【PS3】ミラーズエッジ レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-12-11 |
価格 | 7665円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:一人称アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2009/11/26 ■ 価格:3,129円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
51pt
GOOD!
■オリジナリティー
一人称視点+パルクールアクションという斬新なアイディア。
ビルからビルへ飛び移ったり、パイプを登ったり、壁を蹴ったり走ったりして、追跡者から逃げるゲームです。
■ゲーム性
加速して飛んでくぐって壁を走って大ジャンプ、うまく着地して華麗に敵の武装を解除したらドアを蹴り開けてドンドン進む!
一人称視点のため、とても迫力のあるプレイ画面になります。しかし、ここまでやるためには、ボタンを押すタイミングや、画面がぐわんぐわん揺れるなかの的確なカメラ操作が必要とされます。初見ではまずおぼつかない足取りでフラフラしながらゴールすることになると思います。
■グラフィックス
近未来風の白いビルの外観はとても綺麗で、爽快感あふれるものでした。情報規制がいきとどいた街らしい潔癖さを感じます。昼間の太陽のまぶしい表現も本当に日焼けしそうで良かったです。
■主人公
残念ながら世間では主人公の外観は不評ですね。吊り上がった目が特徴で、可愛らしさとは反対の野生的な雰囲気があります。私は激しい運動をするキャラクターとしてはリアリティがあって良いと思います。
■難易度
死にゲーです。普通にクリアするだけなら、それほど難しくはないでしょう。
ただし、終盤ではワンミスでやり直しが多くなるので、ストレスがたまるかもしれません。
BAD/REQUEST
■ストーリー
ストーリーパートは出来の悪いカートゥーンアニメで展開されます。キャラクターの外観もバタ臭くデフォルメされており、綺麗なCGで展開されると思っていただけに残念です。
お話事態も出来の悪い映画を見ているようで、つまらないです。そのせいでクリアしても達成感はありませんでした。
■快適さ
主にステージ設計でイライラする点が多かったです
・どこへ行ったらよいのかが不明瞭で、いちいち進行にストップがかかる
・暗い場所で明度をあげないとほぼ見えない足場がある
・○ボタン長押しで次の進行方向にカメラが向くが、アクションシーンでこれをやるとまともにプレイできない
・結局は決められた道を決められた方法で進むしかなく、自由な攻略が不可能
・タイムアタックも上記同様、自由な道筋がない
・無駄に長いエレベーターの待ち時間
・ちょっとした障害物でもすぐに突っかかる
・夜のステージでダメージを受けると辺りが全く見えなくなる
■サウンド
雰囲気の合った緊迫感・透明感のあるBGMですが、数が少なく、これといって印象に残りませんでした。
COMMENT
■トロフィー
アクションゲームが好きな人なら、プラチナトロフィーの取得は難しくないと思います。
ただ、DLCを含む100%コンプリートになると話は別です。一瞬の操作ミスも許されないタイムアタックを攻略しなければならないので、難易度は非常に高いです。
ぶっちゃけ三人称視点の方が相性の良いゲームだと思います。
いろいろ惜しい点が多いので、次回作に期待ですかね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt |
72pt
GOOD!
一人称視点のアドベンチャーは斬新。
アクション性が想像以上にあって楽しいです。
特に逃走シーンはかなりハラハラします。
難易度が高めで丁度良いと個人的には思いました。
雰囲気はトゥームレイダーみたいな感じで遊べます。
グラフィックは独特な近未来的なデザインでとても綺麗です。
基本的に屋上の様な高い場所がステージなので眺めが最高です。
BGMはヨーヨッパの楽曲みたいでクールでカッコイイ曲ばかりです。
テーマ曲の歌入りバージョンはとても良い。
BAD/REQUEST
ストーリーボリュームが無いです。
もう少し長く10時間以上はストーリーで楽しみたいです。
また、周回プレイをするほど熱中度が高くありませんでした。
タイムアタックをするぐらいでやり込みはあまり無い。
銃撃でのエイムが難しいというか照準移動をもっと遅くして欲しい。
設定不可なので狙いずらい。
基本逃げゲーでシューティングではないのですが。。
COMMENT
ブラビア(KDL-710EX 40型)HDMI接続でプレイ。
ハードは250GB:CECH-4000Bにてプレイ。
俗に言う死にゲーです。
トゥームレイダーの一人称みたいなイメージです。
ストーリーはそんなに期待出来ません。。
ゲーム性は新しいので安価で手に入るチャンスがあれば是非。
根性のあるアクション好きな方におススメです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt |
74pt
GOOD!
オリジナリティー 5
まず一人称視点でここまでアクション製の高いゲームは他にないんじゃないかと思えるほど、
他のFPSではできないアクションが複数用意されていて非常に斬新なプレイが楽しめました。
その上舞台となる街のビル郡の雰囲気やデザイン等で完全に独自色を出せている。
グラフィックス 4
とにかくキレイ、決して細かく描かれていると言うわけではないが生き物の匂いがしない無機質な
美しさをミラーズエッジの世界では見事に表現できている。
サウンド 4
ミラーズエッジの世界をより魅力的に引き立てるOP曲、BGMは基本流さず環境音や主人公の
息遣いが聴こえたりして、デモンズソウル同様ゲームの邪魔をしない
熱中度 3
難しくて何度も足止めをくらってしまったので、何時間も通してプレイとはいかなかった。
BAD/REQUEST
このゲームは難易度が高く、少し下手をしただけで一方的に銃で撃たれたりしてストレスがたまることがよくあった。何度か死んで逃げるルートを覚えたりすることもあるので、死にゲーが嫌いな人にはお勧めできません。
COMMENT
本当にイライラすることもあるゲームではありますが、それを差し引いてもやる価値のあるゲームだと自分は思います。ICOやワンダの上田作品やフラアリーや風の旅人のthatgamecampanyの様にセンスのいい雰囲気ゲーがありますが、ミラーズエッジもまたすばらしいセンスを感じさせる雰囲気ゲーの一つとして見てもいいと個人的には思っています。
今はどのお店でも安く買えると思うので、続編発売の為にも未プレイの方にはぜひ手にとっていただきたい作品です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2011-04-27
これまでアクション・FPS共に好んでプレイしています。
このソフトがプレイヤーとしての自分を鷲掴みにして離さないもの、それはまさにエッジのあるゲームデザインです。
最も臨場感のある一人称視点で繰り広げられる、ラン・ジャンプ・スライディング・格闘というシンプルで原始的な興奮を呼び起こすアクション。慣れることで更にアクロバティックに動けるようになれば、展開のスピードやテンションと合わせて爽快な一体感を得られます。やり込み重視のアクションが好きな自分としては、これだけでもプレイし甲斐があるというもの。
ステージは無機的な近未来都市のビル群で、白や黄色を基調としながらも行先が赤色で示され、ときに屋上から屋上へ、フロアから構内へ。ルートを自分で探さなければならないのは難しいけれど、ゴールを常に指し示してくれる親切さと何処かポップな原色的グラフィックの世界は、ひんやりとして気持ちが良いです。
サイバーチックでアンビエントなサウンドも世界観に完璧にマッチ。オープニング(プロローグ)で流れるテーマは何度聴いても鳥肌が立ちます。
アメコミタッチで雰囲気のあるムービー。好き嫌いはあるでしょうが、自分はとても惹き込まれます。こういったシナリオの見せ方、プレイアブルとのメリハリは、いかにも海外作品という感じですね。
ストーリーモードクリア後の、コースチャレンジに特化したモード。回収やリプレイの作業も若干ありますが、オリジナルなゲームの根幹を徹底的にプレイヤーに求める姿勢は、遊んでいて実に清々しい。
そして最後に、これらを破綻なく洗練されたエンターテインメントとして仕上げるセンス。まさに素晴らしいとしか言いようがありません。
このゲームがあまりに自分の感覚的嗜好と合致しているのでベタ褒めになってしまいましたが、人を選ぶものであるのは間違いないと思います。
バグやフリーズなど致命的な欠点こそありませんが、FPS視点による酔いは間違いなく起きますし(長時間プレイは無理です)、悪く言えば全体的に単調で控えめなトーンですから、すぐに飽きてしまうということも考えられるでしょう。難易度も決して低くありません。
ですが、あくまで自分自身にとってはということですが、ミラーズエッジは2011年の現在でも未だ斬新です。
他にこのような作品を知りませんし、そしてこれが一番肝心なことですが、すごく面白い。
自分にとってのゲームの位相を変える、それぐらい静かに衝撃的な傑作。
GOOD!
『一人称パルクールゲーム』という未だ嘗て無いようなジャンル。
TVの『世界のスゴ技特集!』的な映像で見るような、壁走り、高所からの飛び降り/受身、ビルの谷間を飛び越える...といったアクションを、POV視点で楽しめる。ジェットコースターで感じる、俗に言う『タマヒュン感』『チンサム感』を気軽に楽しめる点では、素晴らしいゲームといえる。
他の方のレビューを見るに、戦闘はあまり重要な要素ではない様な事を書いてあるが私の場合、ストーリー後半で登場する、サイボーグ忍者みたいな連中や機関銃を持ったSWATを、一体どのような順番で、どのような戦法で倒すのが安全か、といった事を考えるのが楽しかった。
実績解除の項目の中に、『こういった技を使う』『このような戦法で敵を倒す』というモノがあり、それを成功したときの達成感は多い。また、一見掴めなさそうな距離のパイプを決死の覚悟で飛んで、何とか掴んだ時の安堵感は等身大である。
目的地に到達するまでのルートは、ある程度自由。ビルの谷間を鉄骨で渡るのもよし、どうにかこうにか飛び越えるのもよし。
かなり難しいが、武装解除ができた時はその派手なアクションに圧倒される。まるで映画を体験しているような錯覚を覚える。慣れてくると複数の敵に対峙した時に、先ず一人目のハンドガンを奪い、走って距離をとりつつジャンプしながらターン、空中で狙いをつけ発砲し、倒すといったアクションも可能。
BAD/REQUEST
初見殺しが多い。例えば、狭所で梯子を上る局面があるのだが、登っていくうちに突然画面が煙くなり、一瞬後には死んでしまう。どういうことかと思い、リスタート後に周辺を見回すと、梯子上方でパイプからスチームが噴射されており、それを止める為には梯子の反対側の2メートルほどの足場の上にある、バルブを回さなければならなかった。無線でもいいから一寸は指示が欲しいところ。
最後の方になると、最終目的地が吹き抜けのかなり上方に設置され、「そこまでなんやかんやして辿り着きんしゃい」といった妙な突き放し方をされる。ガイドボタンを押してもただ天井を見上げるだけで、何のヒントも無い(それはそれで面白かったりもするのだが)。
後は、登って欲しい時に思ったところに行ってくれない事が多々。ビルの谷間を決死の大ジャンプ! 届くか? 行ける、行けるぞ!! よし、ギリギリだ、ここで掴ま...ドシャ。 といった事が多かった。主人公には多少の自殺願望があるのかもしれない。
リスターと地点が細かく設置されて入るのだが、「ここからかよ!!」と思う事もあった。
ストーリーはB級感溢れるありがちな感じ。最後はハッピーエンドのような演出だが、エンドロール中に流れるゲーム内ニュースで、そうでもなかった事が判る。
COMMENT
私は実況用にソフトを探していた時に、100円セールで見つけたので購入した。レジのおばちゃんがパッケージを見て「このボウヤは変わった嗜好の持ち主ね」といった顔をしていたが、それもその筈で、そこにはかなりインパクトのある顔がでかでかとプリントされていた。しかし、一人称ゲームなので主人公の可愛く無さはあまり気にならない。
ストーリーの設定は「情報がかなり規制された近未来」といったもので、そんな中で裏の通信手段として、伝書鳩の如きアナログな仕事をする情報屋「ランナー」が暗躍している。この世界では情報の不正な流出はかなりの大罪の様で、警官も銃を構えて「動くな! バッグを置いて両手をこちらに見せろ!!」等と叫んでいる(なお、指示に従ってその場から動かなくても蜂の巣にされる)。
舞台は最初アメリカの都市かと思ったが(主人公以外が欧米系の顔立ち/名前)、車が右側通行だったり、やたらと中国語が書かれてたり、一体何処の国何だと思っているところへ、「都有地に付き立ち入り禁止 東京都東京港防災事務所」等と書かれた看板があったりする。確かに段ボール箱には「ククテキンテハラコ」等と謎の文字が書かれたものがあったが...。
ボタン操作に複雑なものはなく、基本的に4つ程度のボタンしか使わない。難易度はイージーにする事でさほど難しさを感じず、パラレルワールドにうまく没頭できるゲームとして、かなり高評価ではある。定価では一寸高いかもしれないが。