Amazonレビュー
レビュー者: 砂時計
レビュー日: 2013-12-11
レビュー日: 2013-12-11
キャラデザにコザキさん起用とアドゲー好きということもあり購入しました。
クリア済(約20時間)、トロフィー100%獲得後のレビューです。
星の数的に酷評寄りですが、大半がシステム面で引かせていただきました。
・システム面
まず、ゲーム起動してコンフィグから文字送り速度とページ送りの待機時間を設定しようとしました
一見すると20段階分の目盛りが用意されているので、細かい速度設定が可能かなぁ…と思いきや
実際は3段階(低速、中速、高速)しか調整できない仕様で愕然としました。
出鼻を挫かれた形で本編をスタートさせたのですが、コントローラーのR2ボタンに強制スキップが
割り当てられているため、ちょっとでもR2ボタンに触れたり、コントローラーを床に置くと
床とR2ボタンが接触して頻繁に強制スキップを起こしました。今作にはクオリア収集というシステムが用意されているようで
クオリア収集をするには特定の場面で△ボタンを押さないといけないのですが、この強制スキップのせいで
取り逃してしまうこともしばしば…
クオリア収集に関してもう一つ、オートモード(自動文字送り)を使用してるとこのクオリア収集する場面も
平気でスキップしてしまいます。
端的に言うと1週目から拾えるクオリアを全部拾おうとすると実質オートモードが使用できません、結構ストレスです。
2週目してて気付いたのですが、既読スキップとコンフィグからクオリアスキップというのを使用してると
ちゃんとクオリア収集する場面で止まってくれるので、1週目は普通にプレイして2週目にクオリア収集したほうが
気持ち的に楽だと思われます。
ゲームのシステム面では平気で詰ませてきます。例えば、このゲームはマルチエンディングシステムなのですが、バッドエンドに直結する選択肢を選んだ後にセーブを上書きしてしまうとその時点で詰みます。普通にプレイしてても恐らくですがどこかで間違った選択肢を選んでると最終章付近でクリアするための選択肢が表示されず強制的に詰まされます。(自分は後者で詰みました)
これにはオートセーブ枠を設けるとか、チャプターセレクトを早く開放するとかそういう工夫が欲しかった。
また、マルチエンディングということで結構どのエンディングもユニークなものばかりで面白いと思ったのですが、もう一度見たい!と思っても回想モードみたいなものが無いので見れないのが凄く残念でした
・ストーリー、演出
ストーリーは区々の感想があるので何も言えないですが、政治色がなかなか強く新鮮ではありました、今の情勢と重なるようなものもしばしば。
ただ、一つ言いたいのは結末がちょっと甘く感じました。最終章で黒幕とヒロインが対峙するわけですが、そこにはちゃんと理由があり主人公はその理由も知っているわけですが、エンディングでちゃんとそのことに触れるのかと思いきや何も描かれてないのでヒロインからしてみれば黒幕がただの悪役で終わってしまった感、プレイヤーからすると黒幕が粗末に扱われ過ぎてる感が払拭できなかったと思います。
あとは美人閣僚たちとの絡みと同じくらい、もしくはそれ以上にねずみみたいなマスコットキャラとの絡みが多いので美人閣僚との絡みを期待してると残念な結果に。
流れ的には鬱展開で自分は好物なので良かったですが、苦手な人は注意かと…
演出はゲーム開始から30分ぐらいはカットインが激しかったり、一回、アニメーションまで交えて躍動感たっぷりたのですが、以降は失速し普通のAVGという印象、正直、一回きりのアニメーションを入れるぐらいだったらシステム面にその労力をつぎ込んで欲しかった。
ただし、敵国との戦闘シーンはテンポが良く、自分の選択肢で刻々と戦場が変化するので楽しかった。
・キャラデザ
大半は綺麗に描かれてると思いましたが、一部CGや名前の無いようなモブキャラは結構雑に感じました。メインキャラの中なら明星かぐやが正面を見た時と横顔で結構違う印象を受けました。
・BGM
個人によりけりですが、8割方が暗い曲やシンと静まりかえった曲が多い印象です。政治がメインテーマのようなので合っているとは思いました。
総評すると、プレイするに堪えないまではいかないまでも、新品の値段で遊ぶ価値も無い印象を受けました。
とにかくシステム面が足を引っ張ってる、ちゃんとテストプレイしたのか?テストプレイをしたなら何故OKサインを出したのか?
そう思えるような作品でした。
キャラデザ目当て、快適にAVGしたいと思ってる人には個人的にはオススメできないです。
PS3で5pb.さんの作品はデュナミス15をプレイしましたが、こんなにシステムが酷いこともなかったし、テキストに色を加えたりとか故意にスピードが変えてあったり、テキストから緊張とか恐怖とかを感じられ凄く感動しましたが、今作はそれも感じられず…
もし次に新作AVGを作るなら最低限、R2に強制スキップを割り振らないのと、オートモードをちゃんと使えるシステムのゲームを作って欲しいです。
クリア済(約20時間)、トロフィー100%獲得後のレビューです。
星の数的に酷評寄りですが、大半がシステム面で引かせていただきました。
・システム面
まず、ゲーム起動してコンフィグから文字送り速度とページ送りの待機時間を設定しようとしました
一見すると20段階分の目盛りが用意されているので、細かい速度設定が可能かなぁ…と思いきや
実際は3段階(低速、中速、高速)しか調整できない仕様で愕然としました。
出鼻を挫かれた形で本編をスタートさせたのですが、コントローラーのR2ボタンに強制スキップが
割り当てられているため、ちょっとでもR2ボタンに触れたり、コントローラーを床に置くと
床とR2ボタンが接触して頻繁に強制スキップを起こしました。今作にはクオリア収集というシステムが用意されているようで
クオリア収集をするには特定の場面で△ボタンを押さないといけないのですが、この強制スキップのせいで
取り逃してしまうこともしばしば…
クオリア収集に関してもう一つ、オートモード(自動文字送り)を使用してるとこのクオリア収集する場面も
平気でスキップしてしまいます。
端的に言うと1週目から拾えるクオリアを全部拾おうとすると実質オートモードが使用できません、結構ストレスです。
2週目してて気付いたのですが、既読スキップとコンフィグからクオリアスキップというのを使用してると
ちゃんとクオリア収集する場面で止まってくれるので、1週目は普通にプレイして2週目にクオリア収集したほうが
気持ち的に楽だと思われます。
ゲームのシステム面では平気で詰ませてきます。例えば、このゲームはマルチエンディングシステムなのですが、バッドエンドに直結する選択肢を選んだ後にセーブを上書きしてしまうとその時点で詰みます。普通にプレイしてても恐らくですがどこかで間違った選択肢を選んでると最終章付近でクリアするための選択肢が表示されず強制的に詰まされます。(自分は後者で詰みました)
これにはオートセーブ枠を設けるとか、チャプターセレクトを早く開放するとかそういう工夫が欲しかった。
また、マルチエンディングということで結構どのエンディングもユニークなものばかりで面白いと思ったのですが、もう一度見たい!と思っても回想モードみたいなものが無いので見れないのが凄く残念でした
・ストーリー、演出
ストーリーは区々の感想があるので何も言えないですが、政治色がなかなか強く新鮮ではありました、今の情勢と重なるようなものもしばしば。
ただ、一つ言いたいのは結末がちょっと甘く感じました。最終章で黒幕とヒロインが対峙するわけですが、そこにはちゃんと理由があり主人公はその理由も知っているわけですが、エンディングでちゃんとそのことに触れるのかと思いきや何も描かれてないのでヒロインからしてみれば黒幕がただの悪役で終わってしまった感、プレイヤーからすると黒幕が粗末に扱われ過ぎてる感が払拭できなかったと思います。
あとは美人閣僚たちとの絡みと同じくらい、もしくはそれ以上にねずみみたいなマスコットキャラとの絡みが多いので美人閣僚との絡みを期待してると残念な結果に。
流れ的には鬱展開で自分は好物なので良かったですが、苦手な人は注意かと…
演出はゲーム開始から30分ぐらいはカットインが激しかったり、一回、アニメーションまで交えて躍動感たっぷりたのですが、以降は失速し普通のAVGという印象、正直、一回きりのアニメーションを入れるぐらいだったらシステム面にその労力をつぎ込んで欲しかった。
ただし、敵国との戦闘シーンはテンポが良く、自分の選択肢で刻々と戦場が変化するので楽しかった。
・キャラデザ
大半は綺麗に描かれてると思いましたが、一部CGや名前の無いようなモブキャラは結構雑に感じました。メインキャラの中なら明星かぐやが正面を見た時と横顔で結構違う印象を受けました。
・BGM
個人によりけりですが、8割方が暗い曲やシンと静まりかえった曲が多い印象です。政治がメインテーマのようなので合っているとは思いました。
総評すると、プレイするに堪えないまではいかないまでも、新品の値段で遊ぶ価値も無い印象を受けました。
とにかくシステム面が足を引っ張ってる、ちゃんとテストプレイしたのか?テストプレイをしたなら何故OKサインを出したのか?
そう思えるような作品でした。
キャラデザ目当て、快適にAVGしたいと思ってる人には個人的にはオススメできないです。
PS3で5pb.さんの作品はデュナミス15をプレイしましたが、こんなにシステムが酷いこともなかったし、テキストに色を加えたりとか故意にスピードが変えてあったり、テキストから緊張とか恐怖とかを感じられ凄く感動しましたが、今作はそれも感じられず…
もし次に新作AVGを作るなら最低限、R2に強制スキップを割り振らないのと、オートモードをちゃんと使えるシステムのゲームを作って欲しいです。
GOOD!
前作はプレイ済みです
・シナリオ
とても良かったです。一見すると美少女がたくさん出てきて、ギャルゲーのような雰囲気ですが、実際そんな展開はほとんど有りません。主に戦争が中心となって物語が進んでいくので、全体としてはかなりシリアスな物語になっています。主人公は様々な事件を捜査することになるのですが、その謎もかなり入り組んででおり、真相が分かった時にはかなり驚きました。さらに、主人公の人の心の中に入る特集能力により、各キャラクターの内面が掘り下げられていくのもよかったと思います。
そして、戦闘ではたくさんのロボット、兵器が出てきて、最後にはロボットもののような熱い展開が待っており、私は普段アドベンチャーゲームをあまりやらないのですが、ロボットものは大好きなので、とても楽しめました。戦闘の舞台が日本というのも、分かりやすくて良かったです。
前作から続く、「日本なのに、大統領がいる」「その大統領が美少女でしかも自らロボットに乗って戦う」「国会議事堂が戦艦の中にある」、さらに今作からの、「閣僚も美少女だらけ」「日本各地の名所、遺跡などが実は巨大な兵器」などというぶっ飛んだ設定もまったく違和感が無く、エンディングも素晴らしく、非常に良い話でした。
・声優
僕はあまり気にしませんが、聞いたことがある人が多く、結構豪華だと思います。フルボイスなので、より物語を楽しめました。
・BGM
数は多く、ありませんが、展開に合わせたいい物が多かったと思います。op,edも良い歌だと思います。
BAD/REQUEST
・シナリオの暗さ
とにかく暗いです。鬱展開が満載です。僕は気にしませんでしたが、そういう展開が苦手な人、あるいは女の子目当ての人は注意してください。なにせ戦争する話なので、人が死ぬという展開も普通です。明るい場面が無いことはないのですが中盤以降はかなりシリアスです。
・バッドエンド
かなり多いです。あるのは悪いことではありませんが、選択肢一つ間違えるだけで即バッドエンドなんてザラでした。しかもかなり鬱な物が多いです。そしてトロフィーコンプ場合は全部見なければなりませんが、そうするにはどう考えてもおかしい選択肢をえらばなければならず、少し苦痛でした。
・ミスティクル・ダイブ
物語途中必ず行う、人の心の中に入るという作業で、正しい選択肢を選ばなければいけないのですが、とても難しいです。しかも何度か間違えると失敗となり、バッドエンドに直行します。そんなに簡単なものでもなく、しかも何回間違えると失敗かも分からないので、かなり苦しめられました。もう少しヒントを出してくれてもよかったと思います。
・システム周り
これが一番気になりました。まずtipsが一度メニューを開かないと見れません。専門用語が多いので、かなりテンポが悪かったです。
そして最悪なのがチャプターセレクトです。クリア後、これを使い各場面にとび、まだ収集していない、情報クオリアという物を集め、すべて集めると本当のエンディングのルートに行けるというつくりになっているのですが、何故かチャプターセレクトからプレイすると、その情報クオが回収できませんでした。何度も試したのですが無理で、結局幾つか残していたセーブデータをロードしてプレイすることでやっと回収できました。バグかどうかわかりませんが、とても面倒くさかったです。
・戦闘シーン
かなりしょぼいです。せっかくロボットで戦っているのに、ムービーも何も無く、微妙なカットインが入るだけです。しかも主人公は戦わずに指示をだすだけです。前作のように実際戦えたらとても面白くなったと思います。
・ムービー
一応オープニングはアニメーションなのですが、だいたい前作の使い回しです。ていうかムービー自体がとても少ないです。そして使い回しだらけです。もう少し頑張ってもよかったのでは、と思います。
COMMENT
vitaで完全版がでると聞き、書かしてもらました。戦争もの、政治もの、そしてロボットものが好きな人は是非プレイしてみて下さい。シナリオはかなり面白いと思います。あまり売れていないのは、発売時期と、知名度の低さが原因だと思うので興味があるならプレイして損は無いと思います。
そして、あくまでもギャルゲーではありません。注意して下さい。