【PS3】The Last of Us(ラスト・オブ・アス) レビュー
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2013-06-20 |
| 価格 | 5980円（税込） |
| レーティング | 【Ｚ】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：サバイバルアクション ■ プレイ人数：1人（オンライン：2〜8人） |
- 総合ポイント
- 80
- (難易度)
- 2.70
- レビュー数
- 63
850人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
94pt
602人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
93pt
GOOD!
基本は同社のアンチャーテッドと同じ大筋を沿って進むアクションアドベンチャー
アンチャとの違いはそのシリアスな世界観とリアルさを前面に押し出したゲーム性
調子にのって撃ってるとすぐ底をつく銃弾、自然回復しない体力
物を作ったり、拾得物を確認したり、
体力を治療してる最中も止まらないゲーム内の時間
それらの要素が常にプレイヤーに選択を迫る
銃で強行突破するか、それともやり過ごすか、強力な火炎瓶でまとめて敵を焼くか…
これらのプレイヤーに委ねられる選択要素は難易度が高いほどより顕著になる
逆を言えば低難度を選べばライトユーザーにもそれらの要素を仄かに感じつつ
問題なくクリアまで楽しめる間口の広さ
２人の主人公ジョエルとエリーも人間味が溢れていて魅力的
生きるためには手段を択ばないドライな初老のおっさんジョエルと
年不相応な落ち着きと度胸、年相応な小生意気感が実によく出てるエリー
そして彼らと関わる様々なサブキャラ達も１人１人キャラが立っていて魅力的
・グラフィック
今世代機で自分がやったゲームの中で一番綺麗に感じた
グラフィックで感動させられる事ができるレベル
・サウンド
木々がざわめく自然の音、
建物の軋む音、敵が出す不快な声、各キャラの吐息やボヤキ
全てがプレイヤーの臨場感を圧倒的に高めてくれる
決して主張はしないが場を静かに盛り上げてくれるＢＧＭも◎
ローカライズも実力派の声優揃い。変な有名人の拙い演技力で場が白けるのは
このゲームにおいて何より避けるべき事なので当たり前の事なのだがそれでもうれしい
英語音声と日本語字幕も収録されているので字幕派の人も安心
・熱中度
上記のグラフィックとサウンドレベルが並はずれて高いからこそ実現できる没入感
先が気になるストーリー展開とともに辞め時が見つからない
是非大きな画面と良いヘッドフォンでプレイしてほしい
・快適さ
ゲーム開始前に少し長めのロード時間が入るが
それが終わればゲーム中はこのクオリティで一切のロード無し
どんな技術使ってるのか分からないがすごい事は十分わかる。
・満足感
このクオリティーでありながらゲームのボリュームもかなりのもの
オンラインも本編の世界観や仕様を引き継いだ独特のシステムで楽しい
BAD/REQUEST
・翻訳
１か所日本語訳がおかしい？
というか単に声を当てる場面を間違えたような場所がある
エリーが「私を持ち上げて」と言うが
実際はエリーは関係なく物を動かして道を作るシーン
実際エリーを持ち上げて進むシーンもあるのでかなり混乱する
・規制
これはゲームの制作側の責任じゃないが
CEROＺなんだからオリジナルのままで発売してほしかった
スカイリムは首ちょんぱＯＫだったのに…
.オンライン
オンラインにcoopがない
アンチャのcoopが凄く面白かったので...是非検討してほしい
COMMENT
歴代ＰＳ３ソフトで一番面白かった
まさに傑作
ストーリーが凄く気になる。でもクリアしたくない、終わらせたくない・・
そんな気持ち久しぶりに味わった
開発側は続編を想定して作ってないそうだが
是非ＰＳ４でこの世界観を引き継いだゲームを見せてほしい
現世代機でここまでのゲームを作り上げたノーティドッグが次世代機で
どこまでいくのか...楽しみ
620人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
93pt
GOOD!
本当におもしろいゲームです。
アンチャは途中で断念してしまいましたがラストオブアスは最後まで熱中してプレイできました。
・素晴らしいストーリーと魅力的なキャラクター
話が進めば進むほどどっぷりハマってしまいます。
・戦略を考えるのが楽しい。
戦闘はステルスがメインになります。見つかると敵が一斉に襲ってくるので
十分に弾があっても危険です。
武器持ちの味方ＮＰＣがいるときはゴリ押しでもいけますが、
普段は考えも無しに突撃しても集中砲火を浴びるだけです。
ただ、敵の動きを把握してうまく武器をつかえば乱戦でもいけます。
煙幕や火炎瓶、設置型トラップの爆弾、猟銃での狙撃と選択肢は豊富ですので
作戦を考えるのも楽しいです。
・チェックポイントが多い
死んでも直近のポイントからやり直せるので、心が折れにくいです。
・美麗なグラフィックと世界観
グラフィックはＰＳ３最高クラスです。キャラクターの演技も自然で
ストーリーの良さを一層引き立てています。
・良好なサウンド
道を歩いていると水の音が聞こえてきたりと本当にラストオブアスの世界を
歩いているような気分になります。
普段は環境音が主体で、戦闘など盛り上げるところは
音楽が流れる演出になってます。
BAD/REQUEST
・人殺しすぎ
主人公のジョエルは目的のためなら躊躇なく人を殺します。
警察だろうが、さっきまで味方だった人だろうが容赦しません。
自分はゲーム内での人殺しはあまり気にしない方だったんですが
この点は気になりました。
・味方ＮＰＣに対しての敵の反応
皆さんおっしゃっていますが、敵の目の前を味方ＮＰＣが横切っても
無反応です。他がリアルなだけに気になりました。
ただ、単純に味方に反応するようになるだけだとすぐ見つかる→乱戦の
クソゲーになるから仕方なかったのかな？
・３Ｄ酔いしやすい
酔いにくい自分が３Ｄ酔いしてしまいました。
・オンラインがおまけ
このゲームは一人用と考えたほうがいいです。
対戦目的の方にはミスマッチ。
COMMENT
良質の海外ドラマのシーズン１の世界を体験できるゲーム！
海外ドラマ好きな方はこの世界観とストーリー、キャラクターにどっぷりハマれると思います。
ＢＡＤな項目はちょっと気になるな？程度のものです。
魅力的なストーリー展開と適度な難易度、美しいグラフィクはまさに傑作。
是非多くの方にプレイしていただきたいゲームです！
続編製作心待ちにしてます。
590人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
93pt
GOOD!
・徹底的に書き込まれた情景。廃墟。風になびく草の描写。錆びた壁。崩れた橋桁。そこかしこに悲劇の真実と物語を感じる。
・まちがいなくトップレベルの表情。空白の時間をおもわず想像させる服の着こなしや汚れまで。ストーリーの進行にしたがい徐々に登場キャラの行為や発言、そして表情に変化が加わって行くのも魅力。
・使いやすいインターフェイス。操作体系。耳をそらすシステムは良くできている。武器の変更時もリアルタイムで進行しているために、手慣れているプレイヤーと手慣れていないプレイヤーでは画面の中のキャラクターも雲泥の差が生まれる。武器の性質を把握すると、徐々に動きが洗練されてきて、プレイヤー自身がうまくなったという実感が生まれる。
・敵に噛まれて一撃死。反対にこちらからも火炎瓶で一撃。ひるませて走り込んで撲殺。緊張感のある戦闘。人間の敵は言葉によるコミュニケーションを取るのでそれを逆手に取って作戦を立てることも。敵のセリフは驚くほどたくさん用意されている。
・演出。思わず悲鳴を上げそうになるような突発的なアクシデント。あぐらをかいてゲームをすることはおすすめしない。後ろにすっころぶことがしばしばあるから。
・目が点になるような、予測不能の事態が次々起こる。まるで悪い夢。
BAD/REQUEST
・感染者、ゾンビ（正確には違うが）、隔離区域。まあよくある話。バイオハザードやりこんでいる分だけある程度耐性があるんだよね。
・グロい。アンチャーのノリを期待しているとひどい目見るかもｗ 痛快なお話ではないよ。
COMMENT
・PS3持っていてこれをやらない手はない。ゲーマーのための超大作。
・廃墟の中を歩き回っているだけでも楽しい。フォールアウトが本当に荒廃しきっていて、風景がつまらなかったのに対し、こちらは自然いっぱいなので結構癒やされてみたり。どこを切り取っても絵になる美しさ。
・【バイオハザード6】やって【メタルギアソリッド4】やって、何か違うなと思ったらこのゲームがすべてを補ってくれます。ありがとう無茶犬。
・はっきり言ってかなりグロいです。プロローグからかなりおどろしいです。こういった耐性のない人はプレイを途中で辞めてしまうかも。人もかなり死にます。
・イージーモードにはオートエイムがついています。銃で狙うのが苦手な人でもけっこうバンバン敵を倒せますよ。
Amazonレビュー
レビュー日： 2017-03-25
いやぁ，おもしろい。４回はやり直したね。
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GOOD!
ストーリーモードで第三弾DLC「Grounded」以外の全難易度クリア、マルチは120週分やっています。DLC第二弾「LEFT BEHIND」プレイ済み。米国で発売されたコミック版の前日譚も買いました。
＜素晴らしいストーリーテリング＞
剣と魔法の世界でも、遠い国の戦場でもなく、2013年夏に崩壊した現代アメリカという生活感のある世界設定。オープニングからぐいぐい引きこまれます。
表情や演技、世界の見せ方がこんなにも合致していれば、台詞が少なく、省略が多い脚本でも伝わるという好例だと思います。ありきたりな題材なのに、面白い。
そしてBGM、すごい。雰囲気出してる。たぶん、プレイ中はストーリーに夢中で気が付かないと思います。それぐらい裏方に徹しています。それなのに、ラストシーンが終わってスタッフロールに切り替わったら、プレイヤーが感じるであろう複雑な思いを表現する旋律が……！
＜メリハリのあるグラフィック＞
遠景は低解像度でぼかし、自然に目が行ってしまうポスターや写真立ての写真は高解像度になっており、グラフィックにメリハリがあります。
人物の表情は、CGアニメーターが手作業でつくっていったそうです。非常に自然。主人公たちとその他大勢で、力の入れ具合がぜんぜん違うというゲームが目立つ中、ほとんど違和感がありません。敵の出現数、NPCの出現数が必要最小限に絞られているからだと思います。
＜バラエティがありながらも統一感のある雰囲気＞
夏から始まり、春までの一年間で、アメリカを横断する物語です。放棄された街、雪山など、風景の変化はバラエティに富みます。同時に、風景の移り変わりや季節の移り変わりが、物語の中でしっかりと表現されており、全体的な調和が失われていません。雰囲気が本当に良く出ています。ゲーム全体としての統一感があります。
＜アクション周りの細かい芸＞
壁際に身を潜めるときの動きや、走りながら物を拾ったり、銃をリロードしたり、吹雪の中を移動したりなど、どれも動きの芸が細かい。細かいだけじゃなくて、そのアクションひとつひとつが自然です。没入感を高めてくれる要素だと思います。
＜パターン攻略も可能だが、ちょっとしたミスで乱戦になる＞
戦闘パートは、基本的に、ステルス状態から始まり、発見されると乱戦になります。どれだけ気付かれずに敵の数を減らせるか、乱戦になったときにちゃんと逃げ切れるか、各個撃破できるか、といった要素があり、緊張感ある戦いが強いられます。
ステルス状態では定石的な攻略ルートがありますが、ちょっとしたミスで乱戦状態になります。この切り替わりは燃えます。アツいです。ゾンビとなっている「感染者」の習性を利用して、一箇所に集めて一気に火炎瓶で焼くなど、少ない物資をやりくりする緊張感もたまりません。
「感染者は、その症状の進行によって、だんだん目が見えなくなる代わりに聴覚が発達する」という設定も、ステルス/乱戦という戦闘部分のゲーム性とマッチしていて非常に良いと思いました。
＜一本道なのに「やらされている感」がない＞
戦闘パートでは少ない弾薬や物資をどのようにやりくりしていくかはプレイヤーに任されています。同じようにプレイしているつもりでも、弾薬消費量の違いなどで展開が毎回異なります。また、ムービーシーンは必要最低限であり、ストーリーの大半がキャラクター操作中に進展するため、「やらされている感」がほとんどありません。逆にいえば、コントローラーから手を離して一息する暇がほとんどありません。疲れます。
「１周目はエリーのほうを見ずに会話が進んでいたけど、２周目はエリーの表情や動きを確認しながらストーリーを進めていた」
これができるということがどれだけすごいことか、理解していただけますでしょうか……！？
＜ロードのなさ＞
起動後に長めのロードをしたあとは、ずっとロードなし。すばらしい。没入感すごい。映画の撮影技法である「長回し」を意識しているそうです。やめどきがまったくわからない。
＜空気を読んだ自然な翻訳と声優陣の演技＞
いかにもティーンなエリーの言葉遣い、多くを語ろうとしないジョエルなど、雰囲気も含めて自然に翻訳している上に、声優陣との連携も素晴らしい。英語の発声に合わせて、日本語をしゃべっているので、口の動きに違和感がない。
日本語音声・英語音声を両方プレイすると、日本の吹き替え技術の凄さみたいなものを感じます。吹き替えが素晴らしいです。吹き替えにお金かけてくれたことに感謝します。
そして、山寺宏一さんですよ。ジョエル役の声優の熱演がすごい。
一周目を終えたあとに、二周目のオープニングをもう一度だけやってみてください。オープニングとエンディングの一部のシーンが綺麗な対比になっていることに気づくと思います。山寺さん演じるジョエルの声に年齢差があることも、はっきりわかります。もう、号泣です。
＜苦手な人も頑張れるアツいマルチプレイ＞
海外のゲーマーがマルチプレイ動画内で「これって、本当の意味でTPSじゃないよね。ステルスゲームでもあるし、格闘ゲームでも、物資集めゲームでもある」と語っていましたが、そのとおりだと思います。
手に入るものを工夫して使って何とかして生き残るというこのゲームのコンセプトを活かした作りになっています。
そうしたコンセプトが活かされているから、FPSやTPSが苦手でも、それなりに頑張れて面白い。もちろんそうしたシューターゲームが得意な人には勝てませんが、立ち回りを工夫することで一矢報いることができるのがいい。味方にいる上手い人のサポートに徹することもできます。プライベートルームでフレンドとワイワイやるのにも向いています。（※当初は、格闘や火炎瓶・爆弾が非常に強かったのですが、アップデートで徐々に弱体化され、より銃撃戦で勝敗が決まりやすいバランスに変更されています）
追加のDLCマップは、既存マップに比べると、凝られた作りになっており、若干蛇足感がありました。逆にいうと、既存マップだけでも十分楽しめます。一方で、追加のDLCマップはストーリーで訪れた場所がアレンジされたものなので、既存マップにはない感慨深さがあります。「郊外」は、ストーリー内での会話とその後の展開を思い出してしまい、ちょっと切なくなりました。
BAD/REQUEST
・絶対見つかってるだろ？という味方NPCのお粗末な動き
・表示のバグ、フリーズは他のソフトより多め
・イベント発生フラグがシビアで気づいたら通りすぎて無効になってしまっている場合が多く、意識しないと会話イベントなどの回収ができない
などなど、非常に丁寧に作られてはいますが、やはり気になる点はあります。
COMMENT
＜エンディングの満足感＞
このゲームが好きで好きで、開発者のインタビューもチェックしていますが、インタビューの中で興味深い話がされていました。
テストプレイで難易度を調整していた時に、簡単な方向に設定すると、エンディングの満足度が上がったそうです。確かに、高難易度で苦労しながらクリアした場合、「あれだけ苦労したのに、このエンディングはちょっと……」と思う気持ちはよくわかります。
当初の設定では障害物を透視して敵の行動を見えるようにする「聞き耳」がなかったそうです。クリア後に選べる最高難易度のサバイバルモードと同じ状況です。サバイバルモードは2周目以降で敵の配置と行動パターンを知っているからこそ成立する難易度なので、相当難しかったのだろうと思います。
話を戻します。エンディングです。たしかに、スッキリしないエンディングです。しかし、納得感はあります。「ベストじゃないけど、あれ以外、ないだろう」と思えるものでした。最後の二人の会話後に入るエンディングテーマ「The Path（A New Beginning）」の余韻が素晴らしいのは、あの終わり方だからこそだと思います。
難易度調整も含め、ほんとうにうまく作ってあります。「PS3時代の有終の美を飾る最高傑作」というメディアの評価に異論はありません。
最初にプレイしたのは、ほぼ1年前ですが、こんなにも長くプレイ後の美しい余韻が残るゲームは初めてです。おそらく10年後になっても、この余韻を思い出せるでしょう。素晴らしいゲームです。このゲームをやるためだけにPS3を購入してもいいぐらいだと思います。そして、今後、プレイするゲームの評価のハードルを高めてしまった罪作りなゲームでもあります。