【PS3】地球防衛軍4 レビュー
発売元 | ディースリー・パブリッシャー (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-07-04 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オンライン対応3Dアクションシューティング ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン時:2〜4人) |
- 総合ポイント
- 48
- (難易度)
- 3.25
- レビュー数
- 28
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 1pt | 3pt | 2pt | 2pt | 0pt | 3pt |
37pt
GOOD!
■圧倒的なスケール感
人類を滅ぼさんとする存在が宇宙から攻めてきたら本当にこんな感じなのではという、圧倒的なスケール感が素晴らしく、ここまで巨大な敵が出てくるゲームは他に無いと思います。マザーシップすら越える巨大な敵が初登場した時は思わずポカーンとしてしまいました
■フォーリナーのモーション・ギミックが多彩
巨大生物はなんか飛んだり跳ねたりしてるだけですが、機械兵器のフォーリナーたちは機械っぽい鈍重な関節の動きが素晴らしかったり、変形・展開するときにぬるぬる動いたりと気分を盛り上げてくれます
■芸が細かい街のディテール
グラフィック自体は綺麗とは言えないのですが、街のディテールは結構芸が細かいです。架空の店や企業の店舗や看板、張り紙などが数多く有り、それを眺めたり読んだりするだけでも楽しかったです。街が広すぎるため頻繁に同じ建物や店を見ることになりますが、同じ店でも一階が店舗で二階が家屋になっているなどバリエーションがありむしろ好印象です
■4種の兵科によるバリエーションのある攻略
兵科によって使える武器は別でそれぞれ特徴があるので、オンラインでは特にメンバーの兵科と選択武器によって様々な攻略の仕方が出来ます
■ハック&スラッシュとしての楽しさ
安全に攻略できる難易度でそこそこの武器を集めたり、あえて高難易度に突撃して命からがら高性能武器を持ち帰ってきたりして、さらにその武器を使ってさらなる武器を求めるという所謂ハクスラゲーとしての楽しさの基本ができています。
BAD/REQUEST
■敵多すぎ、飛ぶ敵多すぎ、敵を無限に産む敵多すぎ、視界を完全に奪うようなエフェクト多すぎ(快適さ0の理由その一)
無数の敵が攻めこんできてそれをうまいこと範囲攻撃でなぎ倒す爽快感・・・確かにそういうゲームプレイを望んでいましたが、いくらなんでも敵が多すぎます。範囲攻撃ができる武器で吹き飛ばしても倒せるのは全体のほんの一部に過ぎず、長めのリロードの間に残りの敵に圧殺されることばかりです。素早い動きで飛び回る敵も大量に出てきて処理し切れるわけないです。そんな無数の敵が全方位から攻撃を仕掛けてくるのですが、炎やらビームやら糸やら酸やらが雨のように降ってくるので視界がほとんど奪われ、止めに倒した敵が爆発炎上して視界を長時間完全に塞ぎます。敵を無限に産む敵が居て優先して倒すべきなのですが、こうしたあまりの物量や視界塞ぎによって近寄ることもままならず、さらに事態を悪化させます。難易度イージーでもこれです。
■倒した敵が判定残りすぎ(快適さ0の理由その二)
無数に出てくる敵を倒せば無数に死骸が生まれます。しかしその死骸がなかなか消えずに長時間判定を持ったまま残ります。そのせいで攻撃が死骸に阻まれてしまい、爆発系の武器を使っていると飛び散ってきた死骸に当たって自爆してしまいます。さらにロックオン系の武器の判定すら残り、死骸にロックオンしてしまって無駄弾を連発する羽目になります。さらにさらに、下記の処理落ちにもつながります
■処理落ちがひどすぎ(快適さ0の理由その三)
とにかくこのゲームは「いかに処理落ちさせるか」を目標に作ったんじゃないかと思うほど処理落ちします。無数の敵が出てくる時点で処理落ち、つまりはほぼ全ての時間処理落ちしているのにそれに加えて建物が崩れて処理落ち、敵の死骸や撃破時の爆発で処理落ちなど、あらゆる場面で処理落ちします。ゲーム内部のプレイ時間が10分だとしたら現実時間で15分は掛かってるんじゃないかと思うほどです。このシリーズでは処理落ちが付き物のようですが、この会社は一度ユーザーに「建物とか壊れてエフェクトも発生しまくって処理落ちしまくってまともにプレイできないゲーム」と「建物とか壊れないしエフェクトも穏やかだけど処理落ちせず快適にプレイできるゲーム」のどちらがいいかアンケートとってみるべきだと思います
■鬱陶しすぎる敵の攻撃(快適さ0の理由その四)
蟻やドラゴンのつかみ攻撃を食らうと行動不能になり振り回されるとカメラがぐちゃぐちゃに動きまわって吐きそうになります。振り回し攻撃が止んだ隙に攻撃すれば解放されますが必ずダウンして起き上がるまでにやたら時間がかかるのでイライラします。極めつけはクモ型の敵による攻撃で、こちらを糸で絡めて行動不能にして引き寄せて来るのですが、なんと建物を全て貫通して攻撃してきます。ビル10棟以上離れた所から食らって、引き寄せられてる間に地形に引っかかって詰みとか本当に製作者は面白いと思って取り入れたんでしょうか
■兵科によって機動力違いすぎ
空を飛べるウィングダイバーとその他の兵科で機動力が違いすぎます。広大なマップをダイバー以外は這い回ることしか出来ませんがダイバーは飛ぶことで速度アップ+地形無視ができます。機動力の差は10倍とかのレベルじゃありません。マップに散らばったアイテムを拾おうとしたらダイバー以外は日が暮れてしまいそうです
■産廃武器、趣味武器、マイナーチェンジ武器が多すぎ
どんなミッションにも使えないような武器が多数ある上に、攻撃力がほんの少し上がっただけの物が大量にあります。結局実戦で使えるのは限られた一握りのみとなってしまっています
COMMENT
不満点はまだまだ山のようにあるのですが、書ききれないのでもう止めにしました。
ゲームそのものがつまらないと言うわけではないんです。ただゲームの中核を成す50点の部分を磨いて100点にしようという気が一切感じられない。足を引っ張るものが多すぎて中核の50点分すら壊してしまっている。惜しいゲームだと思います。
おそらく数年後にまた続編を出すのでしょうが、いい加減に自己満足のゲーム作りを止めてユーザーの声を聞くことの出来る人間を雇うべきだと思います。
敵の死骸がすぐに消えるようにする、建物の倒壊もエフェクトを控えてすぐ消す、テンカンを起こしそうな眩しいエフェクトを止める、理不尽な敵の攻撃を作らない。簡単なことのはずですがね・・・
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
60pt
GOOD!
従来のコンセプトをそのままに、より進化させた形に仕上がっており、シリーズファンなら安心して楽しめるだろう。
相変わらずの圧倒的ボリュームで、ミッションクリアや武器収集など、いつまでも遊び続けられる。
侵略者から地球を守れ!というストーリーに、4人乗りのロボット、セクシーな女性隊員など、陳腐な要素だらけだが、どこか男心をくすぐられる。
オンラインプレイではボイス付きの定型文を送信でき、プレイを盛り上げる。
このゲームならではの独特な掛け合いを他プレイヤーとできる素晴らしい機能だと思う。
低難易度ではバンバン敵を落とせて爽快、高難易度では作戦を立てて各々しっかり動かないとクリアできないと、うまい加減になっている。
BAD/REQUEST
いくら超ボリュームとはいえ、やることはすべて通して大して変わらないため、どうしても飽きがくるだろう。
高難易度になるとそれなりのAP(体力)が必要になってくるが、上昇させるアイテムをひたすら稼ぐ必要があったりと、延命と思われる措置が逆にマンネリを招いている。
クリア特典が存在しないのも要因のひとつか。
武器の種類は確かに豊富だが、基本的に数値をいじっただけのものが殆どで、また有用性が高いものが限られているため個性ある装備などはあまり感じられない。
フリーズ、処理落ち、バグがゲームプレイを直接的に阻害している。
現在はパッチによってだいぶ改善されたが、やはりそこそこの頻度で起こり得るので留意されたし。
理不尽な敵が存在する。
当たると自分に引き寄せる糸やヒットストップのあるレーザー照射による攻撃をしてくる敵がいるが、避けてなんぼのこのゲームで行動が制限されてしまうのは即ち死である。
更にこれらの攻撃は回避が極めて困難で、高難易度においては当たったらほぼ瞬殺というのはあんまりである。
COMMENT
注意点としては、シューティングにカテゴライズされているだけあって、ある程度のエイム力が必要である。
もちろん本格FPSなどと違って的がでかいので易しいほうではあるが、効率よく次々と合わせていかなければ無限湧きに追い付かない場面も多々ある。
次に、敵として巨大な昆虫が出てくるため、生理的な嫌悪感を示す方もいるだろう。
PV等を視聴して無理であれば止めておいた方がいいと思われる。
タイプとしては熱しやすく冷めやすいもので、ある程度遊ぶと急速に飽きがきて、しばらくするとまたやりたくなる。
例を挙げるならば、無双シリーズのような固定されたおなじみ感があると表現すれば良いだろうか。
このゲームにはこのままの姿で続いていってもらいたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt |
60pt
GOOD!
・難易度
いつものEDFと同じく低難易度では爽快感、高難易度では地獄をみせてくれます。
・グラフィックが前よりも進化。
2並み、3以下などと評価している人もいますが、間違いなく3以上です。それでも同時期のPS3のゲームに比べると劣りますが。
・オンラインが熱い。
最大四人でのオンラインプレイはかなり盛り上がります。EDF! EDF!
・兵科が増えた。
追加された兵科はそれぞれ特徴があり、違った攻略の仕方ができます。
BAD/REQUEST
・フリーズが多い
特にオンラインで非常に多いです。これだけで恐らくこのゲームをクソゲーと認定する人がいるだろうというレベルです。
・物理演算バグ
ハヴォックという有名な物理エンジンを積んでいるのですが、かみ合わせが悪いのかおかしな挙動を起こすことがよくあります。マップ端まで飛ばされるなど。
・ミッションコンプリートが大変
4兵科×約90ミッション×5段階の難易度にそれぞれオンとオフの達成度が別なので全てクリアするのに多くの時間を必要とします。
・ロード時間が長い
非常に広く、オブジェクトが多いマップを読み込むにもかかわらず、最近の多くのゲームでなされているメディアインストールをしません。そのためロード時間が長いです。さらにロード時にかなりの負担をPS3に強いるため、フリーズの危険があります。
COMMENT
フリーズ、処理落ちの多さなど悪い部分がかなり目立ってしまっている印象です。これは、ver1.03に更新され、ある程度は、ある程度は少なくなりました。
人を選ぶゲームであることも相変わらずで、初見で買って後悔している方もいるだろうと思います。
自分はかなりハマっておりプレイ時間が200時間を超えた今でもまだまだ遊び足りないという印象です。
ハマる人はハマるゲームなので気になったら動画サイト等でプレイ動画を見て、どういったゲームかをしっかり判断するのがオススメです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-21
まず町の作り込みが細かくて見てまわると楽しいです武器や装備が充実してるのも魅力的
昔のポリゴンゲーでよく見られたようなバグも多く個人的にツボですね
難易度は高くなったように感じました
GOOD!
☆兵種の増加
扱える兵種が前作の2種から4種と増え、より自分の好みに合った
キャラで参戦出来るのは高評価。
☆膨大なステージ
前作より圧倒的なステージ数で、やりごたえがあります。
ステージの種類も豊富なので、比較的飽きにくいかと。
☆豊富な武器
兵種ごとの専用武器もかなりの量・種類・効果があるので、選ぶ楽しみが
あります。
☆素晴らしき絶望感
このシリーズ特有の、巨大昆虫・害虫さんらによる圧倒的な数による
侵略は、虫嫌いなら悶絶・発狂する程のシチュエーション。
それを侵略側・防衛側共に情もなく、容赦ない程に駆除していく様は
このゲーム最大の特徴であり醍醐味かと。
未来版無双の極地かの様に、超大量の敵を相手に攻略していく楽しみは、
他の作品にはない所なので高評価。
BAD/REQUEST
☆グラフィック
PS3になって、良くはなってます。
が、このレベルはPS3のスペックを考えると、やや手抜き感があると
思える出来かと。
今やどのゲームもいかにリアルに見せれるかを追求しているので
ユーザーの目も自然と肥えてきてます。
そこにこのレベルは・・・。
ただ、良くも悪くも前作に近い、懐かしさを感じる様なグラフィックだし、
作りこんでる所はちゃんと作りこんではいるので、これに関しては
賛否両論あるかと思います。
現状レベルで良しとするか、もっと追求してほしいと思うかは
ユーザー次第でしょうね。
私は後者の方でしたので、やや減点としました。
せっかくPS3で出すのですから、それなりの意味合いをもたせて
ほしい所です。
☆ゲームバランス
難易度が5段階設定されているので、自分に合ったレベルで出来る所は
いいとは思います。
が、最高難易度は違う意味でちょっと頂けません。
敵が硬くて・強くて攻略が難しいというのなら分かりますが、それプラス
画面を見にくくする様な攻撃が激しすぎて画面の見辛さが極限まで
達する時が多々あります。
蜘蛛の糸攻撃や蟻の酸攻撃等、10匹程度ならいいのですが、
20〜30匹くらいが一斉に攻撃してくると、画面が白一色・
オレンジ一色になって、もうてんやわんやです。
更にそこにシリーズ名物の処理落ちが発生。
更に更に建物が崩れて埋もれる・大量の敵に囲まれる等したら、
もうどうなってるのか分からないまま終了なんてざらです。
高難易度は難しいというのは誰もが分かってますが、ここまでくると
難しい以前の問題です。
そういう所が前作から変わってない・もしくは酷くなっているのは
ひじょうに惜しい所です。
ユーザーの中にはこれも含めて『地球防衛軍』だとおっしゃる方も
いると思いますが、普通に考えたら快適にプレイが出来ないという
事自体が、ゲームとしてはどうかと思います。
☆NPCのアホさ
他の隊員たちが各々会話をするのはリアル感が出ていいのですが、
何度も同じ事を繰り返す・会話が噛み合ってない等が至る所で目立ち、
途中からひじょうに鬱陶しくなります。
また、壁越しに敵がいると、その敵に当たり判定がないにも関わらず
全員で一斉掃射。
こちらがその敵を倒すまで、その行為が延々と続きます。
更に壁や障害物に引っかかっても走り続けてる隊員や、こちらが
爆発物系の武器を撃っている前に出て行って自滅したり、猛攻撃を
してくる敵に全員特攻していって、いつの間にか昇天されてたり・・・。
彼らは本当に過酷な訓練を受けた地球防衛軍の隊員なのか、上官に
問いただしてみたい所です。
最終的には彼らで敵をおびき出して集まった所に、こちらの凶悪な武器で
敵もろとも瞬殺という、軍法会議&末代まで祟られる所業を
しなければなりません。
NPCの行動や言動は他のゲームでも調整するのは難しいみたいなので
中々製作者の思惑通りにはいかないでしょうが、地球を守る隊員なら
もう少し命を大事にする様な行動設定をとってもらいたいですね。
☆相変わらずの不具合
前作から変わってない不具合が多数あります。
上記に挙げた処理落ちも、ここまで頻繁に起こると明らかな不具合です。
他にもフリーズしたり一部敵が攻撃不可の所に引っかかってクリア
出来なかったり、オンラインプレイ出来なかったり等、改善が可能
ではあるけど大小様々な不具合が散りばめられています。
今後パッチで一部は修正出来そうですが、この状態で製品として出し
購入させているという点では減点でしょうね。
未完成のまま売ったの?と思わず聞きたくなるレベルです。
☆ロードの長さ
これも前作から引き継がれている負の部分です。
この点は現状他のメーカーでも改善されてきている箇所で、
一部ゲームでは見事に解消されている箇所でもあるので、改善の余地は
あったかと思われます。
勿論製作メーカー毎にレベルが違うと思うので、そこは製作者自身の
技術の差があるでしょうが、これだけの量のステージごとに毎回
10〜15秒待たされると、ひじょうに億劫になります。
ゼロにするのは難しいでしょうが、せめて前作よりは改善しておいて
ほしかったですね。
上記の諸々の点を総合して、ゲームとしての快適性に関しては
最低レベル。
COMMENT
Badの方が多くなりましたが、ゲーム自体のコンセプトは大変優秀で、
あの大量発生した虫の中で生き抜いていく面白さは、他にはないものが
あります。
そういった元がひじょうに面白いゲームだけに、どうしても全体的に
荒い作り・PS3なのに前作とあまり変わらない不具合ぶりが
大きく減点させ、勿体無く思います。
フリーズ等の不具合・極度の処理落ち・画面の見辛さが改善されれば
5〜6000円台くらいの価値はあるかもしれませんが、
現状では2000円台レベルです。
それくらい快適性に欠けます。
高難易度でしないなら多少我慢すれば面白いゲームですが、トロフィー
獲得まで考えたり等含めると、個人的にはちょっと発売が早すぎた
作品かなと。
作品としてお金を取る以上は、しっかりと作りこんで、不具合調査を
してから世に出してほしいものです。
内容が面白いだけに、大変勿体無い作品。