【PS3】DARK SOULS II(ダークソウル2) レビュー
発売元 | フロム・ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-03-13 |
価格 | 7800円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / PS4版 レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜4人) ■ COLLECTORS EDITION版:15,800円 【DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN】 ■ 発売日:2015/02/05 ■ 価格:4,936円 通常版にDLCを同梱した廉価版です。 |
- 総合ポイント
- 63
- (難易度)
- 3.50
- レビュー数
- 44
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt | 3pt |
53pt
GOOD!
シリーズ3作目であり、その独特な世界観とゲームシステムは、他のゲームで類を見ないが故に未だ新鮮さを残している。
オンラインにおいては、マップを探索し、アイテムを見つけるというRPGでのお馴染みの行動も、村人などのNPCによる誘導ではなく、他プレイヤーからの助言を頼りに探していくことになる。
その中で、他プレイヤーを自分の世界に召喚する形で協力を仰いだり、敵対プレイヤーとして侵入を受けることもあるなど、オンラインRPGの中でも独自の共闘感と緊張感がある。
こんなコンセプトのキャラクターで、協力プレイがしたい、対戦がしたいなど、自分の様々なプレイスタイルを表現させてくれる点が非常に秀逸。
今作では二刀流の要素や魔法の種類が追加され、よりバラエティに富んだキャラメイクが可能となっている。
ジャンプが暴発しづらい、左右3つ武器が持てる、装備重量がわかりやすいなど、プレイにおけるストレスが軽減されている。
周回プレイをしていくゲームだが、2周目では強さ以外にも変化が見られ、飽きにくい。
BAD/REQUEST
オンライン要素の秀逸であったゲームシステムを根本的に継承しながらも、今作はそれを大幅に劣化させてしまっている。
過去作では単純に近いSL(ソウルレベル、強さの一要素)でのマッチングとなっており、うまいプレイヤーがこれを上げずに終盤まで行き、装備を強化した状態で序盤のステージで初心者狩りをする、というのが問題ではあった。
恐らくこれを解消するべくマッチング方式が変更され、総ソウル(経験値にも資金にもなりうるもの)獲得量によるものとなり、また1周目のプレイヤーと2周目のプレイヤーがマッチしなくなった。
更に、協力プレイを完了しても生身に戻らない、攻略済み、亡者状態でも侵入を受ける、といった仕様に変更された。
しかしながらこれらによって、
・1周目で侵入される緊張感がほぼ皆無(1周目だと侵入に必要なアイテムが制限されるのも原因)
・1周目であまり稼ぎすぎると次第にマッチングされなくなってしまうため、必然的に周回せざるをえない。そういった理由で死にゲーなのにソウルロストが怖い。
・協力プレイのメリットがほぼソウル稼ぎだけ。それもマッチング方式故にあまり求められない。
・侵入拒否の手段であった、ボスエリアに入る、白霊(協力プレイヤー)を召喚するといった行動が、クリア済みエリアでは取れない。
・クリア済みエリアで、亡者状態で白サイン(その場所で協力プレイを行うマーキング)を出しておいても侵入で消される。
・侵入側も、相手の目的がエリアのボス撃破であることを前提に、雑魚敵の排除具合から現在位置やルートを絞り込む、といった戦略性が醍醐味だったのだが、クリア済みであるとほぼ単純なタイマンであり、それなら別の手段がある。
・上述のように、協力プレイがしづらいにも関わらず、非常に不利な戦いを強いられるエリアがいくつかある(そこはオフラインでやった方がいいレベル)
といったいくつもの難点が浮かび上がったように思う。
せめてSLと違って調整が利かないのだから、ソウルを獲得できなくなる指輪だとか何か欲しかった。
1周がかなりの大ボリューム。
というと聞こえはいいが、ボス戦は数こそ多いがほとんどが単調なもの。
ステージもギミックに乏しく、何かと隠し部屋やジャンプで行く場所が多い程度。
特にこのゲームの性質上、マッチング域が広がってしまうためになかなかマッチできないことも多い。
マッチング方式のこともあり、適正な獲得量で適正なエリアをクリアしていかなくてはと気を使ってしまう(正確な条件が不明であるため、そこまで神経を使う必要はないかもしれないのだが)
また、1周目でキャラを完成させ、2周目でさあロールプレイ!といきたいところだが、長いのでどうもダレる。だが行かないとそのうちマッチから弾かれる。
ストーリーは目的も結果もいまいち伝わってこない。
過去作で強烈な個性を放っていたNPCたちも、今作のものは印象に残らない。
COMMENT
かなり酷評しているが、ゲーム自体は非常におもしろい。
しばらく熱中して遊んでいたのだが、次第にマッチング関連に不安と不満を感じ始め、自由な気持ちでプレイできなくなってしまった。
思うに、神経質な人間には特に顕著であるかもしれない。
消費アイテムなどまともに使えないし、とにかくロストしてしまうたびに焦りが募る。
初代デモンズソウルで、攻略したいホスト、協力して生身に戻りたい青、妨害して生身に戻りたい赤の三者で絶妙に取れていた均衡が、ここにきて一気に崩壊してしまっている。
一部ステージの攻略が近接スタイルでは極めて困難であることも含めて、あらゆるロールプレイを受け入れ、調和してくれるという魅力が薄れてしまったと感じる。
不満点は多いが、少しの調整で大幅に改善されるものばかりである。
できればアップデート、もしくは次回作でなんとか頑張ってもらいたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt |
53pt
GOOD!
装備の種類の増加、二刀流モーションの追加、やたらと特殊な軌道を描く魔法など、アクションRPGとしての幅がより広がった。
また、ソウルの器というアイテムを消費することでステータスを振り直す事ができるようになったので、複数キャラを作る必要が少なくなったり、周回限定アイテム等もあり、より周回プレイを意識した作りになっている。
また、インベントリに関しても、アイコン形式で一気に多くのアイテムを表示できる様になり目的のアイテムを探しだすのが楽になった。
今現在ではアイコンとアイテムが頭の中で一致しなくて、そこまで効果を実感出来ないが、アイコンの形をアイテムの種類が頭の中で一致するようになれば(要は慣れれば)、今まで以上にアイテム選択が楽になるはず。
マップの作りに関しては、よりRPGらしさを感じさせる作りになっていて、探索という面が凄く楽しくなった。
また、前作では不可能だった、マルチプレイ中の篝火の点火が可能になっていたり、全ての篝火に転送が可能になるなどの親切設計も地味ながら重要な点。
マルチプレイ要素で重要なマッチング形式に関しても、サーバが立てられた事で改善され、マッチング条件にあったサインなら、確実にすぐ見えるようになった。
条件付きではあるが、クリア済みエリアでも召喚したりのマルチプレイが可能になり、なんだかんだ知り合いどうしでのマッチングもかなり楽になっているため、マルチプレイ要素に関しては純粋に強化されたといえる。
BAD/REQUEST
あるステージで、攻略においてものすごい重要な仕掛けがノーヒントというのも問題として挙げられる。PCとの会話でそれとなくほのめかしたり、ちゃんと周囲を見ればわかるようにするべきだった。隠しアイテムなどのような「無くても困らないモノ」ならともかく、攻略上重要な点をノーヒントと言うのは流石に問題だと感じた。一応気づかなくても回復アイテムゴリ押し等で突破できないことも無いが、それは何か間違っているだろう……
また、特に後半ステージにおける問題なのだが、一本道の通路状態になってしまっているマップがとても多く感じた。
酷いステージでは、大穴を飛び降りるような作りですらなく、はしごがあと一歩のところで途切れているような、あまりにも露骨に逆走を不可能にするためだけの作りになっている事もあり、せっかくのシームレスマップであるのに、それが活かされていない構成が増えているのは気になった。
また、一覧性が大幅に上がったインベントリ画面なのだが、何故か装備品の詳細を確認することが出来ない。
装備した時のパラメータ変化の数値は装備画面を開かないと確認できないだけにとどまらず、装備条件となるパラメータの数値すら見ることが出来ない。装備できるものと出来ないものとでアイテムボックスに整理しようとすると、コレが致命的な問題になって来る。
ショップ画面ではちゃんとそういったモノが表示されているため、表示するようなメニューデザインが無いわけではないので、アップデートで何かしらの対応を期待する。
マルチプレイがらみでは、篝火の点火という面では改善されたものの、亡者状態、クリア済みエリアでの侵入という要素のせいで、侵入が邪魔になるケースは減ったわけではない。
買い物中、隣のエリアに移動しようとしている最中、今まさに篝火で転送しようとしていた時などのタイミングで来られると、攻略途中のエリアならともかく、すでにクリアしているエリアでは用もないボスエリアまで行くか、相手を探しだして対人する事を余儀なくされるため、凄く面倒だと感じる。
更に侵入側にとっても「侵入を確認したあと、すぐにボス霧に入って侵入アイテムを無駄に消費させるためにボスエリアの目の前で待機される」という現象や、面倒だから自殺してしまおうというホストが増えているなど双方にとって得をしない状況になってしまっている。
COMMENT
色々と不満点は多いものの、面白いが故に問題点にも目がつくという感じ。
根本的に「苦難の道を切り拓くような感覚の苦境を切り抜けた感覚」や「レトロゲーム的な説明不足を妄想でカバー」など、人を選ぶタイトルであるのは間違いない。
万人受けするモノがやりたければ、元から他のゲームをあたった方がいいだろう。
よく今までのシリーズより難しいとか言う意見も聞くけれど、一部の属性(魔法系では雷、物理系では打撃)あたりが若干優遇されすぎだったかなとは感じた程度で、難易度に関してはほどよいぐらい(少なくとも、1,2周目程度なら)だと感じた。
ただ、説明が無くても自分のプレイの中からしっかりとシステムを理解していこうとしないといけない場面は多い。
MOBのリポップ回数の制限に関しては、無限に稼げなくなるから初心者に辛い等と言われている事があるが、何度もやっていれば道が開けるという意味では、本当は初心者の救済としての面も少なからずあるのではないだろうか。ただ、1周に1体しか存在しない敵から出る、確率ドロップ限定のアイテムと言うのは止めて欲しいが……
周回と1周目のマッチングを分けたり、ソウル獲得量をマッチング判定に入れた理由も、レベルを押さえて本当の意味での初心者がレベルを押さえただけの上級者に頼りっきりになったり、狩られたりするのを減らすためだと考えれば妥当な判断だと思う。
ただ、篝火の探求者という、好きなエリアだけほぼ周回と同じような状態にできるアイテムの存在で、1周目のマッチングを維持しつつ、周回プレイヤーと同じ様な状態にする事が可能にしてしまったせいで、意味が薄れてしまったような気がする……
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt |
52pt
GOOD!
・一度灯した篝火間を特に制約なくワープできるので移動が楽。
・ボスの動きが単調で倒しやすい。倒すとソウル(経験値のようなもの)がたくさんもらえるので自キャラの強化が楽。
・入り口の階段からドラングレイク城を見上げる/城壁から見下ろしたときの風景は見ほれた。
・終盤まで安定して使える武器が序盤に入手できるので攻略が楽。
BAD/REQUEST
・敵の攻撃範囲が見た目と実際の当たり判定がずれている(と感じる)のはつらい。経験や攻略サイトの情報を見れば避け方はわかるのだが、いったんゲームを離れることになるのであまりやりたくない(がやらざるを得ない)。
・一部の篝火の場所がわかりにくい。ある程度慣れてくると「このあたりに篝火があるはず」(実際に近くにある)とわかるので付近を探索するが、隠し扉の中などわかりにくいところにあるので探す手間がかかる。(見つからなければ攻略サイトを見にいく。)いわゆるチェックポイントなのだから道のど真ん中に置くぐらいでちょうどよいと思う。
・私だけかもしれないが、「特別なソウル」(ボスを倒すと得られるアイテム)を利用して入手する武器の性能がいまいちなのでボスを倒したときの喜びが薄い。
・狭い場所に複数の敵を配置したり、足場の悪い道で爆風で自キャラを吹き飛ばす敵がいるなど、プレイヤーの動作を想定して敵の配置を露骨にしているため、そこに飛び込む(飛び込まざるを得ない)自分が馬鹿に思えてくる。無論遠距からチクチクやればよいのだが、それってゲームやらされている感が強くやる気がうせる。
COMMENT
デモンズソウルをプレイ済みなのでボス攻略は比較的簡単でした。
当たり判定の調整などゲームとしてはちょっと荒い感じですかね。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-08
本編での謎かけのような問いがイマイチピンとこなかったのですが、追加DLをプレイすると少しずつ明瞭になる感じですね。
一度栄華を極めながらも同じような経緯を辿った三つの王国を舞台にしての巡礼ですが、悪戦苦闘しながら断片的に過去の出来事に触れていくと色々と考えながらダークソウルの世界に入り込んでプレーできると思います。
闇を光で払うことが正しいのならば、なぜそれぞれの形があるにせよ破滅の道に至らなければならないのかという人間の本質を問われている印象ですね。
難易度としては本編クリア後の暇つぶし程度に考えていたのですが、更にレベル上げを本格的にしないと通用しない難しさがあります。
中古で構わないのなら相場的に今は通常盤がお得なので、肌が合えば追加DLC購入でもいいかもしれません。前作よりもDLCの導入と開始はやりやすいので、ニーズに合わせてソフトを選択すればいいですよ
GOOD!
・ボリュームがすごい
こんな所にも行けるのかというほど、広く作り込まれていて驚きました
npcも多くにぎやかですし、ボスも多くこの霧はボスなのか、エリアなのかという緊張感もあります
・サーバーにより、マッチングや幻影、血痕などもたくさん見られ、皆と同じ時間を共有してる感じが良かったです
BAD/REQUEST
・プレイヤーに選択肢が少ない
これは自分の操作性や〔攻撃方法、回復、ガード、ダッシュ、スタミナ、ローリング、戦略...〕
敵の動き〔攻撃方法、隙、体力、能力、足の速さ、配置...〕
マップなど様々な物が関係してきます。
上記に書いた事を含め、霧に入るのを遅くして何回も戦わせようとしたり、足場が悪い所で追尾遠距離魔法をうってきたりと、たくさんの選択肢がある上で難しくして欲しいです。
・ビックリさせる事
いきなり壁〔ドア〕を壊して敵が襲ってきます、ビックリしました。こういうのは個人的に大嫌いです
COMMENT
不満は多いです。けどこの先、どんなボスがいるのだろう、この先はどうなっているんだろうと、わくわくしました。
他のゲームにはない魅力がありますから初プレイの人も楽しめると思います。
次の新作も期待してます