オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
54pt
GOOD!
PS2版(DSの大神伝も)プレイ済
PS3に移植してからロードが早くなり
画像の劣化もなく
初期はブラウン管テレビからやっていたものが
液晶でやると大画面で綺麗な大神の和の世界を味わえました。
和物のゲームがやりたい方にはお勧めBGMも聴き応えあり。
喋らないアマテラスをイッスンがぺちゃくちゃと代弁して
表情や感情もイッスンが全て口で説明してくれる可愛いコンビです。
キャラクターたちも独特的で覚えやすいです。
授かった技を筆で披露してゲームを進めていく
ボス戦や雑魚敵との対峙には発想力が必要なゲームだと思います。
ミニゲームがところどころあり
難しさは最初だけで、慣れたら簡単です。1度もゲームオーバーにはならずに済むし
物語は淡々と進むので難しく考える必要ないのでとても簡単です。
BAD/REQUEST
カメラ視点に苛立ちを覚えるところがあり
残念だと思えるトコは普通に進んで終った感じでもう一度やりたいと
思えるサブストーリー?のような裏話も2週目にはないが
2週目はスキップ機能が全体につくので全制覇したい人にはありがたい。
良い曲ばかりですが、ボス戦独自の曲はなく使いまわしがちょっと残念。
COMMENT
ここまで和を強調したゲームはあまりないかな?と思いましたが
ストーリーの内容に頭をつかわなくていい
とてもわかりやすい構成
勧めていくうちに絵がチラホラでてくるので
画集でまとめてみたいとおもい買ってしまった。
かなり分厚い画集でした
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 1pt |
70pt
GOOD!
【グラフィックと世界感】
PS2発売当時から注目されていた日本昔話のアニメの世界に入り込んだような幻想的な世界感が絶景版になり、より色鮮やかに表現されています。
日本画風に描かれる景色やキャラデザインが、リアリティ至上主義のCGとは対照的な柔和な印象を与えてくれます。
また、日本画風にデフォルメされたアニメとは別に、「絵巻」として閲覧できる様々なコンテンツの中(例えばストーリー進行や妖怪データの閲覧)で、日本画風ではなく「日本画」としてしっかりと描かれており、絵心のない私でもその色使いや画力には圧倒されました。
主人公である白い狼のアマテラスの着地の際に足元に広がる草花、ジャンプした際に舞う紅葉、水面を走る際に足元に残る蓮の葉(※水面を走る為の特殊アイテムが必要)、飛び散る水飛沫や疾走感のある風の演出等、様々なアクションで起こる日本画風のエフェクトやBGMが世界感を更に盛り上げています。
【ストーリー】
アマテラス、ヤマタノオロチ、スサノオ、イザナギ、イッスン、ヒミコ、キュウビ、ウシワカ、カグヤ、アベノ(安倍清明)等…日本書紀や古事記などの神話、昔話や寓話を取り入れて構成されたストーリーになっており聞き覚えのある個性溢れるキャラクターが、その逸話に準えて登場してきます。
妖怪によって呪われた土地を浄化して恵まれた自然を取り戻しつつ、その根源を討ち果たすのがメインとなるストーリーですが、それぞれのキャラが巧みにストーリーと絡み合い、心温まるシーンや感動、粋な演出、時にコミカルに描かれています。特にアマテラスの仕草は、犬好きの方には堪らないかと思います。
【システム】
フィールド、ダンジョンでは様々な「筆調べ」と呼ばれる筆を使ったアクションを用いて攻略を進めていきます。
壊れた橋や枯れた木を再生したり、風や氷、火を巻き起こして足場を作ったり、蔓を伸ばしてワイヤーアクションさながらに飛び移ったり、雷を落としてカラクリを発動させたり等々…大きく分けて13種類の筆調べを状況や場合に応じて使い分け攻略するシステムは、当時から評価も高かったようですが、今やってみても新鮮な感じがします。
【戦闘システム】
装備できるのは、鏡、勾玉、剣の3種類。それぞれ「裏」と「表」と装備を入れ替えられ、同じ種類でも違う武器であればアクションも多少変化します。また「筆調べ」を利用した攻撃も可能であり、各種妖怪の弱点や特徴に応じた「筆調べ」を使用することで戦闘の幅を広げ、また各妖怪がアイテムを落とす特定の「筆調べ」が設定されており、それをどううまく発動させるかといった戦闘の楽しみも飽きさせない一工夫であると思います。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
日本画風の3Dアニメが特徴とは言っても、やはりイベントシーンやムービーシーンにおける物足りなさは否めません。それと割り切ってしまえばそれほど気にはならないかもしれませんが、技術的なクオリティーをゲームに求める方は気になることと思います。
【ストーリー】
少々コミカルになりすぎているシーンも見受けられるため、興を削がれる方もいるかもしれません。
また、サブイベントは存在しても単発或いはミニゲーム的要素が強く、サブストーリーは皆無と言っていい程存在しないので、1本のストーリーでは少々物足りないと思われる方も多いと思います。
レベルが存在せず、攻撃力の上昇は武器のみ(武器の強化と言っても1回のみ)で、戦闘に直結する成長は生命力を上げる程度であり、お金に困ることはそうそうありませんから、苦痛なレベル上げやお金稼ぎといった作業は比較的少なく済みます。裏を返せば無駄な戦闘しなくてもいいという仕上がりになっています。
これの善し悪しは個人差がありますが、成長させるという楽しみは削がれてしまうのでBADの方にあげさせて頂きました。
【難易度】
比較的低いです。
前述したようにレベルや防具の概念がなく武器も数少なく、更に体力が失われても体力を自動で回復、最大で3回被弾するまで体力を削られない“バリア”のような救済システムがあり、回復アイテムは勿論、一定時間無敵や攻撃や防御力アップの道具も安価で開始の町から購入できますから、ゲームオーバーの危険性をクリアまで1度も経験せずに済む方も多いと思います。難易度の設定もありませんから、アイテムの使用や初期武器のみでのクリアなど、自分で制限を掛けることでしか難易度を上げることはできません。
ただ、各妖怪には特定の筆調べの攻撃方法を用いないと、一切ダメージを与えられないことが多いので、そこに気付けない場合一方的にダメージを受け続けるだけの不毛な戦闘にもなりかねません。
しかしながら「妖怪絵巻」を閲覧すればそのヒントが書かれてあり、各種攻略サイトを閲覧していったん攻略法を見つけてしまうと、被弾せずに瞬殺してしまえる程なので、この辺りも人を選ぶゲームかと思います。
またフィールド上でのアクションをする為のキーポイントが発見しにくい場所に多く、移動のタイミングや筆の置き方や線の引き方などシビアな事も多いので、それをうまく攻略できずに心が折れそうになる方もいるかもしれません。
【カメラワーク】
戦闘時のカメラ固定は多少難があるもののそれほど気になりませんが、フィールドでアクションする場合、一部見にくい場面などが多く筆調べをするためのポイントを見つけるのに苦労することもあります。
その為細かな移動や視点変更やカメラ位置を変えることが必然的に増える為、3D酔いしやすい方は特に注意が必要かもしれません。
COMMENT
【総評】
BADにも挙げたように難易度は低く特殊なアクションが多いことから、戦闘を繰り返して敵を駆逐していくアクションゲームではなく、アクションと雰囲気を楽しみながらストーリーを進めていくゲームであり、戦闘はおまけのようなものと思って差し支えないと思います。
周回プレイも可能で、あるアイテムをすべて集めるととんでもないチートプレイができるのも、製作者側にそういう意図があってのことかと感じます。
和の世界観や画風、共に旅するイッスンの粋な生き様や江戸弁で繰り広げられる掛け合い、アマテラスや動物の姿をした神の愛くるしい仕草や微笑ましいシーンが、呪いで暗く淀んでしまった世界に恵みと光を取り戻すアマテラスのように、シリアスなゲームや鬱ゲーなどで緊張し疲れたユーザーに、ほっと息のつけさせるような、そんな粋な作品です。
PS2発売当時は、購入したもののPS2故障の為にストーリー前半で投げ出してしまった作品だったので、HDリマスターと聞いたときからプレイするのを楽しみにしていました。
久しぶりにプレイしてみると日本画風の背景を走り回るアマテラスの動きに懐かしくもあり、新鮮な感覚もあり一息を付きながら楽しめる作品でした。
新品でも3,000円前後とリーズナブルなので、日本画の色合いが好きな方や戦闘よりも冒険や散歩が好きな方、犬が好きな方にはお勧めです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
75pt
GOOD!
・和風なグラフィックが良い。
・花を咲かせた時の感動は何とも言えない。
・筆しらべが楽しい。
・ぬるゲーマーなので、簡単なのが良い。
・なんか走ってるだけで楽しい。
BAD/REQUEST
・悪い点はほぼ、見当たらない。
簡単すぎて物足りないかもしれない。
・シンプル過ぎて、全く気がつかないと全く進まなくなる事ぐらいか?
八犬集めで肉を食わせないといけない事に全く気が付かず、めっちゃ彷徨った。
COMMENT
・PS2でプレイしていたけど未クリアだったので、絶景版があると知り廉価版で購入。
・グラフィックの向上は、全く気が付かなかったので普通に良いのだと思います。
・ぬるゲーマー向きの難易度がちょうど良いですね。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-04-23
綺麗な風景と面白いストーリーでやり甲斐があるゲームです。
GOOD!
・オリジナリティ(BAD項目でも解説します)
システムの根幹を為す筆しらべシステムが斬新です。
画面に筆を「描く」ことによって様々なエフェクトを起こすことが出来ます。
・グラフィック
非常に素晴らしいです。
作品自体は2006年が初出ですが、HDリマスターによって現在のグラフィック水準と同等以上のレベルになっています。
墨で描いたようなグラフィックの雰囲気を損なうこと無くHD化した点は非常に評価出来ます。
・音楽
和風の雰囲気に非常にマッチした素晴らしい曲が多く、作品を盛り上げてくれます。
・難易度(BAD項目でも解説します)
非常に低い為、普段ゲームを全くしないユーザーでもとっつき易いかと思われます。
その他、登場するキャラクターがかわいいので凄く癒されます。
「癒し」を求めてプレイするのも一興でしょう。
BAD/REQUEST
・オリジナリティ
HDリマスター版なので、ゲーム内容自体はほとんど変わっていません。
6年前のPS2版を購入された方にとっては新鮮味が薄いかもしれません。
・筆しらべシステム
斬新なシステムですが、これを使用する度にゲーム進行が停止してしまいます。
筆しらべは作品上必須のシステムで頻繁に使用することになる為、戦闘含むゲームのテンポを非常に悪くしているという弊害もあります。
個人的には単なる面倒な作業にしか感じませんでした。
・戦闘関連について
上記のGOOD欄にも触れましたが、戦闘の難易度が非常に低いです。
その為、戦闘の爽快感や達成感などが無いです。
ゲームにおいて戦闘や歯ごたえを重視する方にとっては非常に退屈な出来になっています。
・長いムービーが頻繁に起こる
これもテンポを悪くする一因になっています。
・相方の過剰な助言
これによりただ相方の指示に従って行くだけの作業となり、ゲームを「やらされている」と感じました。
・キャラクターボイスについて
この作品ではキャラクターが「何をしゃべっているのか分からない機械音のようなボイス」でしゃべります。
個人的に非常に不快でした。
その他和風の雰囲気にそぐわない過剰なパロディなど、細かい点が非常に気になります。
COMMENT
独創性や演出などは非常に素晴らしいです。
しかし戦闘やバランス、テンポといったシステム面においての短所も非常に多く感じました。
個人的に非常に「もったいない」と思う作品だと思います。
私は戦闘の爽快感やテンポをゲームにおいて最重要視するので、満足感を0点にさせていただきました。
「雰囲気や世界観」「戦闘の面白さや快適性」どちらを重視するかによって評価が180度変わってくる、かなり人を分けるゲームだと思います。
前者を重視するユーザーにとっては唯一無二の神ゲー、後者を重視するなら単なるクソゲーです。
購入される方は既存の評価や動画などを参考にしつつ慎重に検討することをお勧めします。