがサイコスリラーとは言えません、犯人の動機がまともすぎます。ある意味人情話です。
またプレイ最中にはさはど気にならないのですが終わってみるとストーリーの各所にほころびが目立ちます。
あのキャラがあのシーンであんな表情するはずがないとか、あのキャラはなんでそんなこと知ってんだとか。
（どっかで考察されるんでしょうが）
話としては類似のジャンルの「４２８」の方がはるかに面白いと言わざるを得ません。
それでもプレイする価値があるゲームに変わりはありません。少なくともオイラはこれまでに味わったことのない
ゲームプレイを楽しめました。
次に同じシステムでゲームを作るなら「セブン」に匹敵する（出来れば凌駕する）シナリオでお願いしたい。
シナリオさえ良ければ身の毛もよだつ神ゲーが出来るでしょう。
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GOOD!
オリジナリティー：ムービー中にコマンドを入力する形式や主要人物が死んでも物語が進む所などかなり独特で味がある。たとえるなら干物のスルメのようだがこれと一緒で人を選ぶかもしれない
グラフィックス：人物の質感が凄まじい。肌のしわやしみ・そりのこしなど細部に渡って作られていてとてもこだわり深い。製作者もここは特に力を入れたのではないだろうか
サウンド：その場面場面に合った無理のないＢＧＭが割りとよかった。
熱中度：これは個人にもよるが推理物が自分は大好きなのでクリアまでどっとのめり込みました。
BAD/REQUEST
バグ・フリーズ：これが一番の問題。おそらく開発者がデバックを部分部分しかやらなかったのだろう。たまに音が途切れる・映像がブレる・フリーズしてボタンを押しても進まなくなる。自分の場合クリアまでに2回ほどフリーズしましたが終盤の白熱する場面でフリーズするとかなり萎える。
快適さ：自由に歩ける場面でとにかく歩きにくい。Ｒ２ボタンで前進という初期のバイオハザードのような形式だがそれゆえに非常に滑らかさに欠ける。不自然極まりない。たぶん他のゲームとの差別化を図りたかったのだろうが見事に失敗している。クリアしても未だに歩きにくいのはさすがにどうかと感じた。
やりこみ要素：一周目で犯人を当ててしまったからかもしれないが2週目をやる気があまりしない。かまいたちの夜のように選択肢によってまったく違う方向性の話に行くわけでもないのでつまらない。
部分ごとにわけてプレイできない：選択肢によって物語がリアルタイムに反映される形なのでしかたないといえばしかたないのだがこれのおかげで上記であげたやりこみ要素とこの通しでやらないと新しいストーリーが見えてこないというのはリンクしている。
コマンド入力のわかりづらさ：連打と長押しの見分けづらさが目に余る。失敗が許されない場面でこういう根本的なシステムによる妨害は痛い所。もう少し色で判別できるようにとか考えようはあったはずなんだがどうもこの開発者は自己満足の色合いが濃いようだ。そのようなものがシステムの根幹に多々見られる。
COMMENT
クリア済み。
総合評価としてはギリギリ及第点。ソフトもアマゾンなどで買えば5000円を切るのでこのあたりの評価が妥当かと。これがもし定価7000円だったら損をしていると思いました。楽しかったは楽しかったのですがもう一押し欲しい所。全体的にシステムに関してもそうだが詰めが甘い。しかし斬新ではあるので人によっては評価の高低の差が出てくると思う。
推理好きや探偵物語が好きな人にはオススメしたい一品である。街やかまいたちの夜など好きな人なら買って損はないはず。
それ以外の方は・・・自己責任でお願いします。