【PS3】The Last of Us(ラスト・オブ・アス) レビュー
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2013-06-20 |
| 価格 | 5980円（税込） |
| レーティング | 【Ｚ】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：サバイバルアクション ■ プレイ人数：1人（オンライン：2〜8人） |
- 総合ポイント
- 80
- (難易度)
- 2.70
- レビュー数
- 63
631人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt |
86pt
606人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt |
86pt
GOOD!
・ゾンビゲーといえばありきたりのように思えるかもしれませんが、ゾンビを撃ちまくるシューティングゲームとは異なり、ゾンビの発生によって荒廃した世界を舞台にした人間関係に焦点を当てています。単なるゾンビゲーとは一線を画するヒューマンドラマに仕上がっています。
・ストーリーは極めて素晴らしかったです。道徳や倫理よりも弱肉強食がルールとなってしまった極限状況のなかでジョエルとエリーという二人の主人公がどんな生き方を選んでいくのかを後ろから寄り添っていくことになります。彼らの決断や行動には賛否両論があると思いますが、そのシビアさ故に余韻も強烈です。
・グラフィックは今世代最高峰のクオリティです。温度や質感まで伝わってくると思えるほどの空気感を再現しており、荒廃した文明に生い茂る自然の描写は没入感を抜群に高めてくれます。また今作は陰影の描写も非常に素晴らしく、暗闇の中での緊張感を一層高めてくれました。
・音楽は、経歴のある作曲家が手がけているだけあって、とても雰囲気にあっていました。決してうるさくなく、それでありながらプレイヤーの感情に寄り添ってくるのはさすがという他ないです。
・また環境音の作りこみもとてもよく出来ていて、独特の世界観を目だけでなく耳でも楽しませてくれます。またクリッカーという感染者が鳴らす「カチッカチッ」という音はとにかく怖い！
・物資が常に不足しているなかで感染者や生存者を相手にしなければならず、必然的に物資の節約を重視した戦略的な立ち回りが求められます。難易度は高いですが、その分やり応えも十分で、戦略を変えることで様々なプレイが可能です。
・敵味方ともにキャラクターの造形はとてもよく出来ています。
・ゲーム中のロードは一切ありません。これは素直にすごい。
BAD/REQUEST
・ゲーム中のロードはありませんが、ゲーム開始前のロードは非常に長いです。パッチにより多少はましになりましたが、それでも長いときはかなり待たされます。
・感染者に殺られてゲームオーバーになるときの描写が結構えげつないです。特にブローター…
・ストーリー上、ゆったりと歩くシーンも多くあり、周回プレイ時には少し厄介です。
・ステルス時にNPCが感染者の前を気付かれないというのは違和感がありましたね。
・テクスチャなどに細かいバグがいくつかありました。
COMMENT
40インチのHDTVを使用です。オンラインは未プレイです。
これほど鮮烈な印象を残すゲームは滅多にないでしょう。ストーリー、グラフィック、音響、演出、ゲームシステムなどがひとつの目的に向かって合わさっていて、まさにゲームのお手本ともいえるような内容でした。多くの点においてPS3の最高峰といえると思います。
決して万人向けというわけではありませんが、ゲームに真のクオリティを求めるのであれば、ぜひこのゲームを手にとってみてください。
613人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt |
86pt
GOOD!
【ネタバレ回避して書きます】
・映画をプレイする、というノーティの手法の現時点での最高到達点。物語への没入感はプレイアブルであるために、映画を超えているとすら思う。プレイヤーの心を揺さぶるということに関して、ついにゲームはここまで進化したのか、と感慨深い。
・グラフィックはたしかに質、量ともにものすごい出来だが、あまり遠景を描写しなくてすむシーンであればアンチャーテッドなどの一部のステージの方が優れている（ようにわたしの様な素人には見える）箇所もある。本作では遠景、近景問わず、一定のクオリティになるように（一部のステージだけ飛び抜けて精細、ということがないように）コントロールされているように思う。
ゲーム中の風景に一貫性を持たせる試みとして高く評価したい。前半は市街地が多いが、後半は色々風景が移り変わり、それぞれとても新鮮だった。
・進行とともに、物語が盛り上がってくる。後半の展開は非常に面白く、止め時がなかった。
・無駄を削ぎ落とした印象的な音楽。
・ムービーとして強制的に聞かされる見させられるのではなくて、プレイ中に自然と交わされる会話やしぐさにより、個々の登場人物への感情移入がスムースになっている。
・わたしは銃撃戦が苦手なのだが、そういうプレイヤーでも格闘武器や投着武器、徒手格闘で切り抜けられるように出来ている。
・プレイ開始以後はロードで待たされることはなく、非常に快適。死んでリプレイもほとんどロード待ちがない、もしくは一瞬。
・ゾンビゲーム、とひとくくりにしてしまうと独自性がないように聞こえてしまうが、他に類似したゲームがあるだろうか？わたしにとってはとても独自性を感じるゲームだった。
・日本語吹き替えがキャスト、演技ともに素晴らしい。
BAD/REQUEST
・プレイ開始までのロードが非常に長い。特に初回起動時！喫煙者諸兄は一服したくなることでしょう。
なぜか数回起動するうちに、ロード時間はかなり短くなってくるものの、それでもやはり長く感じる。
・2周目を始めてみたが、足場探しなどがかったるくて断念。ここはもう一度プレイしてみたいと思うような印象的なチャプターではセーブデータを分けてとっておくのもよいと思う。周回プレイ扱いにはならないが、お目当てのシーンを手軽にプレイできる。
・収集物のタグが、それ自身に探し集めようと思わせる魅力が皆無であること。
※このゲームだけに関することではないのですが、Z指定なのに規制で削られる部分があるのはとても遺憾です。
COMMENT
わたしにとってPS3では、というより、ファミコン以前からも含めたゲーム人生の中でも、最も印象に残るゲームのひとつとなりました。このゲームはこれで綺麗に完結していると思うので、むしろ続編はやりたくないです。
オンラインプレイは未プレイ。シングルプレイ1周だけで質、ボリュームともに十分満足です。
アンチャーテッド2作目は上級、プロでクリア済みですが、このゲームでは途中まで中級、途中から初級でプレイしました。クリア後、他の方の感想をネットで読んでみたのですが、多くの方がつまずく箇所でわたしもつまずいていた模様。中級のままでも頑張ればおそらくクリア出来ていたと思います。
プレイ環境：
途中までフルHD37型テレビでプレイ。
上記テレビが壊れたため、途中からフルHDのPCモニタ24インチに3000円程度の小型スピーカー（ウーファー付き）を繋げてプレイ。音響面ではむしろテレビのスピーカーより良かったと思います。
598人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
84pt
GOOD!
ストーリー
本作では荒廃した世界、自然に飲み込まれた廃墟を
二人の主人公の物語から追体験する事になります。
中年親父ジョエルと14歳の少女エリーの関係性の変化や繊細な心理表現をメインに
絶望的な世界を生きる人間達とのエピソードが壮絶で印象的でした。
グラフィック
この作品の一番の魅力です。
何もかもが緻密で非常にリアルです。光のゆらめきや空気感、
風で揺れる草木の葉一枚一枚から落ちる影がこの世界への没入感を助長しています。
恐らくPS3世代のゲームの中では最もグラフィックの良い作品だと思います。
これだけ表現力のあるゲームエンジンを有した上で画面に対しての物の配置や
色彩などのデザインが非常に良く、物語上季節の表現が存在しますがそれも徹底された作り込みで非の打ち所がないです。
サウンド
BGMは基本的には終始無音でイベントシーンや
演出効果として使用されるいわゆる映画的手法でした。
特徴的なフレーズが耳に残るのに派手に作品に入り込まず
この世界観に溶け込んでいて良かったです。
BAD/REQUEST
ストーリー
物語があるゲームは必ずゲームの評価と物語の評価の二つで一つだと思っています。
これだけ映画的手法を取り入れた作品ですから俄然そうなる訳ですが
作品全体の雰囲気がとにかく陰鬱であった為にエリーの存在が非常に大きなウエイトを
占めていたのでそれがああいう風に展開していくとは・・・。
最初マルチエンディングなのかと思ってしまった。
グラフィックが良い分グロテスクな表現力も増していてその上で
14歳の女の子が刺すわ刺すわ。表現の幅としてはこういう作品もでてくるだろうが増えてほしくはない。
ゲーム
戦闘は似たようなシチュエーションが多く人を選ぶ作り。
アイテムの作成等は説明がない為分かりづらく種類も少ない。
ゲームとして出来る事はかなり少ない。もう少し世界に介入したかった。
終始緊張感を演出する表現ばかりなので疲れる。
視点の移動にブラーがかかりすぎている上、狭い空間で頻繁にカメラを動かすので酔う。
マルチプレイではサバイバルとチームデスマッチの二つのみで
ゲームの進行を遅くする要素が多い為ぐだぐだな印象。
COMMENT
”映画のようなゲーム”は昔からずっと存在してきたし
3D時代からのその成長速度たるや目覚しいものがありますが本作はその最前線を行く作品です。
故に私はまず映画として好きになれないとゲーム部分も楽しく感じられませんでした。
技術的には満点ですがストーリーは大人向けであり人を選ぶ作品でした。
Amazonレビュー
レビュー日： 2017-03-25
いやぁ，おもしろい。４回はやり直したね。
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GOOD!
○ グラフィック
繊細且つ綺麗なグラフィックに感動しました。
荒廃した街並みや変わり移る四季の様子など、ずっと見ていたくなるほどの美しさ。
こだわりを感じます。
○ 雰囲気・緊張感
慎重に動く隠密プレイであんなに緊張したのは久しぶりでした。
見つかったら死ぬんじゃないかと思うほどの緊張感です。
敵も種類は多くなく、敵を倒す方法を考えるのは楽しかったです。
○ 難易度
絶妙な難易度でした。
正確には、比較的、難しいゲームだとは思いますが、クリアできないことはないというバランス加減は、相当吟味されてると思います。
更に、かなり重要な素材アイテムが減ったり、表示が風景と同化してる辺りも、プレイヤーを相当追い込んでます。
○ キャラクター
荒んだ世界の中で、こうも魅力的なキャラクターが多いと見ていて楽しかったです。
こういうゲームは、キャラクターよりは自由性を求める為、キャラクターにそこまで興味を惹かれませんが、やり終えて、不必要だったと思うキャラクターがいないのは驚きでした。
○ ストーリー
単刀直入に言えば、引き込まれるストーリーでした。
主人公、ジョエルとエリーの話は、まるで映画のようで、真剣に見ていて、飽きません。
終わり方は、賛否両論はあるかもしれませんが、私個人としては、納得のものであり、最初から最後まで面白かったです。
BAD/REQUEST
× バグ
瓦礫と瓦礫の間に挟まれて動けなかったり、敵が後ろから急に湧いて出たりなど、所々気になるところはありました。
× CPUの動き
慎重にプレイしてる最中、CPUが敵の後ろを、足音全開に全速力で走るのは初めは分からない側からすると心臓が飛び出そうになります。
指示とか出来るとまだいいのでしょうが。
× ちょっと分かりにくい所
表現として少しではあるが分かりにくい所がありました。
冬場のある男に対してのエリーの敵意むき出しな所が特に。
ちょっとした補足程度でいいので、何か資料みたいなのがあると分かりやすかったかなと思います。
COMMENT
HDMI・42インチ
評価通りではありますが……
思わず見惚れるほどのグラフィックに、緊張で唾を飲むような難易度や雰囲気、おぞましい怪物や躊躇いなく襲ってくる人間など、今までに色々とあったはずなのに、ここまで引き込まれる作られ方は久しぶりに感じました。
魅力的なキャラクターたちばかりで、暫く触らなくても名前や顔も、はっきりと覚えてるほどです。
一本道のゲームであるため、やりこみ要素はないに等しいのですが、繊細なゲーム作りが素晴らしいものだと感じさせてくれます。
ここまでくるとゲームというよりは、良い映画を見たから見てみなよと言いたくなるものでした。
一度はプレイすることをオススメします。