【PS3】テイルズ オブ エクシリア2 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-01 |
価格 | 8380円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:選択が未来を紡ぐRPG ■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
○爽快感のあるバトル
テンポの良さや派手なエフェクト、技の豊富さとその使い分けが肝となるシステムが魅力です。また全てのキャラが回復技を持っているので、多少の被ダメージは気にせず景気よく戦えます。秘奥義なども格好いいものばかりで、声優さんの熱演も相まって大変見ごたえがありました。
主人公が3種の武器を使ったり変身したりと従来のテイルズよりできる事は多めですが、難しすぎることはなく、好きな技を適当に出し続けているだけでもクリア可能です。
その一方でやろうと思えばとことん極められるという、素晴らしいバトルに仕上がっていると思います。
○シビアなストーリー
話の筋自体は特別斬新という訳ではないですが、「何かを得れば何かを失う」ということが徹底されており、そういう意味でのご都合主義がまったく感じられなかった点を評価したいです。
これをどう捉えるかは人によると思いますが、テイルズとしては異色の展開であり、特に後半かなりのめり込めたので評価ポイントとしました。
演出も良好で、ラストダンジョン前の某シーン・某ムービーを見た後はしばらく涙が止まりませんでした。
○キャラクター
前作エクシリアのキャラクター達については特に好きでも嫌いでも無かったのですが、本作では個別エピソードで内面が掘り下げられたり新たな一面が垣間見えたりと、親しみやすくなっていました。強制ではなく自分の好きなタイミングでエピソードを進められるのも良かったと思います。
また主人公がほとんど喋らない事については否定的な意見も見られますが、喋らない事による効果的な演出があったこと、感情移入しやすかったことなどにより筆者は肯定的に見ています。
○ついでに……
大変個人的なことですが、TODのスタンはテイルズで最も好きな主人公のため、ゲスト参戦してくれたことがとても嬉しかったです。お陰様でやり込みにも力が入りました。
BAD/REQUEST
○フィールド、ダンジョン
バトルの出来がいいのであまり気になりませんが、前作同様、フィールド移動やダンジョン探索は退屈です。新規マップも少ないので、前作から間をおかずプレイするとつらいかもしれません。
また、やり込む場合に長時間もぐることになる隠しダンジョンですが、マップ数が少ない上にギミック等も単純すぎて面白みがありません。ボスに辿り着くには何周もする必要があるので、もう少し探索を楽しめる造りにしてほしかったです。
○ヒロイン・エル
残念ながらあまり、エルに対して「守ってあげたい」「かわいい」と思えませんでした。物語序盤における印象が悪かった上に、道中の言動にも引っ掛かるところが多々あったからだと思います。そしてその結果、物語の展開や主人公たちの行動に納得できないことがありました。
ヒロインだし、子どもだし……となるべく好意的に見るよう努めた上でこの感想ですので、人によっては本当に受け付けないのではないでしょうか。
COMMENT
2周クリア済み、エンディング5種すべて確認しました。
テイルズからはしばらく離れていたのですが、「エクシリア2は異色」という情報が気になりプレイしたところ大変楽しめました。
戦闘はテイルズの3Dバトルシステムの中で一番のお気に入りとなりましたし、よくまとまった容赦の無いシナリオも魅力的でした。
RPGとしてのいわゆる冒険感は薄かったり、前作のファンディスク的な側面があったりと万人向けとは言い難いかもしれませんが、少しでも迷っている方にはぜひ遊んでみて頂きたいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
78pt
GOOD!
・戦闘システム
まず戦闘が非常に面白かった。ウェポンシフトで武器を3種類にチェンジでき、変身で固有結界の中で戦えたりと前作より幅がかなり広がっている。加えてリンク攻撃のバリエーションもかなり増えているためリンクがかなり楽しかった。
・グラフィック
テイルズシリーズの中ではかなりいい。アニメの作画もすごく綺麗だった。スキットの表情もバリエーション豊かでよかった。
・ストーリー
前作に比べて感動要素が大分増した。また主人公ルドガーの行動をプレイヤーが選択していくのでルドガーに思い入れが強くなって余計ストーリーに引き込まれていく。またエンディングが5種類用意されており自分は3つしか見てないがエルエンディングはルドガーがイケメン過ぎて泣ける。借金返済エンディングはガルド稼ぐのにすごく苦労したが女性陣の入浴シーンが見れるので是非とも見てほしいし、英雄エンディングはクレスやスタンが出るのでシリーズファンは絶対見てもらいたい。
BAD/REQUEST
・クエスト
特に悪い点はなかったのだがしいて挙げるならクエスト。まずポイントが全然溜まっていかないので中々新しいクエストができなかったり、条件がめんどくさすぎてやらなかったのがほとんどある。しかしクリアするうえでは特に問題はない。
COMMENT
自分的にはヴェスペリアやグレイセスよりも好きな作品。今のところマザーシップタイトルの中では最新作なのでプレイしてない人は是非ともやってほしい。1つのRPGとしても良作なのでテイルズあんまりやらない人でも十分楽しめるし、前作未プレイでも大して影響はない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
・ストーリーに惹かれる
前作から比べて格段によくなっていると思います。
・戦闘が面白い
前作のリンクアーツゲーから、良いバランス調整が成されていると思います
追加キャラのガイアス、ミュゼも自分操作でやるとなかなか味があって面白いです
最終的にはガイアスを使ってました
・ワンタッチ移動が便利
一度行った町、ダンジョンにはパッと飛べるのが便利です
余計な移動にプレイ時間を割かれません
・やりこみ
前作ではなくなっていたやりこみ要素が復活
100時間でも終わらないですね
BAD/REQUEST
・街、ダンジョンの使いまわしが多い
もっと違う地方とか、前作行かなかった所に行きたかったです
・主人公がしゃべらない
しゃべらない事によるメリットもあったと思いますが、
テイルズで主人公がしゃべらないと言うのはちょっと違う気がします
・借金システムが面倒くさい
次のチャプター分の借金を前倒しで返せればよかったんですが、
1チャプターごとに稼がなきゃいけないのは億劫
COMMENT
良くも悪くもルドガーの話だったなぁと
メインのシナリオはあくまでルドガー中心の話であり、
他のテイルズにあるような仲間達の葛藤等はほとんどがキャラエピに回されています
その分仲間の印象が薄い所があるかもしれませんね
ただ、正直前作が前作だったので余り期待していませんでしたが、
期待を大きく上回ってくれたゲームであることは確かです
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-09-06
発売してからそれなりに月日が経ってるのに約3000円でシリアルコードだけしか付いてないのはちょっと残念でした・・・
GOOD!
・魅せるシナリオ
シリーズ中でも屈指のあざとさで、気持ちをくらませちょっと楽しい気分にさせ、それからやはり落としてお涙頂戴... という図式が完全に埋まっているため非常に見応えがある。
後述するように割とすきすきなシナリオではあるが、特にユリウスというキャラのお陰で心に染み透る出来に感じられる。
・前作から確実に向上した戦闘システム
ボスがめったにコーションシグナルでコンボを途切れさせてこなくなったり、術技や使用可能キャラが増え戦いのバリエーションが強化されたり、何より骸殻という新システムがある。
主人公がいささか優遇され過ぎ感はあるものの、弱点属性連携やスキルを駆使すれば他キャラでも十分奔放に戦える。
戦闘中のキャラ入れ替えが消失したことだけは残念だが、前作の魅力として取っておいてあげたことにしよう。
・やり込み要素がちゃんとつきました
まず選択肢システムのお陰で何周かは新鮮な気持ちで楽しめるというのもあるが、しっかりとした隠しダンジョンもつき、闘技場のカメオ出演も加わりと従来の量となった。
本編に付随してキャラクタークエストがあることもあってか、本編のシナリオ自体は短いものの、全体のボリュームとしてはシリーズ中でも結構ある方なのではないか。
・キャラクエで前作キャラの魅力を色褪せさせない
そのキャラクタークエストがあったために、例えば続編でよくあるような「一応存在するが、もはや影が薄い」や「シナリオの内容がキャラの特徴に絡まず、ただパーティに居るだけ」などといったことが無かったのは良かったと思う。
まあ結局本編にはあまり必要性のない人物たちばかりだが、キャラクエのお陰で彼らの存在感が常に見え、その上でルドガーを助けてくれているという感じなので結果オーライだろう。
・開発期間の短さを考慮する
前作の発売日を見るに、たとえ前作開発の途中から今作を作り出していたとしても、1年半も開発は無かったのではないか。
基本のシステムはコピペとしか言いようがないが、最終的に前作以上のボリュームを入れてきたのは高評価すべき。
BAD/REQUEST
・実は穴だらけ?のシナリオ
これは正確な自分の意見ではないのだが、海外では矛盾と穴だらけのシナリオとして前作より評価が低いようだ。
主要なものにはクロノスの中途半端な行動(オリジンを守りたいと言いつつ、ルドガーが着々と審判に近づく様を積極的に止めない)やエルがチャプター12で自身の世界諸共消えなかったことなど。
また、ユリウス関連のサブイベントに一部誤訳が生じているために、そちらでも混乱を招いているらしい。
同じく多くの矛盾を孕みながらも「理屈じゃねぇんだよ!」の精神で重厚なシナリオを仕立てたのにはジアビスがあるが、あちらは普通に名作として捉えられているので判然としない。
・改善されない要素もある
マルチプレイ時のカメラワークの悪さや共鳴の煩わしさなど、改善点が見つけられずに放置してある要素も多い。
料理の扱いをここでも変えなかった為に、完全に従来の料理システムが以降のマザーシップ(まだゼスティリアしか無いが、今後も恐らく)作品で見られなくなったのは大打撃といえる。
・お涙頂戴なのは間違いない
シナリオの魅せ方は確実に良い方だろうが、泣かせられる物語にはウンザリ!という人もいるだろう。ゼスティリアでは、それがこじれて空気エンディングになったのは言うまでもない。ここでも、以降のマザーシップの方針を決めてしまった感がある。
・3Dモデル時の演出が劣化
前作から劣化した数少ない点としては、演出の面をあげておきたい。基本棒立ち、喋る時にお互いの顔を微妙に見ていない、ルドガーがオーバーアクションなど目立つ目立つ。
前作が、特にエリーゼとアルヴィンを人間のように動かしていたのに比べて、今作のテキトー感は劣化としかいえない。物語自体は泣かせられるので、ますます演出の雑さが際立つ。
・BGM...?
巷では評価されているらしいが、前作に比べて全く記憶に残らないものばかりだった。というか、ギター系の音がうるさすぎてチープな印象の方が強い。
特に『華麗なる精霊の演舞』なんか完全にシナリオのお陰なわけで、単体で聴くとあまり盛り上がる感じの戦闘曲ではない。個人的には、今作が桜庭氏の唯一にして最大の失敗作という感じ。
COMMENT
総合して前作からは確実に良くなっているし、また単品としても良質のゲームなのだが、何分主人公が喋らず台詞が選択制だとか、ファンタジーに会社員が出てくるとか割合に異色な作品なので、今後のマザーシップではあえて参考にしてほしくないとも思う。
実際同じシナリオライターを起用して、しかしまたしても無理やり方向変換を図ろうとしたゼスティリアが華麗に荼毘に付されてしまったので、もうバンナムさんも分かってることではあろうが。