【PS3】テイルズ オブ エクシリア2 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-01 |
価格 | 8380円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:選択が未来を紡ぐRPG ■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
93pt
GOOD!
■何よりもシナリオ。前半はそうでもないが後半はとても悲しく救われないイベントが多々。この救われない展開はテイルズの中でも恐らくトップクラスのものだと思われます。しかしその展開だからこそ光るキャラクターの魅力。
性格もしっかり描かれていて行動意図が理解出来ない/納得出来ない人物も特に居なかった。
特にエルとミラが素晴らしかった。あとユリウス(主人公の兄)。
■喋らない主人公。選択肢によってキャラクターの反応が変わることも手伝ってルドガーが自分の分身という感覚になれて没入出来る。今までのテイルズではなかったことなのでその姿勢も含めて評価したい。
(ちなみにエンディング時以外は選択によって物語の展開が変わることはないです。)
■戦闘が楽しい。苦にならない。リンクシステムで奥義を繋げていくのも爽快感が大きい。リンクアーツ(他のキャラクターと一緒に必殺技を出すシステム)で好感度が上がっていくのも良いシステムだと思った。
■変身システム。単純にかっこいい。強い。やもするとバランスブレイカーになるシステムなのではと危惧していたが程良いと思われます。
■衣装変更。髪型等もカスタマイズ制が高く楽しめる。
■レイアが可愛い。
BAD/REQUEST
■ネタバレになるので詳しくは言えませんが、あのエンディングではなかなか2週目をやる気になれない。しかし「選択の重さ」をプレイヤーに感じさせる為にはああいった形が良かったのかもしれないと思う部分もあります。
■世界設定の説明不足気味。腑に落ちない点がいくつかある。
■喋らない主人公はよかったが、不自然に感じる面が多かった。「あっ」とか「うっ」とか「へへっ」とか短く声を発する事もあるがかえって不自然。2週目からは選択肢に合わせて声が出るようになるので1週目からやってもよかったのでは。
COMMENT
クリア済。
前作途中までプレイ済。
SFC時代からJRPGが非常に好きな私の中でも5本指に入る程の名作の評価が「C」なのを見かねてレビューしました。
ほとんど全て前作と同じマップやモンスターの使い回しらしいが、私の前作のプレイ進度が中盤手前までだったおかげであまり気にならなかった、というのはあるのかもしれません。
ちなみに5本指の他の4本は「MOTHER2」「幻想水滸伝2」「ブレスオブファイア5」「タオルケットをもう一度(フリゲ)」です。シナリオ重視で主人公=自分なゲームが好きなようです。
また、据え置きテイルズも結構やっててアビスとヴェスペリアは好きでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
49pt
GOOD!
(前作プレイ済)
[戦闘]
パーティー内のキャラとリンクして攻撃する事により、様々な技を発動できる。
またCC制に戻った為コンボなども繋ぎやすく、爽快感はある。
空中コンボを繋ぎやすくなったかなぁとも感じました。
主人公のルドガーが三種類の武器を使う為、多彩な攻撃が楽しめ、
総じて戦闘はできはいい方だと言えました。
[エピソード]
前作キャラのその後を知る事が出来る。
またそれぞれ個別のシナリオがあり、それにより好感度を上げられる。
好感度が上がるとアイテムをもらえる。
これらは戦闘でも上がる模様。
エンディングはマルチなので、納得でした。
おおむねストーリーは前作より良くはなっていたと思います。
[やり込み等]
依頼を受ける事により様々なクエストを行える。
やり込み好きな人にはお勧め。
また猫を集めて派遣する事により、特殊なアイテムを集められる。
前作の一部コスチュームを引き継ぎ出来たのも良かった。
BAD/REQUEST
[ストーリーの補足]
どこで何をしているのか分からない説明不足の主要キャラ、
ひたすら流されるばかりの主人公。
後半人死にが出たのに、あっけなく普通の生活に戻ったあげくそれほど誰も
(主人公以外)引きずってないのはちょっと……。
説明不足とイベント不足は相変わらずだが、全般通して前作キャラが出張り過ぎていた。
主人公は疎外感が強い。
[システム]
借金。
とにかく借金画面が苦痛。
返済金額を大幅に上回ると返済しないと画面をキャンセル出来ないばかりか、
きちんと返済するまで十数秒置きに画面が出て催促される。
終盤までこうして何万ものお金を注ぎ込む為にクエストを強要される。
戦闘の武器チェンジもやや使いにくい。
せっかくの複数武器なのにもったいなかった。
[主人公が喋らない]
多くの人が言っているように、主人公が喋らない。
しかも他の無言系主人公のゲームなどと違い中途半端に喋る(呻く)ので違和感がある。
二週目で喋らせる事は出来るが、これはあくまでも選択肢の部分だけ。
戦闘後会話やその他の部分の違和感は残ったままでした。
[使い回し]
ゲーム中の様々なものが、前作の使い回しでした。
マップすらほぼ前作のものを使い回しで、新規はそれほど多くありません。
町中ですら、前作出たものはそのまま使ってました。
敵も……。
COMMENT
ファンディスク。
前作キャラ総出演の旅という感じでした。
話もそうですが、新規でやるのはお勧めしません。
それに加えて借金がテンポを悪くしており、
前作知らないと楽しめないのに内容は前作の使い回しというジレンマ。
戦闘などは良くなっていたので、前作をやって思い入れのある人は楽しめるかと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt | 2pt |
45pt
GOOD!
グラフィック面において、表情はよく作られていると思います。特に憂いの表情がとても上手いです。
音楽もこれといって目立つものがある訳ではありませんが、ギガント(フィールドボス的なモンスター)戦等の曲は印象に残る名曲です。
戦闘時の主人公の変身についても爽快感があって気持ちがよかったです。難易度はこれまでのテイルズよりは多少高めで、低難易度でもゴリ押しが出来にくくなっています。
BAD/REQUEST
物語がチャプター制になっているため、シナリオがブツ切りの印象を受けます。折角盛り上がった所で無理矢理休止を挟まされるので、良くない意味でクールダウンしてしまいます。
主人公が、喋らず、選択肢で物語を進めるのですが、この「喋らない」設定がひどく中途半端であるため(うめき声や笑い声は上げる、技名は叫ぶ。会話では台詞は発さない)居心地の悪い印象を受けます。
内心の心理描写もないため、何を考えているか解らないキャラクターになってしまい、感情移入がしづらくなっています(主人公=プレイヤー、と割り切ってプレイするには、中途半端に喋ったり、行動の自主性があったりでのめりこめません。)
また、前作のキャラクターたちの主張が強すぎて、色々な意味で今作のキャラクターが犠牲にされているように感じました。
前作のキャラクターに思い入れがあり、今作のキャラクターはおまけ程度に感じられればいいのかもしれませんが、自分は今作のキャラクターに主眼を置いてプレイしていたため、主人公がある重大な選択を迫られた際の前作のキャラクターの言動に強い押しつけがましさを感じて、嫌気が差してしまいました。
演出が全体に淡々としていて(テイルズ全般そうなので、今作だけがという訳ではありませんが)重要なシーンがあっさり流されたりしてしまうのは勿体無いと感じました。
システムについては、街中でしかPT編成が出来ない、また、シナリオ上で強制的に使うキャラクターを指定されるシーンが多かったことはマイナス点です。4人パーティ中殆どの場面で2、3人が強制指定されるので、やりづらかったです。
COMMENT
自分は前作プレイ済みで前作がそれなりに面白かったことと、今作の設定やキャラクターがよさそうだったので購入したのですが、総評としては、「ガッカリ」でした。
今作での前作キャラクターの言動に、前作では嫌いではなかったキャラクターへの評価も下がってしまって残念です。
自分としては、よいところ30点、悪いところ70点。の評価です。
悪いところは、ダメ、と言うのではなく、勿体無い、と言う印象です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-09-06
発売してからそれなりに月日が経ってるのに約3000円でシリアルコードだけしか付いてないのはちょっと残念でした・・・
GOOD!
【グラフィックス】
ufotableのOPが前回同様素晴らしい。
特にルドガーの戦闘シーンの演出が好きです。
IGに比べるとキャラの顔がちょっと濃いのと、戦闘シーンのキャラが偏っているのは残念だけど。
【戦闘】
属性の追加と弱点・耐性を突く連携、秘奥義連携への改善、新秘奥義・リンク技の追加、ルドガーのウェポンシフト・骸殻能力、新キャラ2名増
前作と比べて格段に面白くなってます。
【キャラクター】
前作は全員主体性がない割に個々が自己中、特に掘り下げもないため酷い有様でしたが、今回は基本的に皆さん成長しており、サブイベントもそれぞれ用意されているので印象がだいぶ変わりました。
エリーゼは元々好きでしたが、アルヴィンへの嫌悪感はすっかりなくなりました。
ミュゼのイベントも面白かったです。イバルの使いどころも○。エルも可愛かった。
【快適さ、やりこみ】
・フィールドでダッシュできるので移動が少し早くなった。ワープも健在。イベントもスキップ可能。
・歴代キャラの参戦、新コスチュームの大幅追加(ちゃんとゲーム内で手に入る)、武器防具の開発、新規裏ダンジョン、ネコ探し、強力武器防具・アイテム
【ストーリー】
正直好みではないが、前作よりはよくなった。前作を下地にしてよくここまで膨らませたと思います。
BAD/REQUEST
【ストーリー、選択、キャラクター】
・未来を選択できるというのが売りだったらしいが、選択しても変わるのは結局最後だけ。
あとはリアクションと好感度の問題であり、期待していたのと違った。
・既出ですが、ルドガーのキャラクター。プレイヤーが自己投影する?いいえ、そんなことは全くできませんでした。一応無口という設定らしいが選択肢ではふざけた回答もあるし、掛け合いでは変に黙ったり、かと思えばピースをしてはしゃいでいたり、意味がわからない。
選択肢しか話せないなら最初からON/OFFできるようにしてほしい。。
テイルズではキャラ同士の会話と掛け合いが楽しみの一つなんですが、ルドガーの曖昧なキャラにより台無しです。ルドガーが不憫でなりません。ルドガーというキャラクターの物語が見たかった。
また、前作の主人公びいきはいらないのでユリウス・リドウ・ビズリーのエピソードをもっと入れてほしかった。彼らが彼らたる理由がいまいち。
ユリウスについては主人公の肉親であり重要な人物なので非常に残念です。
・ジュードが・・・。あるイベントで何もできなかったとかいうけど、何もしようとしてなかったし。偽善的。
・ある歌のイベントが寒くてスキップしてしまいました。
・キャラが特別好きになれなかったので、掛け合いもチャットも寒いと感じるものが多かった。
【快適さ】
・戦闘メンバーの入れ替えが街のみ。メンバー固定のためか、重要なシーンのあとでも仲間の反応は街での短い感想のみ。
・料理は相変わらず一個しか所持できない。
・無神経なショートチャットは続投。街に入り何を読み込みしてるかと思えばまたそのセリフ?!イベントが一区切りつくと急に関係ないことを一斉に話し出す。
・借金システム。移動制限がかけられるのはいいかなと思ったけど、途中から関係なくなる。リドウが治療してるシーンとか入れてくれたらいいのに。達成した暁がこれっていうのも・・・キャラが好きな人はうれしいのかも。
・やらなくてもいいのだが、クエストで何度も何度も同じダンジョンに潜る。裏ダンジョンもコスを手に入れるために何度も何度も潜るの前提。
・雑魚的の討伐数に応じてボーナスのスキルポイントを獲得できますが、3段階目の3桁はちょっとやりすぎ・・・
【世界観】
この項目があれば0点をつけたい。
使い回しが酷く新規の街もダンジョンも雀の涙程度です。前回の窮屈な世界観のまんま。
ガイアスとローエンはいつもお忍びなので国の重要人物だということを感じられない。
外交する時も相手のトップと兵士数名って。何かあっても「手配しておく、おきました」
どっちの国の政府も大丈夫?とにかく内輪で済ます感じが酷く、本当に世界の危機なのだろうか。任務自体がそういう設定って言っても・・RPGって没入感がすごく大事だと思いますが、まるで感じられないのは致命的。
COMMENT
前作を酷評したものです。
人それぞれ感じ方は違いますが、ストーリーが特別良かったとは思いません。テイルズの中ではあまりないタイプだけど・・・
個人的には微妙な出来ですが前作よりは間違いなく良いです。
完全版商法、DLCの台頭の中であの記念作品、そして使い回しが目立つ本作。
不信感も大分募っているのでそろそろ、これは!と思う新作を期待してます。