オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
53pt
GOOD!
【オリジナリティ】
このシリーズは狂気的なボスが特徴だが、本作でもプレイヤーのヘイトを掻き立てる名キャラクターが登場する。パッケージに出ているボスもいい具合のクズっぷりで「コ〇してやる!」と激昂するジェイソン(主人公)とシンクロする。
もう一人のボスもこれに敗けない存在感で、こいつらを倒すというモチベーションが爆上がり。
そういえば、4も5も敵ボスがパッケージでふんぞり返っていたっけ。本当の主人公はこいつらかも。
また、主人公も「殺しが快感になってきた」と仲間に打ち明けるようなシリアルキラーに成長していき、敵の狂いっぷりに主人公が振り回されている4や5と違い、サイコパス同士ががっぷり四つで組み合っている感じ。
【熱中度】
敵基地を襲撃・解放しテリトリーを広げ、金と素材を集めて装備をグレードアップ、最終的には強武器のお大尽アタックで敵を手玉に取れるようになっていく過程が楽しい。同じことの繰り返しで飽きる人もいると思うが、箱庭を隅々まで探検するのが好きな人にはハマる。
強武器、特にサイレンサー付対物ライフルを入手すると難易度がかなり下がるが、うまく位置取りして敵を翻弄し未発見で基地を制圧できると嬉しい。敵を掌で転がしているような気分になれる。
しかし、後述のBADがあるのでマイナス1点して3点。
BAD/REQUEST
【満足感】
シリーズの悪しき伝統となったボスとのイベントバトル。にっくきアイツを息の根をこの手で止めるためにプレイしてきたのに、製作者に幻覚のようなイベントバトル(一部はあの悪名高きQTE)を押し付けられ、倒した実感が得られない。
また、ミッション中の強制イベントバトルが結構多く、燃える建物や爆発物が仕掛けられた建物から制限時間内に脱出、味方が操縦する乗り物の銃座を使って敵を撃退、といったものがあるが結構シビア(特にラスト近くの搭乗ヘリを守るためのがんシューティング)でフラストレーションがたまる。失敗すると長いロードのあとにイベントの最初からやり直し。こんなのがやりたくてこのゲーム買ったんじゃない。
【快適さ】
特に、4や5をプレイした後だと、痒い所に手が届かない感じが強い。現代のスペランカーかと思うようなちょっとの高低差で死に、ちょっとした段差もわざわざジャンプしないと越えられない。段差乗り越え動作が暴発して墜落死、斜面を滑り降りていたら気づかないうちにダメを受ける滞空時間があったらしくいつの間にか点滅しているライフ。
また、L3押し込みダッシュというクソ仕様でショートダッシュジャンプを強いられるタワー登頂や、lootボタンと武器交換ボタンが同じでイライラさせられる仕様は、本作で既に完成している。
COMMENT
実際プレイしたのはPS4のクラシック版だが、該当ページがなかったのでこちらへ。
5の満足度が今一つだったので、以前プレイして楽しかった3をやり直してみたけど、結構思い出補正入ってたみたい。改めて、シリーズを重ねるごとに進化してたんだなあと気づかされた。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 1pt | 2pt | 4pt | 3pt | 3pt |
62pt
GOOD!
久々の投稿。前作のファークライ2はかなりのお気に入り。プレイ時間はオン・オフ合わせて80時間ほど。
評価は基本的にオン・オフあわせての評価
すでにどういったゲームなのかは他のレビュアー様が書いていらっしゃるので省略。
[オリジナリティー]:4pt
オープンワールドとFPSの組み合わせは珍しくはないが、陳腐と言えるほど市場にあふれているわけでは無い。そのためここの評価は甘め。本作の特徴を一言で言えば「多彩さ」だと思う。何が多彩かと言うと…
「アクションが多彩」
テイクダウン(一撃必殺の近接攻撃)のような見栄えのするアクションのみならず、その他の細かい動作も作り込まれている。例えば、カバーアクション(物陰から隠れて撃つ)を気づかない程ごく自然に行う。場所は限定されるがよじ登りができる。小石を投げて敵の注意を引く。敵にマーキングをして正確な位置がわかる。などなど。
前作のそれを順当に改良していった感じだ。こういった細かいアクションのありがたみはプレイ時間が長くなるとボディーブローのように効いてくるものである。
「敵が多彩」
銃撃戦がマンネリ化しないように人間の敵も多彩だ。普通に銃撃してくる敵に加え、脇目も振らず突っ込んでくるナイファーやショットガン。遠距離からレーザーポインタをちらつかせながら狙撃してくるスナイパー。ちょっとやそっとじゃ倒れないヘビー。こういった個性ある敵たちが入り混じった銃撃戦はなかなかに盛り上がる。
そして、なんといっても忘れちゃいけないのが猛獣たちだ。本作をプレイすればAKを乱射する海賊よりも、こちらに突進してくるトラの方がよほど怖いと実感できる。COOPにおいても一番厄介な敵は「犬」かもしれない。チームが劣勢の時に、あの吠え声が聞こえた時の緊張感といったらもう、何とも言えないものがある。
もうすこし猛獣たちのAIが凝っているものならば最高だったのだが…
「ゲームモードが多彩」
本作にはオフラインの「ストーリーモード」、オンラインの協力プレイ「COOP」・同じく対戦プレイの「マルチプレイ」、そしてマルチプレイで使用するマップを作成できる「マップエディタ」 がある。
どれも作りがしっかりしていて手を抜いた感が無い。特に「マップエディタ」はかなり気合の入ったものだ。実は本作の大きな魅力だったりする。これがどれだけ気合の入ったものかを言えるほど自分はこれを触っていないので恐縮だが、とりあえず凄いのは確かだ。
これらから、(オンラインもそれなりにプレイするという前提はあるが)ボリュームという点で本作に不満を感じることはないだろう。
「プレイスタイルが多彩」
本作に登場する銃の数は多くはないが少なくもない。私見だがリアル系FPSが好きな人たちのツボをおさえたラインナップだと思う。例の「ヒャッハー!汚物は消毒だぁぁァーー!!」ももちろんある。
これらはややバランスが崩れかけてはいる(詳細はBAD)ものの、どれも一長一短があり、またどのようなシチュエーションでもそれなりに使える。何を装備していくのかも基本的に自由だ。そんなわけで「自分はこの武器でプレイし続ける!」といった我を通すことができる。(まぁさすがにフレアガンは無理だろうが、逆を言えばそれ以外ならできるだろう。)
当たり前のことだと思われるかもしれないが、実はこれができないFPSのほうが多い。過去自分が経験した中でこれができたのはBFBC2ぐらいだった。
[グラフィック]:4pt
グラフィックの質自体は最高クラスでは無いが、上の部類に入るのは明らか。これをオープンワールドで実現したというのが凄い。
アニメーションも良い。海賊たちに銃撃を浴びせるとこけそうになったりとえらく人間臭い。個人的に思わず驚嘆したのはスナイパーライフルでカバーアクション中、ボルトアクションにて弾丸が薬室に送り込まれるモーションだった。
そこまでするとはなんというか芸が細かい。
よく外国産のゲームは作りが雑だと言われるが本作についてそれはあまりあてはまらない。むしろよく作り込まれたFPSだと言える。ただ、根本的な弱点があると思う。それはコメント欄で述べる。
なお、個人的に最も面白かったゲームモードは「COOP」。上に挙げた特色が最もよく出ているからだ。共闘を促すための蘇生やバトルクライといったアクションも上手く機能していて、みんなで戦うといった感じが強く感じられる。オススメ。
BAD/REQUEST
致命傷と言えるほどのものはないが気になるものをいくつか。
[サウンド]:1pt
BGMは空気、というより無い方がマシ。前作は舞台のアフリカの民族音楽をアレンジしたであろう印象深いものだったが、本作は何だかわからん。幸い、オプションで切ることができるのでさっさと切ってしまうことをオススメする。
VOICEつまり各種セリフだが、これもいまいち。前作では傭兵たちの立ち話から、悪役たちがいかに外道なのか、どれほど主人公が恐れられているのか、といったことが聞き取れ緊迫した雰囲気を味わうことができた。しかし、本作の海賊たちはひたすら「キンキンに冷えたビールがあれば最高だぜ!」程度の話しかしていない気がする。ローカライズも不完全。
かろうじて銃撃音などのSEがまともなので0ではなく1にした。
以下は個別項目
[オフライン「ストーリーモード」]
「主人公が万能すぎる」
特に気になったのはその歩く人間武器庫っぷりである。クラフトを重ねることで主人公は次の装備を常に持ち歩くことが可能だ。
{○4種類の武器…カテゴリー制限なし・カテゴリーごとの弾薬を携帯
○グレネード・火炎瓶・地雷・C4…それぞれ(・・・・)を相当数
○火矢・グレネード付きの矢…どちらか、またはこれらの混合を相当数
○シリンジ(能力を一時的にパワーアップさせる注射)…相当数}
もはやランボーはおろかプレデターと肩を並べるほどの重装備である。こうも装備が自由過ぎるとあらゆる状況に対応できる万能装備が出来上がってしまうのが問題だ。
というのも万能装備が存在すると、つまりはその時々に応じた武器を選んでいけば良いだけの話になってしまうからだ。そこにプレイスタイルとか戦術などといったものは無い。
また、他の装備を試してみる気もなくなる。万能装備があるなら他の装備などいらないだろう。
選択肢を増やして自由度を広げようとしたのかもしれないが、実際は逆に狭めているという本末転倒なことになってしまっている。しかもこの事態は割と早い段階で訪れる。
まぁ、使わなければ良いだけと言われればそれまでだが。
ちなみにオンラインの装備は制限がもっときつくバランスのとれたものになっている。そのままオフラインに流用すればよかったのに。
「弓矢が便利すぎる」
若干、上記とかぶるが…というより上記の主たる要因となっているのがこれだ。
なにせ、これ一つでステルス・火炎・爆弾の三役をこなすことができるからだ。これのせいで多くの武器が日の目を見ないことになってしまっている。どれかひとつに絞らせるべきだろう。
「敵の復活が無い」
敵基地を解放するとその周囲一帯は味方の支配下に置かれ巡回していた敵がいなくなる。
敵がいなくなれば当然、銃撃戦もしなくなる。そのため基地を次々と解放していくと、FPSでありながら銃撃戦をほとんどしないという奇妙で退屈な光景が繰り広げられる羽目になる。
本作では大変便利なファストトラベル(ワープ)機能があるのだから、前作のように時間経過で敵が復活という仕様のままで良かった気がする。
このような批判を見越してか、オプションメニューで「基地の解放をリセットする」というボタンがある。しかし、そうじゃないと言いたい。そもそも、プレイヤーにデメリットしか及ぼさないこのボタンを、押す人はほとんどいないと思う。
[オンライン「COOP」]
「ちょっと不安定」
自分は急に落ちるということさえなかったが、よく敵がワープしたり先に進めなくなったりなどは頻繁に起こっている。
「弓矢が強力すぎる」
再び。しかし、本当に強力すぎてゲームバランス崩壊の感すら漂う。
例えば、弓矢は装甲をまとったヘビー兵ですら胴体に1〜2発撃ちこむだけで倒せてしまうほど強力だ。他の武器の場合、ロケランの直撃で3〜4発・対物ライフルのヘッドショットで3発・アサルトライフルの胴体撃ちで100発程度といったところか。言うまでもなく、ロケランの直撃や対物ライフルのヘッドショットは難しい芸当だ。それに比べて弓矢のなんと簡単なことか!ひどい時にはチーム全員がこれを装備していたこともある。
…さらにゲームバランスを崩壊させるような使い方が弓矢にはある。
[オンライン「マルチプレイ」]
「武器バランス」
オンラインFPS対戦の永遠の課題その一。本作ではややSMGが優勢を占めている。
これを使って無双する人が結構いるので嫌気が指してくるかもしれない。とはいえ、どこぞのメジャータイトルのように全く手がつけられないというわけではない。
それに、SMGは「COOP」では割と冷遇されているからこの程度でいいのかもしれない。
「マップ」
オンラインFPS対戦の永遠の課題その二。本作のマップはバリエーションに乏しく飽きがきやすいかもしれない。
もっとも、本作にはあの「マップエディタ」がある。マップに文句があるなら自分で作るか探すかしろ! ということなのだろう。
オンラインFPS対戦の永遠の課題その三のラグについてだが、本作ではあまり感じなかったし、それを感じさせないような演出が入っているのでそれほどストレスを感じることはなかった。
まぁ、ここのBAD欄後半で述べたことは重箱の隅をつつくようなことだから、あまり気になさらなくとも良いだろう。本作ではあからさまな欠点より、「ここをこうして欲しい」という要望を感じることの方が多いだろう。
COMMENT
本作を一言で言うと「作りは良いが、押し出しが弱いFPS」となる。
というのも、「他のFPSと比べてここが違う!」といえる点が乏しいからだ。GOOD欄で指摘したことは他のFPSにおいてもそれなりに見受けられることだ。野獣やハンティングは磨けば光るだろうが、今のところ大きな魅力となってはいない。
一応、他と一線を画するユニークな点といえば「マップエディタ」があるが、かなりマニアックではある。
FPSをよくプレイする人にとって本作はやや平凡に見えるだろう。ただし、何度も言うが第一線のFPSとしての基本はしっかり押さえていて作りも良い。
以上のことから、本作の
[熱中度]:2pt(やや平凡だから)
[満足度]:4pt(「マップエディタ」などやりこめば、いい味をだしてくるから)
[快適さ]:3pt(良い所と悪い所を差し引くと…普通)
と評価した。
本作をオススメできるのは、「スタンダードで堅実なFPSがしたい」「大自然のなかでハンティングの雰囲気を味わいたい」「FPSのマップを作ってみたい」という人たちだと思う。
〈オマケ〉
ていうか本当にただの愚痴なんですが、前作と比べてかなり趣旨替えしてません?
本作ではやれミニマップだのマーキングだの警戒インジケーターだの、手取り足取りのアシスト尽くし。そういえば前作ではジャムったり壊れたりした銃も本作では無し。ストーリーもわかりやすくはなったけど惹きこまれるような奥深さがない。個人的には本作のバースより前作のジャッカルのほうが好み。
前作の硬派さから一転して随分と軟派よりになってしまったのが、かなり不満なんですよねぇ。まぁ、完全に好みの問題だから評価に入れませんでしたが。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-04
いろんな攻撃が出来ます。
問題は連日寝不足になり体調壊す可能性があるという事です(笑)
GOOD!
1、2未プレイでこの3からはじめました。
友人から2の風評を聞き、銃がジャムったり、マラリアにかかったりとシビアな印象を受け、今作3もスルーする予定でしたが、動画を見たり買った別のゲームが自分には合わなかったため購入しました。
上記に書いた銃がジャムる、マラリアにかかるということはなく、また操作もCODシリーズの操作だったので思っていたよりはるかに楽しめました。
オープンワールドFPSということですが、似た作品ではデッドアイランドが一番似てますね。ただアレと違い銃がメインで近接武器はテイクダウンと緊急時に使うぐらいですが。
またグラフィックも綺麗です。戦闘に疲れてもグライダーに乗って空から景色を眺めているだけでも楽しいです。
移動手段も車、ハンググライダー、ウイングスーツ、ファストトラベルとあります。道路を歩いていれば大抵車が見つかるので楽と言えば楽でしたがバイクが無かったので少々物足りなかったですね。ただウイングスーツは良かったです。
敵を倒したり、ミッションをこなして経験値を獲得し、スキルを伸ばすというのも良かったです。種類も様々でテイクダウンスキルから体力の上限を伸ばしたり、足を早くするものまであり、どれをとるかで悩みました。
戦闘では隠密して1人1人倒していけたり、車にc4をくっつけて突撃させたり、グライダーで上から奇襲したり、動物をけしかけたりと自由度はあります。戦闘の難易度も比較的高いですが、難易度普通では防弾ベストや薬を使えば一応ゴリ押しは出来ました。
武器の種類は結構多めですが、大半はミッションクリアや電波塔の開放などを行っていけば無償で手に入ります。武器のカスタマイズ、弾薬等の消耗品、スペシャルウェポンという既存の武器の強化版は有料です。ハンティングボウや火炎放射器などユニークな武器も多くミッションに合わせて武器をかえるのが楽しかったです。
マルチプレイもよかったです。CODシリーズに蘇生や回復といった要素をつけたバランスで、共闘感がCODよりもありました。ただいかんせん人がいない。チームデスマッチですら700人しかおらず過疎ってます。マナーはいいんですが・・・。
BAD/REQUEST
動物の革を使ったクラフト要素が少ないと感じました。特定の動物の革1.2枚で作れてしまいますし、クラフトをしないと武器や所持金が持てないというのはどうかと思ってしまいました。
また敵を倒して入手できるアイテムも換金アイテムと弾薬などしかなく、その換金アイテムも序盤での所持数制限のためこまめに売らざるをえないのでストレスを感じました。
電波塔の開放という重要な要素がありますが、どの電波塔も同じような建物ばかりで、後半飽きてしまいました。
ストーリーも終盤の展開や重要な場面に幻覚シーンを入れてお茶を濁す感じが好きになれませんでした。QTEもでミスって最初からなんてこともありました。
COMMENT
いくつか不満点を上げましたが自分としては大変満足のいく出来です。
ストーリークリアした後もマルチにはまってしまいましたし、買って損はしないゲームだと思います。
難易度を下げてしまえばFPS初心者の方でも楽しく遊べると思います。