【PS3】AQUANAUT'S HOLIDAY 隠された記録 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:海洋アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 2pt |
51pt
GOOD!
海の中のグラフィックは文句なしの「最高」!まるで水族館の中を泳いで回っているようだ。(しかし、浮上できないのが残念。)
潜水艦の操作も非常に楽しい。魚になって海を泳ぎまわっている感じで、それだけでも飽きない。初代アクアノートの感じがとてもいい。
アクアノート2に引き続き、出会った魚の記録をとれるライブラリーがあり、これを集めていくのも楽しみの一つ。
インストールが必要なく、ロード時間も早い。
音楽は、エリアにもよるが、いい感じです。
BAD/REQUEST
浮上できないこと以外では、1つだけ非常に嫌な所があります:
アドベンチャーゲームにしてほしくなかった・・・
記者として、失踪した海洋学者を追って行くストーリー・・はっきりいってどうでもいい!
開始時の移動範囲制限、イベントフラグや謎解き、ましてや資金集めなどは絶対いらなかったはず。せっかく楽しんで泳ぎ回っているのに、突然イベントが割り込んできたり、取扱説明書にも書いてあるような基本操作の事を何度も何度も聞かされる・・ストレスです。
潜水艦がしゃべる・・・うざい。
また、4つの音による魚との「会話」は初代アクアノートのように普通に魚のちかくで鳴らしてリアクションを楽しむだけならよかったものの、「コンタクト」と呼ばれる、魚の出す音のパターンを真似て演奏しなければいけない・・・ううぅ、音楽系ミニゲームを取り込むとは・・一体誰がこう言ういらぬ事を考えるのでしょう・・・
潜水艦の性能をレベルアップさせていくシステムのもいらなかった。最初からちゃんとしたのを用意してほしい・・・最初は素潜りでもいけるよう深さへもいけない・・・
開発者はPS1の「アクアノートの休日」の「自由に探索して、自分だけのストーリーを作っていく」というアクアノートの本当の素晴らしさを完全に忘れてしまっている。当時「アクアノートの休日」があれだけすごい反響を呼んだのは正しくこの様なアドベンチャーゲーム仕様でなかったからだと思います。すくなくても、自由探索モードぐらいあっても良かったはずです。
COMMENT
美しく、広大な海の中を魚になって泳ぐことで日頃のストレスを解消したいと思って買ったゲームなのに、邪魔なイベントのオンパレードでストレスが頂点へ達します。
いらないストーリーをとっとと終わらせてしまえば昔のアクアノートのように自由に遊べるようになります。
そこまでくるのに時間がかかってしまいますが、このジャンルのゲームはほんとうに少なく、最近お金不足でスキューバダイビングへあまりいけない私にとってはとてもありがたいものです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
58pt
GOOD!
・トロフィー対応
なかなか解除条件は厳しいですが、やはり目標があるのはいい事かと。
・定価が安い!
値引きで買って5000円以下でしたので、安さもあって買っちゃいました。(笑)
・グラフィックよし!
大型の魚の迫力や魚群はまさに圧巻でした!
ダイオウイカにはホントにびっくり・・・。
・クリア後のお楽しみ。
クリア後はサブイベントなどが発生するようになって、
ここからが本番って感じでしょうか。
TheAtlasやNeoAtlasシリーズが好きな方は楽しめるのではないでしょうか。
・ラボのしょーもない二人組
バカバカしいけど、ちょっと気に入ってます(笑)
BAD/REQUEST
・シンガー
他の方も言われてますが、これが物凄く作業感・・・。
トロフィーの条件にも、これが絡むらしいのですが、正直やりたくないなぁ・・・。
・ロード頻発の箇所
条件はよくわからないのですが、探索中にロードでガクガクっとなる時があります。
頻繁ではありませんが、やはり気になります。
・表示が少ない
現在探索中の地名や座標を出してほしかったです。
あれ?ここどこだっけ?っと思っても、分からない時があって不便すぎます。
それと、見つけてない魚をネット上で情報交換したくても、座標がないせいで
凄く探しにくい。(これは製作者の意図かもしれませんが)
COMMENT
シナリオなどで酷評されてますが、このシリーズは初プレーの自分としては
物語などはあったほうが嬉しかったので、楽しめました。
(逆にいうと、シナリオなければおそらく買いませんでした)
もう少し宝物(発見物)を増やしてくれればよかったかなぁ・・・。
Amazonレビュー
レビュー日: 2008-10-14
舞台はキシラ環礁。
主人公はジャーナリスト。
キシラで消息不明になった海洋学者のビル。
ビルの失踪が特ダネになると思い、キシラ環礁に行きます。
キシラベースを拠点に、不思議な体験をしつつ、美しい海を調査。
海域は複数あり、それぞれ異なった種類の魚がいます。
『ゲームの大体の流れ』
ドルフィン2号という小型潜水艇に乗って海を回遊。
新しい魚や場所などの発見に伴い資金が支給され、必要な機材を購入。
そして次の海域を目指し、行動範囲を広げていく。
途中、失踪したビルに繋がる出来事が起き、謎が少しずつ解明。
『映像・音は』
水のゆらめき・水泡・魚の肌・水の音…
ヒーリング効果があり、どれも秀逸です。
魚を拡大すると、ヒレなどが角ばっていたりしますが、
リアルに作られています。
綺麗な分、映像を十分に楽しむためには、お使いのTV・ケーブルを選びます。
気に入った場所や魚は写真に撮れます。
写真はストーリーに関係することはありません。
海域ごとに音楽が違い、イメージが膨らみます。
音楽をオフにして、水の音だけ楽しむこともできます。
マンタの群れを下から見上げ、太陽の光で揺らめく光景は良かったですね。
『実際にやってみて』
魚とコミュニケーションする機会がありますが、
会話というよりちょっとした音ゲームです。
NaSUというアイテムをうまく使えば、遠い場所にショートカットできるので、
拠点から時間かけて行く手間が省けて良いですね。
登場人物は実際の写真を用いていて、全て外人の顔。
個人的に、リアル外人の顔に親近感は沸きませんでした。
セーブは早め。
ゲーム中のロードは、基本的に海に出るときと拠点に戻るときぐらいです。
意外と魚図鑑の詳しく、解説と魚の拡大で特徴を細かく見れるので、
けっこう勉強になりました。
『深海について』
約1000mまでしか潜れないので、中深層といったところでしょうか。
つまり、表層と中深層の調査だけになります。
下に行くほど岩で狭くなるので、深海の割合は少なめ。
よって、出会える深海魚の種類も少なめ。
『注意点』
主人公の名前は無し。
ボイス無し。
天候の変化無し。
魚同士の争いや食物連鎖は無し。
ゲームオーバー無し。
サメなどに襲われる心配無し。
いつでも昼。
資金が余る。
泳いでいる途中、急にローディングになり、動きが何回も止まることがある。
岩肌・珊瑚など少し雑。
シンガーと呼ばれる魚がうるさい。
一部、リリカルな会話あり。
深海の深度は約1000mまで。
『実際どうなのか』
謎解きといっても、流れで解決できます。
謎を自分で考えるというよりも、解決に繋がる鍵を探すという作業が多いですね。
映像においては、実際に海に潜られた方には物足りないでしょう。
「水が好き」
「気軽に癒されたい」
「海に行きたくても行けない」
「ダイビングしたいけど泳げない」
「まだ夏を感じたい」
こういう方々に向いているゲームかなと思います。
『ボリューム』
私のクリア時間は、約12時間。
魚図鑑コンプリート・トロフィー制覇で、約18時間。
参考なれば嬉しいです。
GOOD!
ハードがPS3に移行したことにより、海の生物が非常に綺麗になった。当然かも知れないが、これは非常に重要な要素であり、潜水艦を止めてジュゴンをぼーっと見ているだけでも十分元は取ったと思える出来。
単座の潜水艦に乗って海中散歩の雰囲気が気軽に味わえる。本来は非常に危険かつ金がかかるため中々体験できるものではない。さらに燃料だの酸素だのサメだの気にしなくてもいい。
見つけた魚が記録に残るので、コレクター要素的な部分もある。海域ごとで条件を絞ることもできるので、どこで取りこぼしたかが一応分かる。
BAD/REQUEST
まずシンガー。ゲーム中に「歌う魚」というのが出てくるのですが、まさか最新鋭のゲーム機でエレメカの代表的ゲーム「サイモン」をやらされるとは思わなかった。しかもクリアにはある程度回数をこなすのが必須。
次にストーリー。オマケ程度につけたにもかかわらず、「メッセージが出るところ全て回らないと先に進めない」仕様にしてしまったため早く先の海域に行きたくてもしらみつぶしに色々なところを回らないといけない。
そしてロードが頻繁に起こる。特にサイモンゲームを進めて行くと自分の潜水艦を強化でき、速度を上げることができるのだが、ロードが入ってしまうためかえって速度が落ちてしまうという本末転倒。
これらのことをふまえて快適さは0としました。
曲は悪くはない。でもBGMのボリュームを無しにすると水中以外のBGMも消滅する。あと魚群がやたらうるさく、魚群の近くでイベントが起きると長々ノイズを聞かされる。つまり音響システム周りがなっていない。
魚のロックオン範囲が思ったより狭いため、魚群の中にいる速い魚などを登録したい場合にはボタン連打と反射神経の勝負になる。一応全部登録しなくても先には進めるが、遅延が発生するテレビでは厳しいかもしれない。
あとゲームの設定上「バッテリーが生きているソノブイの範囲外は調査不能」とありますが、余りにも無理がありすぎる。人間と会話できるくらいのコンピュータを搭載しているのなら、GPSで位置や方角を得ることなどたやすいはず。
COMMENT
37インチ液晶HDTV、5.1chサウンドシステム使用。
アクアノートの新作がPS3で出るということでかなり期待していましたが、良いところよりも悪いところが目立つ作品になってしまっていました。
最低限「アクアノートの休日」としてプレイするにはサイモンゲームやらポイント探しやら苦行をしなければならず、そこが非常にもったいないポイントです。
とはいってもグラフィックに関しては5点はあげられないものの文句なしの出来なので、水族館、特に色々な生態系が混ざっている巨大なのが好きな人にはおすすめできます。というよりも私も水族館大好きなので。
次回作では北極・南極の海を加えてぜひ普通の「アクアノートの休日」としてリリースしてください。