オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 1pt |
91pt
GOOD!
■キャラクター
まず特筆すべき点を。
このゲームを購入するきっかけになると思える、つなこさんの手がけるとても可愛いキャラデザイン。
昨今の正統派3Dグラフィックスと比べても、とても良いと思います。
ただし、人を選ぶと言えば人を選びますので、店頭購入が恥ずかしい方はDL版で買いましょう。笑
また、エンディングまで遊べば、明確な捨てキャラは居なかった事に気付きます。
確かにピピン等、登場が謎過ぎるキャラクターは存在していますが、旅を終えたメンバーがその後どうするかという部分が簡潔にですが描かれていますし、続編を作ろうと思えば作れるような結末となっています。
■ストーリー
単純なのですが、最初はのらりくらりとしてた主人公くんが、どんどん成長して最終的にはイケメンくんになるという感じ。
世界に組織がいくつもあって、勢力図がどーたらで戦争がどーたらで…等という複雑な設定など皆無ですが、逆にそれが清々しい。
特に後半のストーリーはシンプル故に引き込まれました。
■BGM
熱い!の一言。
勝ちパターンのBGMもありつつ、バトル中のBGM変更も盛り込まれ飽きさせません。
ただ、これはBADの点にもなってしまいますので、後述にて。
BAD/REQUEST
■BGM
GOODでも書いたのですが、色々とあって熱いは熱いです。
ただ、そのせいでせっかくのボスの音楽やラスボスの音楽まで変わってしまうのはいかがなものかと…。
過剰な演出は好みの分かれる部分かもしれません。
■グラフィックス
もう少し頑張れなかったのかと…
ここの改善が見られれば、それだけで数段上のゲームになると思います。
バトルは特に気にならなかったのですが、問題はダンジョン。
使い回しが多い上、カクカクします。
■難易度
はっきり言って、ヌルゲーです。
適当にレベル上げて叩いてるだけで勝ててしまう。
ラスボスも例外ではありません。
その後のやりこみの為に難易度低めになっているのかもしれませんが、それでもちょっと…
という感じです。
周回プレー前提なのかもしれませんが、もう少し何とかならなかったのか?と思います。
また、どう考えても楽勝なボス戦でいちいち戦闘を中断させて「こいつ、強いぞ…!うわあああああ!!」みたいな演出を挟むのもどうかな、と…。
だったら、イベント戦にして負け確定パターンにしてくれた方が説得力があります。
このパターンが続くので、正直「またか…」と思ってしまいます。
COMMENT
とにかく、単純にRPGを楽しみたい方向けなのかな?と。
色々と書きましたが、そんな私もこのゲームを楽しめた一人です。
これから2週目、やり込みとまだプレーを続けようと思います。
昨今のリアル指向から少し離れて、可愛い絵や適度な難易度で楽しみたい方にはうってつけのタイトルかと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-05-16
良かった点は、ネプシリーズの戦闘システムが酷かったのであまり期待してなかったのですが、今作は大進化していました。とにかく、ストレスなく快適にゲームを進められます。コンボや必殺技の演出も派手で、敵をたおした!という爽快感が十分に味わえます。
良くない点は、ゲームが進むにつれ、敵(ボス)が弱体化してること。相対的には強くなっているのでしょうが、こちら側のほうがその上を行ってしまい、いわゆる「俺つえー!」になってしまい、やり込めないです。せっかくの派手な必殺技も、強力なコンボの前では魅力なしです。
また、井上敏樹さん起用ということでシナリオにも期待したのですが、井上さんをどこで使ってるのでしょうか?井上さんのメンツを潰してるのでは?と思うほどの内容。
ソーシャルゲームのように、薄っぺらい内容でもゲームがサクサク進むのなら問題ない、という向きには良いと思いますが、コンシューマー機でRPGと名乗ってる以上、それなりにやり込み要素を期待をするじゃないですか。
残念ながら今作はイマイチでした。ただし、戦闘システムは良かったので、シナリオを練り込んだ続編があれば買ってもいいと思います。
GOOD!
なんといってもキャラの可愛さに尽きます。つなこ氏のデザインするキャラは万人が可愛いと思えるんじゃないでしょうか。キャラクターは最初から最後まで可愛いのでキャラ目的で買っても十分満足出来ると思います。
しかし一見キャラゲー、萌えゲーな感じがする本作ですがシステムやユーザインタフェースの気合の入れっぷりもかなり凄かったです。丁寧過ぎるくらい徹底されたチュートリアルに見やすい画面レイアウトや構成で、プレイしやすい配慮にはかなり好感が持てました。戦闘も同社のネプテューヌシリーズをより洗練したものとなり、テンポ良く快適な物となりかなり楽しめました。
戦闘以外のシステムもオリジナリティが高く、やりこみも充実した内容となっておりクリア後も楽しめると思います。
ストーリーの方も分かりやすい内容で、ボリュームも20時間ちょっとと人によっては少なく感じる量かもしれませんが自分にはちょうどいい量でした。無駄に長いRPGよりよっぽどマシだと思います。
BAD/REQUEST
なんといっても難易度が低すぎます。特定のお客様用としてゲーマー向けにリリースしたタイトルのはずなのにボスがものすごく弱く、拍子抜けな感じがしました。ライトユーザーを意識したのかもしれませんがそれでも弱かったです。四天王と言う大層な設定を持つボスたちがあっさり倒されて死んでいくのはちょっと味気なかったです。
後、フェアライズをするとBGMが変更されるのですが、通常戦闘なら盛り上がっていいのですがボス戦でも変わってしまうため、せっかくのボス戦BGMをほとんど聞く機会がないままバトルが終わってしまいます。ボス戦BGMも中々いい曲が多かっただけにかなり残念でした。他にもイベントBGMでかなり盛り上がるBGMがかかってたのに戦闘入ったら通常のBGMになって盛り上がりにかけるシーンも多かったのでBGMの使い方が全体的にもったいなかったの一言に尽きます。
またターゲッティングが少しわかりにくかった気もします。ターゲッティングしてる敵は赤く点滅するのですが移動範囲のサークルと被るため見難くよく攻撃する敵を間違えることが起きました。
後、ネプテューヌシリーズからそうなのですが全体的にフレームレートが低い気がします。
多分処理落ちなんでしょうけどこれのせいでせっかくの戦闘シーンがカクカクになったりするので魅力が半減してしまうのが非常に残念でした。
COMMENT
ガラパゴスRPGと銘打って初めからユーザーを限定して販売した姿勢は正解だったと思います。少なくとも「特定のお客様」の方は満足出来ると思いますw
しかしそれでも万人が気軽にプレイ出来るくらいシステムやユーザビリティが徹底されていたので一般層のユーザーにも受けられる作品だと思います。
とりあえずグラフィックは萌えRPGの頂点と言ってもいいくらい素晴らしい出来なのでパッケージ絵に釣られて買っても十分満足できると思います。
可愛いキャラが出るゲームがやりたい人や手軽なRPGを楽しみたい人には是非オススメしたい作品でした。