オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt |
93pt
GOOD!
【シナリオ特化のゲーム構成】
シナリオパートが長大で、全く遠慮なし。しかし、それに見合うだけのクオリティに仕上げてきている。
熱いシーン、コミカルなシーン、泣けるシーンをふんだんに盛り込み、王道に完成させているので万人ウケもしやすい。
前作やうたわれるものはもちろん、テイルズオブシリーズ等のアニメテイストな作品が好きな方は好みやすいタイプ。
【オーソドックスなSRPGシステム】
システムが感覚的にわかりやすい、オーソドックスなシステムになっている。
覚醒システムやリーダースキル、乗り物等、オリジナリティも忘れずつけているところも良い。
【キャラクター】
個性豊かなキャラクター達による会話劇によって進むシナリオは必見。
テイルズオブシリーズ、サモンナイトシリーズ等が好きならば特に抵抗なく楽しめると思う。
声優陣においても、人気声優からあまり見かけない声優まで様々だったが、役に合う配役で実力派ばかりだったので「豪華声優陣」とうたった作品よりは余程好印象をうけた。
【その他】
OPアニメ、BGMや挿入歌、声優の熱演、前作プレイヤーへのサービス等、隅から隅まで手を抜かずに作られており、いたるところまで満足させてくれる造りになっている。
BAD/REQUEST
【シナリオパートと戦闘パートのバランス】
シナリオパートがSRPGにしては非常に長く、ADV7割、SRPG3割という印象を受ける。
1つステージをクリアすると、次のステージまで2時間以上かかることもざらにあるので、シミュレーション戦闘を目当てにしていると痛い目にあう。
【グラフィック】
デフォルメキャラによる緊張感のないグラフィックはせっかくのシナリオを邪魔することもあり、前作の方がまだ良いと感じた。
そのあたりは人によるだろうが、どちらにせよもう少し品質は上げて貰いたかったというのが本音。
しかし今作においては、グラフィックに力を入れるぐらいなら他に入れてほしいというのも事実。
【難易度バランス】
イージーがイージーじゃない、というべきか。
非常に手応えがある仕上がりになっており、それはそれで良いのだが
説明に「初心者向き」とうたっているイージーモードですら難易度は他作に比べて非常に高い。
サクサク進められるモードをイージーとして実装したうえで、この難易度ならばむしろ高ポイントだった。
COMMENT
シナリオ重視型の作品であるという前提を置くならば、非常に丁寧に作られた万人ウケしやすい作品だった。
キャラクターが個性豊か、シナリオに力が入ってるということもあり、どうしても尖る部分は尖るので好き嫌いで合わない人もいるかとは思うが
ゲームをやるならシナリオを楽しみたい、というユーザーはチョイスしてみてもらいたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt |
90pt
GOOD!
【SRPGとしての完成度】
前作は猪を狩ったり蟹を狩ったり蛙を狩ったりとモ○ハンを思わせる勢いで動物と戯れていたわけですが、今作はSRPGとして非常にメリハリのある作り込まれたシステム・バランスとなっています。
ほとんどのマップにボス格の強敵が配置され、敵の種類も多く、マップ構造も高い戦略性を与えるだけの個性的なものが揃っています。難易度は非常に高いものの決して理不尽な難しさではなく、繰り返せば繰り返すほどに上手く進められるようになるのを実感することができます。バランスが練り込まれているので、属性相性やステータス変化、ステータス異常、ディオンの歌、リーダースキル、協力攻撃などを駆使することが極めて重要であり、また面白いです。計算式の関係で回避ゲーになることも決してなく、最後の最後まで緊張感を持って楽しむことができます。自分の中ではオーソドックスながらも歴代SRPGの中で最高峰の出来だという評価です。
【シナリオ】
前作がシナリオ面で非常に高い評価を受けていましたが、今作も期待を裏切らない内容となっていました。特に序盤と中盤の某イベントでの盛り上がりは珠玉であり、物語を読んでいて震えが来る・泣くというのは自分としては初めての体験でした。シリーズ(※本作ではない)の大元が18禁ゲームなのでギャルゲー的な要素が多いと思われがちですが、そういった部分は時折見られるのみで、物語のほとんどは王道の熱い展開で占められています。キャラクタの性格がアニメ的に誇張されたりもしていないのもGOODです。恐らく、女性でも安心して読み進められる内容なのではないでしょうか。
前作を知らなくても全く問題のない展開ですが、所々でスポット出演(戦闘非参加)するのでファンには嬉しいところです。
【音楽】
通常BGM、ボーカル曲ともどれも非常に素晴らしいものばかりです。SRPGパートのBGMはマップ毎に変わり、曲数も多いため飽きることもありません。場面にもよく合っていて、良質のシナリオを更に盛り上げてくれます。前作のアレンジ曲が所々に出てきますが、どれも原曲を損なわない良アレンジとなっています。終章でのBGMによる盛り上げ具合は特筆すべきものです。
【グラフィック】
本条たたみさんによる2D絵は非常に美麗で、こちらに関してはこの手のゲームではトップクラス。老若男女のどれもとても魅力的に描かれています。イベントスチルも素晴らしい。前作のみつみ美里さんの絵と並んでも違和感無いのも地味にGOODです(というか、最初イラストレーターが変わっていることに気付かなかった)
デフォルメされた3Dグラフィックは最初気になったものの、すぐに馴染みました。前作と異なり360度視点を回すことができるので、慣れればむしろこちらの方が良い感じです。
【オープニングアニメ】
前作のびみょ〜なOPアニメが嘘のように、今作はクオリティが高いです。作画・動画・歌・演出とも素晴らしく、起動毎に毎回見てしまいます。地味な部分ですが、本編を進める上で想像力をかきたてる役割もあるものなので、個人的には割と重要視しています。
【戦闘演出の省略・高速化】
演出を最高速にしておくと恐ろしいほどサクサクになります。しかし演出自体はしっかり表示されるため、この手の省略化にありがちな物足りなさを感じるというようなこともありません。
【おまけシナリオ】
シナリオクリア後におまけダンジョンが出現します。SRPGとして非常に素晴らしかった本作なだけに、更にやり込める要素があるというのは嬉しいところです。
BAD/REQUEST
【フリーズ】
本作の評価に対して最も致命的にマイナスに作用したポイント。これが無ければ快適さには5ptを付けていました。ただしSRPGパートで発生したという報告は聞かないので、こまめにセーブを行っておけばさほど問題はないと感じます。
なお「フリーズの報告が多い」という意味であって、自分の環境では1回も発生していません。どうやら振動機能をOFFにしていると発生しない、もしくは発生しにくいようです。あるいはPS3の型による違いもあるのかもしれません。
【ダメージ計算式の不明確さ】
巻き戻し機能があるのでトライアンドエラーで試せばいいのですが、どうせ試すのであれば攻撃実行時に予想ダメージを表示する機能があっても良いように感じました。
【終盤のシナリオ】
決して面白くないわけではないのですが、序盤と中盤の盛り上がりがあまりにも凄すぎたせいか終盤がやや駆け足で物足りなく感じました。クリアしての満足感とカタルシスは十分あるのですが。
【チェーン攻撃の目押し】
特にアクション風にする意義を感じないので、もっと操作を単純化してもいいのではないでしょうか。カリスの勧誘に関しても同様です。
COMMENT
(どちらとも言えない部分)
【難易度】
歯ごたえのあるゲームが好きな人には大歓迎な要素ですが、純粋にシナリオを追いたい人には非常に厳しいゲームバランス。一応EASYでリンゴ投げを繰り返すことで簡単にレベルを上げられるという抜け道はあるので、それを活用するのも良いかもしれません(1人をLv99まで上げるのに小一時間もあれば十分)
ただしレベルを上げすぎるとクリアランク評価にマイナスがかかるので、この辺の仕組みは上手くできていると思えました。
(コメント)
難易度NORMAL固定でクリアまでに60時間強でした。オールSランクを狙うなら軽く100時間は超えるのではないでしょうか。難易度HARDは未知の領域です。
ゲーム全体としては非常に素晴らしいものでした。それだけにフリーズバグが問題となったことは悔やまれます。
本作は3部作の2作目とのことで、次回作にも大いに期待したいです(その前に2外伝が出るかな?)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
78pt
GOOD!
▼オリジナリティー
古くは「シャイニング・フォース」「エピカ・ステラ」(隠れた名作)
といった作品的な、SRPG。今では希少種となってしまった。
キャラゲーなので絵柄はこういう感じです。
オジリナリティは壮大なストーリーやSRPGとしての工夫点になるだろうか。
練り込まれたプロット、ストーリー展開は見事だし、キャラも立っている。
一言で言えば滅亡の危機を迎えた国の後継者が帝国へ反旗を翻す物語だが
序盤で展開がグダりまくる点、2・3不要なキャラがいる以外は良く出来ている。
▼グラフィックス
2頭身キャラの戦闘グラはそんなに悪くなく、違和感はなし。
背景やエフェクトも頑張っていると思う。
ただ通常ストーリー部分が立ち絵の紙芝居なのは、
そろそろこのストーリーの質の良さからすると枷になってはいないか?とは思う。
それでも前作の絵よりはオタクっぽさが消えたので原画家変更は成功だった。
▼サウンド
相変わらず悪くない。
タイトルのBGMがギターのフィードバックみたいな音響のみと激渋。
▼熱中度
ストーリーが練られているため先が気になるというか、どんどん進めて行ける。
SRPGならではの熱中度がある。
理由のある攻防戦があるし、難易度も高いのでダレない。
□ボタンでキャラ向き変更、攻撃順自由、アイテム使用でXP取得。
クリア後はおまけダンジョン、アイテム持ち越しで2週目があるので
やめても、続けても良い仕様。
▼満足感
今時めずらしいアツいお話と声優の熱演で嬉しくなってしまう。
特にイゼベル、モノマク、ダフニスあたりのエピソードは良かった。
主人公のキレっぷりも満足。
基本4属性(火・土・風・水)に基づくキャラの性格が本当によく出ている。
戦闘はノーミス(被撃破なし)をやろうとするとかなり頭を使う。
日本一だのコンパイルだのに爪の垢を煎じて飲ませるべき。
▼快適さ
戦闘速度:最速で快適。ただCS攻撃をする際は通常がいい。
斬り替えはオプションでいつでも容易なので問題無し。
BAD/REQUEST
▼戦闘後・リザルト
勝利した際に「再戦」が出来ない。これが最大の不満。
あとSランク取得条件でアイテム使用制限だのは厳しい。
リザルト自体どうなのかな。難易度による報酬変化だけで良いと思う。
▼序盤
最初のタネ明かしをしておいて、そこまで持って行く展開だが
どうせなら何も無しで驚かせて欲しかったところ。
うつけを演じ過ぎた、という苦笑い。
▼特定キャラ不要
ディオンの性格は何とかならなかったのか。
音声OFFにし、戦闘におけるキーマン・ダフニス加入後は一度も使用しなかった。
空気キャラ・アルティオのエセ関西弁はいくらなんでも無し。
タルトの母親の造形はちょっと気持ち悪い。
COMMENT
アクアプラスの株を上げたであろう本作だが
やっぱり描写という面で紙芝居では弱いし、古い。
FFの技術力でこういうゲームをやりたいものですね、という声もあります。
結局のところパッケージを気にせず手に取って、という良作。
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-11-10
ストーリーは非常に面白くて、十分合格点と思います。
主人公の感情の起伏がやたら激しいのが気になりますが・・・。
登場人物のほとんどに好感が持てます。個人的にはイザベラとクレイトがお気に入り。
シュミレーション部分は、前作とほぼ同じの王道スタイルですが、いかんせん難易度が高すぎる。
いつでもターン巻き戻しができるためかもしれませんが、ノーマルが他のゲームのハードレベルです。
当初ノーマルで進めてましたが、4章からイージーに変更しました。
なんとなく悔しい感じですが、それでもSランククリアできないことがあるくらいです。
やりこみできるといえば、そうかもしれませんが、ストーリーを楽しみたい側からすれば、
何度もやり直し(巻き戻し)する必要があって、ちょっと苦痛です。
また主人公の特殊コマンド’覚醒’は、覚醒後に暴走(混乱状態)することがあります。ただこれも巻き戻しして
行動順を変えれば、回避することができるので、ほとんど意味がありません。
(切り札的な役割で暴走すると致命的なので、しばりプレイでもしない限り意味がありません。
設定上ほしいのはわかりますが、ゲーム部分に必要なかったと思います。)
あと初回限定のアルルゥと追加武器ですが、配信が遅れたため、全く役に立ちません・・・。
個人的に思い入れがあるので、活用したいのですが、みんなレベル30くらいの中で突然レベル1の
やつが入っても正直お荷物にしかなりません。
もうちょっと気を使ってほしかったです。
いろいろ書きましたが、総合的には十分面白いです。
ただ、これからはじめる人は最初からイージーで進めることをお勧めします。
意地を張って嫌になるともったいないので。
まあ、いつでも難易度変更できるので常に選択肢として入れておくことが肝要ですね。
GOOD!
前作はプレイ済み。
相変わらずストーリー重視のこの作品、時間忘れてガッツリやらせていただきました。
序盤から盛り上がり最高ですね。また、前作と違い女性キャラクターが空気にならずで良かったです。前作をやってなくても大丈夫な作品ですが、前作やってれば尚良いですね。時折出てくるアルビオンの話などニヤリとくるものがありました。
戦闘もかなりパワーアップしました。以前はやたら猪や蟹やと戦っていましたが、今回はバリエーションがとても多いてす。仲間も多くなったからか各役割がちゃんとあったり、象による入れ替わりの機能がとても良かったと思います。難易度選べるから問題無いですが、敵もボス系は強く楽しかったです。困ったら恒例のリンゴ無双で解決。敵を弱らす又は仲間を強化することの大切さがよりわかりました。
先程にも書きましたがキャラクターが空気にならず頑張っています。個人的にハミル君の演技がガチで凄いと思いました。タルト可愛いよタルト。クレイト可愛いよクレイト。
BGMがどれも素晴らしい。流石です。主題歌アレンジや前作でも熱かった凱歌などシナリオにあったBGMばかりでした。挿入歌がなかなか多く良かったです。序章からいきなり挿入歌流れたときとか鳥肌立ちました。
BAD/REQUEST
後半がなかなか敵強いです。バッドって程酷いわけじゃないですがじっくりとフリーマップやら装備整えたりとしないと負けます。まあ困ったらリンゴ無双でレベル上げて頑張ればいいかと。
合成が少しやりづらい。せめて???ではなく合成アイテムを最初から見せてもらえれば良かった。
話が長い。
COMMENT
前作やって凄い楽しかった作品だったので期待して待ってたのですが、今回も非常に良かったです。ストーリーを楽しみたい方はぜひともプレイしてください。
クリアまで76時間でした。あっという間の時間でした。