【PS3】3Dドットゲームヒーローズ レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-11-05 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ニュース |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 | ■ ジャンル:冒険RPG |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt |
68pt
GOOD!
・エディット機能
このゲームの最大の特徴だと思います。
慣れるまで少し手間取るかもしれませんが、苦労して作ったキャラには愛着が湧きます。
苦手な人でも、キャラクターuploadのサイトがあるので、そこで職人さん達のキャラクターを
お借りすれば良いのではないでしょうか。好きなキャラクターの力作に出会えるかもしれません。
・懐かしい世界観と表現方法
ストーリーとしては主人公が魔王を倒すという王道なものですが、私には懐かしい気持ちになれました。多分、全てが3Dだったのと、水(?)の表現がキレイだったからだと思います。
・多様なミニゲーム
サブイベント的な物で、直接ストーリーには関係がないのですが、一時期本編を忘れて熱中してしまいました。特に、ブロックディフェンスはオススメです。
・音楽
可も無く不可もないのですが、世界観と合っていると思います。
少なくとも耳障りなものではありませんでした。
・多様なパロディ
このゲームは他の多くのゲームからパロディを引用しています。
思わずニヤッとしてしまう場面があるのではないかと思います。フロムさんの他のゲームネタには、思わずびっくりしてしまいました。
BAD/REQUEST
・多様なパロディ
上記にも述べたのですが、とにかくパロディが豊富です。マニアックすぎて分からないものが多々ありました。主に30歳以上をターゲットにしているので仕方のないものなのかもしれませんけど。
・地図の見にくさ
普通、画面の右上にマップがあるのですが、とにかく分かりずらい。あんなに分かりずらいものなら、始めから無かった方がマシだと思います。少なくとも私は一回も使いませんでした。
あと、ワールドマップも視点変更ができなかったのがマイナスです。残念でした。
・ロードの長さ
ダンジョンではロード皆無なのですが、町などでは家に入るたびにロードが表示されます。
初めのほうはロード画面の面白さからそれほど気にならなかったのですが、物語を進めるにつれて苦痛になりました。これはRPGとしては致命的なものではないかと思います。
でも、コメントのほうにも述べましたが今ではパッチが適応されて、ロード時間が短縮されています。今までのように熱中度が下がるまでのレベルでは無くなりました。
・周回プレイ
私は最近2週目に入ったのですが、装備が初期のままでした。引継ぎ要素がないのは、ただ単調になり、つまらないと思います。
COMMENT
初めてこのゲームを知ったとき、なんだか懐かしい気持ちになりました。
当方、20代なのですが、こういった非常にのんびりとした雰囲気のゲームは大好きです。
「PS3の能力を無駄に使った」というキャッチコピーもなんだか気に入ってしまいましたね。
悪い点で述べたロードの長さも、今ではパッチで改善されてますよ。
次世代ゲームでは無駄に画像の良し悪しを求めてしまう傾向が多いですが、私のように
のんびりとした雰囲気のゲームが好きな方にはオススメだと思います。
欲を言うならもう少しボリュームがあってもよかったかもしれませんね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
63pt
GOOD!
サウンド4
かなり良い。どの曲も必ずピコピコ音をまぶしてあり、耳に残る。ダンジョンの曲が特に良い。水の神殿の曲が好み。
熱中度4、満足感4
とても面白い。細かいところまで良く作られてるし、正直ハマった。
ただし・・・
BAD/REQUEST
オリジナリティー1
ただし、それはこのゲームのシステムがSFCゼルダの露骨な模倣、劣化コピーだからだ。このゲームの面白さはすべて、SFCゼルダへの誉め言葉でしかない。
どのくらい模倣してるかと言うと・・・
・このゲームは単独の主人公がトップビュー型のフィールドとダンジョンにて剣を振って敵を倒していくARPGである。
・経験値は無いが、「りんごのかけら」を4つ集めたり、ダンジョンのボスを倒して「りんご」を手に入れるとHP最大値が上がる。
・フィールド上の草を剣で刈ると、HP回復アイテムやお金が出てくる。
・HP満タン時は剣が長く伸び、遠くの敵を楽に敵を倒す事ができるが、1回でもダメージを食らうと、何の特典もない普通の剣になる。
・フリーイベントにて空きビンをいくつか入手する事ができ、中にHPやMPを回復する薬を入れておく事ができる。
・フィールド上にはいくつかダンジョンがあり、ひとつ攻略するごとにブーメラン・弓・爆弾・ワイヤーロッドなどのサブアイテムが増えてゆく。ブーメランは敵をしばらくマヒさせる。弓は敵にダメージを与える。爆弾はフィールドやダンジョンにあるヒビ割れた場所(隠し通路)を開通する。ワイヤーロッドは杭に当てる事で瞬時にそこまで移動し、足場の無い離れた場所への移動も可能となる(各アイテムについてはマニュアルにも記載されてるんでネタバレではないです)。
・ダンジョンは、上下左右に通路を持つ部屋の連なりで構成されている。ダンジョン内には矢が飛び出す壁、押せる柱、ヒビの入った隠し通路、赤と青の壁が切り替わるスイッチ、強引にダンジョンの入り口に連れ戻す罠、ランプを灯さないと真っ暗で何も見えない部屋、などさまざまなギミックが存在する。通路は施錠されている場合があり、鍵を必要とする。鍵は宝箱から入手したり、特定の部屋の敵を全滅させるなどの条件を満たす事で入手したりする。宝箱からは、通常の鍵の他に、鬼のような顔をあしらった形の「ボス部屋への鍵」や、「全体マップ」を手に入れることができる。
その他にも、ダッシュ攻撃して壁にぶつかった時の跳ね返り具合や、敵に接触した時の点滅とのけぞり方、ダンジョンで落とし穴に落ちた時に主人公が小さくなって落ちていくアニメーションなど、SFCゼルダをよーく研究し、忠実に再現している。
グラフィックス2
文字が読みにくくてイライラする。9*9くらいのガタガタのフォントで漢字まで無理やり表記したり、一部セリフを意味も無くカタカナでしゃべらせたりしている。さらに、オプションで文字サイズを大にできるのでやってみたら、9*9のガタガタ文字をそのまま2倍くらいに拡大するだけ、しかも商人のセリフだけは小さい文字のままというバグがあった。
昔のドット絵に味があるのは事実だし、それをコンセプトにしたゲームというのは構わないが、こと文字に関しては、味の問題ではない。見やすい事が一番であり、唯一正しい。懐古趣味を履き違えてるんじゃないか?
快適さ2
・ダッシュ攻撃が使いにく過ぎる
ゼルダのようにダッシュ攻撃があるんだが、これで高速移動しようとしてもすぐ壁にぶつかってしまいイラっとくる。なぜならこのゲームは剣がやたらでかく、かつ剣にしっかり当たり判定があるため、すぐ剣が壁にぶつかり、つっかえて止まってしまうのだ。つまりダッシュで画面の端まで行くのは物理的に不可能というわけだ。はっきり言って意味不明。
まあ一応、剣にお金をつぎこんで「当たり判定をなくす」事もできるが・・・そもそもなぜ「タダでもらったダッシュ攻撃」をちゃんと使えるものにするためにわざわざお金かけなきゃならんのか。それにお金かけたところで、当たり判定をなくせるのはHP満タン時のみという謎仕様。
・二度、ゲームが勝手に終了してPS3のメニュー画面に戻ってしまった。
いずれもフィールド上をダッシュ攻撃で走りまわってマップの切り替わり(NowLoadingが表示される部分)に突っ込んだときに発生。
・ワープで行ける町の、表示順序が意味不明
DQのキメラの翼に相当するアイテムがあるんだが、使ったときに表示される「行き先の町一覧」の表示順序が、発見した順でもなくアイウエオ順でもない、意味不明な並び順。町の名前なんていちいち覚えてないんだから、発見順にしといてくんないと、どこがどこだか分かんないっつうの。結局最後まで、移動先を何度も間違えつつアイテム使ってた。
・賢者の居場所が分からない
ダンジョン攻略後、なぜかそのダンジョンの持ち主の賢者にわざわざ「クリアしましたよ」って報告しなきゃいけない。でないと次のダンジョンに進めない。が、賢者の居場所が説明不足過ぎるため、あちこち探しまわらなきゃならない。基本的には、マップを見ると次の行き先が点滅状態になるという親切設計なのだが、賢者の居場所だけは点滅してくれない。
・「復活ポイント」のおかしな挙動
このゲームはどこでもセーブ/ロード可能だが、再開場所はある程度固定の場所しかなくて、例えばダンジョンの途中でセーブすると、ロードしたら再開場所はダンジョン入り口となるし、フィールド上でセーブすると、直前に使った町の宿屋等から再開する。それはまあいいとして・・・一度、フィールド上でセーブし、ロードしたら、見た事ない(曲も初めて聞く)森の中から再開した。ゲーム進行上問題は無いが、単にびっくりした。
COMMENT
あらためて言うが、このゲームはとても面白い。
パクリを許容できる人は楽しめると思う。私は「え、嘘でしょ、ここまでパクるか普通?」と眉をひそめつつ、でもやっぱり面白いし、曲もカッコイイのでつい最後までプレイしてしまった。
ちなみにパクリとは、ゲームシステム模倣の部分のみを指す。
他の部分、例えば町人のセリフに出てくるDQネタ、「冒険の書」選択風の曲やゼルダ風のフィールド曲、NowLoading中に表示されるさまざまなオールドゲームを模した絵などは、いわゆるオマージュ・パロディというやつで、好みはあれど許容範囲。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
60pt
GOOD!
公式HPのCMでPS3の機能無駄遣い!と歌っている様に本当に無駄に全力を注いだゲーム。
一言で言えば、SFCのゼルダを3Dドットにしました。で言い切れます。
ファミコンやスーファミ世代には懐かしさを感じますが、その世代にゲームをやっていない若い方はちょっと苦しいかも。
ゲームを起動してどこかで聞いたことあるようなフレーズのサウンド、そして最初の村からいきなり姉妹で妹が占い師、とか。自分が人間だと思い込んでいる犬(おそらくメス)など相手を選ぶネタがふんだんにこめられており、笑わせてくれます。
グラフィックはとにかく綺麗!水の流れとか見とれてしまいます。
キャラもとても綺麗!とても綺麗。本当に綺麗なんだけど、ドット。ブロックの集合体で構成されているキャラなのでもったいなさが際立っています。多分開発もそういう部分を狙っているのでしょうが。
やりこみの要素である剣の育成も普通のRPGなら強さだけだが、このゲームは長さ&太さまで育成できる。無茶な横幅でどこまでも伸びる上に貫通する剣とか見てるだけで笑えます。
難易度は本当にゼルダテイストなので簡単〜普通の中間と言った感じ。
それほど難しくないので、適度にやり込める上、システム面もほぼ昔を再現してる感じで快適に遊べます。
BAD/REQUEST
一番の残念なところは万人向けじゃないと言うところ。
ファミコン世代向けに作られているので、プレステ世代はネタとか楽しめる要素が少ないかも。
音楽も、いい言い方をすればなつかしい、が。悪く言えば古臭く、オリジナリティは薄い。
ただ、オリジナリティを殺してネタに走って作っているとも取れるので、判断は難しい。
移動速度が遅く、今のゲームに慣れていると結構つらいかも。
COMMENT
ネタゲーとしてはかなりの高いところにポイントを持っていきたいが、
ネタや設定から相手を選ぶので、下手をすればわからないネタが多いのかもしれないです
このゲームの面白さのうち数%は懐かしさ込みなため、オリジナリティよりも懐かしさを求めている人向け。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-06-19
GOOD!
・「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のもろパクリ
オリジナリティーの点は低くせざるを得ませんが、元となった作品とほぼ同等の操作性があるため安心して遊べます。また、とっつきやすいです。
・パロディの多さ
オリジナリティ要素皆無です。
ちなみにローディング画面も古いゲームのパッケージを模した絵が表示されます。
・どこまでも長く、突き抜けるほど太ーく!
強化するとマップ全体を覆いつくすような剣があります。壁も貫通する上振り回せます。異常。
他にも「消費MPを減らす剣」「移動速度が上がる剣」「ビームに特化した銃型の剣、いやむしろ銃」などなど、個性的な剣が数多くあります。
・ミニゲーム
どれもパクリといえばそうですが、よく出来てて面白いです。
が……(→BADに続く)
・選べる難易度
ノーマルだと点数1程度なのですが、フロムなら2、スペランカーなら4くらいの難易度はあります。
・熱中度
1からキャラを作れるエディット機能は、『ラクガキ王国』のような楽しさがあります。
16×16×16と厳しい制限がありますが、逆に言うと多少ヘタでも目立たない、そんな敷居の低さが魅力。
非公式ではありますが、作ったデータをインターネットにアップして見せ合う、または他人の作ったキャラで遊ぶ…といったこともできます。
しかしこれはエディットにハマった場合の感想。
ハマれなかった場合の熱中度は、せいぜい2〜3といったとこでしょうか。
BAD/REQUEST
・パクリを許容できない人もいる
そういう人は楽しめません。
・武器のバランスが悪い
回転&貫通機能をつけられず、特殊機能もない武器=使う価値がない状態になってしまっています。
その筆頭が小さなブロック20個で交換できるエクスカリバー。
・ミニゲーム
面白いのです、面白いのですが…
ノーミスクリアとかの厳しい条件が、剣の入手条件=ひいてはトロフィー条件ってどうなんですか。
ミニゲームだけに関して言うなら、間違いなく難易度5です。
・時々フリーズします
頻度はまちまち。忘れがちですがセーブはこまめに。
COMMENT
とにかく人を選びます。
パクリを許容できない人はダメ、エディットを楽しめないと寿命が短い…などなど。
ネタ・パロディに関しては、年齢に関らず「有名なゲームネタ」を多く知っていれば大丈夫です。
復活の呪文「ゆうていみやおう…ぺぺぺぺ」で出るキャラの名前は?とか
「はかぶさの剣」ってどういうもの?とか
そういうことを聞かれても答えられる人ならバッチリです。
総評すると、エディット命のバカゲーってことで。