【PS3】第2次スーパーロボット大戦OG レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-29 |
価格 | 8379円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt | 2pt |
41pt
GOOD!
OG本編シリーズはすべてクリア済み。
○オリジナリティ
細かい点がいろいろ便利になっていたりする以外はほぼいつもどおりのスパロボOGです。
これといって目立つ新しい要素は・・・無いかな;
○グラフィック
HD画質になっただけあって絵はとても綺麗です。
エフェクトなども派手で見ごたえがあります。
○快適さ
ロードが短くなっていたり、本当に細かいところの改善が多く前作よりも快適に遊べるようになっています。
このあたりは毎作ちょっとずつ必ず改善していってくれるのはとても親切だと思いました。
BAD/REQUEST
○オリジナリティ
あまりにも進歩しなさすぎです。
グラフィックが綺麗になったのは良いのですが、前作のに登場した機体などは解像度が上がっただけで戦闘アニメが使いまわしだったりが多く少しガッカリします。
あとOGシリーズ最大の売りであるはずの「乗せ換え」と「武器付け替え」がかなり影を潜めてしまいました。ほとんどのキャラに専用機が用意されそれに乗るのが一番良いという状況や、特機が多すぎて汎用武器を持たせられなかったり、また通常の状態でもある程度バランスが取れた機体が多いためわざわざ汎用武器を資金を投入して強化してまで持たせる意義が少なくなりました。
OGシリーズの最大の売りだった部分があってもなくてもどっちでもいいようなバランス調整をされていて、逆にオリジナリティは下がっているとすら思います。
また前作などで強力な機体に乗ったキャラたちがそのまま登場します。
スパロボの醍醐味は「弱い機体からはじまり強い機体に乗り換えていく」というロボットアニメの定番も大きな楽しみなのですが、もうそんなものありません。
新登場のキャラたちにはそういう要素は当然用意されていますが、前の作品でそのシナリオを消化してしまったキャラたちはもう何の楽しみもありません。
お話し的に無理やりでもいいので弱い汎用機からはじまりまた強機体に乗り換えるカタルシス的展開をしてほしかったです。
○シナリオ・キャラクター
歴代OGでダントツの最低です。
一貫性も無ければ盛り上がりも無い、継ぎはぎのようにシナリオを繋いで無理やりまとめたようなストーリーになっています。
それでもコテコテの王道演出やキャラクターたちの掛け合いや熱血展開など盛り上がってくれれば楽しめるのですが、それすらありません。ただただお話を消化するように急ぎ足で進むだけで、キャラクターたちの積み重ねや複線もなく唐突にメインイベントがはじまり盛り上がることもなく通過していきます。
キャラファンの多いこのシリーズでこれをやってしまうのは本当に最低だと思いました。
第二次OGと銘打ってはいましが、内容だけなら外伝以下です。
○グラフィック
画質が綺麗になったのは喜ばしいことですが、だからといってそれが格好良いかとは別です。
乱舞系と呼ばれる連続攻撃的な武器が増えて、むしろそればかりになってしまっている印象がありさらにそれがとても見づらいです。
派手で格好良いのはファンとしては当然嬉しいですが、どれもこれも同じようなものばかりで面白みがありません。
○ヒュッケバイン
たくさんの方が書かれていますが、あれは無いと思います。
乗せ換えできる最強汎用機の花形トップスターだったヒュッケバインを退場させ、その後釜として出てきた新機体は格好悪い上に専用機で乗せ換えもできないというのはファンを怒らせたいためにやったとしか思えません。
せめて乗せ換えはさせてください!
COMMENT
第一次スパロボOGで築き上げた王道や醍醐味を全部壊してしまった、と言っても過言ではない作品です。
ロボットの派手な戦闘だけ楽しみたい、という方には良いと思いますが
第一次からの続編としてストーリーを楽しみたいファンや、好きなキャラクターたちがときに和気藹々とときに盛り上がる燃える演出を楽しみたいというファンには絶句ものだと思います。
また乗せ換えや汎用武器の付け替えを楽しみたいファンにも物足りなさを感じてしまうのじゃないかと思います。
外伝ならばこれでもいいかなと許せるレベルですが
これをファンが待ちに待った第二次OGでやってしまったのは良くないと思いました。
個人的な感想ですが、一番期待していたトウマ&ライオーとミナギ関連のイベントがどれも第三次αに比べればまったく盛り上がらない本当に何のために出てきたのかわからないほどつまらないイベントにされていたのがショックでした。
これで第三次に期待しろというのは無理な相談です;;
スパロボは戦闘アニメさえ見られればいい、という方にはオススメできます。
逆にそれ以外の部分こそスパロボの面白さの本質だ!と思っている方は、多少のガッカリは覚悟した方がよいかと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 4pt | 3pt | 1pt | 2pt | 2pt | 1pt |
40pt
GOOD!
・グラフィックス
PS3になって表現力が上がったなという印象
とりあえずどう変わったか一度見たいなとは思わせてくれる
・サウンド
GBA作品のDの曲に表現力を与えたらどうなるか
こういう期待には応えていたとは思う
BAD/REQUEST
・オリジナリティ
変わらない良さはあれども、焼き増しという単語の方が相応しい
戦闘アニメを見せびらかすだけの作品になってしまった印象が強い
その戦闘シーンがやたら長く一回見ただけでお腹いっぱい
・熱中度
上記に付随し
味方が強すぎて殲滅するだけの作業になり
肝心のアニメを再生する気力すら失われる
・快適さ
地形適応をバラけさせたのはいいが
ツインシステムとの相性が悪すぎる
何回組み替えたり、パーツ付け替えなくてはならないのか
他の部分でゲームバランスを取ればいいだけでは?
・難易度
言うに及ばず
COMMENT
平々凡々なスパロボ
Exからやってきたが、ゲーム性が年々低下していく様
明らかな改善がない傾向に食傷気味
いっそ出撃制限なぞなくして平地で打ち合うゲームにしたらどうかとさえ思う
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
・戦闘アニメ
とても派手ですね。
複数の決まったカットインや時にはギャグ調のアニメだったりと大変凝っています。
PS3だから当然といわれればソレまでですが、私は概ね満足です。
・参戦作品
まさかのRRRからの参戦に良い意味で驚くばかりです。
事前情報なしでのプレイだったので、序盤でいきなりドゥバンとアリエイルが出てきた時は驚きました。
これからスパロボシリーズに拘らず、バンプレスト作品から色々出して欲しいです。
・原作再現
オリジナルなのに原作再現と言うのもおかしな話ですが、スパロボF&F完結編の再現やDの再現は中々よかったです。
BGMも各作品の曲を良質にアレンジされていたりされてとてもよかったですね。
BAD/REQUEST
・押し付けた原作再現
序盤は旧スパロボEXに相当する展開となります。
しかし魔装機神に興味がなければひたすらつまらない展開となるでしょう。
そもそも魔装機神はロボット+ファンタジーという人を選ぶ作品なので、賛否両論が激しくなるのも頷けます。
かつて出たスパロボα外伝の中盤で、実質グレートマジンガー&剣鉄矢が主人公を務めた際も同じような批判が上がった記憶があります。
作り手の手間は掛かるでしょうが、ルートを分けて用意すべきでしたね。
・難易度
クリアする事によりEXハードが解禁されますが、これを一週目から選ばせて欲しいですね。
資金やPPを引き継いでEXハードの始めてみたら改造禁止でしたと言うのもチンプンカンプン。
COMMENT
総じて満足です。
色々複線が張られてストーリーが終了しているので、今後の展開にも期待しています。
OGSも第2次OGもかなり延期をしてからの発売だったので、次はストレートに発売して欲しい所です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-11
GOOD!
ハードの進化に伴って解像度、音質、ロード時間といった物理的なスペックが向上した。
特にロード時間はシリーズが長年抱えてきた問題点だったので非常に好ましい。
とくに新要素はなくキャラクターとシナリオを差し替えただけの続編となっているが、基幹部分は前作の時点で十分に完成されているので問題なく遊べる。
BAD/REQUEST
・マップのセンスが悪すぎる
ユニットによって地形適応がまちまちなことは良い。戦略の幅が広がるという意味では水地が多いのもいい。しかし全てのマスが水、敵は全て空中機といったステージでは戦略もへったくれもない。
・難易度周りのセンスが悪すぎる
SRポイントを取得したければ、足の速いユニットを無理矢理敵陣に特攻させる無謀な戦術が要求される。この頭の悪い戦法をとらず、戦術を考えて布陣を展開した場合、SRポイントは取得できず難易度がノーマルになる。したがってプレイヤーは「ゴリ押し」か「ヌルゲー」の二択を迫られる。
・敵の頭が悪すぎる
たまに出撃枠固定の防衛戦があるが、原則ほぼ全てのステージが野戦である。信じられないことに、敵は主力ユニットを前線に出さず雑魚を逐次投入してくる。敵の第一波は大抵、第二派が来る前に壊滅するので波状攻撃と呼べるレベルではなく、正気を疑うレベルの愚策である。
・無駄に高いボスのHP
これのせいでボスを一点突破するという選択肢が取れないから、戦術の単調さに拍車がかかる。「ひらめき」や「不屈」といった精神コマンドがある時点で、単騎で強い敵ユニットというのは絶対に作れないのだから、最後に控えているボスを強くして難易度を調整しようとする試みは全て無駄である。
COMMENT
確かにヌルゲーなんだけど、キャラゲーだから今の難易度でいいんだという意見にはちょっと待ってと言いたくなる。
もちろんスパロボはキャラゲーに過ぎず硬派な戦術SLGであることなど全く期待していないのだが、最大の問題はバランス調整のベクトルが変な方向を向いていることだと思う。今のバランスの取り方だと、派手でカッコイイ必殺技がゲーム上で全く強力に感じず、ただの演出過多に感じてしまう。
キャラゲーだというなら必殺技がちゃんと必殺の威力だったほうがいい。そのほうがキャラも映える。そういう意味で敵のHPを減らして、敵側の布陣や戦術を強化する方向で調整した方が良いと思う。